Diary

Always, now under Construction.
 この日記は、基礎ゼミの活動内容を公開するものです。毎週当番が日記を書いてメールで担任宛に送信し、次回講義の冒頭に出席者全員で文章をチェックして、了解の上で掲載しているものです。個人情報保護の観点から、日記当番の氏名表記はイニシャルやカタカナなど各人の申請を尊重したものです。授業の内容の確認、当日欠席者への情報、学部生への履修案内を目的としています。(上沼)


2003年2月4日(晴れ)
最後の授業
欠席者:なし

先ず、個人ページ用のファイル名を申告し、調整して各自、ファイル名を変更する。
次に、テキストの「地域通貨の可能性」をパワーポイントで発表し、講評。先週テキストがなくて欠席した久岡君がポイントを押さえたプレゼンを行って挽回した。
色んな種類の通貨に参加することによって個性を表現していくとするメディアとしての地域通貨論は、前回取り上げたテキスト『構築主義とは何か』が、人間が持つ豊かな可能性の極一部を本質だ、実在だとする立場を脱構築して可能性の組み合わせを示唆する点で、奇しくも同一方向だ、とコメントする。
最後に各自が用意して来た個人ページのファイルをブラウザで見せ合い、講評し合った。短時間の講習だったが飲み込みが早いと関心していたところ、その最終成果はいまひとつ。2月初めまでの授業と試験に追われたせいか。尤もらしく見せる程度のスキルかな・・・。
一週間ほど猶予を与え、修正版をメールで提出することにした。IT支援センタの学生職員にデジカメで集合写真を撮ってもらい、散会。

(上沼 ) 


2003年1月28日(晴れ)
授業
欠席者:1名

まず、来週発表の授業HP上にアップされる個人のページ用のファイル名を次週までに決めてくることを確認(個人情報保護の観点から、イニシャル、本名など自由)。
授業のHPと昨年度の個人ページを見ながら、ファイル名やディレクトリの構造、パスなど先生から解説を受けた。

そして、『地域通貨を知ろう』の「なぜ、今注目されるのか」の部分の発表。
履修生間で発表部分に対する理解が違ったりしながら、3名が発表。
今回は経済的要因、社会・文化的要因における要因が本で順に示されていたので、パワーポイント作成がスムーズにいったのではないだろうか。その後、「地域通貨の実践」について本と照らしながら先生から説明を受けた。

次週は最後の授業!
本の最後の部分「地域通貨の可能性」の発表。あわせて個人のページも仕上げてくること。課題も多いが何とかしてみようと思う。

(にしむら) 


2003年1月21日(晴れ)
授業
欠席者:1名

前回の授業でHTML講習は一通り終わったのだが、最後のリンクのはり方などの説明の時間が無く出来なかったので、リンク・タグについて先生から補足説明があった。

今週は新しいテキスト、「地域通貨を知ろう」から最初の項目『お金ってなんだろう』をパワーポイントでまとめてくることになっていた。
が、僕を含めてみんなテスト準備等で忙しかったのでしょう。課題をまとめていたのは一人だけでした。
彼のパワーポイントをみつつ、先生からの説明を受ける。次回は、この本の本題「地域通貨ってなんだろう」をまとめることが課題である。

また最終的に授業の締めくくりとして提出する、授業の履修生によるホームページ作成だが、期限は最後の授業(2/4)ということである。日々忙しくなるので、早めにやっていかないと、厳しいと思われる。

(寺部)


2003年1月14日(晴れ)
授業
全員出席

新年の挨拶後、ゼミ日記を出して昨年末の突然の休講について先生から事情説明があった。
その後、今年度残りのゼミの回数から授業計画の予定が先生から示され、今回は昨年末に予定していたHTML講習を行なった。次回からは、当初予定したテキストの第3章部分のみを学ぶことにし、同じ著者のブックレットから入る。

HTML講習では先ず、HPに挿入する画像の取得とファイルへの保存を教室のスキャナを使って学び、実際に教科書等を用いて練習した。
その後前回に引き続いてホームページ作成において必要となるタグを覚える。
今回は「表」の作成タグと「画像」の貼付タグを覚えた。ただリンクについての部分は時間がなく、やや急ぎ気味な感じで進み、細かい部分や、残りは各自で覚えてくるとのことになった。

次回は、西部 忠『地域通貨を知ろう』(岩波ブックレット)を読み、パワーポイントにまとめて発表。テストも近いが、何とかがんばろう。

(ひらやま)


2002年12月17日(晴れ?)
授業休講

大変急な知らせで申し訳ありませんが、公用のため休講します。
予定していたhtml講習と画像のスキャンと挿入については次回に回しますが、配布資料を基にして「リストと表」を自習し、更に個人ページのデザイン、内容のテキストを考えてメモ帳に書いて来て下さい。

 次回は、年明け1月14日。
良い年末年始を迎えて下さい。

(上沼) 


2002年12月10日(雪のち寒気)
授業
欠席者なし

今週は気温がぐっと下がり、寒さも一段と増してきて、日曜の夜から昨日の夕方にかけて雪が降った。この時期の東京で雪が見られるのは珍しい…らしいが、雪国育ちの自分にとってはごく普通の光景だった。

さて、授業に入り、先週から始まったhtml講習の続き。
見出し、パラグラフを指定するタグ、改行を示すタグを資料の順序通り習っていく。
さらに、見出しを中央寄せ(同様に左、右寄せ)するタグ(ALIGN属性)を学習。これは、html文書では、半角スペースや改行は無視されるため、必要となる。
次に、箇条書き(リスト)を指定するタグを習う。番号付きリストと、番号を付けないリストをやったところで、今日の講義は終了。

来週は、スキャナを使って画像を取り込むので、そのソースとなる写真、絵などを各自忘れずに準備する。

今年最後の授業になるので、休まないようにしましょう。

(渋谷 祐介) 


2002年12月3日(晴れ)
授業
欠席者なし

 今日からホームページ作成のためのPC講習に入った。
まずHTMLとはとはどんなものか実際のホームページを使って確認した後、参考となる資料が配られ、先生に従ってホームページの大枠作りを学んだ。

 タグと呼ばれる記号の説明を受け、実際に資料と同じように作成してみる。
先生から失敗しないためのコツを教わりながらパソコンに向き合う。各人のパソコンの習熟度の違いで完成までの時間は異なったが、みな無事終了。出来たものを、一度ブラウザで表示してみる。まだ中身はないがホームページの枠が出来上がっているのを確認。

 次に背景色と文字の色の変更を資料に沿って実行。
参考として色見本とRGB値が載っているホームページの紹介があった。
そして、ブラウザには表示されない注釈の入れ方を習ったところで授業時間が終了した。

 次回もPCでのHTML講習の続き。

(久岡) 


2002年11月26日(曇り)
授業
欠席2名

 まず、日記と今後の授業予定を確認。当初予定していた三冊目の本、『可能なコミュニズム』(柄谷 行人編)は、時間の都合により内容を絞って取り上げるとのこと。先生が資料を作成する間に、来週は基礎ゼミ生によるホームページ作りのための講習会となる。その参考として、昨年の基礎ゼミ生の個々のホームページを見た。

   そして第九章の発表。「過去を構築する」というテーマを通して、本質主義、実存主義といった理解しているようで実は理解の乏しい部分が補えたと思う。

 今回で「構築主義とは何か」という本の発表は終わった。初めこの本を開いたときにはかなりの不安な思いがしたが、先生の助けもあり、ある程度主題に近づけたのではないかと思う。共に自分たちの勉強も”構築された”と信じたい。

 さて、次回は上記のようにホームページ作りのための講習会。各自必ずフロッピーを持ってくるとのこと。

(西村 真規) 


2002年11月19日(晴れ)
授業
欠席1名

いつものように日記の内容の確認から始まり、次の日記の担当を確認した。
その後、「9.11以後とメディア」という資料(座談会『シリーズ言語態』完結によせて 西谷修・小森陽一・石田英敬『UP11』pp.1-16)が配られ、先生から簡単な解説があった。

そこで、では言語とは何か、言語がわれわれの世界をつくっている、われわれの意識をつくっている、われわれの世界との関係をつくっている、ということが非常に大きなテーマになってきていて、われわれが語るあらゆることはこの言語の認識抜きにして語れないんじゃないか、ということになってくるわけです。(西谷p.6)
この資料については来週の授業までに読み感想を書いてくるとのこと。
次に第7章「構築されるセクシュアリティ」についての発表を順におこなった。僕は間に合わずに完成できなかった。最近、完成できないことが多いので気を引き締めたい。
来週はこのテキストでの最後の発表。第9章の「<構築されざるもの>の権利をめぐって」をおこなう。

(本山) 


2002年11月12日(晴れ)
授業
欠席1名

今週も先週と同じ理由で暖房がつけられず、寒い中で授業が始まった。
まず日記の内容を確認し、欠席等で順序が変更になっていた日記当番の復帰を確認する。
今週は第6章「構築主義と身体の臨界」の発表だったのだが、物体としての身体を社会的に構築するという内容が難しく、最後までパワーポイントのスライドに完成出来た人は一人もいなかった。その発表が終わったとあとは、先生からの解説になった。
今回のポイントは後半の「爪の形」が出てくるところ以降であり、その解説を先生から受けたのだが、難しかった。(難しいのは、書き手の表現に問題があること、最初は幾つかの前提を置く作業であって持って回った書き方になっているが、諦めずに書き手も苦労してますなあ、と追いながら、いざ、少しでも具体的な想像が働き出せる箇所が出てきたらそこから押さえて前段は「話の枕」と思えば良い。身体に臨界はない。あると固定し、それに執着し事挙げするから、差別が生まれる。フーコーやアルテュセールのように磁場となる観念から離れ唯物に徹して無限の過程としての身体を置くこと。−上沼)

来週は第7章の発表、その次は8章を飛ばして9章にいく予定。

(寺部) 


2002年11月5日(日中快晴、夕方冷え込み)
授業
欠席1名(公休)

11月に入り気温も下がり、外だけでなく、教室の中でも寒さを感じるようになった。そのため、今日はまず暖房をつけてもらおうと試みたが、つけてもらえず。
そこで、先生から「なぜ12月にならないと暖房をつけられないのか」についてミニ講義を受ける。

今日の授業は第三章、四章をとばし、五章の歴史学における構築主義について。
先週分の日記が読めなかったため、先週休んだ人は五章をやるのを知らず、準備できなかったので、発表は先週出ていた三人のみ。
この章では、歴史学における言語論的転回や、歴史相対主義の抱える問題の中で、構築主義について考える。言語論的転回の解釈は難しかったが、言語の排他的重要性や「差異の戯れ」に関する先生の詳しい説明−言語は現実を映しだす鏡なのではなく、それ自体が現実なのである−によって、理解が深まった。

次回は第六章。

(渋谷 祐介) 


2002年10月29日
授業
出席者:3名

今日は『構築主義とは何か』の第二章、赤川 学「言説分析と構築主義」の発表。
扱う部分は同じでも、その中からどこを取り出し、どのように記述するかは各々異なっていて、そこに扱う人の特徴が垣間見られ、興味深かった。
章の最後の部分、「言説分析の方法」の辺りは、フーコーの引用などが出てきて、結構難しかったように思う。
次週は第五章へ。 

(ひらやま) 


2002年10月22日(快晴)
ゼミ合宿のため休講

20日からの長野県での担当専門演習合宿のため、授業を休みました。
合宿最終日にあたり、大学へ戻る時間が不確定なため、先週の授業で予告し、また、先週末には学部事務所に届出ましたが、事前にこの日記に掲示するのが出来ませんでした。
先週休んでいて連絡が十分でなかった諸君にはお詫びします。

(上沼) 


2002年10月15日(晴れ)
授業

欠席者3名。
日記の確認の後、出席した3名が順にテキスト第一章「臨床のナラティヴ」の発表を行う。
この章は臨床の分野における構築主義(社会構成主義)の在り方を述べた章だが、割りと解釈はスムーズに行ったと思う。それぞれの発表にも個性が出てきたと感じた。
ただ、個人的には具体例や図示が不足し、あっさりとまとめ過ぎで、聴衆に不親切だと先生から指摘をうけた。本の中のどの部分を引用し、自分なりの解釈をどう加えていくか、まだまだ課題は多い。

さて、次回は第2章の発表。これも全員やってくるとのこと。
ただ、来週10月22日は先生の都合により休講となりそう。時間もある。ゆっくり、じっくり仕上げたい。

(西村)


2002年10月8日
授業

欠席者3名。
まずは日記の修正から入った。
その後、先週の授業を振り返ったあと、今日の課題であるテキストの序章へ。
僕は教科書をまだ手に入れていないため今回はできなかったので発表せず、やってきた平山君の発表を見ていた。
個人的には今回の教科書の方が前回のより難しいように思う。先生による説明を聞いてやっとだいたいの流れがつかめた程度だった。

次回は第一章の発表。全員が同じところをやるとのこと。もっと理解が深まるように時間を多めに割いて教科書を読もうと思う。

(本山) 


2002年10月1日
後期最初の授業

体調不良で欠席者2名。
約2ヶ月あった夏休みも終わってしまい、久々の授業。
…なのだが、外を見ると戦後最大級の台風が近づいているせいで雨風が強くなっており、心の中では早く帰りたいと密かに思う。(帰れなかったが)

今日は後期最初の授業なので、まず後期のゼミの進め方についての確認。
扱うテキストは、上野千鶴子編『構築主義とは何か』。この本から、正にタイトル通り、構築主義とは何なのかを勉強し、今後学問を研究する上での手法として使えるようになるのが理想である。プレゼンの仕方は序章、第一章、二章、三章までは前期と同じように、各々がパワーポイントを使ってまとめてきて、発表のみ何人かが行うという形。それ以降の章は、相談のうえ分担するなど後に決めるとのこと。なた、徐々に、個人ページ作成に向け、HYMLの講習も組み込んで行く。

その後、前期にやり残した『民族とは何か』の第9章のプレゼンに移ろうとしたが、誰も準備して来ず、テキストを読みながら要所要所で先生が解説する、という形をとった。最後まではいかなかったが、あとは各自でしっかり確認することに。
言い訳としては、先生が夏休み前の最後の授業で、「夏休み明け最初の授業ではそれぞれの夏休みについて語ってもらう」というようなことを言っていたので、そのことしか考えてませんでした…。と言っても、たいして話すこともなかったので、やらなくて逆に良かった気がした。

来週からは、早速新しいテキストに入り、序章の部分をパワーポイントでまとめてきて、発表。この本は多少難しくて手ごわいですが、やり応えはありそう。がんばりましょう。

(渋谷 祐介) 


2002年7月30日
前期最後の授業

全員出席。
最終日ということもあって、心なしか雰囲気が明るい感じがした。
と同時に、いままでの経験からつけた自信だろうか、以前と比べれば皆が自分の発表にそれなりの自信を持って取り組んでいるように見えた。
もちろん、発表もその自信に引けをとらないものだったと思う。

今回は8章をやり、夏休み中に9章を仕上げるのと、いままでのスライドのまとめを行うとのこと。
10月からは上野千鶴子さんの「構築主義とは何か」です。
こちらもやりがいのあるものになりそう。

(平山) 


2002年7月23日
授業

一名欠席。

前回は六章が途中で終わったので、続きから授業が行われる。
しかしみな六章に関してはスライド作成を欠席で飛ばしたり、あるいは前回発表版を改良しておらず先生を呆れさせることに。
この時点で僕たちの夏休みの宿題は、全章通しのバージョンアップではなく、やり終えていないスライドを完成させるということになった。

前回のスライドを元に六章を先生が解説。それから7章の発表に移る。
どうやらみんな(自分を含めて)前期試験期間で七章を仕上げるので一杯だったようだ。その分、七章は良くまとめていたように思える。

結局今回は七章の発表と解説で終わったため、次回は八章のみスライドを作成することになった
九章は夏休み中、正確には8/15にまでに各自仕上げて民族について新たな視点でこの日を迎えることになった。

次回はラストの授業、テストも佳境に入るが、何とかうまくまとめたいものである。

( 寺部) 


2002年7月16日
授業

 一名欠席(体調不良)。台風を理由に休む人はいなかった。
当然、授業も休講にならなかった。ただ先生は少し遅れてのご登場。
「まさか台風に飛ばされて、富士山の山頂でうすい空気をたっぷり吸ってから学校に来たのでは!」と思ったのは、たぶん、いや間違いなく僕だけだろう。

 まず先週の日記を見た後、第五章と第六章の発表。
テスト期間が近いためか、最後までやりきれた人はなし。スライドを見ても装飾がほとんど施されておらず、殺伐とした印象を受ける。

 ひととおり全員の発表が終わった後、先生と内容についてじっくり考察。
 第五章を仕上げたところで時間切れとなった。全員の理解を優先させるため、このテキストを仕上げる予定が延びることになっても、構わないとのこと。

 普通は個別に独立して講義されるさまざまな学者や思想家と歴史社会の動態を、「民族」を軸にして結び付けたこのテキストは、それだけの価値があるということだろう。(その通りです。こうした問題感心と総合的接近こそ社学が「模倣」すべきものです−上沼)
 というわけで、次回の授業は第六章を簡単に仕上げてから第七、八章の発表。

(久岡) 


2002年7月9日(晴れ)
授業
二名欠席。夏風邪はきついらしいので体調管理には気をつけたい。

 いつものように前回の日記の確認からスタート。その後、早速、出席している四人が順番に四章の発表していく。実は今回も音楽を聴いてから始めたいと思ったのは僕だけだろうか?

 一人目の発表の後、そのスライドを使い先生が四章全体の流れを解説。続いて全員の発表。
分量が多くなっているだけにより簡潔にまとめなくてはならない中で、みんな図を使うなどしてうまくまとめていた。最初の頃より格段にうまい。
図がまだ納得できるほどうまく使えない僕としてはいつも参考になるところが多い。
全員の発表後、みんなからわかりにくいと指摘のあった古代イスラエルの神について先生から補足説明があった。結局、神というのは崇拝するものにとって都合の良いものだと感じさせられてしまう。

 次回は五章と六章の発表。次からは二章ずつ進むので早くからの準備が必要だろう。

(本山) 


2002年7月2日(曇り)
授業
出席者は5名。

まず、前回と同様に「エルサレム」を聴く。
今回は先生がCDを持参されたためスムーズに聴けた。これは”プロムス”という英国の音楽祭のCD。webサイトで歌詞を見ながら、無言で聴き入る学生。響く音楽と、先生の口笛。独特の音楽祭となった教室。

 この日、いつも何かしらあったトラブルがない。流れが良すぎて何か物足りなさを感じた。無いに越したことはないのだが。

 さて、第三章の発表。前回問題となっていた民族主義の資本主義との関係が、章全体を通したまとめから、個人的には理解が深まったように思えた。また、疑問点を常に残しておくようにと、先生からアドバイスがあった。
 続いて第四章へといくはずだったが、1名しか発表できず詳しくは次回へ。授業も早めに終わってしまった。

 この先の前期の予定。来週9日に第四章、16日に5,6章、23日7,8章(この日は補講)、30日9章、結論というなかなかハードな日程。ワールドカップも終わったし気を引き締めねば。

(西村)


2002年6月25日
授業
今日の出席者は3人。前回出席し発表した人達が今回は休み。

いつものように日記を確認したあと、先生が前回の授業で約束していた“Jerusalem”(『エルサレム』)というイングランド人なら誰もが口ずさめるという曲を聞いてみることに。
・・・・・・しかし、これがなかなか聞けない!ホームページからファイルをダウンロードして聞こうとしたのだが、(恐らく音楽用ソフトがパソコンに入っていないために)音が出ない!しばらくパソコン相手に四苦八苦する・・・。
その後、ITセンターの職員の助けも借りて、ようやく音が出て、曲を聴けることに。
詩にはイングランドにエルサレムを建てようという激しい情熱を感じますが、曲は壮大で、爽快な宗教曲といった感じでした。
この曲と風変わりで従って英国人好みの詩人ブレイクのエピソードを聞いたあとに、先生が、聖書の中のイスラエルが、宗教改革を通じて、英国の民族主義を生むきっかけとなったという説明を軽く付け足した。
さらにもう一曲、今度は野村證券のCMに使われている曲(ホルスト作『惑星』から「木星」)を聴く。個人的には、こっちのほうが好きでした。(映像のせい?)

『エルサレム』を聞いて、少し優雅な気分に浸ったあと、発表は先週に続いて、第三章、英国の民族主義について。
この章で筆者は、宗教改革が民族の観念を生み、英国人が自分達を聖書の中のイスラエルと同一視したことが民族主義につながっていくという論を展開したあと、資本主義と民族主義の関係を示すために、ウォーラーステインの説を出してくる。
ウォーラーステインによれば、資本主義の発展は民族主義の成長を促す条件を生み出したとするのだが、結局、筆者は両者の必然的関係を否定してしまっている。
自分の発表ではそのまま筆者の論を結論にしたが、先生から注意を受けた。ウォーラーステインの説を出しておきながら、結局資本主義と民族の間には必然的な関係はないとする、筆者の論は一体何を言いたいのか。もっと用心深く読もう。筆者が書いているからといって、それをそのままなぞるだけではいけない。もっと批判的に読むべきだと反省しました。

今日は2人の発表にとどまり、次回はまだ発表していない2人の発表。
これからはペースをあげていき、夏休み前には『民族とは何か』を一冊仕上げるのが目標。発表の終わった人は、4章を読み、準備しておこうとのことです。

(渋谷 祐介 ) 


2002年6月18日(雨)
授業

出席者は2人。
今日は、サッカー日本代表が予選リーグを一位で突破した後の、記念すべき決勝リーグでの大事な初戦が行われる日であり、それはおそらくというか確実に、歴史に残るだろうと思われる一日。
空はどんよりと暗く、雨はシトシトと降り、学校も、いつもより人が少なく、閉散とした感じ。

学校に来る途中、学生らしき人が、おそらく見ず知らずだろうオジサンに、試合経過について聞いていたりしているのを目撃し、それがとても印象的だった。
なんというかこんなにも、誰もが一つの「アレ」、を共有している(はず)、という前提から生じる、連帯というか、いつもならあるはずの他人と自分との壁、が取っ払われたコミュニケーションの気軽さ、みたいのがあって、いつものようなギスギスした空気がなくて居心地が良い。

おそらく今日ほど、学校を休むための条件が揃う日も珍しいのではないでしょうか。
だからこの人数の少さは、半ば予想通りといった風にも思えました、試合の結果は予想を裏切られたけど(僕は)。

発表は第三章、「何故イギリスにおいて民族主義の思想が起こったのか?」。
自分の発表の時、natioの意味の違いを指摘されたりして、いろいろと勉強になりました。
2人の発表の後、先生から、英国の歴史や文化についてのレクチャーを受ける。
その中で、先生が英国に滞在していた時に、BBCのPROMS最終日のフィナーレで聞いた音楽の歌詞に、何故か『イエルサレム』が入っていて、何でだろうとずっと思ってたが、関さんの本を読んで、その謎が解明された(イエルサレムが、英国の民族意識を高める上で、とても重要な機能を果たしたということ)という話をされる。ちなみにその音楽は、英国のサッカーの試合の時にも演奏されるそうで、もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれない。
次回、先生がそのParry作曲Blake作詞の音楽を持ってきてくれる予定。楽しみです。

発表は、引き続き、今回発表してない人達の第三章の発表。

(ひらやま)


2002年6月11日
授業
(晴れ)

前回は休講になったので今回は六月最初の授業になった。
最初に先生から二人の受講者が、各々の理由により授業に出ることが出来ないかもしれないと連絡があったことを報告した。もともと人数が少ない授業であるだけに、残念である。
今日も、日記の確認をするが、回線が混んでおり、直接アドレスを入力して、ゼミのページを出すことになる。毎回、この時間帯には社学トップページにアクセスし難いのは何故だろうか。

今回は二章の最後の発表ということで、残りの二名が発表をした。
回数を重ねるごとに、発表者のスライドが工夫されていき、前回よりもさらにわかりやすくなった。発表後はスライドを確認し、先生が詳しい解説した。(アンソニー・D・スミスの「二種類(水平的と垂直的)の種族共同体」の論述上の位置が不分明との意見あり。続く3章冒頭でのヘブライ語のgoiとamの区別に通じるのか−上沼)。
個人的に今回のスライドの円の使い方は大変参考になったので、次回に生かしたいと思う。

次回は第三章の発表にはいる。第三章のテーマは”何故イギリスにおいて民族主義の思想が起こったのか?”である。

(寺部)


2002年6月4日
授業休講

四年に一度、主催国としてはもう何十年もないこの機会に、グローバリズム時代のスピードと 民族について、考察して下さい。

次回、『民族とは何か』2章の理解を仕上げ、3章へと進みます。

Good luck!

( 上沼 ) 


2002年5月28日
授業
(晴れ)

5月最後の授業。
出席者は6人。

前回の授業についてと欠席者および課題をやってきた人の少なさついて先生から簡単に話があった。
その後、いつものように基礎ゼミの日記を見ることになるが回線が混んでいるのか社会科学部のページに入ることができずに苦戦。結局、講義を始められたのは授業開始時間から20分ほどたったころだった。

最初に講義に関係する資料:関曠野「ナショナリズム−『想像の共同体』」『論座』02年6月号の配布。
これからも授業の理解を助ける資料は配布していくのできちんとファイルしておくこと、との先生の話。
続いて、今回も前回に続いて第二章の発表の続き。
この日は前回できなかった二人の発表を見てそれについて先生が随時、解説または質問しながら進めていった。先生だけでなくみんなからも意見が出てくればもっといい授業になると思う。
二人の発表は前回の自分の発表に比べてだいぶわかりやすく。参考になった。次回はもう少し頑張りたい。
残念ながら残りの二人は発表できなかったが僕個人としては今回のように一人一人の発表に時間を多く割いたほうが内容についての理解はしやすいように感じた。

来週は残りの人の発表。発表の済んでいる人は二章について疑問点を考え、さらに三章を簡単に読んでおけとのこと。

ワールドカップの日本戦があるので出席者の数が心配。

(モトヤマ) 


2002年5月21日
授業
(晴れ)

五回目の授業。
  今回の授業は、「民族とは何か」の第二章をまとめてスライド発表だった。
分量が40ページほどあったので、いっぱいいっぱいになりながら一応作成して授業に出ると、なんと出席者はたったの4人。しかも、スライドを作ってきたのは2人だけ・・・。当然のことながら、先生にあきれられる。しっかりしなければいけませんね。

  かくいう僕もフロッピーをMacフォーマットで作ってしまい、クラスの人のみならずMNCの人にまで迷惑をかけてしまいました。申し訳ございません。結局まともに授業が始まったのは授業開始から30分後でした。

  授業の内容は、とりあえず2人の発表を見た後、僕のスライドを吟味しつつ、テキストの内容の理解に努めた。要所要所での先生の解説が理解の助けに。(ヨイショする訳ではないが、フローチャート図をクラスで初めて使用した意欲的なスライドでした。但し、ポイントをつかもうとする余り、疑問点にこだわる姿勢が希薄だと思います。細かなわき道に逸れることなく、わからないことにこだわることで理解が進んだり、これまで他で学んだことがらに連関が見えてきたり、勉強が生きてくるものだから−上沼)

  今回の授業はカントについての解説を聞いたところで終わった。次回の授業は、今回発表をしてない人の発表。全員出席できるように頑張りましょう。

(久岡) 


2002年5月14日
授業
(晴れ)

四回目の授業。
まず前回のゼミ日記の確認から。日記案の記述に関連して、「曠」字のIMEパッドと用語登録の使い方、及び著作の引証、引用、参考文献の書き方について先生から説明があった。
次に、テキストに関連する資料

  • テーブルトーク「模範が正しいかどうか/民族は模倣しあう存在」『朝日新聞』2001年6月26日付、17面
  • 関曠野「民族−司馬遼太郎の誤解」『本』講談社、2002年1月号、pp.36-38.
が配布され、次回までに読むことと、資料の管理について出典等明記するなど、先生から注意があった。

そして今回はパワーポイントを使った前回の発表の全員やり直し。各自の改善された発表の中から、枠、影、矢印などのつけ方を相互学習。個人的には他の人の発表にただただ感心。

さて、次回は第二章の発表。資料の一部にあるフローチャート(講習資料配布)を取り入れることも課題。長い章だけにかなり不安。

(西村)


2002年5月7日
授業
(雨)

三回目の授業。
GW明けの授業であるが、天気は一日中弱い雨。
何かを暗示しているのだろうか、暗い月の始まりとなってしまった。

今回からは、パワーポイントを用いた発表が始まる。
一人欠席者がいたが、七人の出席者が順次発表を行っていった。

発表内容は、関曠野『民族とは何か』の第一章について。
それぞれパワーポイントの使い方は様々で、文章を重視する人、カラフルにまとめる人、挿絵を入れる人などさまざま。
ただ、各人要約の域を出ていなく、そのためか発表後の質問や意見も少ない。初めは様子見、ということなのだろうか。

次回は欠席者の発表とパワーポイントの再講習。
発表に出てこなかったような技法なども紹介しつつ、授業を進行していく。
   レジュメは作成しなくてよいが、『民族とはなにか』第二章も読んでくるように、とのこと。


(長浜)


2002年4月30日
学部デーにて授業休講
( )



2002年4月23日
授業
( くもり )

今日が2回目の授業。
この授業の前は少し緊張する。授業で緊張するなんて久しぶりだなぁと、ふと思う。
先週は来なかったのですが、今日新たにMさん(?)が登場。女子がいたということを知り、先生ちょっと嬉しそう。

今日の授業はパワーポイント講習。これからテキストを読みレジュメを作成して発表していくうえで、パワーポイントを利用するからです。

  ワードを使った時のように文章が多くならず、内容のポイントをより的確に表現できる(しなければならない)というパワーポイントの特徴について先生の説明がなされた後、実際にパワーポイントの使い方を、新しいスライドの作り方から順次教わった。
注意としては、目次をつくること、名前を入れる、アニメーションなどの装飾は最後にすること、など。

来週はG.Wで休み。次回から早速、関曠野著「民族とは何か」の第1章をパワーポイントを使ってまとめてきて、発表です。どんな発表になるのかわからないけど、楽しみ。

( 渋谷 祐介 )


2002年4月16日
今年度初の授業
オリエンテーション
( 晴れ、強風! )
2日後に「出席簿」が出来るという。何名の履修者がいるか解らず教室へ向かう。
人数を確認(8名、ちょと多い)後、PCを用意。すると遅刻者1名。「遅れて済みません」の挨拶は?。PCの扱いを注意。
基礎ゼミのホームページを開いて、スクリーンボードで操作を指示し各自のPCでチェックしながら進める。URLメモ。情報共有のため時々要チェック。

学部カリキュラムの中での基礎演習、特に社会科学系の位置付け、及びそれに関連して学部新入生から専門演習が2年生から開始されることついて説明。
ゼミの狙い、活動、評価法などをホームページに即して概略後、98年度、2001年度のページと各履修生の個人ページを見て、ゼミ日記や個人ページの公開の意義を確認。

社会科学を学ぶということを、自分だけの、教室の中だけの、学部、大学の中だけの解釈や思い込みを超え出て、思考を文章を鍛え上げる、その手段である。

次いで、無断の欠席遅刻をしないこと、止む得ない時には事前のメール連絡か電話をする、ことなど確認。連絡がなくて講義開始が遅れたり、予定していた計画の通りに進めず出席者に迷惑になるから。

最初のテキストは関曠野『民族とは何か』。
各自パワーポイントで章毎にレジュメのスライドを作り、発表し合い、互いの読み取りとプレゼンを参考にする仕方で、進めて行く。

次回からまずパワーポイントの講習。

(上沼 )


[Index of diary]

Copyright(C); Kaminuma Seminar All rights reserved.