Diary '05



4人衆@上沼ゼミT

Always, now under Construction.
 この日記は、ゼミナールT(政策科学研究)の活動内容を公開するものです。毎週当番が日記を書いてメーリングリストで担任とゼミ生に送信し、修正を加えてHP上で更新し、次の授業の冒頭で出席者全員で再確認しているものです。個人情報保護の観点から、日記当番の氏名表記は各人の申請を尊重したものです。文章表現の訓練、毎週の授業内容の相互確認、当日欠席者への情報、学部一年生向けのゼミ案内、などを目的としています。(上沼)


2006年1月24日(晴れ)
授業
欠席者:1名

テキスト最終章、第8章「子供が減って何が悪いか」の前田の発表。

展開としては、これまでに論じ残した問題、@女性の機会費用の問題、A年金の世代間負担の問題。B全体を通した結論という構成になっている。

  1. 女性の機会費用とは、母親として休業することで、就業機会が制約されることから生じる所得のことである。従業継続型と就業中断型の差は4,400万円あると言われている。
    男女共同参画派の主張だと、子供を生み育てるか、それとも所得や地位を取るかというトレードオフが発生していて、これが少子化発生の根本的メカニズムである、という。結局、男女共同参画推進派の少子化対策は、福利厚生・保育サービスの充実を図るので、働きながら子供を生んでほしいということになる。
    これに対し著者は、特定の女性を特権的に支援するのではなく、制度設計は公平であるべきと述べている。労働市場に存在する性差別の撤廃は支持するが、政府の取り組むべきは性差別の撤廃のみで、特定のライフスタイルが有利になる制度設計ではないと論じている。
  2. 次に、年金の世代間負担の問題である。著者は世代間不平等の是正に対し、スウェーデンのみなし掛金立て年金制度を紹介している。掛金立ての賦課方式で、掛け金は年収の18.5%に固定。内16.5%を個人勘定に記録。各年の年間所得にみなし運用利回りをかけ、16%の保険拠出を毎年積み立てる。残り2.5%は実際に積み立てられ、個人別に運用される。
    この制度に対し著者は肯定的だ。まず負担と関係の給付が明確である。賦課方式から積立方式の移行期での、「二重の負担」を回避できる。最大のメリットが、自動財政収支均衡法にある。これにより年金債務が年金資産を上回っても、みなし運用利回りを自動的に下げることで、少子化の進行や雇用の悪化などの場面でも制度を維持できる。
  3. 結論。本書は「選択の自由」という、リバタリアニズムの立場から制度設計を述べている。政府の私的介入は真っ向から否定はしていないが、社会保障制度や子育て支援等の政策も、格差原理や正義の議論の思想根拠が必要である。子供が減っても、「選択の自由」と「負担の分配」に基づく制度設計ができればよいと論じている。
発表後、政治哲学が厚生経済学などの議論や用語について先生より補足があった。制度設計のためには哲学、根拠必要であるとのこと。最大多数の最大幸福というベンサムの「功利主義」の原理。この議論が難しいとなると、「害(harm)」が少ない政策が良いとされるミルの議論。被害を被る構成員を補償する「補償原理」。社会の構成員間の分配を僅か(限界的)に変更しても不公平が出てしまう「パレート最適」。また、不平等があってはならないが、世の中の一番不幸な人の状態が改善する場合のみ認められるという「格差原理」・・・へと展開して来た。
制度設計には多数決では図れない議論や哲学が必要ということを学んだ。

次回は、今年度の締めとして各自のホームページを完成させる。

(前田) 


2006年1月17日(曇り)
授業
欠席者:なし

テキスト『子供が減って何が悪いか!』第7章「子育て支援はいかにして正当化されるか」の番匠の発表。
子育て支援は、児童福祉政策、少子化対策、男女共同参画政策という3つの側面を持っているわけだが、ここでは原点に帰って、子育て支援は育てられる子供の人権という観点からのみなされるべきであるという結論に達している。また、「選択の自由」を考慮すると、支援は現金給付として養育当事者に任せざるを得ない、としている。

著者は、リバタリアニズム的な立場に立っていて、マルクス主義フェミニズムに対し多少の嫌悪感があることが文章から感じ取れた。また経済的な観点から想定されたモデルにおいてとはいえ、子どもをダイヤモンドやペット、住宅・家具などの消費財に近いものとする考え方はレトリックとしてだろうが理解しがたい、などの意見もあった。議論は、コミュニズムに傾いた。

次回はいよいよ最終章。前田君の発表。

(番匠) 


2005年12月20日(曇り時々晴れ)
2005年最後の授業
欠席者:2名

今日の発表は私、平塚によるテキスト『子供が減って何が悪いか!』第6章「少子化はなぜとまらないのか」の続きの発表。
先週の続きということで、議論の中心は少子化の原因とされている未婚化、晩婚化の原因はどのようなものであるのか、という点。テキストの中では先週のパラサイト・シングル+ハイパーガミー論に続いて、少子化=未婚化・晩婚化の筆者なりの原因の追究が「相対所得仮説」「人口容量論」の二つに絞られていた。

「相対所得仮説」は、主にリチャード・イースタリン氏が提唱したもの。
主に男性を対象として絞った仮説で、自分の親やかつての状態(生活レベル)と現状とを比較した結果、悪くならない・良くなると判断すれば、結婚・出産に踏み切るが、できないと判断した場合は結婚・出産に踏み切ることはなくなるという説。

「人口容量論」は、一つの地域、国家には養える人の量と生活レベルがあるとするもの。
人口の容量が伸びているうちは、親世代は生活レベルを下げずに子育てができるので結婚・出産に踏み切れる。逆に、人口容量の伸び率が、総人口の伸びを下回った時には、自分の生活レベルを下げたくないから結婚、出産に踏み切れない。

「相対所得仮説」は経済学の視点から、「人口容量論」は人口学の観点から、未婚化・晩婚化=少子化の根拠を各々示すものとして筆者が引っ張ってきたものであるという点は理解できた。しかし、筆者の視点はあまりにもイデオロギーに走っているのでは。
つまり、筆者がこの問題を論じる時の視点が、「人間は必ず理論的もしくは打算的に動く」という仮定に執着しているのではという疑問が、討論の中で出された。
実際には結婚・出産というものがそこまで理論的、打算的な考えの結果によるものなのか。実際、私たちゼミ生や先生の日常感覚では、結婚・出産は特に独身者では合理論的なものより心理的なものに左右されるのではという議論になった。筆者が主張するような理論的、打算的な支援策は、すでに結婚している人へは影響があるかもしれないが、結婚していないひとにはそうでもないという結論に達した。

次にイデオロギーとの関係で、筆者の男女共同参画論の扱いが問題となった。
筆者は、男女共同参画論者の意見を少子化対策としては効果がないとして攻撃しているが、未婚化・晩婚化の背景を探る上でこの問題を性急に排除していいものか、女性社会進出を考えた上での男女共同参画というものを少子化対策としてもう一回考え直すべきとの意見がでた。
また、筆者は、晩婚化・未婚化の背景を探る中ではこの問題に触れていないが、未婚化・晩婚化の要因のひとつと目されている状況を考えればこれにも触れていなければおかしいとの見方が共通した意見となった。こういう論理的に一貫しない議論の仕方は、イデオロギー的であると私は思ったが、ディベートの手法の一つと先生はコメントされた。

先週、今週と続いたテキスト第6章の議論では、筆者の意見述べ方の強引さとそれによるテキストの荒削りな面が浮き彫りにされた議論であったといえます。

今回の授業が05年最後の授業です。お疲れ様でした。
皆さん、メリークリスマスそして良いお年を!

(平塚) 


2005年12月13日()
授業
欠席者:

 

 次回

( ) 


2005年12月6日(晴れ)
授業
欠席者:1名

今日の授業は、関根さんのテキスト第5章の発表と番匠君の第4章の所得控除の部分についての補足発表。

第5章は「少子化の何が問題か」として、男女共同参画の実現と少子化問題を分けて考えるべきだというところから、少子化のメリット論とデメリット論の比較、筆者の主張という展開になっていた。この中でも少子化の要因、メリット論とデメリット論の比較から筆者の主張への展開の仕方、これらの点に議論が集中した。
少子化の要因を探る部分では、「仕事と子育ての両立の為の福利厚生の充実が少子化を促進する」というテキストの表現が問題となった。
なぜ福利厚生の上昇が少子化につながるのかということに関しては、筆者は「認識」の問題であるとしていた。これに関しては学生の側からは明確な答えが出てこなかった。先生の解説によると、これは人々は将来の生活が上昇するという希望を持っているが、政府が重点的に子育てに関する福利厚生を厚くしなければと政策を準備すれば、国民の側が「政府がここまでがんばらないといけないほど子育てはつらく大変なものなのか」という認識を与え、将来の生活の向上という希望を阻害するものとして子育てを捉えさせしまい、結果として少子化が進む、という一種アナウンス効果的なものであるいうこと。
少子化メリット論・デメリット論では、メリット論の代表として森永卓郎氏と辻明子氏の意見がテキストのなかでは紹介されていた。
このメリット論の中で、森永氏の少子化メリットの一つとして女性・高齢者の雇用が増加するという説と辻氏の若年層の雇用増加という意見は矛盾したものである、という意見が出た。これに対しては、この二つは少子化によって労働市場では、若年層の需要が増加するのは所与のものであり、その中で若年層では埋められない部分が女性・高齢者に流れてくる、だからこの二つは矛盾するものではないという意見が出た。これに対し、確かにそうであるが前々回の授業で渡された『文芸春秋』12月号の「「出生率1.29」少子高齢化大論争」では、現在の雇用体系を残したまま高齢者の雇用を増加させると結局は若年層の雇用を奪うのではないか、との反論が出た。これに対しては、その考え方はニートやフリーターの増加は彼らが希望したからだけでなく、トップへヴィーな組織だからという意見に則ったものであるとの指摘が先生からあった。また、森永氏のメリット論にある財政の好転、通勤地獄の解消、レジャーをより楽しめるといった論点については、財政の面では子供に掛かる教育費がなくなるくらいであまり大きなものではないのかという指摘。それ以外に関しては辻氏のゆとりが生まれるという意見と含めてなんらかの強固な根拠があってのものではなく、ただ言ってみただけといった色合いが強いのでは、との先生からの指摘があった。
筆者は、メリット論・デメリット論の比較でメリット論はデメリット論に比べて蓋然性が低く説得力がないとして、メリット論を批判するような形をとっていた。だがそこから、蓋然性の高いデメリット論からの帰結である子供の数を増やすという結論にはいかず、なぜ少子化のデメリットを認めた上で少子化を前提とした主張をしているのかが、次の問題となった。
当初は、この問題に対して、蓋然性が低いということでメリット論者の意見を否定しているから筆者はデメリットの方に考えの比重を置いており、少子化を前提とした主張は筆者なりの科学的な知見によるものであることと、この蓋然性の高さからのデメリット論の容認が結びついた結果ではないか、という理解に近づいていた。
しかし関根さんが、実はこの筆者の意見はどちらかといえば、メリット論に近いものではないのかという意見が出して、議論が大きく動いた。つまり、筆者はメリットとデメリットを比較することで、現在のメリット論者の意見の不備を蓋然性の高低によって突き、デメリット論と違う土俵に行く事で、デメリットを認めることで筆者のどうやっても子供は増えないということを前提とした制度を提案しているということではないか、との意見。つまり、筆者の意見は、消極的なメリット論者といえるのではないかとの意見が出た。先生からは、このように筆者が考えるのも、身も蓋もないようだがこれが科学的な分析であり政策には、希望などの感情的なものを排除すべきという筆者の主張が表れたものではという指摘があった。

次に、番匠君の所得控除についての発表。
第4章のジェンダーフリー派による、税金の控除が性別役割分担を固定化している、との批判について言及している箇所。テキストで紹介されていた、所得税の基礎控除、配偶者控除、配偶者特別控除のそれぞれの控除について、番匠君から下調べの説明がある。
この配偶者控除と配偶者特別控除が片一方の配偶者に収入がないことを前提として設計されている制度のため、ジェンフリ派の批判を浴びているのではということになった。またテキストの中で、筆者が賛意を表していた年金目的消費税についての言及が発表の中になかったので、それに関する本をよんで発表したら、という先生のアドバイスもあった。
テキストの発表でも単にテキストだけでなく、関連する本にも触れておくのが大事ということですね。

授業の終わりに先生から、ゼミ2次募集の応募状況についてのお話。計3人の応募ありとのこと。2年生が主体となって動いた1年生の勧誘がここまでの反響となって帰ってきたのは嬉しい限り。

(平塚) 


2005年11月8日(晴れ)
授業
欠席者:無し

授業の前半は先週に続き、ホームページ作成の講習。
まず、リンクタグを利用したリンクの作成の練習とディレクトリとパスの復習をしました。
また長いページをいちいちスクロールせずに下に飛べるように、リンクとアンカーの組み合わせで簡単に飛ぶ方法を勉強しました。これで、章立ての目次から各章の頭へとリンクし、ページが冗漫にならないで済みそうです。
次に画像挿入と、キャプション、説明テキストを配置したり、画像の位置を調整したり、さまざまなタグを加える練習をしました。

授業の後半は、1次募集8人という快挙を成し遂げたゼミ新規募集結果の扱いについて、先生を中心に選考方法について話し合った。
中心は面接をどのように行うか。先ず、1年生の授業の妨げにならないように、時間を昼休みにする。時間は12:15から12:55の40分間。1年生を学籍番号で 4人ずつ二組に分け、各20分間を使い先生が14号館1060で面接を実行することに決定した。
先輩後輩として一緒に学ぶことになる2年生は、面接会場での手伝いと陪席をすることになった。昨年の自分たちの面接を思い出す。

来週から、2年生は一旦、htmlの講習から離れてテキストの輪読に戻ります。
テキストは残り5章、その内4章〜7章の四つは担当者を決めてパワポを作り、それにみんなで意見を出し合う形にします。最終章の第8章は特に担当を決めずみんなで意見を出し合う形にします。
来週の第4章の担当は番匠君です。他の皆さんも第4章を読んで、授業のディスカッションに備えておきましょう。
また、テキスト輪読に平行して、メンバー各自の関心テーマの発表を行います。ゼミ公開授業時にプレゼンした関根さん、テキスト当番の番匠君以外から発表をします。

(平塚) 


2005年11月1日(晴れ)
授業
欠席者:なし

ホームページ作成の講習の続きを、資料を基に行った。
まず、「英辞郎」という辞書機能のある便利なサイトの紹介があった。ホームページ作成では、画像もhtmlファイルも名前も半角英数で書く必要があるからだ。
そのあと、シートを用いての上下、左右の余白(マージン)の設定、文字の飾り(太字、斜体、強調など)、特殊文字(記号)、リンクの方法などを学んだ。
また、前回学んだ「表」に関して左上のTD(table data)の枠が薄くなってしまうところには<br>で空の枠が作れる、など裏技のようなものもあった。こういうものでもホームページとしっての完成度が上がると思うので、しっかり覚えたい。
次回もhtml講習の続き。

(番匠) 


2005年10月25日(晴れ)
ゼミ・ガイダンス、公開授業
欠席者:なし

今日は、ゼミガイダンスだった。どのくらい集まるのだろうか、と期待しながら教室に向かうと、期待は裏切られることなく、教室いっぱいに集まってくれていた。よかったぁと安堵すると同時に、これから自分が発表することを思い、突然緊張と不安がこみ上げてきた。

ガイダンスのはじめは、平塚君がゼミ紹介と授業の進め方について、パワポを使い、丁寧にわかりやすく話してくれた。
続いて、先生からゼミについて話していただいた。各自が研究することで、他人任せにならず、自分を見つめ、掘り下げることができ、将来の自分にとって、かけがえのない財産になること。また、何事にも問題意識をもって取り組むことの重要さ。など、力説してくださった。とてもわかりやすく、新入生に限らず、私たちゼミ生にとっても、ためになるお話だった。

その後、模擬授業ということで、私、関根の発表を行った。以前、授業で発表した、不妊治療の保険適用についてだったが、前回の発表事項にプラスして、自分の考えをまとめてみた。しかし、考えれば考えるほど、問題が次々と見えてくるものだ。結局、あまりまとまらず、不妊治療から逸れ、少子化対策の比重が大きくなりすぎてしまった。
とにもかくにも、発表も終わり、ガイダンスも無事終了した。

先週のゼミオリエンテーションに引き続き、よい手ごたえを感じているので、新入生の志望者数がとても気になる。多くの人が、上沼ゼミの良さを知り、このゼミを志望してくれることを願う。

次回は、タグ講習の続きで、ページの余白(マージン)などをシートを書くなど、練習する予定。

(関根) 


2005年10月18日(晴れ)
ゼミ・オリエンテーション
プレゼンター:前田君

学部デーで授業休講措置のなか、例年恒例の来年度ゼミ募集オリエンテーションが14号館の1階と地階で別れて、全ゼミが持ち時間10分で次々とステージに立つ。
2年生現役ゼミ生に準備も発表も任せる方式の我がゼミは、担任は座席について写真撮影。2年の前田君がパワーポイントを使い、プレゼン。操作は、3年生が応援でする。他の2年生は、関根さん作成のビラ(カラー版)を手分けして着席している1年生に配付。
パワーポイントのプレゼンでは、途中、リンクしたゼミ生の卒業論文や日記など日頃の成果が、会場PCがLAN未接続のため提示できないハプニングがあったが、予定の時間通り、落ち着いた発表だった。

(上沼) 


2005年10月11日(晴れ)
授業
欠席者:なし

今回は前回に引続いてhtml講習の続き。
見出しの位置指定、横線(水平線;区切り線)、リストや表の作成方法について学んだ。
リストの作成は細かな指定によりさまざまな形になるらしい。htmlタグ辞典なるものがあるらしい。基本を覚えたら、辞典など利用してhtmlタグについてより掘り下げていきたいと思った。
次回は、いよいよゼミ・ガイダンスと授業見学会。たくさんの一年生がきてくれることを祈りたい。

(前田) 


2005年10月4日(曇り時々雨)
授業
欠席者:なし

今日は後期最初の授業。欠席者はなく、上々の滑り出しです。
今週の授業は、迫るゼミ・オリエンテーションの準備で慌しいので、この間にhtmlを使ったホームページの講習をすることになった。
先生がおっしゃるには、ホームページ・ビルダーやOfficeに付属しているホームページ作成ソフトでは、原理がわからず思うようにブラウザに反映されない時に原因がわからなくなるので、タグ付きのテキストを書く基本的なやり方を覚えておいたほうが良いとのこと。

このhtmlという言語は<>タグという記号を基本にこの<>中に様々な指令(例、

で行間を空ける)といった具合にの開始タグと終了タグという大枠の中で様々な指図を出し、それをページに反映させるという、「入れ子」のような構造のプログラムだとのことです。

僕自身このような形でのPCの使い方は初めてなので、戸惑い不慣れなもので、慣れるのに時間がかかりそうです。いまの時期からhtmlのやり方を覚えて、三・四年になったときhtmlにかかわずらう時間を減らし、研究により専念できるようにするのが目的だそう。
僕自身このhtmlを使いこなすのには時間が掛かりそうなので早くも一抹の不安が・・・。
ゼミU・Vの時間は、二年生は再来週のゼミ・オリエンテーションと25日のゼミ見学会の準備。

主に、昨年、一昨年に諸先輩方が作成した発表用のパワーポイントと合宿の写真を選び、それを今年のガイダンス・見学会で使うパワーポイント、ポスター、チラシに使うことが決まりました。
ポスター、チラシは関根さん。パワーポイントは前田君が作成することに決定。私こと平塚はパワーポイント、ポスターともにやることが無い、何かこの件で貢献したいものです。

来週もhtmlの勉強の続きと新人獲得戦略会議?の続きです。良いアイディアを出したいものです。

(平塚) 


2005年9月20日(火)〜22日(木)
軽井沢合宿
欠席者:なし

2年生ゼミは初の合宿をゼミ先輩と本学軽井沢追分セミナーハウスで実施。
先輩の研究発表を聞き、また、レク、バーベキュー、コンパを一緒に楽しんだ。
合宿3日間の模様を2年生が日記に書いている。
日記や画像は、こちら
 

(上沼) 


2005年7月12日(晴れ)
授業
欠席:なし

授業としては前期最後のゼミを補講期間に実施した。
新聞記事や雑誌などをもとに、将来の卒論テーマ研究候補に繋がるよう、自分の興味のあることについての発表で、前田君の番。
タイトルは『労使関係と雇用 〜21世紀の労働問題〜』。

まず、近年従来の年功序列型賃金制度から成果主義へと移行する会社が増えているが、これによる弊害も存在することを説明。成果主義により、同世代の同僚を競争相手として意識しがちになり、社員同士で気兼ねなく話ができる環境ではなくなってしまっているという。「社外同期が欲しい」という20代のサラリーマンが多く存在しているという日経新聞の記事を使って説明した。実際、再び年功序列型に戻す会社もあるとか。

また、同じ「労働」に関する問題ということで社会問題ともなっている「フリーター、ニート」問題についても触れた。アルバイトしかしない、又は、就業、就学、職業訓練のいずれもしていないような人が増えるのはなぜなのか、背景を探った。インターネットなどで内的な幸福を得て、働く気力を失っているなど、さまざまな理由があるようだ。

教育の変容に問題があるのではないか、将来に対し危機感はないのか、技術やメディアの発達で劇場型社会となりドラマの主人公を夢見たり自己中心になりがちでは、などが話し合われた。先生からは、成果主義の問題については東大の高橋先生の研究やキャノンの経営など興味深いが、自分の問題として自覚できるテーマ選びをしないと単なるレポートになる、また、ニート現象についてもその原因はニートでない学生には分りにくいし、これも気の毒だといった面から研究するのは違うとの指摘があった。しかし、個人的にもなかなか興味深い内容だった。

次回は、試験期間に入るのでお休み。3年生以上のゼミで夏合宿など段取りをすることにした。

(番匠)


2005年7月5日(曇り)
授業
欠席者:なし
遅刻者:1名

今日は先週に続き、テキスト第三章の発表から始まりました。
まずは私から。第三章は、内容が薄かったので、できるだけ分かりやすくしようと思い、スライドを工夫してみました。先生が褒めて下さり、非常に嬉しかったです。またいろいろ工夫したいと思います。

次に前田君の発表。彼の発表は、すごくよくまとまっていて、とても分かりやすいと感じました。特に、最初にその章の結論を言うことで、その後の話がより理解しやすいものになるということを学びました。また、パワーポイントも上達していて、字数を減らし、目で見て分かるものになっていたように思います。ただ、タイトルの見易さを考え、影の入れ方や、文字のサイズをもう少し変えてみては、という提案が先生からありました。

さて、前回と今回で4人全員が、第三章の発表を終えたので、ここで少し、少子化やこのテキストの主張に対する考えをまとめ、お互い意見を出し合おうという提案が先生からありました。続けてテキストを読み進めていくと、その本の見方の枠にとらわれてしまい、自分の考えを見失ってしまうという理由からです。

久しぶりに4人そろい、活発に意見を交わしました。
まず、番匠君は、今の不況が終われば、少子化は自ずと解決するだろう。という意見でした。それに加え、平塚君が補足意見を述べ、現在のサラリーマン増税がなくなれば可処分所得が増えるので、少子化が解決するのでは、というものでした。また、第三章では、著者がフェミニストをあまり好意的にみていないと感じたが、本全体を通してみてみると、著者の意見もフェミニストに似ていると感じた。という意見もでました。
前田君は、第三章をまとめていて感じたことを述べました。著者の主張に矛盾点があるように感じたそうです。「何かを論じるとき、何かを研究するとき、ある側面や関心から表現するので、多様な現実の側面との間にどうしても過不足が生じ、矛盾しているように思えてしまうものだ。」というコメントを先生から頂きました。

そして、の意見はこうでした。まず、著者が第三章で言っていた、「男女共同参画と少子化対策は、切り離して考えるべきだ」ということに関してですが、私はそうは思いません。実際、女性雇用増大や保育施設の増設を希望している人は多くいますし、男女共同参画社会が実現することで、男女を問わず子育てをする時間が生まれるように思います。そのことが、本当に少子化を食い止める手立てとなるかどうかは、難しい問題なので、一概に断定することはできませんが、少なくとも、まったく切り離して考えるというのは、よくないと私は考えます。
 また、少子化の原因については、このように考えます。メディアの影響で、昔よりもかなり多くの情報が飛び交う中、子育てに関して、困難な面が見えすぎるのではないかと思うのです。そのことで男女、既婚、未婚問わず、不安感が募り、結果として、今の出生率につながっていると思います。また、結婚観念の多様化ということも原因の一つであると考えます。昔は、女性に経済力がなかったせいもあり、結婚して子供を持つことが自分の幸せであるように考えていた人が多くいましたが、現代では、結婚以外にも幸せの道はたくさんあり、生活が豊かになった分、娯楽も増え、子供を持つことに魅力を感じなくなってしまったのではないかと思います。
 少子化の原因は一つではなく、多く存在します。そのため、いざ自分の意見を言おうと思ったとき、あれもこれもと悩んでしまいました。改めて、少子化問題の難しさを考えさせられました。

また、第三章に出てきた家事をする夫の定義。この定義も非常に難しいということも議論されました。さらに、最終的に、政策を立案する、政策を決定するときに、何を基に考え出せばいいのか。何を信じれば良いのか。それも難しいことであるという意見が、平塚君と先生から出されました。

今回の授業は、みんなの意見を出し合うものだったので、日記にまとめるのはとても難しかったですが、実り多い授業であったと思います。

次回は、補講期間中ですが、授業は通常通り行います。新聞記事や雑誌などをもとに、将来の卒論テーマ研究候補に繋がるよう、自分の興味のあることについての発表です。前田君の発表となります。

(関根) 


2005年6月28日(晴れ)
授業
欠席者:1名

最初に先生から、先週末NHKで放送された少子化についての特番の紹介があった。ここでもやはり、「少子化=男女共同参画化」という意図が見られたようである。

次に、先週の平塚君の発表に関連した、町田市や松戸市など各地で盛んな「民間交番」や防犯ボランティア活動を伝える新聞記事を基に、意見交換があった。
英国の地域再生活動の中での取り組みと似て、地元住民の協力を得ようとする警察の新たな試みや制度導入の動きだが、それが本当に効果があるのか、という目をもつ必要性があることを知った。つまり警察の取り組みが、財政逼迫の中での効率的再編や新項目による予算・ポスト獲得の大義、連続する不祥事に対するイメージアップ、など本筋とはそれた所に目的がないか注意する必要がある。

その後、テキストの第三章の報告。
まず先生より、テキスト中にある「コーホート合計特殊出生率」についての資料配布・解説が行なわれた。
コーホート合計特殊出生率とは、同一年生まれ(コーホート)の女性の出生率を過去から積み上げたもので、各世代の出生状況に着目したものである。期間合計特殊出生率は、異例な出生行動の行なわれた年(丙午の年)などに異常な数値を観測する。これとは異なり前者は安定した数値が観測できる。しかし、一定の年齢(50歳)にならないと確定しないという側面もある。
その後は、番匠君と平塚君の発表。配布資料から、パワーポイントのスキルの向上が印象的であった。

次回は残る2名による第三章の発表の続き。

(前田) 


2005年6月21日(晴れ)
授業
欠席者:1名

今日は雑誌や新聞から興味を持った記事を調べてパワーポイントで発表することの二回目。先々週休んでしまった関係で発表者は私、平塚一人。テーマは警察業務の一部民間委託と治安対策について

来年度から、警察が違法駐車の取り締まり業務を民間に一部委託するという内容の記事を基に、この動きがどのように治安対策とも絡んで展開するのかという内容にしました。記事の中でインタビューに答えていたある警察署の署長が、「治安対策として違法駐車取締りの分の人員を犯罪捜査に振り向けたい」というのがあり、治安対策とも絡めた作りにしようと発想しました。
世田谷など犯罪の増加現象や空き交番への国民の意見などを挙げて、通常の警ら活動での職務質問などが犯罪の早期発見に通じる、とも読める警察のHP。相関関係が果たしてあるのだろうか。

先生からは、この試みが警察の財政との繋がり、及び民間を警察という行政サービスに参画させることのメリット論からする公共経営学的な観点と、従来の治安状況・対策との効果を比較研究する観点、の二つ進め方があるとの意見をいただきました。

特に公共経営学的な観点からみた場合では、イギリスとの比較が多く出てきました。今回の違法駐車取締りの一部民間委託もイギリスがモデルになっているのでは、というお話し。
また、行政に経営学的な手法を持ち込む場合、日本では最近の橋梁談合のように、官のセクショナリズム・縦割り行政、官民の癒着体質とそこに起因するパターナリズムがあり、そこを断ち切ることを考えなければ、この違法駐車取締りの一部民間委託事業や現在政府が進めている行政の市場化も、新たな官僚の天下りの受け皿作りや談合の温床になるのでは、という意見も出されました。

治安対策ではこれまた、日英の比較で両国では警察のプレゼンスに違いが有るとのこと。イギリスでは、予算・財政上の問題や運営の近代化を求める動きから、地区の警察署が統廃合され、監視カメラが普段のパトロールの代わりに街を監視しそれを一括して管理し、事件が発生した場合は現場がどこであろうとパトカーで一気に乗り付ける方式、に進んでいるとのことでした。交番というシステムを維持し、地域社会の中に警察のプレゼンスを保ち、治安を維持しようとする従来の日本のやり方との差を知りました。また、近年日本でも増えている地域ごとの防犯組織も、イギリスではすでにコミュニティー再生の部署が犯罪の原因を除く活動として提案しだしているとのお話しでした。

この課題を検証するには、公共経営的な視点からはまさに日本型パターナリズムの全体像を切り取っていくこと。治安対策の面からでは他国と我が国との比較や、治安に関する様々な数値や資料の収集、警察内部のセクショナリズム(それまで、交通課として違法駐車の取り締まりに当った警察官をすぐに他の部署へ動かし課を横断した組織の運営をすることが本当にできるか?)への考察などが必要になって来ると思います。

来週はテキストの第三章の発表。

(平塚 ) 


2005年6月14日(晴れ)
授業
欠席者:1名

日記確認後、まずは、平塚君によるテキスト『子供が減って何が悪いか!』の第2章の発表。
「生態学的誤謬」「ランダム・サンプリング」「機会費用」など、テキストでは説明が不十分だったため先生の説明によって理解することができた。
テキストの筆者は、この章の最後で実証主義に徹するなら、政策論は不可能だと、結論を急いでいるようだ。だが、子育て環境項目については筆者も出生率に有意に影響していることを認めているのだから、政策提言は可能ではないのか、との議論があった。第3章以下の展開が楽しみである。

次に、関根さんが現在関心を持っているテーマ「不妊治療の現状と問題」を発表。
島根県で不妊治療に対し年間で最大10万円の助成金が出るということが6月2日、『毎日新聞』で報じられた。これに関連させて、不妊治療にかかる費用、患者数などの実態を説明し、事態が改善されることで少子化対策としても期待できることなど、改善の必要性を説いた。
そして、関根さんは、現行の保険適用外の3つの理由を各々検討し、保険適用とする場合に何を考慮しなければならないのか議論を展開した。
発表に対して、用いられたデータは信用できるものか、助成金の利用者数などの現状、母体の安全保護の問題は何を基準にしたものか、などが話し合われた。倫理、財政、少子化、海外を含めた先進的取り組み事例、など調べるべき事柄が多い。

最後に私の発表。「レジ袋の有料化」というニュースに注目し、環境省のこの政策に対し、容リ法、有料化の背景などを調べて有料化の難しさを説明した。
レジ袋の生産、再商品化にかかる原油量など、数字のデータが少ない、また、有料化という政策では、レジ袋を作る業者のことを考えているか、など質問があった。まだまだ調査の余地がありそうだ。

次回は、平塚君の関心テーマの発表と、今回初の試みである関心テーマの発表についてディスカションを行う予定。

(番匠) 


2005年月日(曇り)
授業
欠席者:2名

今日は、テキストである赤川学『子供が減って何が悪いか!』第2章の発表を行った。今回で、3回目の発表なので、大分慣れてきたように思う。パワーポイントの使い方も、回を重ねる毎にみな進歩している。

発表後、先生からいろいろとお話があったが、まず一つ目は、いつの時代も要因分析というものは盛んになされており、かつては、近代化論が主であったということだ。
つまり、経済が発展する国と、思うように発展しない国があるのはなぜかということである。その要因を探ることが、多くの人によってなされていたのだ。それに対し、今では、国ではなく、企業の成功秘訣、成功要因を探るということがなされている。今のような不況時にも成長している企業はあるわけで、その要因が何であるかを突き詰めようとするものだ。

二つ目は、テキストの出生率にちなんで、イギリスの現状をうかがった。
イギリス全体の出生率としては、2.07を下回っており、少子化の進む国であるにもかかわらず、今、イギリスでは、16歳以下の女性の妊娠率が高く、そのことが社会問題視されているそうだ。性教育のあり方など、日本とは違う次元だが、メディアなどで議論されている。

三つ目は、テキスト中に出てきた、ダミー変数化についてである。
テキストの説明ではわかりづらかったのので、先生が例を交えて教えて下さった。重回帰分析では、さまざまな独立変数を挙げ分析するが、中には、世帯年収など数字で表せる量的変数以外に、職業(ホワイトカラー、ブルーカラー、農林漁業)などの質的変数もある。質的変数は統計的に分析することが困難なため、わかりやすく、数値に置き換えるのだ。つまり得点化するわけである。これがダミー変数化するということである。

今回は、発表者が少なかったせいもあり、先生からお話を伺う時間が多く持てた。先生からいろいろと教えていただけるのは、うれしいことで、これからも発表後、いろいろと知識を分けていただければと思った。

さて、次回は、自分が興味のあることについて、新聞や雑誌、インターネットから情報を得てパワポで発表する。
単に記事をまとめ、報告するだけにならないよう、進級後の個人研究テーマの選択に繋がるよう、事前によく考え、自分で問題意識を持ちながら発表に望むようにしよう。

(関根) 


2005年5月31日(晴れ)
授業
欠席者:1名

今日は、報告予定者の欠席により、日記確認後、先生から我が上沼ゼミがかつて何をゼミ活性化のためにやっていたのか、お話しがありました。
それによると昔、このゼミは他大学ゼミとの交流・討論会を数年間にわたり毎年実施していたこと、しかし、それが運営方式を巡り各大学の事情等により廃止の已む無きに至った。他大学の交流廃止後、社学の某ゼミとの討論会を行ったが、形而上の学問を学ぶ先方と形而下のあくまでも現実の事象を対象とする当方ではまったく話が合わず結局一回で終わってしまった、とのことでした。
そして、少人数となってしまった現在は、OG・OBとの交流を活発にすることで、ゼミの活気を取り戻したいとのことでした。

その後、私平塚の発表。
先週未完で発表できなかったテキスト第一章の部分を完成させた状態にして発表しました。他2人は先週の時点で終わっているので発表は無し。今回の反省としては、パワポを発表するときには「ノート」の機能を活用したいと思った。

発表後、再び先生からお話。
発表の進め方について提案がありました。来週から、テキストの発表と各自が興味を持った新聞記事や雑誌の記事などを持ち寄っての発表、を交互にすることになりました。
単なる「週替わり」の時事ネタのレポートの類ではなく、三年生進級後に本格的な卒業論文とする研究テーマを二年生の最後に決定するために、自分は何に関心やこだわりを持つのか、その感心や拘りをどう表現して伝えたら良いのか、を発見し学ぶ作業だと位置付けるように、と。

来週は、テキストの第二章の発表、再来週は記事の発表の予定です。皆さん、パワポでの準備に怠りの無いようにしましょう。

(平塚) 


2005年5月24日(雨)
授業
欠席者:1名

今日は、テキスト『子供が減って何が悪いか!』第1章の発表を行った。
期間が一週間しかなかったということもあって、関根さん以外は最後まで終わらせることができなかった。
この章では「重回帰分析」という多変量解析の手法が出てきた。初めて聞いた言葉だったし、難しくてまだあまり理解していないが、重要な手法なのできちんと理解しておきたい(詳しくは第2章で触れるらしいが)。また「少子化問題についてのひとりごと」というサイトには参考になるデータが掲載されているので見ておくようにと先生から指摘を受けた(もうみんな見たと思うが)。
個人的には、序章より内容が深いところまで入っていたので、理解するのに時間がかかった。また、他の人と比べて自分のパワーポイントは図や表が少なく文が多かったので、見る側からはわかりにくいのでは、と思った。今後改善したい。
今回のスライドが途中までだった人は補完し、また、先生からコメントを受けた部分は各自修正をすること。

次回は、前田君の発表。

(番匠) 


2005年5月17日(晴れ)
授業
遅刻:1名

今日は、まず日記の確認をした後、先週教えていただいたソフトボードの使用法について復習しました。
その後、先週に引き続き、赤川学『子供が減って何が悪いか!』序章の発表を行いました。今日は私の発表のみということだったので、朝から緊張していましたが、なんとか無事に終わってほっとしています。
発表後、パワーポイントの活用法についてもいくつか説明しましたが、主に

  • 発表者の手持ち資料用の、スライド「ノート」の印刷法
  • グループ化の活用
  • エクセルなどからの貼り付けの仕方
  • 色の設定とグラデーション
  • アニメーションの活用
などです。パワーポイントを活用する上で重要なのは、目で見て理解できること。これがワードとは違う点です。ですから、オートシェイプなどの図をうまく利用することが一番大切なのではないかと私は思います。

さて、次回は、第一章に進みます。パワーポイント初心者の私たちには、一週間で発表準備をするのは、少し大変ですが、最大限の努力をしていこうと思っています。

(関根)


2005年5月10日(晴れ)
授業
欠席者:なし

前回までの講習会をもとに、実際に初めてパワーポイントを使用して発表する授業だった。
赤川学『子供が減って何が悪いか!』の序章の発表である。
まず、全員でスライドの配付資料のプリントを、効果を確認しつつ作成した。
次に、教室のスクリーンのソフトボード・ソフトの利用法を、職員の協力を得て学んだ。
その後、スライドの少ない順に、3人の発表があり、先生から、それぞれに書き方の注意

  • スライドのフッター、ヘッダーにページ番号、日付、氏名などを挿入
  • 著者名、「論文名」、監修者名『著作名』、出版年、出版社、収録ページpp.-の表記法
  • 文章を最小限にして図やフローを描く
  • アニメの効果的使用
があった。
論文をまとめる技術も、パワーポイントの技術もこれから改善の余地があると思った。
今回は初めてであったからか、議論を展開することはなかったが、今後は活発な意見交換をしてみたい。
次の授業は、もう一人のメンバーの発表を詳細にみて、スライドの作成法について学び、お互いのスキル向上を目指す。
配布資料から察するに、期待できるプレゼンになりそうである。
 

(前田) 


2005年4月26日(晴れ)
授業
欠席者:なし

今日も先週に引き続き、パワーポイントの講習をやりました。
パワーポイントを使うのはほぼ初めてなので、まだ慣れないところも多い。
自分ではプリントを読んでも分からなかったところは仲間のサポートで乗り切りました。あとは慣れです。先生もおっしゃっていたように、中身で勝負したいと思います。

授業の終わりに先生と先輩方から、ゼミ合宿についての説明。今から楽しみ。
また先生からはこれから使うテキストの説明。まずは『子供が減って何が悪いか!』を使用します。

GWを挟んで最初の授業から早速このテキストの序章を読んで、パワーポイントを使って発表します。
各自のパワポによるプレゼンの比較から、より良いプレゼンを工夫して行きます。当日は、配付資料も作成します。皆さん準備には怠りの無き様。

(平塚) 


2005年4月19日(晴れ)
授業
欠席者:なし

今日は第2回目ということで、パワーポイントの講習が本格的にスタートしました。
まず、先生が用意された講習用資料をプリントアウトして配布し、それに添って各自で作業をするというものだった。
僕はパワーポイント自体見たことはあっても操作したことは全くなかったので、非常にためになった。
ゼミ室でのパソコンソフトのバージョンの違いなどから多少戸惑うこともあったが、試行錯誤しながら少しずつわかってきた。自宅や学校のパソコンでもできそうなので、空いている時間を使って少しでも早く使いこなせるようにしたい。
また、授業の最初に話があったように、写真などの個人情報は扱いに注意が必要なので、使うときは気をつけたい。
また、作業したファイルをメディアに保存する際、フロッピーディスクに傷があったらしく途中から保存に失敗した仲間がいたので、こまめに上書き保存をする、メールに添付して自分宛に送信してバックアップをとる、などが必要との注意が先生からあった。
次回は、パワーポイント講習の続きをやる予定。

(番匠)


2005年4月12日(曇り雨)
第一回目の授業
欠席者:なし

今日は2年生にとって初めてのゼミでした。
ゼミ教室は、昨年までの607ゼミ室ではなく廊下角に隣り合う609教室。授業開始時期とあり各自に割当てられたPCの無線lanの接続状態が悪く、何度かサポート職員のヘルプを得て教室のAV機器の動作確認をチェック後、インターネットでHPを見ながら授業開始となりました。
まずは早稲田大学ハラスメント防止委員会について、それから、ゼミ・メーリングリストの活用法やゼミ日記についてなど、これからゼミを始めるにあたっての諸事を、先生からネットを利用しながら伺いました。

緊張しながら教室に向かった私でしたが、そんな緊張はすぐにほぐれ、リラックスした状態で授業を受けることができました。
このゼミに入っての第一印象が「少人数」ということでしたが、最初の授業を終えた今では、“たったの4人”というマイナスイメージが“4人だからこそ”というプラスイメージに変わりました。
緊張に弱く、発言することに臆病な私にとって、“4人だからこそ”自分の弱さを克服することができるような気がします。まずはこれから1年、この4人で切磋琢磨しながら前進していけたらいいなと感じています。

 さて、次回はパワーポイントの講習です。それからデータ保存にはフロッピーディスクやコンパクトフラッシュが良いそうです。準備しておきましょう。

(関根)


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