Diary '06

Wake up !
Always, now under Construction.
この日記は、ゼミナールT(政策科学研究)の活動内容を公開するものです。毎週当番が日記を書いてメーリングリストで担任とゼミ生に送信し、修正を加えてHP上で更新し、次の授業の冒頭で出席者全員で再確認しているものです。個人情報保護の観点から、日記当番の氏名表記は各人の申請を尊重したものです。文章表現の訓練、毎週の授業内容の相互確認、当日欠席者への情報、学部一年生向けのゼミ案内、などを目的としています。(上沼)
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2007年1月9日(晴れ)
授業
欠席者:1名(発熱)
<ゼミT>
先生から、年末年始の休み中に溜まっていたゼミ日記を更新したが、一部抜けているので該当日の日記当番はファイルを探すか、まだ提出していない人は送るようにと指示があった。
続いて、今回も個人研究テーマ案の発表と議論。
【桑原さんの発表】
「後藤田正晴に学ぶ未来の日米関係の在り方」
以下の質問と意見があった。
- いつ後藤田さんを知ったのか。(中3の時、新聞で。)
- 他のハト派との違いを調べてはどうか。
- 人間的なところ(生い立ちetc)を調べたらどうか。(社会科学的でなくなってしまう…)
- アジアとの外交政策、特に日中関係にも力点をおくといい。
- 田中さん、大平さんとの関係についても調べてみてはどうか。
- 「米への従属路線」とは何か、もっと掘り下げるべき。(自衛隊と憲法の問題には立ち入りたくない…)
- 米嫌いの人の意見が要約されている「Noと言えない日本人」を読んでみるといい。
- 日中国交回復時の後藤田の役割について調べる。
- 現在や未来についてではなく、まずは過去から調べれば研究計画のヒントが出てくるのでは。
【佐藤さんの発表】
「野生動物と人間の共生について〜クマと人間の共生〜」
以下の質問と意見があった。
- 法律がなぜズレているのか具体的にケースを出してみて、どう変えればいいのかなど地道な作業をしてみるのはどうか。
- 栃木にクマは出るか?新潟ではクマが出ると、すぐ殺してしまう。(出ない。クマはみんなが思うほど凶暴ではなく、人を怖がる傾向がある。)
- 「森林保護」などについては考えていないのか?そちらの方が社会科学的に研究を進めていけそう。(問題が大きくなってしまいそうなので、考えていなかった。)
- 「共生」といっても漠然としていて、様々な難しい問題が関わってくるので、政策として描けるか…。
- 全般的な話をしても一般論しか出ないので、具体的に保護活動している人たちを調べるなどするといい。
- 地域をいくつか絞って、条例などを研究するのもおもしろいと思う。
【武林くんの発表】
@「路面電車の将来」
以下の質問と意見があった。
- 採算はあっているか?(今残っているものは黒字。)
- あまりにも議論されすぎて、切り口を探すのが困難。
- どうして規制緩和しないのか。(新交通に移行しようとしているから。)
A「高校中退者政策」
以下の質問と意見があった。
- 中退者の要因は何か?(学校と合わない、そもそも不登校が続いて入学もしなかった人も多い、経済的な原因の人は少ない。)
- なぜドロップアウトしてしまうのか?(大検を取っただけでは、社会に入ることは困難。研究が社会問題に発展しまいそうなので、救いあげるシステムのみを研究していこうかと思っている。)
- 本当に差別はあるのか?(自分自身、や周りの人の経験から。)
- 中退者がでないような教育の現場作りなどを調べることはしないのか?
先生から、1月中に各自ホームページをある程度仕上げるようにとのこと。(テスト中なのにできるのか…)
高橋さん、桑原さんがお土産を持ってきてくれたので、休み時間にみんなで食べました☆
続いて
<ゼミU・V>
卒論発表会について:4年生に欠席者が多いため、日にちは後日に決める。今のところ、候補は2月3日(土)午後1時〜。
【4年佐々木さんの発表】
「フェアトレードの問題点」
- 認知度→ヨーロッパに比べ、日本では圧倒的に低い。スイスが最も高い。
- 商品販売量も先進国の中で、最下位。
- FTマークについて
- 大企業のFTマークの取得 EX)スターバックス、ネスレ
- FT以外の生産者の疎外
以下の質問と意見があった。
何を知りたいのか?(主にアフリカの生産者にとって、FTが有効かどうか。)
自分の意見が含まれていない。(問題点をひとつひとつ見ていって、有効かを見る予定。)
問題は、FTを日本でいかに普及させるか?ではないか。
もっと問題を絞るべき。
普及のさせ方に問題があるのか。途上国援助の「文化差」とか、市民の関与・関心度など。
企業同士を比べるのもいい。
いくつか仮説をたてて検証すべき。
次回は、後期教場試験前の補講期間にあたるが、各自、個人研究のホームページを作成するよう、先生から指示があった。
(岩崎)
2006年12月19日(晴れ)
懇親会@いねや
欠席者:
今回から、懇親会の幹事は2年生。井上君が担当。当日、急遽欠席となり、荻嶋君が代役。
3,4年は半数だったが、コンパクトに2つに分かれて話しが弾んだ。
料理は、釜飯やカツ、餃子、刺身、唐揚、と盛り沢山で美味しい。いつもながらの心づくしにお腹一杯となった。正式な?万歳唱和のあと、最後に、岩崎さんのデジカメで写真撮影となった。
(担任)
2006年12月19日(晴れ)
授業
欠席者:1名
個人研究テーマの発表の第二回目。
【角谷さん】
「日本における移民受け入れ政策について」
在日外国人に対する福祉厚生や日本語教育がしっかりしていない。移民の多くは健康保険や公的年金に加入していない。移民の子には義務教育の法律がない。日本国民になるための手続きが難しい上時間がかかる。など日本政府はこの問題に無関心であるかのようだ。
日本経済が外国人に労働市場を開放せざると得ないことを前提として、日本が移民をどのように受け入れるべきかを、民族や宗教的特性の問題を考慮しつつ考えていきたい。群馬県や名古屋など定住外国人が多い地域をケースにしたい。移民同士が助け合う制度が日本にもあってそれにも興味がある。移民受け入れをするかしないか議論すると果てしないから、移民受け入れを前提として研究したい。
これに対して、以下の意見が出た。
- 移民の子供が、学校にもなじめず仕事にも就けず犯罪を犯してしまうという事もある。
- 移民が生きていくためには、特別な能力がなければいけない(スポーツや芸術など)という問題は、日本でなくても存在する。
- 福利厚生に入りたくない人も多いらしい。
- 彼らが働けなくなってからの問題というのもあるのでは。
- 経済の面から見ると、経団連は移民受け入れ派。移民より女性の就労問題について考えろという人々もいる。
- 移民の数を増やさないようにしたい日本の意図はどこにあるのか。
- カナダやアメリカで移民受け入れが多い理由は何か。
- 移民に仕事が奪われてしまうという問題もある。
- 日本は「単一民族国家」だからと言われるが、移民問題解決のパワーはどこから来るのか。日本人の心理と日本経済の実情との間で矛盾があるのでは。
- 機械化、省力化経済の中で、介護者や看護師などは不足しているという面から考えるのもいいのではないか。
- 言説ではなく本当の実態を自分で調べ上げ、一般的言説を検証する事が必要である。
【金井さん】
「住宅政策」「エネルギーに関する日中技術協力」「広告表示」
@住宅政策について:人口が減ると住宅が余る;高齢者や障害者の増加で需要の変化が起きるのではないか;既存住宅の流通や住環境の形成あるいは都市計画との連携が必要なのではないか。
これに対しては、次の意見があった。
- 住宅供給政策は、戦後の一時期を除けば政府というより企業が中心となっている。民間が先駆けて政府は後追いであり、公共政策としてどう位置づけるか。
- 都市住宅のディベロッパーや企業の視点から研究するなら面白い。
- 都市計画の何に興味があるのか。(住宅耐震問題や老人ホーム、子どもの自動車事故の原因となる道幅問題など)しかし、都市計画が殆どない日本で考察し実行に移すのは理想論に終わってしまうのでは。
Aエネルギーに関する日中技術協力:中国経済の成長は、エネルギー問題において重要な位置を占めている。公害や省エネなど産業技術の日中協力関係構築などを、エネルギー問題を軸として考えたい。
これに対しては、次の意見があった。
- 中国によるアフリカの石油獲得が報じられているが、急成長する中国のエネルギー需要と消費の点から重要な視点である。
- 技術移転する際の「コア移転」とは何か(中心的な技術については日本はブラックボックス化して移転しない;中国は知的財産保護で遅れている)。
- 既に、日中間で技術交流が一部だが始まっている。
B広告表示について:広告の誇大表示や約款などの「小文字」の問題について
これに対しては、次の意見があった。
- みな法律すれすれにやっている
- 企業は儲かる事にどんどん手を出す
それぞれ面白く重要なテーマだが、金井さんがなぜその問題をやるのか、その問題をどうしたいのか、もっと掘り下げて研究テーマを決めていこうとの助言が先生からあった。
【岸本さん】
「ごみ問題について」
ごみは海外にも輸出されている;日本の埋立地が13年後になくなる;リサイクルには回収率が悪く、コストがかかるため、リサイクル商品が高い。リサイクルの実情がわかっていない。
これに対して次の意見がでた。
- リサイクルしやすい商品の税金を軽くする制度が考えられたが、計画だけで終わった。
- 自治体ではなく企業に処理の責任を負わせる方がよいのでは。例えば、捨てる際にではなく商品自体に前金として税をかけるというドイツ方式。
- 3Rなどこの問題は多く議論されている。岸本さんが新たに貢献しようとするのは何か。
- 具体的なケースがあるのか。
年末年始に各自さらに検討し、1月に再度発表することになった。
(佐藤)
2006年12月12日(雨のち曇り)
授業
欠席者:なし(これは最近レアなこと)
【ゼミT】
今日は、個人研究論文のテーマ発表。
発表者は資料を印刷したが、印刷ボタンを数回押して大量に印刷される珍トラブルがあった。そんな場合は、「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→プリンタを選択して、ジョブを選択して取り消す。
【岩崎さん】
今考えているテーマは、「少年院での更正教育について」。
少年院でどのような教育が行われているのか、出院後についても調べたい。人間の心理に興味を持っている。
質問や意見、それに対する回答は、概ね以下のようだった。
- どうして少年院での教育に興味を抱いたのか。(少年法の改正、教育現場での問題が取りざたされている今、少年院での教育の問題が重要と思った。)
- 今の少年院の教育現場での問題はどんなことであると思うか。(虐待や再犯罪などが起こってしまうこと。)
- 自分の身近な問題ではないのにどうしてこのテーマを?(ある犯罪を起こした少年(当時)が出所後に自分の住む地域にいるという噂があり、騒がれていて身近に感じた。)
- 改正少年法などの法律的なアプローチをとるのか?(あまり考えていなかったが、この問題は法律的なアプローチを取らざるを得ないと考えている。)
- 人の心理に関心があるということなら他の問題でもいいのでは?少年である必要はないのでは?(人が好き。人間に興味がある。
- 例えば、宮部みゆきの小説には犯罪心理学の研究よりは心理がよく描かれているように思うが。
- 本当に犯罪者の心理が変化する教育がされているのか?少年院での教育プログラムとは?再犯率で変化を確かめるのか?
- 月刊「創」に刑務所にいる囚人の心理を描いていた記事がある。
- 先行研究も調べる必要あり。
- まず実態を調べる、更正教育の具体的プログラムの検証をするなど、何をやるべきかが見えてくるだろう。
【井上くん】
テーマは「エネルギー問題について」。
今、なぜ省エネか?新エネルギーについて、日本で定着しそうなエネルギーは?EU内でのエネルギー融通の仕組み、と色々な題材を挙げてみたが、これからどこに切り口を見つけて研究していくか考えるつもりだ。
質問や意見は概ね以下のようだった。
- バイオエネルギー(EX.ドイツや滋賀県での菜の花のエネルギー)に注目するのもいいのでは?(後に、先生から参考文献『菜の花エコ革命』の紹介があった。)
- 内橋克人さんの研究がヒントになる。
- CSR
- 二酸化炭素が減らないのは開発をやめられないため、バイオが発展しないのはその開発コストがかかるため。
- どうやって社会科学的な研究にしていくのか?どこに切り口を見つけるか?
- ECSC(後のEU)がヨーロッパで石炭を平和的に共同利用するために結成されたように、アジア情勢の安定のためのエネルギー協力という見方での研究もできるが。
【荻島くん】
@「ヤクザはなぜなくならないのか?」
ヤクザが担っている経済、社会的な役割が気になる。しかし、どう材料を集めたらいいか、わからないので迷っている。
A「日本プロ野球界の今後」
国民的スポーツであった野球、今は低迷しているプロ野球がかつてのように人気を取り戻し、発展する策を考えたい。
質問や意見は概ね以下のようだった。
- Black Economy(闇経済)あるいは「バーター取引」という視点から研究する分野はある。
- サッカーと野球では、チーム運営形態の違いがある。それから、ファンや地域密着度なども違う。
- 野球衰退の原因は、サッカーの台頭なのか?
- 両者とも、研究したところで自分はどうなる?
- どちらのテーマも考え直す余地がある。
【ゼミU・V】
【石原さん】
本日のyahooニュースから、シンガポールに2010年に巨大カジノ施設ができる様子だと報告。今年の自民党の流れは、今年中に計画をまとめる意志。野田聖子が復党して小委員会の長に返り咲きの謎。一方、民主党は動いていない。十分に議論されていないのに、そのまままとまるのだろうか?進むべく要素が揃っている。アクターが少ないし、対抗陣営が少ない。これからの研究の方向性に迷いがある。
質問や意見は概ね以下のようだった。
- 野田聖子がなぜイニシアティブをとったのか?
- 委員はどんなバックグラウンドを持つ人?顔ぶれは?
- 公明党の動きは?法案可決は公明党との取引の問題。
- パチンコチェーンストア団体の理事に野田聖子の名前が。
- パチンコVSカジノの構図になるはずだが、パチンコ業界はカジノを一つのビジネスチャンスと捉えていると思われる。
- 東京都は2年前からカジノについての審議が滞り、東京のオリンピック招致の問題へとすりかわっている。(今後は自民党、地方自治体、シンガポールの事例を見ていきたい。シンガポールと日本を比較してみる計画。)
- なぜ自民党が成立させたがっているのか?アジェンダになる根本の原因は?
- 法案の中身はどういうふうになるか?規制緩和という形なのか?
19日は納会です。「いねや」の前に18:45に集合。
(桑原)
2006年12月5日(晴れ)
授業
欠席者:なし
今日は、テキスト『「ニート」って言うな!』第3部1〜4節。
【高橋君のスライド】
「ニート」論と青少年問題
パラサイトシングル
社会的ひきこもり
今時の若者批判
「ニート」の広まり
週刊誌におけるニート
新聞投書欄における「ニート」論
拡大する「ニート」論
コメント:
- 中高生・大学生のニート問題に対する投書が引かれているが、読者投書欄はその新聞の論調に副うものなのでは?
- 新聞投書欄に言及した記述は世代別になっていない→若者は「ニート」は生きる等の教育の欠如であるといっている。
- 批判的というよりは、自分はニートにならないようにしたいというのが投書のスタンス。
- スライドの4,5でパラサイト・ひきこもりが出てくるが、それらの原因や背景要因は何か、それを辿れば、日本の停滞の原因と政策案が出てくるのでは。例えば、経済成長期と停滞期、最近の「売り手市場」化、大家族と核家族・少子化など。
- スライドのテキストでの「・」の使い方の注意
【武林君】
「ニート」論前夜
自立しない若者への苛立ち
「ニート」論はいかに広まったか
「ニート」祭り
週刊誌・書籍・月刊誌におけるニート論
拡大するニート論がもとらした現状
世論調査にみえる誘導尋問
筆者の主張
@本質的な研究がされぬまま、「ニート」論は一人歩きしてしまった
A「ニート」論は、「社会的ひきこもり」論や「パラサイトシングル」論を引き継ぐ形 で社会にひろまった
Bしかし、それは本来の意味からはほど遠い
Cそれゆえ「ニート」を本来の就業の問題として捉えなおすべきである
コメント:
- 性のニート化って?→セックスレスな夫婦のこと。こんなところにまで「ニート」がつかわれる。
- 「ニート」は甘え→土井『甘えの構造』など70年代からの日本人の精神分析の流れ?
- 若者論が出てきた背景は、日本が豊かになって若者に目を向けるようになった?
- 就業問題として捉えることが求められる。バブル後の不良債権処理のために行われた、リストラ・新規採用の縮小が問題である。この問題も豊かさによって消える方向に向かうのか?
- ニート問題が、就業問題ではなく教育問題(教育基本法改正)にすりかわりつつある。
次回以降の予定は、来週に井上君、岩崎さん、荻嶋君の個人研究テーマ候補の発表をして、以後3名づつ繰り返し、そのあとでもう一冊のテキストに移ることを2年生で話し合った。
(岸本)
2006年11月28日(雨のち曇り)
授業
欠席:1名(他授業のフィールドワーク)
遅刻:
5限 <ゼミT>
『「ニート」って言うな!』・第三部(1〜3)
1.桑原さんの発表
@筆者のプロフィール
A筆者による3つの主張
・「ニート」論は「パラサイトシングル」、「社会的ひきこもり」論の延長
・「ニート」は若者の心の問題というより、社会構造の問題
・ 社会の「ニート」観に大きな影響力を及ぼしたのはマスコミである
B3つの主張についてそれぞれ説明
・研究者や週刊誌の取り上げ方
Cコメント
- 筆者は自分の専門とは異なる領域の「ニート」になぜ興味を持ったのか
- メディアが発したと言っているが、元は研究者、社会学者が作り上げたものであり、またメディアは問題を焚き付けるまでが役割であり、問題解決をするのは政府、議会、 責めるべきはメディアではないのでは
- 新聞社や雑誌社、テレビ会社の業界地図によって意見に偏りがある
- 週刊誌の画像を見つけてスライドに利用したことはすばらしい
2.佐藤さんの発表
@「ニート」論の背景
・「パラサイトシングル」+「社会的ひきこもり」=「ニート」
A現代の若者批判
B「ニート」論を広めたもの
・研究者
・ネット
・週刊誌
Cまとめ
Dコメント
- スライドのリンクの貼り方が上手で、流れがわかりやすい
- 玄田さんは経済学者として若者の意欲の問題ではなく、労働市場の問題であることを証明した上で、心理面にも言及したのであって、この本の筆者たちの取り上げ方には疑問を感じる
次回は、高橋君、武林君の発表。
6限 <ゼミU・V>
欠席:2年1名(フィールドワーク授業)、3年3名(1名は体調)、4年2名
【3年平塚さんの発表】
「救急ヘリの法的側面」
公明党の今国会提出法案
- 公明党が法案を提出(昨年のマニフェスト通り)
- ヘリの全自治体への一律配備→国の補助金+保険適用
- 現行制度の説明
- 民間の働きかけから公明党の働きかけへ
質疑応答:
- 公明党の法案提出を受けて、自民党の反応は? 受け入れていくであろう
- なぜ公明党からこの法案が提出されたのか? 党のカラー、プロセスやアクターの分析をもっとした方がよい
- なぜこの時期なのか? 財政難の時にどうして?
- 公明党のホームページから法案の主旨読み上げ
- 自賠責保険の扱いについて
- 寄付金は集まるか? いわゆる寄付金ではなく、ドクターヘリのための保険、ドイツでは資産家によるいわゆる寄付もある
- ドイツと日本では地理的環境条件が異なるので、同じような制度では成り立たないのでは・・・
- もし、今国会でこの法案が成立したら、研究はどうするのか 法案と実施された制度の比較
- 航空機業者からの公明党への働きかけはないのか? まだ日本では市場が未発達
- 地域の事情・需要に即したものではなくなったのか?ドクターヘリが必要な地域から実用化していくほうが、実現性が高く、国の財源負担も少なくなるにも関わらず、どうして今までの議論からそれたのか
(金井)
2006年11月21日( )
授業
欠席:
遅刻:
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2006年11月14日( )
授業
欠席:
遅刻:
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2006年11月7日(晴れ)
授業
欠席:3名
遅刻:
【ゼミT】
2週間の公開授業が終わり、再びHTML講習がスタート。
今日は、ページの余白の設定方法の講習を受ける。
ホームページを作成するにあたり、読みやすいページ作りのためにはページの余白を設定する必要がある。テキストの形式と自分たちのページの形式が異なっていたため設定に戸惑い時間がかかったが、なんとか設定することができた。
また、自分たちのファイルはHTMLではなくHTM形式になってしまっているため、HTML形式に直す必要もあった。フレームの仕組み、著作権表記の方法も学習した。
【ゼミU・V】
西部さんの発表。
今回は2001年5月18日の第八回経済財政諮問会議に焦点を当てて発表。
議題は
@基本方針策定に向けた当面の進め方
A国と地方の関係について
B経済の活性化について
の3つ。
@に関しては竹中・民間議員と塩川財務大臣、Aは片山総務大臣、Bは坂口厚生労働大臣と奥田民間議員の意見・方針が取り上げられた。
意見、質問とその回答は以下の通り。
- 会議のメンバーはどのようにして選ばれたのか?(総理大臣と経済財政担当大臣によって選出された。)
- 「民間議員」とはどんな存在なのか?どのような基準で選ばれたのか?(国会議員のように選挙で選ばれた「議員」ではなく、「有識者」といった存在。基準も同じく「有識者」という観点から選ばれたのではないか。)
- モデルとした「仮説」がよくわからない。(今後の議事録からもっと掘り下げていきたい。)
- 当時の自民党の動きはどうだったのか?
- 当時の背景となるアジェンダはどのようなものだったのか?(バブル後の「失われた10年」ののちの規制緩和状態の改善、プライマリー・バランスの問題などがあった。)
- 当時郵政問題はどうなっていたのか?(景気回復が先決だったので結果的に後回しになったといえる。)
- 雇用確保問題についてはどのような意見があったのか?(坂口大臣がパート労働などについて触れている。)
- どのような政策を決定しようとしていたのかは、ただ議事録からだけではなく当時のメンバーからも推測できる。メンバーの変化によりイシューが変わったのか、そうでないのか調べてみる必要もあるのではないか。
その後は、自習。
(角谷)
2006年10月24・31日( )
ゼミ公開授業
欠席:
遅刻:
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2006年10月17・18日(晴れ)
来期ゼミオリエンテーション


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2006年10月13日(金)〜15日(日)
鴨川セミナー合宿
欠席:1名





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2006年10月10日(晴れ 暑い)
授業
欠席:1名
遅刻:
先週の続きで、ホームぺージ作成講習。プリントのp.37から。
「見出し」と「パラグラフ」
・head line で文字の大きさを指定
「リスト」
・文章をおわかりやすく表現するために箇条書きをしてみる。
・先頭に番号をつけたり、・や*などの記号をつけてみる。
「表」
・わかりやすくみるために表にしてみる。
・表の左隅の空欄を明示する枠を付けるために、第一段落のタグの間にブレイクタグをいれることに注意!
【ゼミU・V】
欠席:4年2名
遅刻:4年1名
来期ゼミ・オリエンテーションの日時、会場の説明。
10月18日(水) 15時10分〜15時20分 場所14ー102
ゼミ個別相談会
同日 17時30分〜19時00 場所14ー401 ブース番号5
鴨川合宿についての詳細確認
- 車での移動なのでドライバーは細心の注意を。
- ネットの接続が遅いので各自作ってメディアにいれてくること。
- 保険証を絶対もってくること。
- 幹事、関根さんの番号・アドレスは非公開!!!
あとの時間は各自研究を進めました。
(井上)
2006年10月3日(曇り)
授業
欠席:1名(発熱)
遅刻:1名
【ゼミT】
夏休みも終わり、すっかり涼しくなりました。後期の第一回目の授業ということで、ちょっぴり新鮮な気分。
冒頭に、先生が学生担当の教務主任に就任された事が発表になりました。重要なお仕事だということで、是非ともがんばって頂きたいと思います。
次に、ゼミの新規募集について。これは主に2年生の仕事ということでオリエンテーションでのプレゼンテーションと、ゼミのガイダンスと相談会を行う事に。
今日は「HTMLのつくりかた講習」
ゼミ生はそれぞれ、HPで作成することになるのだが、その際にソフトに頼るのではなく、自力で構造を知ることが大切で、そうしないとトラブルが発生した際に何がなんだか分からなくなるとのこと。
というわけで、この講習ではエディターを用いたHP作成を勉強していく事に。エディターとはいわゆる「メモ帳」。複雑なHPを作るのは難しいが、簡単なものならメモ帳でも大丈夫。
HTMLはタグをと呼ばれる記号で表す。
主に開始タグと終了タグがあり、<>と>で表現される。
そして、この中にいろいろな指示や文字テキストを入れて前後を挟む、先生曰く「入れ子」の構造。
今日の勉強事項は、HPの基本構造、文字の入れ方、背景色の変え方、注釈の入れ方など。
悪戦苦闘してますがみんな、なんだかんだで仕上がっている。
あと、細かい点では、
・ctrl+vでペースト、ctlr+cでコピーの二つの機能を使っていくと便利になる。
・最後にファイル名を名前.htmlにして、保存場所はデスクトップにすること。
などの指示を受けた。
続きはまた来週。先は長いですががんばりましょう。
【ゼミU・V】
欠席:3年1名/4年2名
OBの五木田さんが見学にいらっしゃいました。就職が決まったそうでおめでとうございます。
今回は来週からに備えての各種準備となった。
まず、関根さんから鴨川でのゼミ合宿の説明と出欠確認。ここで日程の詳細や発表順序を決めた。あと、併せて合宿費の前払い分、9000円の回収も行われた。
次に、ゼミの新規募集について先生から。10月18日の学部デーにオリエンテーションがあり、そこで発表を行う。発表の持ち時間は10分間で、ガイダンスと授業見学会を10月24、31日に行うことに。そこではゼミU・Vも公開することにした。
二年生はオリエンテーションの際のパワーポイントを作成するようにとの事。一人でも多くの一年生が興味を持ってくれるように頑張りたいです。
(武林)
2006年7月11日(曇り)
授業
欠席者:無し
まず、前回の日記の確認と後期の授業計画について先生より補足があった。
- 後期は、別のテキストを利用。
- ゼミの募集(ガイダンス・ビラ等)の準備の中心は、二年生。
- 後期に卒論準備のために、HP作成講習をする
- そのために、「夏休み中に卒論テーマ・ケースの勉強しておくこと」
【ゼミT】
テキスト第二章の発表。担当者は、井上君・岩崎さん・荻嶋君。
発表に対して以下の質問・コメントがあった。
- 枠が残っていて見にくい。
- 「言いがかり資源」とは何か?
- 「凶悪系」から「なさけな系」に移ったのか?
- 太陽族とは何か?
- 文字に影を付けると見えにくくなる。
- 「祭り」とは何か?語源はネットか?
【ゼミU・V】
まず、次回合宿の日程他について
- 前回申し込んだ日程が選外に。10月13日〜15日を候補に再申請。
- 7/23にゼミ総会連絡の封筒詰め。暇な人は手伝ってほしい。
次に、
4年三星さんの発表:
- 産業クラスター制度についての発表。
- 産業クラスターは歴史的な背景が大きく、日本にあったモデル構築は海外の模倣では意味がない。
- 研究動機は、中小企業のコンサルタントのアルバイトで、中小企業で勤める人と触れ合う機会があった。
- 日本の場合、ある地域に自然に集まった産業を自治体が支援。今あるものを残すことが念頭にあり、新しいものを作るというわけではない。
- 自治体が産業クラスターを作ろうとしても、企業が実際に動くかどうか疑問。
- もともと企業が集積していない地域はどうなるのか?
- アメリカの場合、「ベンチャーキャピタル」が存在する。中小企業にとって、最大の問題は資金力。
続いて、
関根さんの発表:
- 不妊治療の保険適用化についての発表。
- 10組に1組が不妊症と言われるが、実際は不明確。
- 体外受精を行った場合、大体25〜50万円かかる。
- 不妊要因は男女比1:1だが、女性に対する治療法の方が多い。
- 経済的な負担を軽減すれば、不妊治療は増えるか?
- 不妊治療の保険適用の成功事例はオーストラリア。
- 保険適用されない理由は、成功率の低さ。
- 最近メディアでこの問題が取り上げられるのは「少子化」の文脈において。人口は国のかたちを規定する最重要な要因の一つである。
- 外国で保険適用がなされた理由は、日本とは異なる。一般的に日本のほうが、少子化進行のスピードが速い。
- 圧力団体が形成し得ないのは、絶対数が少ないからか?ネットワークがないからか?
最後に、
合宿の決算
・支出 195405円
・収入 216000円
一人当たり1145円の返却。平塚さんまで。
次回は、前期試験中でもあり、各自自習。
(高橋)
2006年7月4日(晴れ)
授業
欠席者:なし
【ゼミナールT】
合宿を含めた日記の確認。
予定では、テキスト第二部の発表。担当の3名が準備を怠りアウト。先生より注意がある。
先生より後期の授業計画について説明があった。
後期からは別なテキストを使用する予定。来期のゼミ生募集活動の中心は2年生。スライド、ポスター、ガイダンスなどの企画、作成、実施を行う。
3年からの卒論執筆のために2年生でテーマ、ケースの選定。この夏休みを利用して候補を探すこと。
後期には個人HPを作るためのタグ付きHTML作成講習を行う。タグを使うのは、ソフトを使うとあれこれ盛り込んでサイズが大きくなり、ゼミに配分された総容量の中で将来のゼミ生分を含む卒論ページに影響を及ぼすため。
発表は来週に持ち越しで、自習。
【ゼミナールU・V】
土曜日に行ったOB・OGの方々による就職相談会の感想を上沼先生宛てにメールで送るようにとの事。
第2回合宿の日程等を決める。
日程:10月7、8、9日
場所:鴨川セミナーハウス
(佐藤)
2006年7月1日(土)(晴れ)
ゼミ卒業生による就職説明会
欠席者:1名(他箇所補講授業)、1名(サークル)
( )
2006年6月23日(金)〜25日(日)(晴れ)
軽井沢セミナーハウス合宿
欠席者:なし






( )
2006年6月20日(曇り)
授業
欠席者:1名(発熱)
【ゼミT】
最初に先生から、7月1日(土)のゼミ卒業生による就職説明会についての開催趣旨と、この行事に伴い、また、合宿明けでもある27日の火曜日ゼミを休みとすることについての説明があった。
今週もテキスト『ニートって言うな!』第二章の要約発表の続き。
以下の意見があった。
- プレゼンのビジュアル面では:
- スライドのペンを活用すると、喋りと同調してプレゼンできる。
- 見出しのフォント、色を工夫すると見やすくなる。
- 文字にリンクを張ると文字の色が(青に)変わってしまうので、横にリンクのための文字(たとえば「・」の文字を追加してそこにリンクを貼るとビジュアル的に良い。戻りたい場合も、「戻る」を挿入してリンクを貼るとスムーズにプレゼンが進む。
- 箇条書き、段落番号などの機能を活用すればきれいに仕上がる。
- 要約内容からは:
- 桑原さんが本文外から調達したギャップイヤーという制度が、プレゼン内容を上手く肉付けしているとの先生からのコメントがあった。
- 「デュアルシステム」に関連して、佐藤さんが見つけた厚生労働省のHPから日本版デュアルシステムについての資料を見る。「働きながら学び、学びながら働く」がモットーらしい。
- プレゼンの展開について:
- スライドとスライドの流れをつなげる事を意識して、論理展開を明確にする。
- 内容・文字数が多ければテキストをなぞっただけになり、少なければ逆に内容がつかめないので、筆者が何を言いたいのかを把握した上で、内容を咀嚼しながら要約していく事が大事。武林の要約及びフォントの工夫が先生から評価された。
- 動画の見方について、ストリーミングとダウンロードの違いの説明があった。ストリーミングはデータを少しずつ受け取りながら再生するのに対して、ダウンロードの場合は一度PCにデータを全部取り込むことが必要。閲覧のためには動画の形式に対応したソフトが必要になる。
最近は特にプレゼンの内容や表現方法などに各自が様々な方向で工夫をしており、個性も出てきたように感じる。
仲間のプレゼンから良い点を取り入れ、各自のプレゼンに活用していくのが良いのではないかと思う。
次回からは、第二部の発表。
【ゼミU・V】
西部さんから7月1日に予定している、OGの方にお越しいただいての就職説明会についての説明があり、質問内容を皆で考えた。
続いて平塚さんからゼミ合宿についての説明と、発表順など必要事項事項の決定を行った。
第二回ゼミ合宿の日程も、10月19〜21日で仮決定。
今日はゼミ合宿が控えているため、発表はなし。
(武林)
2006年6月13日(曇り)
授業
欠席者:1名(腹痛)
【ゼミT】
前回発表していない人たちによるテキスト『ニートって言うな!』第二章の要約発表。
スライド及び配付資料に対して、以下のような意見が出た。
- 作図を用いてプレゼンすると、確かに見やすいが、記憶に残らない。ある程度テキストを使うことも必要。
- 1990年以前と以降との対比部分は、「対比」が一目見て分かるようにスライド作成を工夫する。
- 職業専門教育は重要だが、名も残さない職人達の後世に残る仕事を思えば、階級社会、あるいは身分制社会の方が優れていたことにならないか。そういう議論も無縁ではない。最近の中高一貫教育とか、企業が設立する高校とかは、どう評価するべきか。
- ドイツの「デュアルシステム」と「マイスター制度」の違いは何か。
- オランダの「12歳の選択」という記事が参考になる。
次回は、残る人たちのプレゼンとし、テキストの第2部以降は、3,4名で分担発表することにした。
【ゼミU・V】
最初に平塚さんから6月合宿についての説明があった。次回のゼミで宿泊費等5000円を集める。交通費等は後で集めて清算することに。
続いて、4年前花さんと3年前田さんの卒論研究発表。
前花さん「石垣島の観光と地域経済活性化」
石垣島の観光政策の現状に関する発表が行われ、以下の意見があった。
- 島外資本がどれくらい入ってきているのか。
- 発表されている経済効果の数字の信憑性はあるのか。
- エコツーリズムとどう絡めて、研究を展開するのか。
- 現状の観光が「持続可能」でないという根拠は何か。
- 石垣島市民、議会は何を考え、何を希望しているのか。
前田さん「ストリートアーティスト支援と文化振興」
前田さん自身の体験などと共に東京都の政策が発表され、以下のコメントがあった。
- 東京都のヘブンアーティストはどのような基準で認定されるのか。
- 「文化」の定義は何か。
- 支援政策が存在するのに、利用しない人がいるのはなぜか。
- 埼玉県でも東京と似た支援策が報道されている。
- 各地の支援政策の「政策評価」を、政策担当者とアーティスト双方に面接調査してやれば面白い。
最後に関根さんのインターンシップへの課題プレゼンとアンケートがあった。
(高橋)
2006年6月6日(曇り)
授業
欠席者:なし
【ゼミT】
欠席者名をHPには載せないが、MLで配信する日記案には書くようにと先生から指示を受ける。
日記確認の後、テキスト第2章のパワーポイント更新者及び前回欠席者等の配付資料の印刷。時間をとる作業なので、印刷は効率よく済ませましょう。
全員の発表後に講評ではなく、一人ずつ発表直後に講評をしていった方が効率が良いとの意見が出たため、まずは実施。
井上君、岩崎さん、荻嶋君の順で、テキスト第2章の要約をスライド発表。
特に、筆者が目指す「若年労働市場の概念図」の読み取り方についてと、「職業的意義の高い教育」を求める筆者の主張について皆で議論した。以下の意見があった。
- 筆者の図C(p.81)がわかりにくい。典型、非典型を包む全体のバケツ型線。線αの曲線。破線の支援機関。非典型雇用の大小のベクトル。
- 政策論としての具体性に欠ける。例えば、「支援機関」。
- 筆者は、増大する一方のフリーター問題への解決を提案しているのであり、安全な地点から筆者を理想論だと批判するのは間違っている。企業は利益を求めるがためにした非典型雇用のツケが今回ってきて社会問題になっている。社会のための保険と考え、企業が少しの負担、リスクを負うことも必要なのではないか。
- 自民党の総裁候補が「格差社会」、「再挑戦できる社会」をテーマにしている。
- 専門性ではなく一般的な素養で選抜し、入社後に企業の中で人材を育て、固有の技術を継承していく「企業内労働市場」が効率的で基本であるという企業側の論理・慣行も無視できない。
- ドイツのデュアルシステムやイギリスの教育システムは、階級社会を前提に成立しているのではないか。
- 高校や大学の職業教育ができたとして、少ないが中卒者の雇用はどうなるのか。
- 筆者が専門性の高い職業教育を求めているのは、企業が採用の際に皆が同じ土俵に立って評価される事を目指したからなのではないか。
- 専門性の高い職業教育とそれによる「強い個人」いう理念はわかるが、具体的なカリキュラムはどんなものか。高等教育機関の使命は、「教養」にあり、実務ではないのでは。
- フリーターの増加に歯止めをかける意見が出た事自体は十分評価できる事であり、筆者を真っ向から批判するのは良くない。
先生は、テキストの意味を分かろうとする姿勢や観念的に批判するのでなく具体的に何が問題なのかを指摘し議論する事が大切だとおっしゃった。
今回の様に発表直後に講評をした方が、議論が盛んになり問題解決に対する意識も高まり良いと思った。
【ゼミU・V】
番匠さん卒論計画の発表
テーマは「文字活字文化振興法と活字文化の未来」
活字離れではなく、活字文化の移行という問題に焦点を当てた研究に以下のような意見があった。
- 文字活字文化振興法がどのように関わっていくのか
- 言葉自体か、メディアかなど問題の視点を明確にする事
- 問題は失われつつある教養主義(⇔実用主義)なのではないか
- 教養の低下は学力低下にも結びつくのではなど研究を広げていくのはどうか
先生がイギリスの教養主義の例や、インターネット図書館「青空文庫」を紹介して下さった。
次回は、残り7名によるプレゼンと講評。
(佐藤)
2006年5月30日(曇り一時雨)
授業
欠席者:2名(サークル、風邪)
【ゼミT】
前回の先生の指導に基づいて、今週は、ゼミ生が教室の鍵を開けて授業開始の準備を整えることができた。
日記確認のあと、まず、テキスト『「ニート」って言うな!』(第1部、第2章)のプレゼンスライド配付資料を各自印刷した。
その後、先生からゼミの取り組み方について再度話があった。
ゼミU、Vでは2年生はオブザーバーとしての立場であるものの、先輩の発表に対して自分の考えを言えるようすること。少なくとも、日記当番は感想など付け加えること。 次に、先週の発表の講評を順番で行った。以下の意見があった。
- クリップアートは、文脈の適切なところに挿入する。
- 配付資料のヘッダーとフッターの記述内容を的確にする。
- スライドに字数が多い。ポイントに削ぎ落とし、視覚に訴える図表を用いる。
- テキストを1回通読後、時間を措いて論理展開とポイントを絞り、取捨選択する。
- 関連するウェッブサイトのリンクは効果あり。図表、テキストをDLして利用する際には著作権や出所を明示する。
- テキストの要約は時間を多く割けば良いのではなく、限られた時間だからこそポイントを要領よく絞る。詳細部分は、聴衆に配布資料に書き込んでもらう。
- 参考文献や引用文の書き方:著者名「論文名」編著者名『題名』出版社名、刊行年、(論文の場合は)pp.(ページ始)−(ページ終) の順。
- 発言する時には、自分のことを「オレ」と言わない。「私」とする。
先生から、ウェブサイトリンクや図表を利用した数人のプレゼンを評価するとまとめがあった。早速、図、図中のテキスト、配色、などの描き方を、武林君から教わった。加工したい対象に右クリックすれば、探しているメニューがきっと見つかる。
やはり、「プレゼンをする」のだから本を読むこととは違う。
本の文章をそっくりそのまま写して発表するだけでは、プレゼンとしての意味はない。
どのようにわかりやすく発表をするか、しかしそれだけでなく、何を伝えるのか、その伝えるものを明確に把握するスキルも身につけたいと思う。
来週は、テキスト第2章の発表と講評の予定。
【ゼミU、V】
3年生高橋さんの卒論計画の発表。
テーマは、「医療制度改革について考える」。
前回のコメントから、今回は高齢社会における社会保障の問題を医療制度改革に的を絞った。テーマ選択の動機が述べられたが、医療制度改革の何を問題としたいのか、どう展開していくのか、疑問だとのコメントがあった。衆議院での強行採決の過程で問題となったポイントを整理することから発表することになった。
4年生田中さんの発表。
テーマは、「海岸侵食を考える」。
海岸侵食に対して十分機能しない行政から、市民活動へと視点を移し、市民の環境意識を高めることで、解決策を探る研究へと重心を移したいとの方針を発表。
方針転換したことで、以前からの研究の位置づけはどうなるのかという質問があった。土木工学的アプローチと住民の活動とを別個としないで、行政単位の錯綜はあるが、住民の声や土木工学の専門家の声などが、どのように議会を通って行政を動かすかという社会科学の課題として引き続き研究すれば良いとの指摘が先生からあった。
今日はOBの大林さんが来てくださった。
大林さんの上沼ゼミ時代の研究をホームページで拝見した。
「パブリック・アクセス」を切り口に市民主体の地域作りを提言した研究で、とても興味深かった。
(桑原)
2006年5月23日(曇り雨)
授業
欠席者:なし
先週の日記を確認。
先週欠席した人で一部、日記を読んでいないことがスライドの配付資料印刷の過程で判明。日記の目的の一つが、事情があって欠席した場合にも授業内容が最低限伝わることにある、のだからこうした怠惰は許さないと先生から厳しく注意があった。
また、5限の前にゼミ教室の廊下で談笑していないで、学生証と交換でIT支援室で教室借用の受付を済ませ、PCを利用して各自必要な作業を進めるよう、手続の説明があった。
先週欠席した3名が「配付資料」を印刷。続いて、全員がテキスト『「ニート」って言うな!』の第一章を順次、パワーポイントで発表。
来週は、発表に対するコメント(事前に用意)と第二章のプレゼン配付資料の印刷を行う。
(キシモト)
2006年5月16日(雨)
授業
欠席者:3名(風邪)
【ゼミT】
まず、各自で先週の日をの確認しました。
次に、先生からフリーソフトPrimoを使ってのPDFの操作プレゼンが行われた。
PDFに印刷すると、幾つかの点で利点がある:
- 研究や発表で使うwebページの「名前を付けて保存」よりもアーカイブ保存に優れている
- ワードなどソフトに関係なく誰でも見れる
- ファイル・サイズが小さい
- 画面がきれいに拡大できる
- パワーポイントの描画ツールでは簡単に作成できない図表資料を、スキャンしてワードなどで整形し、それをPDFに印刷してリンクを貼る、などプレゼンの工夫が可能となる
についての説明がありました。
続いて、今日は課題テキスト『「ニート」って言うな!』(第1章、第1部)のプレゼン準備(「配布資料」の印刷)を行いました。
(印刷時の留意点:印刷の設定→印刷対象、単純白黒、1枚当たりのスライド数を入力→ヘッダーとフッターの表記など「印刷プレビュー」で必ず確認→部数の設定→OK→メディアを「安全に取り外す」)
次回は、各自の発表と講評。
(カナイ)
2006年5月9日(くもり)
授業
欠席者:1名(風邪)
【ゼミT】
まずはじめに、先週の日記の確認。
先生から、日記当番が日記に書いていた通り、パワーポイント講習の進捗度に昨年度と比べても受講生間でも、かなり差があり心配だとの指摘があり、自習用のCD-ROM付き補助テキストが紹介された。ブライドタッチ入力同様に、各自、自習により技能を向上するよう指導があった。
引き続き、パワーポイントの講習。
今回は、ハイパーリンクを使ったウェブページやスライドのリンクの方法、アニメーションの使い方、配付資料の印刷の設定などを習った。
その後、各自パワーポイントを使って自習。
宿題として、来週から使用するテキスト『「ニート」って言うな!』の第1章の要点を各自パワーポイントにまとめてくることになった。走りながら、パワーポイントの習熟度を上げて行くとの先生の方針。
まだまだ知らないことだらけで不安だが、PCスキルはこれからプレゼンをしていく上での前提なのだから、頑張って身につけたいと思う。
【ゼミU・V】
先生が大学の会議で中座されている間に、第一回ゼミ合宿について話し合い。
全員の予定がなかなか合わず先輩方が調整に苦労していたが、6月23〜25日の二泊三日で決定した。場所は追分軽井沢の大学セミナーハウスを予定。
大まかなタイムテーブルも決めた。
2年生もプレゼンがあるかもしれないと聞き今から心配だが、はじめての合宿ということで、なんと言っても楽しみ。
(角谷)
2006年5月2日(雨)
授業
欠席者:なし
【ゼミT】
先週の日記の確認。
当番が日記案をMLに流す際、携帯メールのように、改行のないテキストとした点で、先生より注意があった。ゼミのHPにある日記のソースの、改行タグや段落タグ、箇条書きタグを見て、日記テキストでも視覚的に読みやすい工夫をすること。
引き続きパワポの講習。
ウェッブサイトを「名前を付けて保存」する幾通りかの方法を学び、一例の画像をファイルからパワーポイントに挿入する方法、その際の著作権への配慮(出所の明記など)を学んだ。難しかったけど使いこなせるように頑張りたい。
【ゼミU・V】
番匠さんと高橋さんの発表。
- 番匠さん:「新聞の特殊指定見直しと活字文化」について。
用語説明のみで自分の意見がない、特殊指定と活字文化のつながりが不明瞭、何を問題にしているのかわからない等の先輩方からの厳しい指摘があった。
番匠さんは自分の研究したいテーマが見つからず悩んでいるようだった。
その為先生や先輩の意見も研究内容そのものに対することと言うより、今後の研究姿勢に対することだった。
これは他人事ではないな、と思いながら意見を聞いた。
- 高橋さん:「高齢社会と社会保障」
これはすでに先行研究も多く出ているであろう、わが国が抱えている問題の中でも最も重要なものだ。先輩方からは研究テーマが大きすぎるから、その中からいったい何が問題なのか絞って研究してみては、と言う意見があった。
高齢化社会の問題は多くの人が研究しているが、未だ解決策が提示されていないとても難しい課題だと思う。あえてその難しい課題に取り組もうとする高橋さんの姿勢にとても刺激を受けた。
まだパワポもろくに使えず先生に心配と迷惑をかけている状態だが、今後先生に見放されないように頑張ろうと思った。
(荻嶋)
2006年4月25日(雨)
授業
欠席者:なし
来た人からPC起動。今週は、みんなスムーズにログインできました。
先週の日記を読み合わせて確認。
先週に引き続き、パワポのビデオを見たあと、前回と今回配付された資料を見ながら各自練習。フラッシュメ・モリーを用意してきたので、それに保存。休憩。
3年生の発表。
1.平塚さん「救急ヘリの運用と現状」
2.関根さん「不妊治療の保険適用を考える」
プレゼンの仕方はもちろん、パワポの使い方のいい勉強になりました。それぞれの発表のあとに、たくさんの質問、アドバイスがありました。自由な雰囲気がいいなと思いました。早く上沼ゼミに慣れて、意見など言えるようになりたいです。
授業後に先生より、幾つか注意事項がMLで伝えられました。
- お互いの挨拶をもっとしっかりしましょう。
- 授業への欠席遅刻は、納得できる理由がなければ、評価が落ちます。
- 居眠りしていて授業中の指示がわからなかったとか、ファイルを保存するほどの作業をしていない、とかのネガティブな行為や発言は、低い評価となります。
- 担任も含め発言者や発表者の目や提示しているスライド、資料、を見ていない、資料にメモをしない、ぼんやりした風は、低い評価となります。
- 発言を一度もしないのは、言うまでもありません。
次回は、連休の谷間ですが、ゼミを実施。引き続き、パワポの講習。
(岩崎)
2006年4月18日(晴れ)
第1回目の授業
欠席者:無し
ゼミ室にて、各自ノートPCの起動と無線LANによるネット接続のログインを試す。今年度からログインが多少変更になったことと、利用者多数に伴う混雑のせいか、なかなか接続できない。サポーターのアドバイスを得て、なんとかログイン。
次に、waseda-netのメールを起動し、先生よりの注意事項メモを読む。以下の注意があった。
- 欠席遅刻の事前連絡は、授業用MLへ(但し、プライバシーに関わる場合は担任へ)。件名には用件と氏名「欠席願い(氏名)」を表記。本文には理由など明記。
- MLは登録メンバーのみ投稿可。各自の携帯等へ転送する場合は、登録されたwaseda-netのアドレスから転送設定を各自すること。各自に割当てられた容量をオーバーして 配信されない事故が多いので、こまめに不要メールは削除する。授業に関する用件に投稿内容を限定します。ゼミ生仲間の研究に資する情報の提供など。
- 個人的な相談などは、ゼミ直前の午後2時半から4時までの担任のオフィスアワーを利用。無論、授業時間でも可。メールでも可。
- ゼミ生としての評価が基準に達しない場合には、後期初めに実施されるゼミ継続許可アンケートで不合格とします。
- ゼミ日記は当番制です。PCで授業中に、メモ帳により日記を書き、ゼミ日記案としてゼミMLに数日の内に送信する。他のメンバーは修正など意見があればMLに投稿。最終的に担任がHP管理責任者として点検し、次回授業開始時に確認する。日記案には署名を付けること。
- 授業教室の鍵とPCは担任が手配しますが、授業開始時間に会議などで遅れる時は、ゼミ生が学生証を6階の支援室カウンターで預けて必要事項をノートに書いて、部屋の鍵を開けて、各自PCをセッティングして準備を開始する。学生証は、支援室で担任が貰い受け、返します。
- 授業教室は、他の利用者のことを配慮し、電源ふたの閉め、PCの整理返却、椅子のセッティングなど他人任せにしないで各自が実施。
- 担任へは無論、職員、ゼミ生同士に挨拶をする。
- ファイル保存や移動のため、フラッシュ・メモリーの利用を推奨。
次に、プレゼンテーション技法として、パワーポイント講習の資料テキストが配布された。各自、とにかくPCで資料に即して講習を開始。途中から、先生が講習用のビデオを流して、それを観た。次回は、この続きの予定。
パワポは他ではなかなか学べないのでいい機会だと思う。これから三年間やっていくわけだから仲良く、しっかりやっていきたいと思います。
(井上)
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