Diary 2015

14号館1階エントランスホール 藪野先生「集まり散じて」の前で(2015/04/07)
Always, now under Construction.
この日記は、ゼミナールT(政策科学研究)の活動内容を公開するものです。毎週当番が日記を書いてメーリングリストで担任とゼミ生に送信し、修正を加えてHP上で更新し、次の授業の冒頭で出席者全員で再確認しているものです。
個人情報保護の観点から、欠席者、遅刻・早退者の氏名はHP上では非掲載としています。その日の授業内容を要領よく記述する文章表現の訓練、毎週の授業内容の相互確認、当日欠席者への情報伝達、学部一年生向けのゼミ案内、などを目的としています。(担任・上沼)
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2016年1月19日(晴れ)
第14回授業
欠席者:3名(1名留学中、1名研修、1名体調不良)
遅刻者:なし
この日までに各自ホームページの更新を進め、授業ではピアレビュー(peer review)を組み合わせを変えて二回行った。
二人ずつの組みになって、「情実なしに評価」をし合った。文章の内容から構成・レイアウト、誤字脱字など様々な観点から評価し合ったが、中でも改行の忘れが多く指摘された。
ピアレビューでのコメントを踏まえて加筆・修正したゼミ論を、2016年1月29日(金)23:59までにCourse N@viにて提出する。この時、以下の点に注意する(例:石川君の場合)。
- フォルダ名は「ishikawa」とし、更新したからといって「ishikawa 2」などとはしない。各自のメディアに複数バージョンを置くと、混乱のもとになる。使わない画像や表などの素材、メモ書きなどをフォルダに置かない。整理整頓。
- 「ishikawa」フォルダの中にある「ishikawa.index.html」を実際に開けることを確認する(自分のPCでは問題がないのに、他のPCでは画像が表示されない、などの事故がある。原因は、画像の挿入を指定するパスの記述<img src="・・・.jpg">が間違っている場合が多い)。
- 最終更新日の日付を再確認。
- フォルダをzip形式にして圧縮してから、提出する。
期限までは「一時保存」や「再提出が可能」であり、また成績評価に直接かかわってくるため、各自、納得がいくまでしっかりと推敲すること。
次回第15回授業は、期末試験期間中なので、ゼミ教室授業は行わず、期末レポートとして、各自のゼミ論ホームページを更新し、Course N@viにて登録、提出し、先生がフィードバックの研究指導を行います。
(富山)
2015年12月22日(晴れ)
第13回授業
欠席者:2名(内1名留学中)
遅刻者:なし
前回の授業内容を確認したあと、期末までのスケジュールと、プレゼン内容の論文ページへの落とし込みについて、先生から確認があった。また、最後に各自、論文ページを印刷して仲間で交換して、添削や講評をし合う「ピア・レビュー」をしたい、との提案があった。
【木村君 発表】研究テーマ「日本におけるサッカーを利用した地域振興〜地域クラブの事例から考える〜」
章立て:
- 研究目標
- 先行研究:アルビレックス新潟
- クラブ発展の問題と政策
- アルビレックス新潟の成功(持続的経営達成、地域活性化)
- トリプルミッションモデル⇒勝利・普及・資金のバランスをいかに保つかがポイント
- 今後の課題
- トリプルミッションモデルに基づく、勝利面からの研究
- 先行研究の調査継続
発表に対するコメント:
- 日本では、まだまだスポーツへの関心が薄く、マイナーなスポーツチームには目が向けられにくい。強弱に関係なく、地元のクラブに地元民の関心を向けさせるには、どうすればよいかを模索すべき。
- サッカーの特徴をどう活かすのか?スポーツに焦点を当てるのか?サッカーに焦点を当てるのか?
- 勝てるチームを作ることに焦点を当てるのか?勝てる勝てないに関係なく、地域振興(雇用や収入獲得)を目指したチームを作ることに焦点を当てるのか?
- 百年構想の理念は?ビジョンは?どうしてこの構想が生まれたのか?誰が関与しているのかなど、政策過程に焦点を絞る方が良い。お手本の先進国、先進事例との比較や政策の段階を検討するためにも。
- 印刷方法の改善:配布資料の両面印刷では、天地に注意する。
【海津君 発表】研究テーマ「高齢者向けの通信サービス〜IP電話時代の中で〜」
章立て:
- 前回の発表
- 研究動機
- 通信業界の現状
- アメリカ、スウェーデンの通信サービス
- IP(Internet Protocol)電話について
- KDDIのIP電話における特徴
- NTT東西のIP電話における特徴
- 今後の展望
- 総務省の研究、調査を調べる。
- 日本国外の通信サービス、政策を調べる。
発表に対するコメント:
- 単なる技術問題ではなく、社会科学的に、関連する社会問題に絡めて、研究を進める方が良い。高齢者のニーズを探るなど.
- 総務省は、世代交代が進むまでの時限的な課題と考えているのか。
【秀君 発表】研究テーマ「ICT教育の有効活用〜小中学校での活用を目指して〜」
章立て:
- はじめに
- 外国のICT教育導入事例
- まとめ
- ICT活用教育は、国ごとに異なる。
- 導入手段の考慮が必要
- 自国の目的に合致する導入、活用法を考慮する必要
- 今後の方針
- 日本の導入、活用目的を再確認
- 具体的な導入事例を調査
- 最適な導入手段模索
発表に対するコメント:
- 「21世紀に求められるスキル」について、既に20世紀から求められているもの大半であり、政策でも実験が行われてきている。ポイントは、それらをどう評価するのか。
- 情報教育の定義について明確化する。
- ICT教育化の意義は何か。前提としないで、誰がそれを求めているのか。まさに政策過程を詳しく分析する必要がある。
次回は、プレゼンの続きを予定。また、各自、これまでのプレゼンとコメント、講評を受けて、ゼミ論ホームページに落とし込んで、期末の論文提出に備える。
(堤)
2015年12月15日(晴れ)
第12回授業
欠席者:2名(内1名留学)
遅刻者:なし
授業の最初に先生から、次の伝達事項があった。
- 年度末にはゼミロッカーは空にする必要があるため、本年度最終授業の当番担当者はロッカー内を整理して、教室に運び込む。コピー用紙などは戻さない。
- 1月26日迄に、パワポで発表してきた内容を、論文の形にし、ナビのレポート機能を使い、zip形式で提出する。
その後、3名の研究発表を行った。
【堤君 発表】研究テーマ「脱ギャンブル依存国家〜パチンコ依存患者のケアと賭博に頼らない国づくり〜」
章立て:
- 研究動機
- 日本のパチンコ依存者の実態
- 先行研究@:パチンコ依存症の個人的要因
- 先行研究A:パチンコ依存症の社会的要因
- 研究方針
- 参考文献
発表に対するコメント:
- スイスの依存症患者に対するシステムを参考にすると良い。治し増やさないという政
策は壮大すぎないか。→根本的な解決には治す・増やさないという2つを軸とする必要がある。
- 治療施設の数の状況は?→現在に関しては不明。
- パチンコの依存症問題は、政策課題になっているのか?→政府としては、なされていない。
- 政府や医師会は利害関係にある、がどのように動いているか。課題になっていなければ何故なのか、を明らかにする。メディアは問題として取り上げるが、政府としいては動いていない?。→治す動きはあるが、増やさない動きは無い。
- 監督官庁は何か。→警察庁。
- カジノ法に関しては、今後も浮上していくのか、懐疑的である。治す、増やさないどちらに取り組むのが良いか考える。パチンコ以外の他の依存症への対策はどうなっているのか。
【稲垣さん 発表】研究テーマ「水田における生物多様性推進」
章立て:
- テーマ変更:理由
- 研究動機
- 研究概要
- 環境保全型農業推進コンクール受賞
- 考察と展望
発表に対するコメント:
- 環境保全型農業を行っている農家の割合はどのくらいか。→20例程度だが、レベルは疑問、割合としては非常に少ない。
- 生物多様性と環境保全型農業の意味合いの違いは何か。→ほぼ同じだが、含んでいる意味の範囲の違いが存在する。
- 政策として政策システムの中で、生物多様性がどこに存在するのか明確にする。稲垣さんにとっては、生物多様性は重要であるが、他の人も同様だとは限らない。当然のことだとしないで、例えば、生物多様性条約の現在と政策的意義から、始める。
- 環境保全型農業でのブランド力の低下という現状がある。どういった策が必要か、様々な案の中で検討するのが良い。先行研究を調べ、押さえる。
【片矢さん 発表】研究テーマ「東京都におけるゴミ処理問題〜名古屋市のゴミ処理成功事例の観点から〜」
章立て:
- 研究動機
- 前回までの研究
- 東京都の最終埋め立て地が抱える問題
- 先行研究
- 参加者の定義とゴールの設定
- 東京都の現行の政策
- 応用可能な具体例
- 今後の展望
発表に対するコメント:
- 東京都がゴミ処理できなくなるのはいつか。→断言はできないが、数十年以内。
- 先行研究の上に立ち、考察することが重要。片矢さん自身の義務教育のなかでゴミ問題を教育された体験を、更に体系的にすると良い。また意識づける政策やその仕組みという面からの研究は必要。何が東京都の政策アイデアになり得るか。するべきか。
次回は、引き続き2回目の発表を行う。
(木村)
2015年12月8日(晴れ)
第11回授業
欠席者:3名(体調不良)
遅刻者:1名
【井上君の発表】研究テーマ「観光業の格差の是正〜東京都と奥多摩の2つの自治体から〜」
章立て:
- 前回のコメント
範囲→奥多摩に絞る 主体→東京都・奥多摩の2つの自治体
- 東京の観光の現状
観光客のほとんどが都心部へ。日帰りが多い。
- 奥多摩町の課題と政策
人口減少・定住化政策
- 奥多摩町の定住化政策
資金援助など
- 奥多摩の基礎情報
都心から離れすぎている。→定住化は難しいのではないか。
- 東京都の政策
伝統を活かした観光政策→あまりうまくいってない。
発表に対するコメント:
- 観光スポットがない。その中で観光客を増やすのは難しいのでは。具体的にどのような方針で進めるか。→奥多摩にしかないものを探すのは難しい。都内にあるというのをアピール。
- なぜ奥多摩か→23区とそれ以外では広すぎるので、訪問した経験もあるところに絞って考察したい。鍾乳洞や紅葉など観光資源はある。
- 主観では?地元の住民や議会、行政などがどのようなニーズを持ち、行動しているのか。
- なにを政策課題とするのか、誰のための政策課題なのかをはっきりさせるべき。
【中村君の発表】研究テーマ「空き家問題について〜空き家のメカニズムから考える〜」
章立て:
- 空き家とは
空き家は4種類に分けられる。
- 空き家が引き起こす問題
倒壊、治安悪化、悪臭などの影響、景観悪化
- 空き家のメカニズム
どうにかするには売却、もしくは解体。→地価の下落や高額な解体費のため、困難。
- 空き家対策
自治体による空き家管理条例(処置を勧告)空き家バンクの設置(購入、賃貸を募る)→所有者不明で倒壊しそうな空き家は?
- 空き家対策特別措置法
所有者不明でも国が解体できる。
- 現状と今後の方針
所有者不明の空き家が、特に都市で増加。→都市に注目。所有者不明の空き家に焦点を当てる。犯罪防止につなげるかも。
発表に対するコメント:
- 空き家の有効活用の事例
高知県で空き家バンクの活用→移住促進、人口増加。 徳島県で移住コーディネーターが活動 ※徳島新聞等の地方新聞に空き家情報が多い(良元さんから)。
- 都市部に関しては、空き家を作らないという観点も持つべき。
- どうして都市で空き家が増えるのか?→新築志向の存在では。
- 課題の意義については、よく分かった。考察は、「空き家対策特別措置法」の政策過程を軸に、調べて掘り下げて行くこと。どのようなアクターが、どのような利害関心から、課題を設定し、法律を作ったのか。
【良元さんの発表】研究テーマ「地域振興における行政のあり方〜テーマパークによる地域活性化〜」
章立て:
- 前回の発表
- テーマパークと地域
経済効果、雇用創出
- 経済効果と雇用創出
大規模テーマパークになるほど効果が大きい。
- 事例T・U
「アーク・エンカウンター」…失業率に悩む州当局が全面支援を表明。
「なめがたファーマーズヴィレッジ」…新たに300人の雇用を創出。
- テーマパークの課題
集客の薄さ、人手不足、収支不均衡、交通アクセス、環境破壊、コンセプトの不透明、追加投資、第三セクター形式
- 第三セクター形式
民間活力の注入→テーマパーク経営に長けた専門家の不在。経営責任が不明。
- 事例V
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」…経営難→専門家の入社→再建
- 今後の展望
経済面からの分析、政策・法律を整理、先行事例の調査。
発表に対するコメント:
- 夕張の例のように、最初は成功したが衰退した例もある。テーマパーク・ブーム当時の経験は、その後、行政や民間の経営手法や理念にどのように反映されているか?→当時は第三セクター形式を採用していた。ハウステンボスは、第三セクター形式をやめた。その後、失敗を活かして模索している時期ではないか。
- 近年のアウトレットは、なぜ繁栄しているか?、一種のテーマパークでは?→商品を買うという目的だが・・・。
- 参考文献の記述法で、著書は『』、雑誌名も『』、新聞記事は、署名記事なら記者名、記事名、などを書く。
次回も研究発表と講評を行う予定です。
(梅津)
2015年12月1日(晴れ)
第10回授業
欠席者:1名(留学中)
遅刻者:なし
【海津君の発表】研究テーマ「高齢者向けの電話サービス」
章立て:
- テーマの変更(アパレル業界から電話サービスへ)
変更の理由:アパレル業界の問題は、ゼミの時間を使って考えるほどのテーマではないと思ったから。
- 電話サービスの研究をするに至った理由:コールセンターでのアルバイトの中で疑問を持ったから。
KDDIの回線が近年中に終了し、IP電話に移行するが、課題がある。→
IP電話はファックスが使いにくい。緊急電話システム使えない。地方だと電波を受信しずらい。料金がアナログの倍である。停電時に使えない。携帯電話を持ていない老人がどうするか、46パーセントしか普及していない。
- 研究概要:
- アナログ電話のメリットの考察
- アナログ電話のデメリット
- 高齢者が必要とする電話サービス
- IP電話の時代の中でも高齢者が不便を感じないような政策の提言
- 今後の展望:アナログ電話廃止の背景や先行研究を調べることで、より充実した研究に。理系の研究にシフトすることなくあくまで社会科学的な観点から研究を進めていきたい。
発表に対するコメント:
- 政策提言でIP電話のデメリットを解決する政策をという事だが、先行研究が特になく電波の問題が研究動機ならKDDIとNTTの電波の改善に終わってしまうのではないか。それが結論にならないようなその他のアプローチはあるのか。→IP電話をあくまで使用しながらもより高齢者向けにシフトし、インターネットを使用しない人も損をしない形式(ex.電波塔の問題など)の検討など、システム自体の改善に終始しない方向で研究を進めていきたい。最終的には自治体なども絡めていきたい。
- 政策課題を明確にするべき。IP時代のターゲットをしっかり明確にし(高齢者なら高齢者)、主管庁の総務省の立ち位置(研究会報告や提言)等もしっかり調べておくこと。
- 参考文献で、NTTやKDDIなど漠然と企業のホームページを乗せるのではなく、研究に関連するページ箇所をリンクする。
- 参考文献に名前の見える著者についても、どのような立場から考察や提言しているのかを確認する。
- 現在は、発展途上国でも携帯電話の導入が近代化のステップを飛び越えて一挙に進んでしまっている。国のインフラ整備の意思とは無関係に、多国籍通信企業が市場を拡大している。しっかり自分の研究の焦点を考え、他国の状況も鑑みて研究を進めていく必要がある。政策過程も。
【柳下君の発表】研究テーマ「都市インフラの更新ー今こそ急がれる老朽化対策ー」
章立て:
- テーマの変更(新横浜の開発から都市インフラへ)
変更の理由:すでに横浜市が新横浜の活性化に向け様々な政策に着手しているから。
- 都市インフラ更新の研究に至った理由:
免許をとり首都高を走った際、狭く感じた。学校設備などにも不満があった。東日本大震災で様々なインフラが機能しなくなり、茨城の霞ヶ浦の橋が崩れ落ちたり栃木のダム決壊などが生じた事を知った。2020年東京五輪がインフラ整備の起爆剤となる(特に首都高が計画中)。
- 日本のインフラの現状:大半が高度経済成長期につくられ耐用年数を超え様々な地方で建て替えの必要性が訴えられている。
- 日本のインフラの問題:公共事業費が多くなった安倍政権でも予算が足りない。2015年は6兆円である。老朽化対策で公共事業費が使い果たされてしまい新たな事業を行うことが予算上難しくなってくるのでは。
- インフラの老朽化による被害:山梨県の笹子トンネルの崩落事故を機会に、インフラの老朽化に世間の注目が集まった。他にも堺市や山手線でも被害あり。
- これから考えられるリスク:
- 首都高も30%が補修が必要であり、修理せず倒壊した場合、国の中枢機関がマヒする可能性も指摘されている。対策として「首都高速道路構造物の大規模更新のあり方に関する調査研究委員会」が一部の工事をすでに決定。
- 下水も老朽化が激しく、特に秩父市は、予算から足が出た分17.5パーセントの水道料金の値上げを余儀なくされた。
- 国内でとられている対策事例:インフラマネジメントの計画。定期的に修繕することで耐久年数を伸ばす。国土交通省が電解する次世代社会インフラ用ロボット(人件費を削減しロボットを導入)
- 海外でとられている対策事例:オーストラリア:インフラの初期段階を政府が主導し、軌道に乗ったあと民間が管理する。
- 今後の研究方針:自分が住む都市に焦点をあてて進めていきたい。首都高など特定のものに焦点をあてるのか、府中市などのインフラ更新のための制度を考えるのか。PFIやコンパクトシティなど先行研究についても調べていきたい。
発表に対するコメント:
- インフラを今後すすめるような政策を展開するのか→新しいものを作る余裕はないので、必要最低限のインフラをつくる政策を展開する。
- 耐用年数と耐久年数に違いはあるのか。公共事業には雇用創出という意味があるが、ロボットなどを使用するべきか→同じ意味である。今回は、インフラの老朽化の危険を排除するのが第一目標なので、それを優先させた研究に。
- 今後の研究方針で、インフラ更新の制度を考えるとあったがインフラ制度を考えていくと、つまるところ首都高など工学的な問題の議論にいってしまうのではないか。
- 公共事業の話では、企業の連合体が受注し、下請け孫請けと枝分かれして、図面もない、責任も不明となり、予算問題だけでなく、なるようにしかならない状況。だから、コンパクトシティだ、という話で、富山県の政策に視察者が絶えない。ある地域を選択して考察を深めていったほうが、社会科学的な研究と政策提言になる。事例を探す。話が聞けたり見学に行けるところがよいのでは。→府中や横浜市なども調べていきたい。国交省だと大きくなりすぎるために市町村規模の政策を考えていきたい。
【青木君の発表】研究テーマ「離島存続に向けてー水産業の在り方を視点にー」
章立て:
- テーマの微変更(漁業中心から、離島存続をメインテーマとし水産業を絡める)
- 研究動機:研究を進めていくうちに離島の重要性に気付いた。実際、離島が果たす役割は非常に大きなものである(自然特性、文化特性、地理的特性)。この中でも特に地理的特性が非常に重要である(海難救助、密猟の監視、食料保護)。
- 研究概要:衰退している離島の再生
衰退している離島の主要産業は、漁業であり、第一次産業の70パーセントを占める。離島内での経済をどうするか考え存続につなげていく。
- 離島漁業の現状:離島は少子高齢化、後継ぎ問題が深刻である。本土から離れいているために、輸送や生産資材の不足など、不利な面もある。近年では、燃油の高騰、消費者の高品質志向が、離島漁業衰退に拍車をかけている。
- 先行研究:北川博の香川県直島研究
高度経済以降に養育漁業が盛んに(労働者不足を補うために)、その中で漁業は個人経営であったが、その後、法人化された。養殖業は、危険が少なく低コストで行う事ができる。しかし、魚の種類は離島ごとに異なるので、養殖業の可能性については一概にはいえない。
- 事例:愛知県日間賀島
水産業者と観光業者の提携のため、離島経済が循環している。島の特産物を安価に提供している。漁師がインストラクターとなり、体験プログラムを実施。後継者要請に期待。
この観光と漁業の提携は、ほかの島でも再現可能なのではないか。
- 研究課題:島はたくさんあるので、ある程度、発展や再生を見込めるものに絞る。
政府の離島支援の動向を探る。現在1つのプロジェクトが進行中(資金援助)。今後さらに詳しく研究の予定。
発表に対するコメント:
- 所謂、「六次産業化」の話で終わるのでは?→六次産業化がうまくいってないところに注目したい。政府の助成金プログラムがうまくいってないところに目をつけたい。
- どのようにして深い研究にしていくか、よく考える必要がある。離島だけでなく本土、全国の地方の至るところに限界集落があり、消滅の運命との見方もある。なぜ、離島論なのか。
- 日間賀島のケースは、ほかの島に応用可能であるか。離島振興金がどのような成果をあげているか、いないか、を調べるところから。
- 昔のゼミ生は、当時は、離島の遠隔地医療の問題と政策をテーマに研究していたが。
時間の都合上、今回予定されていた井上くんの発表は、次回に繰り下げた。
次回は井上、中村、良元(2回目)の順で発表を行う。
(片矢)
2015年11月24日(晴れ)
第9回授業
欠席者:1名(体調)
遅刻者:なし
出席確認の際に、ゼミ合宿の感想を述べた。
- 初日に授業があり遅刻をせざるを得なかった。3日目の2限の授業に間に合うよう忙しかった(数名)。
- 西武秩父駅での集合を間違えて迷惑を掛けた(3名)。
- 料金が安くはなかった。
- コンパでの反省。翌日への影響。
【秀君の発表】研究テーマ「ICT教育の有効活用〜小中学校での活用を目指して〜」
章立て:
- 研究動機
- 日本の教育の現状
- ICT教育とは
- 世界の教育の現状
- ICT教育の事例
- 今後の研究方針
- 参考文献
発表に対するコメント:
- ICT教育のコストは?→私立は国からの助成金、公立は各自治体から金が送られてる。金額はわからない。
- ICT教育は当然であり、これ以上政策提言できるのか?何かデメリットでもあるのか?→機器のトラブルなどの設備の問題、金の問題、子供が遊び感覚でやってしまい理解力が落ちるなどの懸念もある。
- 教育の問題をまず考えるべきでは?→世界の流れもあるので、日本もやるべきではと考えた。
- 嘗ての「ゆとり教育政策」なども含めて、政策の形成や実行、評価のプロセスを押さえるべき。また、政策活動家や中央教育審議会などでの議論の分析も必要。義務教育だけなのか、高校まで入れるのか。
- スライドで同じ見出しでは、番号などで区別する。参考文献のリンクテキストの範囲に注意。
- ある雑誌(文学界12月号)で、立花隆さんが「文科省が日本人をバカにする」と。
【木村君の発表】研究テーマ「日本におけるサッカーを利用した地域振興策〜地域クラブの事例から〜」
章立て:
- 研究動機
- 概要
- 東京都の現状
- 今後の展望
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 東京に焦点を当てるのか、全国に当てるのか。→ある程度、見本を作った方がいいと考え、目標となる型を東京都がリードする形にしたいと思った。
- 東京にモデルケースはあるのか?地域の課題とリンクしながらやって成果を挙げている地域クラブは、東京都以外にないのか?
- スライドに嵌め込んだ図は、PDFなのだから、リンクを貼れば拡大して見易くできる。
【良元さんの発表】研究テーマ「地域振興における行政のあり方」
章立て:
- 当初のテーマ
- 当初の研究概要
- テーマパークとは?
- 国内のテーマパーク一覧
- 先行研究T・U
- 事例
- 今後の研究計画
- 新たなテーマ
- 新たな研究概要
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 一つのテーマパークに絞るのか?→いま残ってるテーマパークよりも、なくなったテーマパークの方が多く、また、どこまでをテーマパークというのか不明な点もあるので、全体としてやっていく。
- なぜ行政なのか?どういう筋書きなのか。→テーマパークが地域振興になる、として研究していく。
- 先行研究を調べたうえで、自分の研究計画を立てていて、議論の展開に説得力がある。他の学生も見習うべきだ。
次回もゼミ論の発表。
(井上)
2015年11月9日−11日(曇り、のち、雨)
第7・8回授業(ゼミ合宿@秩父市小鹿野町宮本の湯)
ゼミ合宿を2泊3日でゆっくり充実して実施したいと、夏休み後半の大学セミナーハウスを申し込んだが、抽選漏れ。丁度、学部デーが早稲田祭に続き、9日、10日の2日間設置されたのを機会に、生協で調べて秩父市小鹿野町にある宮本の湯にて合宿を行った。
詳細は、3,4年ゼミの日記を参照。
合宿に伴い、17日(火)の授業を代休とし、各自のゼミ論研究自習とした。
(担任)
2015年11月3日(曇り)
第6回授業
欠席者:1名(留学中)
遅刻者:なし
【石川君 発表】研究テーマ「スポーツ傷害における後遺症とその予防、社会的対応について」
章立て:
- スポーツ障害とは。前回発表の復習
- 柔道は部活動での死亡事故が多い。
- 例:中学校の部活で技をかけられ、脳血管損傷により死亡
- 日本における脳震盪への意識の低さ
- 例:羽生選手が衝突事故後に独断で出場
- 問題:トレーナーや医師がいなかった、美談とする日本の精神性
- 例:NFLでの訴訟問題
- 脳震盪サミット
- 脳震盪問題に関して、アメリカで政府主導で行われる。
- アメフトにおける脳震盪対策
- タックリング方法の指導を学生スポーツのうちから行う。指導者への支持だし。
- ルール改正
- NFLによるyoutubeを使っての広報
- 日本の学生スポーツの改善点
- コンタクトスポーツ以外でも知識を普及する
- 専門家の現場参加。しかし、指導者問題が大きい。
- 部活での精神論文化
- これからの研究方針
- 脳震盪に商店を絞り、特に脳震盪サミットの動向探る。
- 日本の事情を調べる
- アメフトや柔道の事例や対策を探る。
発表に対するコメント:
- プロ野球選手青木選手の例。事故後のトラウマに関して研究内容に含めるのか→IPSは精神病であるので扱わない。野球で扱うとすれば・・・。
- 予防か事後解決のどちらに焦点を当てるのか→両方とも。
- テキストでは、句読点をしっかりと打つ。
- NFLなど、略語、用語のわかりやすい説明をする。日本語の訳で補う。
- 部活など、組織や制度にも目を向けてみる。例:部活動は、教育委員会が管轄か。
- このテーマや事例での先行研究を調べて、まず、明らかにする。そのうえで、どこにフォーカスにするのか、それはなぜか、明確にしつつ、政策提言へと向かう。
【真壁さんの発表】研究テーマ「北陸観光産業の促進〜インバウンドを誘致する〜」
章立て:
- 研究動機
- バイトで外国人観光客を見かける
- TVの影響
- 北陸への観光客が少ない
- 新幹線開通で好機(政策の窓が開いている)
- 概要
- 北陸は、人口減少ペースが速い
- 交流人口の拡大で活性化が課題
- 魅力なイメージの低さ
- 前回のコメント
- インバウンド誘致の政府方針は。→現状:外客誘致法で外客来訪促進計画・地域観光振興計画実施。後者では補助金が支給される。
- インバウンド制度
- 誘致成功例(岐阜県高山市)
- 外国人の受け入れ体制構築
- 例:英訳パンフレット、看板の英文併記、ビジットジャパン案内所設置、外国語HP
- 結果:昨年比24%増(2014年)、「観光モデル都市」に認定
- 現状分析
- 内部環境:観光の実態、北陸のイメージ・魅力
- 外部環境:交通基盤整理、観光ニーズの変化、他地域のとりくみ
- 内部環境
- 観光実態:行きたい地域の上位に位置
首都圏、東北:3位
中部、近畿:1位
- イメージ
自然・歴史・癒しが魅力、金沢のブランド力、美しいイメージ
- 外部環境
- 交通機関の整備で短時間で移動可能
- 観光ニーズの変化
個人旅行が7,8割
シニア層
リピーターや滞在へ
ネット情報の活用 ネットがメインの情報入手手段
- 北海道など他地域との競合
- 課題
- 統一ブランドイメージなし
- 北陸全体のポータルサイトがない
- 新幹線開通の一過性ブームになることを防ぐ
- 次回に向けて
- 海外での観光博覧会、アジアの国際観光見本市、ツーリズムEXPO、昇龍道プロジェクトを今後調べていく。
発表に対するコメント:
- 新幹線もすべての県に接続していない。名産も異なる。絞るべき。
- 福井では開通効果がきわめて少ない。北陸新幹線と北陸全体の活性につなげるのは厳しい。
- 先行研究を押さえること。
- 研究の方針を整理すべきだ。
- 例として市を挙げているが、研究対象は地域。おいしいところだけを使わないほうがよい。
- 外国語表記のパンフレットなどは補助的。何か本質的な原因があったはず。諸説あるので整理する。
- 東北は幸福度一番。学力もトップ。など、多様な面で高評価。観光との相関関係があるのでは。
【富山さんの発表】研究テーマ「商店街の活性化に向けて」
章立て:
- テーマ変更理由:バリアフリーではハード面のみでソフト面での事例がなく行き詰ったため。
- 研究動機:地元の商店街衰退、商店街のつながりを意識、地域のつながりを強められるのでは
- 商店街の状況:半分以上が衰退と評価、繁栄と評価するひとはごくわずか
- 頑張る商店街77選(経産省中小企業庁選定)
- 3分野(にぎわいあふれる商店街、アイディア商店街、まちづくりと一体になった商業活動)で評価
- 事例1「早稲田大学周辺商店連合会」7商店450店 夏休みは閑散。イベント開催で対策。
- 事例2「100円商店街」大阪府箕面市:店先で100円で売り、会計を店内にし誘客。近隣住民を呼び寄せられた。地域のつながりもできた。
- 今後の方針
- 失敗例も調べる
- 対象とする商店街は検討中
- 地域のつながりを強め、住みやすい街づくりにするための政策提言
発表に対するコメント:
- 商店街の発展か人とのつながりのどちらに焦点を当てるか→人とのつながり
- 地域のつながりが希薄なことのデメリットを提示すべき
- 地域のつながりができることのメリットの提示で説得力がます
- 都心部と郊外で状況が違う。比較すると面白い
- なにを持って地域のつながり・すみやすいと言えるのか。主観的な判断になってしまう。
- 地域のつながりが希薄なことを示すデータ、そのことが及ぼす影響を示す。
- ショッピングセンターのほうが便利で、経済原則として合理的。それに反する商店街を、活性化するメリットを提示する。
- 松陰商店街の研究は今後どうするのか。→77選には選ばれていない
- 早稲田商店街のイベントは一過性。実際的な状況に差があるもの。
- 衰退の理由があるので、それを覆す根拠や意味合いを示す。
- ターゲットを決める
- 商店街だけでも様々な社会問題があるので大変。覚悟が必要。
次回は、発表順に従って、発表を行う。発表担当者は、海津君、秀君、木村君。
(稲垣)
2015年10月27日(晴れ)
第5回授業
欠席者:3名(2名留学、1名体調不良)
遅刻者:なし
まず、はじめに、出席を取りながら、コースナビにて提出したゼミ論ホームページ課題の、先生からコメントをいただきた修正点を確認した。特に、全員に関する注意が以下の通りあった。
- 上下の余白が狭い。余白の数値を上げた。
- 研究テーマと副題のサイズと中央寄せタグの確認
- 所属、学年、氏名の右寄せと改行
- 画像の中央寄せと、画像のキャプション(説明)と出所(リンクのタグ)を明記
- 画像の挿入タグで、画像とhtmlの位置(ディレクトリ)を考えて、道順(パス)を記述する。
- 水平線は、章を区切るのに有効。但し、短めにwidth= %。最終更新日とコピーライト欄の前で長くする。
- 参考文献の記述の仕方は、図書館講習で学んだ方式をしっかり実施する。また、リンクタグの位置に気を付ける。
- コピーライトの名前は、苗字のみ大文字にする。
- 新聞記事の引用などには、引用タグ<blockquote>引用テキスト</blockquote>を使う。著作権保護の点から、また、自説あるいは解説とを区別し、根拠を明確にできる。
- 論文を書く心得は、
- 素人、初心者にも分かり易い構成と論述の仕方とする。
- 先行研究をリスペクトして、きちんと取り入れ、自説を付け加える。
- 先行研究は、図書館のデーターベース(新聞記事、国内の本、論文)で調べ、検索結果は、RefWorksにインポートする(参考文献に打ち出す)。
その後、各自、ゼミ論ホームページの加筆作業を行い、次回から始まる研究発表の順番を決めた。
次回は、発表順番に従って、発表と講評を行う。発表担当者は、石川、真壁さん、富山さん。
(石川)
2015年10月20日(晴れ)
第4回授業
欠席者:2名(留学中)
遅刻者:なし
まず始めに、出席確認に際して、先生からのメールへの「未返信者」数名への注意指導があった。また、メール送信時にCcに控えを取ること、送信エラーがあれば、ポータルオフィスのサポートを得ること、の指導もあった。
その後、コースナビ記載の課題と、お手本ファイルに従い、前回に引き続きホームページ作成に取り組んだ。
【今回の授業内容】
- <hr>は、ホームページで水平線horizontal ruleを書くタグ。開始タグのみでOK。ページ末尾の「最終更新日と著作権署名」欄の前に置いて、本文と区切る。その他、章立てなど、より短い水平線・横線で区切るなど、見やすく、読みやすくを考えて、書く。
- 水平線の属性は、お手本ページのように、太さ:size=、幅サイズ:width=、位置・配置:align=の3つがあり、水平線タグの中に記述する。<hr size="" width="" align="">。
- 属性をタグで記述するとき、半角スペースとコンマを入れる。(例)<hr size=1, width=70%, align=center>
- ホームページのレイアウト・構成の確認
- ホームページの最後の欄(本文と水平線で区分)には、Last Updateを、更新日は常に最終に上書きした日付けを入力する。
- 画像の挿入については、タグ:<img src=" .jpg">を書く。
挿入したい画像を、アクセサリの「ペイント」を使って、開き、サイズを縮小し、必要ならトリミングし、「ファイルの種類」はjpgで、「ファイルの名前」は、半角英数で付ける。
- 画像のキャプションや、出所を書くには、上記の挿入タグに続けて、改行タグ<br>を書き、ひらがな入力で書く。
- 画像の配置は、上記の挿入タグの記述に続けて、半角1スペースを入れて、align=right(left)と記述。中央寄せの場合は、挿入タグの左右にセンタータグ<center>の開始タグと終了タグで挟む。
- 画像の例えば右側にテキストが回りこまないように空白としたければ、挿入タグの次の改行タグを<br clear=all>と書く。
- 見出し語(文)の位置を中央寄せとするには、見出しタグ<h2>研究テーマ</2>の開始タグの中に、プロパティを追加する。<h2 align=center>研究テーマ</2>。右寄せとするには、<h4 align=right>社会科学部 2年<br>政策科学ゼミT<br>氏名</h4>
- 自分のホームページのファイル(・・・.index.html)は、1つだけ。それを、TeraPadで開いたものと、ブラウザで開いたもの、の見え方が2通りある。
- TeraPadで上書きした内容が、ブラウザに反映しない場合は、ファイルを複数開いて混同しているのが原因として多い。ファイルは1つ、を忘れず、デスクトップ上に開いている、あるいは最小化しているファイルを確認し、整理整頓すること。あるいは、開いているファイルを全部閉じて、はじめからやり直す。
【課題の提出方法】
- コースナビのレポート機能で登録・提出する。卒論まで同様。
- コースナビでは、フォルダを登録・提出できないので、一つのフォルダにまとめて、それを圧縮したzipファイルを提出する。
- 「新しいフォルダ」を新規作成し、ファルダ名に半角英数で苗字を入れる。フォルダを開き、各自のindex.htmlを移して置き、次に、そのフォルダの中にもう一つ、「新しいフォルダ」を右クリックで作成して、名前をjpgとし、index.htmlに挿入する画像の置き場所とする。
- 上記の設定により、画像の挿入タグの記述は、htmlとjpgのディレクトリを反映して、<img src="jpg/・・・.jpg">というパスになる。
- 半角英数苗字名のフォルダを圧縮するには、フォルダを右クリックして、圧縮→.zip
次回、期限までに登録・提出されたファイルを、点検して、修正と加筆作業を行う予定。
(青木)
2015年10月13日(晴れ)
第3回授業
欠席者:2名(留学中)
遅刻者:なし
まず始めに、前回講義で問題になったTeraPadの保存がきちんとできていない点について、先生より補足説明があった:
- 作成中のホームページの画面自体を保存しないこと。
- ホームページの作成・更新は、TeraPadのみで行い、.htmlで、各自のUSBメモリーに保存する。
- 更新作業をする時には、TeraPadを起動し、メニューのファイルから開く、でUSBに置いたhtmlファイルを読み込むか、同じことだが、htmlファイルをTeraPad上にドラッグ&ドロップする。
- デスクトップ上で、TeraPad画面を半分、USBのhtmlファイルをクリックして立ち上げ半分に縮小して、「上書き保存」と「リロード(再読み込み)」を繰り返し、左右比較しながら更新する。
その後、通常通り出席を確認し、コースナビにて今回の講義の内容について確認。
【前回までの復習・補足】
- USBでのファイル保存を心がけること。USBの忘れ物、紛失に注意し、備えること。
- TeraPadのメニューの「表示」から「80桁で折り返し」。スライダーを表示させず、お手本htmlの行数をレファーして講習の効率を上げる。
- スタイルシートで、四隅の余白と背景色・文字色を指定する記述の復習。
- 「箇条書き」を「リスト構造」という。主なタグは、「順序付き」(数字)(orderd list)→<ol> </ol>、と「順序なし」(・)(unordered list)→<ul> </ul>。
- 箇条書きの各項目(list item)→<li>。←終了タグは不用。
- 開始タグだけで、終了タグが不用なものに、項目タグ<li>、段落タグ<p>、改行タグ<br>、横線・水平線タグ<hr>などがある。
- ページ文末の「最終更新日」Last Update:は、更新作業をする度に修正を忘れないこと。また、「著作権と署名」表示では、著作権マークは、「©」と記号と数字の組み合わせ。著作権の年は、2015とし、卒論完成まで変えないこと。
【画像の加工】
- スタート→アクセサリ→ペイント。
- メニューの「開く」をクリック。加工する画像の保存先(デスクトップやUSB)を選択して開く。
- サイズの大きな画像は、ペイント画面にごく一部しか表示できないので、メニュー・バーの「サイズ変更」をクリック。単位はピクセルを選択して、例えば10分の1にサイズを変更する。縦横比を保ってサイズが縮小される。ブラウザでの大きさになるまで、ピクセル数を調整。これで、次にトリミングなど加工ができるようになる。
- メニュー・バーの「選択」のプルダウン選択肢から、図形の選択では「四角形」、オプションの選択では「すべて選択」を選ぶ。するとメニュー・バーの「トリミング」がアクティブになり操作が可能となる。カーソルで加工する画像の必要な部分を選択し、トリミングをクリックする。
- メニューのプルダウンから「名前を付けて保存」をクリック。保存先、ファイル名を確認し、「ファイルの種類」では必ず「JPEG」で保存する。(画像により編集制限:ブロックがかかっている場合あり。その場合には、画像の右クリックでプロパティでブロック解除を実行し、適用、OKすれば、保存可能となる。)
【画像の挿入】
- 画像の住所(ディレクトリ)を考えてから、画像への道順(パス)を記述する。今回は、htmlとjpgファイルを同じ場所(デスクトップ・USBなどの同じレベル)に置く。例えば、jpgファイルをまとめて、photoというフォルダに格納すると、htmlから、jpgファイルを読み込むには、そのフォルダに行き、その後、フォルダ内の当該jpgファイルへ辿るという「パス」となる。県/市町村/番地のように、photo/・・・.jpgとスラッシュで記述する。
- 画像(image)を挿入する(ソースsourceを記述)には、タグ:<img src="・・・.jpg"> ←英単語から、a、e、ou、eの母音を略。
- 画像の位置を指定するには、画像名に続いて位置(align)の属性(右、左)を記述。<img src="・・・.jpg" align=right, left>、なお、中央寄せは、別途、タグ:<center> </center>で囲む。
【次回の講義】
作成しているホームページを、一旦、ナビのレポート機能を使って登録する仕方を実習する予定。
(良元)
2015年10月6日(曇り)
第2回授業
欠席者:2名(留学中)
遅刻者:なし
今日はまず、私の不手際で準備が間に合わず授業開始が遅れてしまったため、先生から注意をいただいた。
また、全員に対して、先生からのメールには授業内容の確認などの意味があるので、必ず返信をするように、と「ディシプリンの緩み」と「ルーティーンの大切さ」のご指摘を受けた。
【前回の復習、補足】
- ホームページ作成用ソフトは使わない。
- シンプルで読みやすい、わかりやすいものを心がける。
- 縦軸で論理的な展開をし、横軸には事実と証拠を織り込んでいくことが重要。
- ファイル名は半角英数でないと大学のサーバーにファイルを置けないので、名前を付けて保存の際に、例えば、アルク社のサイトで簡単に翻訳できるので、活用するとよい。http://www.alc.co.jp/
【今回の講習内容】
- ホームページ制作にはスタイル・シート(ページ全体を一括で制御する、いわばテンプレート:型紙。)を使う方式と、個々にプロパティ(詳細)を指定する方式とがある。
- スタイルシートを使って、背景色と文字色、ページの上下左右の余白を設定する。
- TeraPadを起動し、全画面表示を縮小。
- お手本htmlをドラッグして、TeraPad上にドロップ。
- お手本htmlをクリックして、全画面を縮小し、デスクトップにTeraPadと並置。
- スタイルシートのタグは、<style type="text/css"> </style>
- お手本.txtのシートの記述箇所を、コピーして、各自の.txtに貼り付ける。
- bg color:バックグラウンドカラー、背景色。text:テキスト、文字色、margin-top=余白上部、単位はpt:pointポイント表記、margin-bottom:余白下部、margin-left:余白左側、margin-right:余白右側、コロン:定義、セミコロン;区切り。
- 注釈タグ:<!--注釈・・・-->覚えておきたいメモや情報を記述する(ブラウザには表示されない)。
- 色見本サイト:http://www.zspc.com/color/index.htmlで、背景色や文字色の色をサンプルで試しながら決定し、表示されるアルファベットや数字の組み合わせを、スタイルシートの背景色、文字色にコピペする。読みやすい、目に優しい組み合わせとする。
- TeraPadの表示は、「80行で折り返し」にチェックをすると作業がしやすい。
- 改行タグ:<br>・・・break 改行する文末に置く。
- 段落タグ:<p>・・・paragraph 段落と段落の間に置く。
- 今回は前回のファイルをwaseda-netメールから保存して開く際に、大文字のタグ表記や冒頭に余分な情報が書き込まれて、上手く行かない場合があったため、今後はusbに保存する。
- 次回までに各自のhtmlに、研究動機、章立てを書いてくることが課題。見出しタグ、改行タグや段落タグを使い、章立ての記述では、箇条書きタグ<ul><li><li><li><li>・・</ul>を使う。
- 文末に、最終更新の記述と、著作権の記述を、お手本.txtをコピペし、修正すること。
- <hr>・・水平線
- <p>・・段落
- Last Update:2013/11/19<br>
- <em>© 2013 Masaaki Kaminuma. All rights reserved.</em>
次回は、講習の続きです。
(柳下)
2015年9月29日(曇り)
秋学期第1回授業
欠席者:2名(留学中)
遅刻者:なし
いつものように出席をとり、コースナビで今回の講義の内容について確認。
後期の初回授業ということで、半年間の授業計画と到達目標を確認し、今回からホームページの作成講習が始まった。
紙媒体ではなくウェッブ・ホームページという形でゼミ論を作成することの意義について、先生からお話があった。
【ホームページ作成講習】
- スタート→すべてのプログラム→ツール→TeraPadを起動→全画面から縮小。デスクトップの半分にサイズを調整。
- すべてのプログラム→ブラウザ→Internet Explorerを起動→全画面から縮小。デスクトップのもう半分にサイズを調整し、上記の二つのソフトを並置。
- テキスト・エディタのTeraPadにタグで記述し、ブラウザのIEで読み込む、のが基本作業。TeraPadは、行数とタグの色つき表示が特徴で便利。
- TeraPadでの記述は、タグ<>を入れ子構造とするのが基本。
- <html> </html>→「開始タグ」とスラッシュが付いた「終了タグ」の一対で書く(改行breakタグ<br>のように開始タグだけの例外あり)。
- ページは、ヘッダー(head)部分と本文(body)部分の2つから構成される。
- <html>:ホームページであることを示す開始タグ
- <head>:ヘッダーの始めを示す開始タグ
- <title>ページのタイトル(各自のホームページ)</title>
- </head>:ヘッダーの終わりを示す終了タグ
- <body>:本文の始めを示す開始タグ
- <h2>研究テーマ</h2> h:healine見出しタグ
- <h3>所属、学年、氏名</h3>
- <p> p:phrase段落タグ
研究動機:
章立て:
第一章:
・・・・・
- <p>
最終更新日
著作権表記
- <p>
- </body>:本文の終わりを示す終了タグ
- </html>:ホームページの終わりを示す終了タグ
- 配布資料の「html講習.pdf」を読み、資料内容に沿ってTeraPadに書き込みを開始。
- 今回は基本的な入力方法やフォントカラー<font color="">、見出しサイズ<h1>〜<h6>の変更の方法を学んだ。→その場その場で色やサイズなど属性(プロパティ)を指定する方法。
- また、自分のホームページのタイトル(見出し)、所属学年氏名を記述した。
- 注意点:
- 手入力では時間がかかるため、基本的にタグはコピー&ペーストして使う。
- 終了タグの入力忘れに注意。忘れると、その後のテキスト全てに影響。
- 半角英数字で入力。市販ソフトは大文字でタグを自動的に書くが、入力に手間取る。
- テキストエディタで入力(記述)した後は、必ず上書き保存して、横のブラウザを再読み込み(リロード)して見比べる。
- 入れ子構造で記述することを忘れないように。
- タグは横に書いても同じだが、ブラウザ表示とレイアウトが対応すると、記述や修正箇所が分かりやすいので、原則は縦書きにすること。
次回の講習は、研究動機、章立て(箇条書き)、最終更新日、著作権の入力について学習しながら、各自のホームページの形にする。
分からなくなった場合、予習したい場合は、ダウンロードした講習pdfや昨年度のゼミ日記を参照すること。
(真壁)
2015年7月14日(晴れ)
第14回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
前回のコメント、講評を基に修正したプレゼン資料を前日までにナビで提出した。一人4分で、プレゼンをして、先輩(里親、メンター)と先生からコメントと講評をいただいた。なお、事前に配布資料の印刷を殆どせず、プレゼン開始に手間取ったので、次回からは事前に各自用意する。
【青木君】
- テーマ:「地域の漁業活性化に向けて」
- 副題:離島漁業再生を視点に
- 研究動機:漁業は従事人口が減っており、安定した供給が可能か興味を持ったため。
- 概要:離島漁業における問題点から水産物の供給を守る。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- なぜ「離島」漁業に目をつけたのか?
- 漁業の衰退要因といえば、国際的な漁獲量枠協定とか、新規参入国などが挙げられる。
- 時代や食糧資源の変化とともに資源の枯渇など、ふつうは国際的な観点が出てくるが、なぜ「離島漁業」に目を付けたのか、が分かりにくい。
- 漁獲高の2割を占め、他の大型魚の漁獲量に影響する離島漁業だが、具体的な離島業業のイメージや実態のデータは?
- 島に人がいなり無人島となること、と排他的経済水域がなくなることは、イコールではない。
【石川君】
- テーマ:「スポーツ障害における後遺症とその対応」
- 研究動機:フットボールの怪我で関心を持つ。学生スポーツには事故が多い。
- 概要:前回とほぼ同じだが、起きた事故などの例を見ながら事故の発生を減らしていく。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 統計データがほしい。問題の重要性がどの程度であるのかを示すために。
- スポーツ障害保険制度は?(選手登録などで保険に加入することになる)。
- 具体的にどういう実態で、どんな制度や対応がとられているのか、どこを改善できるかを示すべき。
- 前回のコメントで「狭く議論していくと所沢キャンパス学部での研究になってしまう。社会科学的側面に考察を広げていく。」というコメントをしたが、まだ不十分。
- 政策提言に関して、いま考えていることだと狭く浅い。
- 競技だけでなく、スポーツが社会に有する意義を掘り下げて、選手だけでなく、一般的な人にも活かせるような政策提言をできるといいかも。
【稲垣さん】
- テーマ:「生物と共存する社会の構築」
- 副題:「企業の取り組み促進」
- 研究動機:自然が豊かな中で生きてきたが、人々の関心が薄れ、現在きれいな自然が失われてしまうのは悲しい。生物は食べ物になるなど私たちの「命」に関わること。しかし、世界的にも生物の多様性が失われる問題は深刻化している。手遅れになる前に対策をする必要がある。
- 概要:生物多様性の崩壊を食い止める効果的な方法を考える。それには、影響力を持っている企業の取り組みを促進するのが良い。中小企業に焦点を当てる。生物多様性の現状の原因などを分析し、事例などから研究を進めていく。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 事例の具体例がないと、何をどう研究するのかが見えてこない。
- あるならしっかりプレゼンをしないと材料不足になってしまう。
- 企業や事業の取り組み例を具体的に示せるように修正すること。
- なぜ中小企業に焦点をあてたのか?
- 自治体とか他のアクターを飛ばした理由も、プレゼン内容にあるといいかも。
- 問題があってこその研究だから、いろいろな事例を調べよう。
【井上君】
- テーマ:「東京23区外の観光客を増やす」
- 副題:「観光業の地域格差の是正」
- 研究動機:東京出身で、所属する旅行サークルの活動から関心を持つ。
- 概要:日本人、外国人などの旅行の形態の違いなどから政策提言。東京の観光業の実情では西多摩地域、離島地域の観光客が少なく、都心に集中している。郊外での成功例(高尾山)から、西多摩地域をケースとして考察したい。旅行日数の長い外国人は、日本人より都心だけでなく郊外に連れて行きやすいのではないか。また、奥多摩町の歳入の約半分を観光業収入が占めている。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 誰の視点で、政策提言をするのか?
- 例えば、奥多摩地域住民に、ニーズはあるのか?
- 観光の成果をあげたい地域を絞ろうと考えている?
- 日本全体は難しいので、地域に絞るのはいい考え。
- 研究の入り口として、まとまっていてよいのでは。
【遠藤君】
- テーマ:「日本人留学生の増加」
- 副題:「地方学生をターゲットに」
- 研究動機:本学の留学生候補生になった。その経験を活かしたい。
- 概要:地方における日本人留学生の割合が少ない。留学の必要性を認識させ、日本全体、地方の留学の現状を改善していく(増やしていく)。外国の留学推進政策などと日本を比較。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- どこにフォーカスするのか?
- 留学生を増やしてどうなるの?
- 国際力を身につけてどうなるの?
- なぜ宮崎県、大分県が留学派遣数で特異な数値を示せているのか、を明確にする必要がある。立命館大学の国際化プログラムの拠点が留学生数に現れているのでは。疑問を抱き、考えながら、研究を進めていくべし。
- 自治体の政策は、独自のものか。それとも政府の予算にヒモついたものなのか。
- 説得力を持たせられるようにプレゼンをすること。視点がぼやけてしまっている。
- 地域ごとの留学生に関して、低い地域は人口自体が少ないのでは?統計の取り方を確認してみよう。
【海津君】
- テーマ:「アパレル業界と海外工場」
- 副題:「国内生産への回帰」
- 研究動機:アパレルに興味があり、海外でのアパレル市場の諸問題に関心がある。
- 概要:国内生産ブランドの方針やメリットを分析。鎌倉シャツなどの成功例を一般化し、国内での製造成功条件を考察し、政策提言を行う。
- 鎌倉シャツは、国産にも関わらず大量生産に対抗できている。その理由は低価格の販売を実現しているため。SPAで企画から販売を一貫していることが低価格を実現。売りは品質。海外にも最近進出。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 鎌倉シャツの実態の説明を聞きたかった。
- 工場誘致に何の意味があるの?
- 自分が注目する事例を縦軸で通し、横軸で背景や環境、条件、アクターによる政策などを織り込んで研究を深めて行くこと。
- なぜ事例が注目するに値するのかを、社会科学的にしっかり論拠づけて研究をしていくこと。
- 海外で生産しているメリットがあり、棲み分けはできている。そこで国内誘致を進めてしまうと鎌倉シャツの特異性が薄れてしまう。工場を変えていくほうが将来性があるのでは?
【片矢さん】
- テーマ:「東京都におけるゴミ処理問題」
- 副題:「名古屋市の成功事例の観点から」
- 研究動機:出身地(名古屋)のごみ処理は、成功例として以前から関心を持ってきたが、東京では分別も殆どせず、埋立地も限界で、うまくいっていない。
- 概要:名古屋市がモデルケースになるのは、取り組んで最初の2年で20%削減の成果をあげているため。名古屋市の取り組みを踏まえて、東京都に活かす。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 生活ゴミの統計が出たが、産業用のごみの対策はどうなっているの?
- 東京の分別は地域によって全然違うので、統一するのか地域ごとに対策を練るのかを考えていくと、より良い研究になるかも。
- 流れはすごくいいと思いますが、東京都は大きいから、比較可能か。
【木村君】
- テーマ:「日本のサッカーを利用した地域振興」
- 研究動機:サッカーが大好きで、日本のスポーツへの期待もある。
- 概要:自分の住んでいる八王子市を選定。地域クラブの問題が、八王子市が抱える政策課題にも関わっているので、行政の問題からも研究。近隣の町田市のクラブチームの問題点。茨城県鹿島アントラーズの成功例をモデルケースに。これらのクラブを中心にほかのチームと比較していく。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 鹿島アントラーズは、先行研究が多い。
- 地元のクラブチームを研究するのはいいが、八王子市との関わりが見えてこない。
- 先行研究が殆どない八王子のクラブと地域課題に、注目することは良いが、どれだけ成果を出せるか。
- モンテディオ山形が、地域密着型の事例としてあるので、調べてみては?
【堤君】
- テーマ:「ギャンブル依存症からの脱却」
- 研究動機:前回同様。
- 概要:日本の25人に1人が、ギャンブル依存症患者と意外と多い(潜在患者もいる)。特に9割を占めるパチンコに焦点。患者は、借金を抱え、社会復帰が厳しい。しかし、行政もマスコミも問題化しないし、ケアも不十分(病院数など)。
- 病的賭博への対策が不十分にも関わらず、政府や議員、あるいは地方議会はカジノ合法化を進めようとしている。もしカジノを日本に取り入れると、パチンコ業界がビジネスチャンスを得て、依存症患者がより蔓延化してしまう恐れがある。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- ギャンブル依存症は、日本的な現象か?欧米のアルコール依存症とカウンセリングプログラム。
- なぜ他の国ではないの?
- カジノが盛んな国では依存症問題はどうなのか、国際的な比較をしながら研究をする。
- ギャンブル依存症患者と対策などの統計、制度を示さないと論拠が少し弱い。
- ギャンブル依存症患者は、年々増えているの?
- ギャンブル依存症の患者を更生させるの?新たに生まれないようにするの?
【富山さん】
- テーマ:「住みやすい街づくりを考える」
- 副題:「バリアフリーの観点から」
- 研究動機:高齢化社会において、高齢者の社会進出のためには、バリアフリーが必要不可欠。ハード面(物)でのバリアフリーは進んでいるが、ソフトな面(心)は不十分。祖父の体験から。
- 概要:ソフト面での対策を考察、バリアフリーとユニバーサルデザインの比較などから政策提言。街づくりにおいては、バリアフリー度は、公共交通や建物と比較して、半分以下の評価しか受けていない。*特に商店街・飲食店。バリアフリーを積極的に導入している街、海外の事例(デンマークなど)から日本に活かせるところを見つけ、政策提言につなげる。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 松陰神社商店街の事例は、興味深いけれど、ハード面のように見えたが、ソフト面は充実しているの?
- ハードなほうがやっていることが目に見えるので楽だが、ソフト面に重きを置いていると思うので、事例を探すのをがんばってください。
- 前回発表の離島の政策は、青木君の研究に託しましょう。
【中村君】
- テーマ:「空き家問題政策」
- 副題:「空き家増加への対応」
- 研究動機:近所の物置の崩壊や、牛小屋の放火事件で、空き家問題解決へと目覚める。
- 概要:空き家の増加の問題点は、過疎化、放火、風化など。空き家対策特別措置法では不十分な所有者不明の空き家に焦点。空き家の増加傾向などから。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 特別措置法で対処できない「所有者不明の空き家」は、どの程度の規模の問題か?そこを示さないと弱い。まだ、問題の重要度がわからない。
- 都市部も含めて人口減少や、それに伴う相続した家屋の維持や処分に困る、などの社会問題の方が重要では?(所有者不明の空き家や倒壊対策などは、現行の行政処理で十分か)
- 空き家⇒過疎化ではなく、過疎化⇒空き家なのでは?
- 空き家があることによる問題ということで都内だと、地震などによる火災や倒壊などの二次災害もあるのでは?
- 所有者がわからない空き家が存在する理由なども考えてみよう。
- 鬼怒川温泉の空き家の例(噂の東京マガジンより)。
- 「景観問題」の観点からも考察できると思う。
【秀】
- テーマ:「若年社員の早期離職の改善」
- 研究動機:学習塾のアルバイト業界で、社員の早期離職、転職を耳にする。
- 概要:早期離職は、本人にとっても、投資した会社にとっても問題や損害では。明日は我が身として。早期離職の推移、会社による対策、などを分析して、政策提言をしていく。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 景気の好調、不調に関連づけて、早期離職率を説明したが、最近は雇用なき成長・繁栄(リストラ・非正規雇用)という現象。
- 転職市場もある。転職も問題とは限らない。そこら辺をどうするかが考えられていない。
- 離職率の改善に、どのように政策提言をしていける?
- 離職・転職よりも就職などに焦点を当てた方がまだ見えてくるものがあるのでは?
【真壁さん】
- テーマ:「北陸観光業の振興」
- 研究動機:国内旅行をした際に、地方では外国人を見ない。
- 概要:北陸と四国の観光客数が低い。そこに政策提言の余地がある。外国人観光客の誘致に成功した都市を例に研究。姉妹都市などの観点からも。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 北陸新幹線開通や特集番組など、政府民間を挙げて観光立国の動き。それらを整理、観察することから何が課題なのか、何が足りないのか、誰の視点かを明確にしながら分析を進める。
- 北陸で外国人観光客を増やしていくということだが、それでどのようなプラス面につながるのかを示す。
【柳下君】
- テーマ:「新横浜都心構想」
- 研究動機:最寄りが新横浜。新横浜駅を境とする両側地区の繁栄と衰退・放置のギャップに興味。
- 概要:新横浜駅はビルが多く、空きオフィスが多い。横浜の魅力を高めるために嘗て提言された「新横浜都構想」の見直しなどから考察する。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 「新横浜都構想」は、時間とともにどう展開し、住民、行政などは、現在、どう評価しているのか。セルフ、アス、ナウを明確にする。
- 問題点として、駅の反対側が田舎の部分がある、というほかに何か問題があるのか?
- 新横浜に直通する鉄道網があるなら、それで栄えるのでは?
【良元さん】
- テーマ:「国内テーマパーク産業における第三セクター」
- 研究動機:TDR・USJにおいて来場者数がパンクしている(偏り)状況を目の当たりにし、ほかのテーマパークに興味をもった(ハウステンボスなど)。特に、テーマパークと行政の関わり。テーマパークに行くために、その土地に出向く人が多い⇒地域振興が可能なのでは?
- 概要:現状と課題のピックアップ。国内テーマパークにおける行政の取り組みを分析し、第三セクターの問題点などを分析。成功事例としてテーマパーク産業以外での行政の取り組みはどのようなものがあるのか?経営以外での行政の関わり方とは?以上から政策提言を行う。
発表に対して、以下のコメント等があった。
- 第三セクター形式が課題だと思う。
- テーマパークの来場者数の偏りは、人気度合などで問題ではないかも。
- 地域振興、運営方式としての第三セクター、行政の関わり、など、それぞれ面白い論点だけに、それらがどう関連し合うのか明確にしつつ考察する。論文を貫く縦軸の展開と、それを補足する諸要素・要因の横軸と。
次回は、コメント、講評を基に各自、修正・更新をし、ナビにて課題提出の授業とします。
(秀)
2015年7月7日(曇り)
第13回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
前日までにCourse N@viに提出されたゼミ論研究計画書案.pptxを、一人5分以内でプレゼンして、先生から講評をいただいた。
【青木君】
- テーマ:「日本の漁業就業者増大 〜若者新規参入の促進〜」
- 動機:漁業は人口が減っており、安定した供給が可能か興味を持ったため。
- 概要:統計による数値で将来を考察し、今と昔を比較しながら地域限定も視野に入れる。
- コメント:漁業に目を付けたことは素晴らしい。問題の形成要因をもう少し掘り下げるほうがよい。地域を特定して、問題の所在、漁協、地域、行政の取り組みを具体的に分析し考察する。
【石川君】
- テーマ:「スポーツ障害における後遺症とその対応」
- 動機:フットボールのけがで関心を持つ。
- 概要:後遺症の内容や問題点、訴訟やスポーツ協会の対応、そこから政策提言(スポーツ原因の改善、補償、防止策など)
- コメント:所沢キャンパスでのゼミ論と違い、社会科学的な視点で、ステークホルダーの取り組みを掘り下げる。また、教育面では文部科学省、保健・医療費への影響では厚労省や財務省、と多方面に関係する。地域やNPOによる先進的取り組み事例もある。ホームページや先行研究を参照するとよい。
【稲垣さん】
- テーマ:「環境保全型農業」
- 動機:個人的にご飯が大好き。TPPでの日本の稲作の可能性に興味。
- 概要:環境保全型に関して分析、事例、政策へとつなげる。TPPとも結び付ける。
- コメント:歴史や制度論の上段から説き起こすのではなく(冗長で退屈)、ある注目すべき実践例を縦軸に貫いて論じ、その都度必要に応じて、歴史や制度、政策、アクターなどの補足説明を横軸にして、流れを展開させる。
【井上君】
- テーマ:「東京23区外の観光客増加」
- 動機:東京出身で、所属する旅行サークルで関心を持つ。
- 概要:高尾山は超人気なのに、奥多摩や八王子が人気でない理由、違いを中心に進めていく。
- コメント:なるほどねえ。面白いテーマ。
【遠藤君】
- テーマ:「日本の地方学生の留学増加へ」
- 動機:秋学期から英国への留学候補生となり、ゼミの研究に活かしたい。
- 概要:日本からの海外への留学数が少ない。政府の拡大方針がある。統計をみると、数字に特徴がある地方(宮崎、大分)に絞って、留学への取り組み事例を分析し、海外、特に英国のの政策との比較を行い、政策提言をする。
- コメント:留学先で研究が進捗するとよいが。
【海津君】
- テーマ:「アパレル業界と海外市場」
- 動機:アパレルに興味があり、海外でのアパレル市場の諸問題に関心がある。
- 概要:海外展開した業界が最近、国内回帰をしている。現状分析、問題(データあり)、石川県の例を出して政策提言する。
- コメント:日本も含め先進国のアパレル企業がグローバルに生産販売を展開している。途上国工場での人権侵害や劣悪な搾取労働が告発されている。それと対比して、例えば、岡山のジーンズや今治のタオル、桐生の絹製品などなど、国内で生産しながらグローバルな競争に対応している事例の分析は面白い。どこが違うのか、どんな条件や政策があるのか。
【片矢さん】
- テーマ:「ゴミ問題」
- 動機:出身地(名古屋)のごみ処理は、成功例で関心を持ってきたが、東京は分別も殆どせず、埋立地も限界で、うまくいっていない。
- 概要:東京の現状、名古屋のごみ処理モデルケースを述べ、延命措置をとるか、それとも、どうするのかを考察していく。
- コメント:内容は興味深い。タイトルを工夫する。なぜ、名古屋市の事例は有名でないのか。
【木村君】
- テーマ:「日本のサッカーを利用した地域振興」
- 動機:サッカーが大好きで、日本のスポーツへの期待もある。
- 概要:現在の地域衰退の問題点を指摘してそこからクラブチームと都市との関係性を述べて、政策(地域発展)へと結ぶ。
- コメント:何期にも亘って、先輩達が取り上げた、十八番のテーマ。どの地域やクラブチームに注目するか。成功事例もいいが、うまく行かない事例を、要因を分析して掘り下げるのも面白い。女子サッカーでの日米の比べようもない格差に唖然。追いつけないよ。
【堤君】
- テーマ:「ギャンブルからの脱却」
- 動機:ギャンブル依存症(その大半がパチンコ)の悲惨な現実を知った。どうにかしなきゃあ、あかん、と。
- 概要:日本のギャンブルの現状、更に依存者へのケア不足を分析し考察していく。
- コメント:カジノ法案とパチンコ業界と依存者との関係性に着目したところが素晴らしい。
【富山さん】
- テーマ:「沖縄の離島観光推進」
- 動機:離島ブームで人気はあるが、島の人口が減っている。なんとかせねば。
- 概要:高校がなく、人口や働き手が減っていくことに対して、どのように解決していくか。
- コメント:人口減少や過疎化は、日本全国共通の問題。人口が少なくとも自然や人情は、暮らしは、豊か。そこで、問題点は何か、だれの視点で考察するのかをはっきりさせて見る。観光業者の視点なのか。掘り下げて考察する。何が問題なのか。どこに着地点を置くのか。
【中村】
- テーマ:「空き家増加への解決」
- 動機:近所の物置の崩壊や、牛小屋の放火事件で空き家問題解決へと目覚める。
- 概要:現在の空き家対策と比較しつつ、政策提言をしたい。
- コメント:少子化で親の家を持て余して悩む、という報道が目に付く。法や制度も動き出した。空き家への着眼点は良いが、世代に亘る、根が深い、多面的な課題として考察しないと、政策案がつまらなくなる。
【秀君】
- テーマ:「若年層の早期退職問題」
- 動機:学習塾のアルバイト業界で、社員の早期離職、転職を耳にする。
- 概要:早期離職の推移、会社による対策、などを分析して、政策提言をしていく。
- コメント:以前からの現象。それとも近年に特徴があるのか。企業は、歩留まり率を織り込んで採用をし研修等も行っている。中高生での職場体験制度や、大学教育内容のビジネス化(インターンシップだ、英会話だ、就活協定見直し・・・)などの政策もまた。大卒一括採用という日本に特徴的な内部労働市場という制度がある。他方、転職が悪いとかマイナスとか言えないのも事実。転職市場もある。難しい問題だ。
【真壁さん】
- テーマ:「地方観光の振興」
- 動機:地方では外国人観光客がおらず、有名地にしかいないのを疑問に思う。
- 概要:日本では観光客が少ない。日本でも成功した地域を見つける。
- コメント:事前課題本のアトキンソン氏が指摘するとおり、興味が持てるテーマではある。具体的な事例に即して進めるのがよい。
【柳下君】
- テーマ:「道州制」
- 動機:さびれた都市や衰退した都市が目につくようになる。
- 概要:都道府県を大きく区分けすることを中心に事例、良し悪し、改善、政策へと結びつける。
- コメント:嘗て地方分権のブームで議論され、一部は「平成の大合併」による効率的な広域行政ともなったが。議会の議員数の調整すらできないなかで、政治的可能性が乏しいのでは。可能性を、どこに見つけているのか。
【良元さん】
- テーマ:「テーマパーク産業 〜第三セクター〜」
- 動機:テーマパークや行政に興味がある。
- 概要:例えば、USJとハウステンボスの経営・運営方式の違い、などの分析と考察から、テーマパークの現状と可能性を探っていく。
- コメント:「メディア論」より面白そうだ。具体的な事例比較を縦軸に貫き、章立てという横軸で背景やアクター、制度などを織り込んで、読者を誘うように。
次回も引き続き、修正、更新したゼミ論文研究計画書案の発表と講評を行う。
(中村)
2015年6月30日(晴れ)
第12回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
初めに、各自のゼミ論研究計画書案のスライド作成に関して、先生から説明があった。
- スライドファイル名:ゼミ論研究計画書案(氏名).pptx
- 表紙<ゼミ論研究計画書案、所属、学年、氏名>
- 目次<@テーマ、ケース(副題) A研究動機 B章立て C概要 D参考文献>
- ヘッダー:ゼミ論研究計画書案(氏名)
- フッター:2015/7/6 氏名
その後、前回に引き続き課題テキスト「問題・政策・政治の流れと政策の窓」の要約発表(最終回)を行った。
【柳下君】
担当箇所:X結び 1要約 (1)アジェンダ設定〜(2)政策案の特定化
- 1要約:
政策の窓モデルとは、アジェンダ設定と政策案の特定化という二つの意思決定の前提となるプロセスを解明しようとするモデル。
特定化のプロセスは、アジェンダ設定のプロセスと政策案の特定化の2つのプロセス。
参加者が、アジェンダと政策に影響を及ぼすプロセスには、「問題の流れ」(人々が問題を認識する)・「政策の流れ」(人々が政策案を生み出す)・「政治の流れ」(人々が政治活動に関わる)の3つ。
参加者、プロセスが及ぼす原因には、アジェンダ上の優先順位を上げたり大統領選挙などの「促進要因」と、特定の問題や政策案に水を差したり利益団体に反対したりする「制約要因」がある。
- (1)アジェンダ設定
アジェンダ上での優先順位の高低を決めるプロセスには、以下の3つがある。
- 問題 特定の問題がほかの問題よりも注目される理由には、(1)人々が条件について学習する手段と(2)条件が問題として定義される方法によるもの、の二つがある。
- 政治 利益団体は政府に自らの要求を押し付けようとするが、国民のムードと選挙結果のほうが優先される。すなわち、政治の流れの中では、説得よりも取引によって合意が形成される。
- 目に見える参加者 政策の窓モデルでは、アジェンダに影響を及ぼす目に見える参加者と、政策案に影響を及ぼす隠れた参加者がいる。
- (2)政策案の特定化
- 政策案の絞り込み:政策案がいかにして真剣に検討されるリストに絞り込まれるかは、政策案が政策の流れの中で生み出され絞り込こまれることと、特定の政策舞台の中にいる隠れた参加者である専門家が関与していること、の二つに大別される。
- 政策原始スープ:政策案の生成は、生物学の自然選択に類似した選択プロセスとして捉えられる。
- 政策形成プロセス:政策案が実るまでには政策同士を「融和」させる長いプロセスが存在しており、政策企業家は様々な方法で政策を検討する。
【海津君】
担当箇所:X結び 1要約 (3)合流と窓〜(4)政策企業家
- 三つの流れ
問題、政策、政治の3つの流れがある。
- 合流
3つの流れは、それぞれ独自の生命を持っているが、合流したときにアジェンダ上での優先順位が上がる確率が高くなる。
- 部分的な合流
@政策案+問題 A政治+政策案 B政治.問題が解を求めている→この2つだけの合流の場合は、優先順位が上がる可能性が低い。
- 好機としての政策の窓
政策の窓には問題の窓と政治の窓があり、提唱者が政策案を持っている。
窓の開放には法律規定など予測可能なものと、飛行機墜落など予測不可能なものがあるが、どちらにせよ開放は短時間で稀れ。
- 政策企業家
政策企業家は、賛成する政策に様々な局面で投資する。
@問題に対する関心を高める A政策案の推進 B流れの合流(窓開放時)
【良元さん】
担当箇所:X要約 2政策の窓モデルの意義 (1)偶然性とパターン〜(2)他のモデルと比較による政策の窓モデルの評価
- 偶然性とパターン
偶然性はある程度の予測不可能性を含むが、パターンは本質的に偶然であるわけではない。
- 各流れの内部プロセス
問題の流れ(各問題は表面化する好機を等しく持っていることはない)
政策の流れ(全ての政策案が表面化することはない)
政治の流れ(全ての環境や出来事が等しく生成することはない)
- 合流を形成するプロセス タイミング、各流れの密接な関連性が合流の可能性を制限している。有能な政策企業家は合流の可能性を高めることができる。
- 政策形成に対する一般的制約 政治の流れは制約の多くを生み出す。稀にしかない窓は参加者の行動を制約する。
- 具体例 米国の1970年代後半における保健と運輸の政策領域の例から、パターンが失敗した理由を理解する手掛かりになるとわかる。
- 政策の窓における概念 政策の窓における概念は確実的である。制約はシステムの構造化をするが絶対的ではなく、グレーゾーンや予測不可能性のよりを許容する。
- 他のモデルとの比較による政策の窓モデルの評価
- 合理意思決定モデル 公共政策の形成と実行の手順は@アジェンダの設定 A政策案の特定化 B正式な決定 C政策の実行 の手順で行われる。
- 政策進化モデル 政策の窓モデルは各流れが独自の生命を持っていて動態的である一方で、政策進化モデルは出来事が段階の順序通りに進行するため静態的である。
- 圧力団体/増分主義モデル 政策の窓モデルは公共政策形成のほぼすべての要素を考慮する一方で、圧力団体/増分主義モデルは政治/政策の流れの一部を分析解明する。
- ゴミ箱モデル ゴミ箱モデルでは合流のメカニズムは偶然の要素が大きく、解明されない。
- 政策の窓モデルの評価
政策の窓モデルは、包括的なモデルであり、問題・政策・政治の結びつくメカニズムを解明している。
- 今後の課題は、合流のよりダイナミックな創造的な視点を取り入れることと、日本の議院内閣制下で有効となるように修正・改訂することである。
最後に、先生から、まとめのコメントがあった。
この論文で学んだことを「政策を科学する」のに役立てること。各自が執筆するゼミ論文でのテーマや事例の選択設定、章立ての展開、考察と記述に際して、常にこのモデルとの比較を考えて、ただの印象論で研究をしないことが大切である。
来週からは、ゼミ論の研究計画書案の発表に移る。7/6の23:59までにコースナビ上で提出すること。
(富山)
2015年6月23日(曇り)
第11回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
前回に続き。課題テキスト「問題・政策・政治の流れと政策の窓」の要約発表を行った。
【石川君】
担当箇所:政策の窓と波及(1)
- アジェンダ上の優先順位
政策形成システムが同時に処理できるアジェンダ数には限界あり。緊急性による優先順位。
- ボトルネック
アジェンダを一度に処理できる能力は限られる。
- カーター政権の事例
航空問題に焦点を当てることによって、政策を集中させ、反対者を減らすことにつながった。
- アジェンダの専門家
専門化されたアジェンダのほうが、一般的なアジェンダより、政府や議会で処理しやすい。
- 予測可能な窓
更新、予算サイクル、大統領の所信表明演説、定期的報告書。
- 予測不能な窓
偶発的な事象(例)飛行機事故、石油危機、災害。
- まとめ
- 政策の窓の開放により取り上げられるアジェンダには限界がある。なぜなら、アジェンダの処理能力には限界があるから。
- アジェンダの処理能力は、政権の状況やアジェンダの専門化により変化。
- 政策の窓には、予測可能なものとそうでないものがあり、できないものも、一部は、予想して準備する。
質疑応答:
- アジェンダの処理能力の限界はどのくらいか
- 専門化されないアジェンダについての詳しい説明を求める
- アジェンダについて、原理的な問題を解決すれば、他の問題にスピルオーバーしていく。カーター政権時では航空問題に集中した
- 「解放」→「開放」を指摘
- 参考文献の書き方についての注意。著者名→(刊行年)→「論文名」(括弧)→『雑誌名』(二重括弧)→開始ページ−終了ページ。
【井上君】
担当箇所:政策の窓と波及(2)
- 窓が開いたことによる影響(1)
・政策の窓が開くと類似の窓も開く
・特定の窓の利用=将来の意思決定の手引き
- 窓が開いたことによる影響(2)
画期的な法律の通過の場合などには、新しい原則が確立されてしまう
- 原則の確立による影響
・原則の確立は、政策の劇的変化につながらない
・原則が先例となり、反対できなくなる
- 隣接領域への波及
先例が特定の領域で確立→同様の領域で類似の変化を促進
- 波及の理由1
・政策企業家である上院議員が法律の導入により、革新家であるという評判を得ようとするから
・人気のある中でさらに成功しようと他の問題に取り組むから
- 波及の理由2
・議論の活発化
・一つの成功からもう一つも成功すると説得するから
- 注意点
・窓は早く閉じるので、迅速なアクション
・最初の政策の実行は、その法律の通過の新鮮さを削ぐ
・政策の実行では不可避の問題を明らかに
- 波及のパワー
・最初の成功:政策企業家→次の有望な問題へ
・集団→その問題へ乗り換え=類推と先例に基づく議論の定着
・波及の終了:政策企業家がやりつくしたとき
- まとめ
・出来事が隣接する舞台へと波及(特定の政策舞台での成功は隣接する舞台での成功へ)
・波及の理由:
@政治家が以前に利益があったものに倣っ手動くと報酬が大きいと気づくから
A勝利した集団は新たな問題に移るから
B人は先例に基づき議論するから
質疑応答:
- 原則の確立は絶対ではないので、他の反対が出てくるのではないか
原則が確立するとそれが一般的となり、以前に戻れなくなる。ラチェット効果という。
- 水路の規制緩和が否決されたのではなくて、可決されたのではないか
アメリカ大陸には大河が多く、水源利用から堰やダムが設置されている(ロック&ダム法)。水利権を巡り、今日では一般的な「受益者負担原則」が料金設定で確立した。
- なぜ経済学部の小島教授が政治学に携わっているのか
課題テキストは北大の経済学雑誌に掲載されているが、専門は公、私、共の間の協働。
-
分担要約発表の後、時間に余裕があったため、映像資料 クローズアップ現代「シリーズ未来をひらく2“物語”の力が社会を変える」2014年1月7日(火)放送を視聴した。
- 人々に行動を促し、周囲を巻き込む理想のリーダー像について
- 人を動かす力について→価値観の共有の重要性(人々が感情移入できる物語の必要)
先生から、今回の映像資料で語られた「self, us, now」について、ゼミの研究に置き換えてご説明して下さいました。
- セルフ→研究動機
- アス→問題提起(周囲も巻き込み、問題意識を持ってもらう)
- ナウ→政策提言
次回も引き続き、課題テキスト「問題・政治・政策の流れと政策の窓」の分担要約発表を行う予定。
(堤)
2015年6月16日(曇り)
第10回授業
欠席者:1名(体調不良)
遅刻者:なし
初めに、個人研究するテーマのスライド作成に関して、先生から指摘があった。
- 表紙、目次、(目次の)項目の順にそっての論理展開、参考文献の掲載といったアカデミックライティングの手法に則る事。
- 参考文献に関してはRefWorksを活用していく。RefWorksとリンクしていない新聞記事のような参考文献に関しては、「レコードの作成」を利用し、手入力する。RefWorksにおいての参考文献の作成はAPA方式で行う。
- インターネットの記事の掲載は正式名、URL、アクセス年月日をすべて記載する事。
その後、前回に続き課題テキスト「問題・政策・政治の流れと政策の窓」の要約発表を行った。
【稲垣さん】
担当箇所:4・政策の窓と流れの合流 1政策の窓の開放(1)(2)
- 政策の窓とは
政策の窓は、問題・政治の窓の2種類存在し、その窓が開いた時、問題・政策案・政治が結びつく。その合流には政策企業家が重要な役割を果たす。
- 政策の窓の開放
- 政策の窓とは何か、なぜ窓は開くのか
政策の窓=政策提唱者が得意な解決案を押し進めたり、得意な問題な注目させたりする好機。窓の開いている時間は短く、かつ頻繁には開かないので準備が欠かせない。サーフィンを例に、大波が政策の窓とすればサーファーは好機を望む人であり、政策提唱者や政策企業家はその好機を逃さぬ様政策案を準備しているという事である。
窓の解放は、政策案の優先順位を決定する。立法化の可能性があれば優先化、そうでなければ政策企業家は投資しない。また、窓の開放は、提唱者の問題への妥協を促す。
- なぜ窓は開いたり、閉じたりするのか
開く理由:政権交代等政治の流れの変化、新たな問題への注目。
閉じる理由:意思決定や立法による問題の終焉を参加者が認識する。行動が失敗した場合、新たなエネルギーを必要とする。窓を開かせる要因は一時的なもので、利用可能な代替案が存在しない。
- 政策の窓は、参加者の認知によるが、人間はそれぞれ感覚が異なり判断が難しく、窓の開閉は予測できない。タイミングが非常に重要。
先生のコメント:
- 本文では企業家=アクティビストと記述されているが起業家=アントロプロイナーの方が意味合いとしては近いかも知れない。現在の消費を我慢して投資する、という意味では企業家。
- 政策企業家=その人が持つエネルギーを投資して将来のリターン(収益)として政策案の実現を図る人というイメージ、ゴミ箱モデルのように合流は偶然ではない。
- 政策科学は、何故ある問題だけに注目するのか、なぜある選択肢だけ浮上するのか、その理由や経緯、背景を科学的に分析、考察する。
【富山さん】
担当箇所:4・政策の窓と流れの合流 1政策の窓の開放(3)
- (3)合流
解は、政策の流れの中に浮かび、自らに適合する問題を探している。
緊急の問題に適合する解であったり、政治家によって支持される時に、解=政策案がアジェンダに上程される。
アジェンダの変化は、窓が開くときと同義で、その際に解=問題、政策案=緊急事態とそれぞれ結びつき、政策案が生まれる。
政策案の提唱者は頃合いを図って推し進める。
- 問題の窓と政治の窓
政策の窓のうち、問題の窓は、差し迫った問題の発生時、政治の窓は、政治の流れの中における出来事によって開く。
- 好機を捉える
政策の窓が開くと、提案者はこの好機を利用しようとする。
窓が開くと、解がそこに群がるが、処理しきれないほど多くの問題と政策案が検討されると、すべての問題が崩れ落ちる。
しかし、参加者が多くの資源を投じればいくつかの政策案は利用可能になる。
結果は、投じられる資源の水準に比例するが、予測は不可能。
理由としておそらく参加者の認知の問題。一度出来事が動き始めアジェンダが設定されると、予測・統制ともに不可能になり、参加者は板挟みに陥る。これを「パンドラの箱を開く」と譬えられる。
- 合流の重要性
合流すると、アジェンダ上で、より高い優先順位を得ることができる。合流が見られなければ、窓はすぐに閉じる。また、解が利用不可能であったり、問題が発見できない・もしくは重要性に欠ける場合や、政治の流れから支持が得られない場合には、優先順位を得ることはできない。
- まとめ
いかなる要素も等しい力を持ち、各要素はそれ自体の生命とダイナミクスを持つ。
流れの合流がアジェンダ化のタイミングを理解する鍵。もっとも重要なのは合流である。
先生のコメント:
- ゴミ箱モデル:
問題、解、参加者、選択機会が存在し、問題は独自にダイナミズムを持ち動き、解と参加者を探す。解、参加者も同様に互いを探し求め、参加者は流動的に関与しその得意な解を持つ。お互いをどう認知するかが重要であり、ここから合流が生じる。
- 政策の窓モデル:
問題、解=政策、参加者=政治。ゴミ箱モデルを下敷きにして、将来の報酬(政策案の採用)を期待して、政策企業家が投資=準備するイメージ。
【遠藤君】
担当箇所:4・政策の窓と流れの合流 2政策企業家
- 政策企業家とは
将来の利益獲得を期待し、自らの時間、エネルギーといった資源を投じ、特定の政策項目のアジェンダ上の優先順位を高めようとする提唱者で、政治システムの至る所に存在し、職位に限定される事はない。
多くの参加者は重要な資源を持ち、職位は無関係。特定の問題をアジェンダに上程する責任が一人に課せられている訳ではないが、政策企業家は各ドラマの中心人物である。
- 政策企業家の資質
@人の言い分を聞く能力 A政治的関係作りと交渉術に優れている事 B粘り強さ(最も重要)
- 政策企業家と合流
政策の窓における流れの合流に関して、政策企業家は中心的役割を果たす。
窓の開放を予測するのは不可能なため、先行してアイディア、専門能力、政策案の用意が必要。準備が出来ていれば、上手くその波に乗る事が可能。(例:ペンセントラル鉄道の倒産に乗じた鉄道規制緩和の達成)
政策企業家は、個人的目的の追求と同時に流れを合流させる。解を問題に、政策案を政治的勢いに、政治的出来事を問題に、それぞれ結びつける。
- 政策企業家の役割の考察
- 政策企業家の役割を考察する事は、社会構造か個人のパーソナリティーかの議論を理解するのに役立つ。
社会変化を理解しようとする場合、社会科学者とジャーナリストは異なる行動をするが、いずれも正しい。社会構造の変化の為に政策の窓は開き、政策企業家はその好機を活用する。政策の窓モデルに於ける政策企業家の捉え方は、パーソナリティーが重要である事以上に、何故・何時政策企業家が出現するか社会構造を明らかにする。
- 提唱と仲介という異なる活動の理解に役立つ。政策企業家は、自らの政策案を「提唱」し結びつけを行う事で「仲介」する。この活動が2人で行われる場合には、分担される。合流の強調=仲介への焦点の転換
- 政策企業家の果たす役割を考慮した、自由な形式の政策形成プロセスは、「創造性」を促進する。目標と政治的出来事が不明確である事は、逆に、新たな革新的アイディアを生む余地、可能性がある。
- 政策企業家は、優秀なアンテナを持ち、政策の窓を正確に読み取り、適切なときに行動できる人であれば誰でも良い。
最後に、先生からゼミ論研究について、
- テーマは、自分の問題であるだけでなく、我々の問題、社会の問題であることを示す。
- ゴミ箱モデルや政策の流れモデルのアプローチをヒントにする。
- 春学期末に研究計画書案の作成・プレゼンをし、夏休みに研究を進め、秋学期以降に少しずつ発表して、ゼミ論ホームページにアップして行く。
- テーマ、事例、参考文献を用意し、説得力をもって提示する必要がある。
次回も引き続き、「問題・政策・政治の流れと政策の窓」の要約発表を行う。
(木村)
2015年6月9日(雨)
第9回授業
欠席者:1名(体調不良)
遅刻者:なし
出席及びゼミ論についての進捗状況の確認をとり、前回に引き続き小島廣光「問題・政策・政治の流れと政策の窓」の分担要約発表を行った。
各自ゼミ論については、しっかりした研究計画書が期末に発表できるよう、準備とスライド作りを着実に進める必要がある。現在やっている「政策の窓」のテキスト読解はその礎として活用していくべきもの、とのお話が先生からあった。
【秀君】
担当箇所:3つの流れ
- 問題の流れ
特定の問題は政府議会の内部と周辺の重要人物に条件として学習する手段であるということと
条件がもんだとして定義される方法であると言う2点の理由で重要視される。
- 学習手段=インディケータ、衝撃的事実、フィードバック
- 条件が問題として定義される方法=問題認識がアジェンダにとって重要である;条件と問題の間には差異が存在する。
- 政策の流れ@政策共同体
公共政策に関する政策案の絞られ方の2つのうちの@政策共同体を要約。
構成員→専門家共同体を作成→アイデアが生み出される。
政策共同体=政策原始スープであり生き残ったアイデアが真剣に検討される。
- わからなかったところ
問題の優先順位を高めるため、必要な政府議会の行動を促進する要因は何か。
【木村君】
担当箇所:V3つの流れ―政策の流れA
- (2)政策共同体と政策原始スープ誘因と政策企業家@「政策原始スープ」
政策案は政策企業家が将来の報酬を期待して作られるものである。
- (2)政策共同体と政策原始スープ誘因と政策企業家A「起源」
無限に発生する政策原始スープを合理的意思決定モデルに基づき選択する。
- (2)政策共同体と政策原始スープ誘因と政策企業家B「融和」
真新しい政策案は、政策共同体と国民の抵抗びあうため、これを浸透させるプロセスである。“融和”のプロセスが進化過程の一部として必要である。
- 存続基準@:技術的実行可能性と価値の整合性を考慮し部分的な面での評価を高める必要がある。
- 存続基準A:コスト、一般大衆の黙認、プレーヤーからの支持
- アイデアの最終候補リスト@:これまでの流れの確認
- アイデアの最終候補リストA:問題の認識について、最終候補についての合意が必要
- アイデアの最終候補リストB:重要性を持つアジェンダは利用可能な政策案を持った問題であることが必要
- まとめ
全く新しい政策案は存在せず、政策案は政策企業家によって検討され、議論され、修正される傾向にある。この過程で生み出された政策案を保持する問題が重要なアジェンダとして扱われる。
【中村君】
担当箇所:政治の流れ
- 大まかな政治の流れ、特徴
発表全体の流れを説明した。
- 国民のムード
国民のムードは、政治の流れの初期段階であり、官僚や政治家が知覚するもので特徴としては、非常にあいまいで選挙や政治の盛衰に影響を与えやすく、社会運動にまで発展するもの。
- 圧力団体の活動
環境がポイントであり、同じ方向を向くと合意に至るが、対立すると賛成と反対のバランスが崩れる。
- 選挙結果
アクターが政策を取捨選択し、交代と管轄の2つのプロセスがアジェンダに影響を与える。
- 議会での政党、イデオロギー
合意形成には政策専門家は説得と普及、政治の流れは取引が必要となる。
- 最後に
国民のムード、選挙結果の政治の2つが4つの政治の流れのうち特に重要な影響を及ぼす。
- わからなかったところ
環境というのは国民のムードのことなのか
上沼先生から、全体を通じて以下のコメントがあった:
- 本テキストは、問題と政策と政治の流れは、この順序ではなくて、「問題」「解」「参加者」の流れが相互に独立して開始され生成発展していて、「選択機会」で偶然に合流する「ゴミ箱モデル」を下敷きに、公共領域に拡張したモデルである。
- なぜ、多数の争点や問題の中から、あるものが「議題(アジェンダ)」として注目浮上し、他は視界から遠ざかるのか。研究者や官僚などがアイデアを暖めて発表し討論し改善する「解」も多数あるなかから、なぜある政策選択肢が浮上し、他はゴミ箱に入れられるのか。そして、問題が解を探しているように、「解」も、適合する「問題」を探している。「参加者」は、出たり入ったりしながら、自分の得意な熱意を持てる問題や解を探し、自身の影響力強化や再選を狙う。これら3つの要素が出会う「選択機会」は、いつも開かれているのではない(選挙なら4年に1回とか)。政策が成立するための「政策の窓」は、ある時期、一定の時間しか開かない。それに向かって、3つの要素は、日頃から鍛えられ、修正されタイミングを待つ。
- この「ゴミ箱」と「政策の流れ」モデルをヒントに自身の整理概念・視点とし、もっと自らのゼミ論のテーマや事例の説明を組み立て、説得的なプレゼンとするべき。
- 「自分の」問題がなぜ「公共の」問題なのか、というところから分析し研究するのが政策科学である。
次回のゼミも引き続き課題テキストの分担要約発表を行う。
(片矢)
2015年6月2日(晴れ)
第8回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
出席をとり、前回に引き続き課題テキスト小島廣光「問題・政策・政治の流れと政策の窓」の要約発表を行った。なお、日記当番あるいは発表者は、教卓のパソコンを起動して、授業開始前に配布資料を作成しておくよう、先生から注意があった。
【真壁君】
担当箇所:「参加者」
- 政府議会関係者
- 大統領:最終結果を決定まではしないものの、政策アジェンダに大きな影響。
理由…制度的資源(議会での権限等)を持つ、政府が組織的、世論の関心
- 大統領スタッフ:重要視はされてないが、大統領のアドバイザーである。
- 長官:政府第三の構成要素。大統領が直接任命。アジェンダに大きな影響。
- キャリア官僚:政策案作成に影響。しかし、アジェンダにはほとんど影響なし。
- 連邦議会議員:アジェンダに大きな影響。政策案統制に対して法的な力。
目的(選挙民の満足等)達成のためにアジェンダに関与。
- 議会スタッフ:議員にサービスを提供する立場。議員が選択した政策案に大きな影響。
- 政府議会周辺の人々
- 利益団体:将来有望なアジェンダ項目に反対、影響を及ぼす。
- 研究者:長期的方向性に対して政策案に影響。
- メディア:重要性は高くない。出来事を報道し、拡大させることに重点を置く。
- 政党、世論:選挙結果によって政策アジェンダに大きな影響。
【片矢さん】
担当箇所:「参加者」
- @・Aの参加者、代議制モデルはどれもアジェンダ設定の中心ではない。
→参加者を二分化 ↓
- 「見える参加者」のクラスター(メディア・世論に注目される)
- 「隠れた参加者」のクラスター
- 議員:活動の二面性(見える活動・隠れた活動)
担当箇所:「プロセス」
- 合理的意思決定モデル
・・・目標を達成しうる全ての政策から最低コストで達成可能な政策案を選択。しかし、非現実的。
- 増分主義モデル
・・・反合理的理想主義。既に存在する政策に微調整。しかし、アジェンダ設定には使用できない。
【青木君】
担当箇所:「プロセス」
- ゴミ箱モデル
問題を解決するのではなく、解から問題を考察。→組織化された無秩序
流動的な参加者、選好、プロセスの不理解 →意思決定構造
- 政策の窓モデル
3つのプロセス(本来は独立)
問題、政策、政治の流れ。これらが合流するとアジェンダ設定への一歩になるのではないか。
- 分かりづらい箇所:
政策アジェンダと政策案の違い
問題の流れと政治の流れの合流(直接?間接?)
発表に対する質問とコメント:
- 「政府案」とあるが、「政策案」ではないのか。
- 「アジェンダ」とは、レーガン政権に例えると「小さな政府」「強いアメリカ」で、「政策案」は、減税、軍事費増大など。
- 合理的意思決定モデルは、問題→政策案(解)→政策決定→実行の流れ、だが、ゴミ箱モデルでは、問題、解、参加者は独立に流れていて、相互に求め結びつく。ある選択機会に向かって準備され、偶然に合流する。
- キングダンは、教育機関を対象に発案されたゴミ箱モデルの適用範囲を政府の領域まで拡大し、政策の窓モデを定式化した。さらに、課題テキスト筆者の小島先生は、アクティビストが3つの流れの偶然の合流を、意図的に準備し促進する作用を行うモデルに拡張した。
次回は、課題テキストの続きを行う。
(海津)
2015年5月26日(晴れ)
第7回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
第6回授業のゼミ合宿を写真(スライドショー)で振り返る。写真は、コースナビ上に置いてある(ゼミU.V第6回に画像あり)。必要な画像は。各自ダウンロード。個人情報保護に留意する、また、二次配布は厳禁。
次に、出席確認の1分間スピーチ。お題は、合宿について。
- 二日目の朝食時、幹事によるスケジュール確認を聞かず部屋に戻った人がいた。集団行動には意味がある。
- 準備体操には「動的ストレッチ」を、レク後には「静的ストレッチ」。担当者を当番でプログラムに含めるといい。
- 楽しかった。苦手な時間管理を協力してもらってできた。先輩たちのグループディスカッションの時間が充実していた。
- 学生同士のアイデアを聞けた。
- 全体的に時間に急いだところがあったので、もう少し余裕がほしかった。
- レクなど充実していて、コミュニケーションがとれた。
- 2泊3日のほうがより多くの人が発表できるし、グループディスカッションも充実する。
- バスに余裕があってよかった。
- ちょっと駆け足だった
- ルールがわかりやすいレクがよかった。
- テニスやフットサルのような一部だけで盛り上がらず、誰でも参加し楽しめるゲームをするよう幹事に依頼していた。ハンカチお落しやタッチラグビーも候補の一つ。
- プレゼンの発表時間がバラバラだった。コメントも含めて、発表により長短の差があったので、タイムキーパーを置くべきだった。
- キックベースでは、人数合わせで3年組みに入り、勝ってしまったが、同期に悪い気分。
- 夜中に部屋に3年生の不審者?が入ってきた。
- 先輩への気の遣い方に反省がある。バスの座席など。厳格なサークルと違い、戸惑う。
- 2日目に発表を入れたら、発表時間に余裕ができるのでは。
次に、課題テキストの要約発表の手順を学んだ。
- デスクトップに、パワポのファイルを置く。USBは外す。Course N@viに記録として掲載する。
- ファイル名は担当した部分(見出し・節の名など)と発表者・担当者の名前を書く。
- 配布資料の作り方。スライドの挿入タブから、ヘッダー(担当箇所・タイトル)とフッダー(発表者の名前)、日付を記入、ページ番号を設定。
- ゼミのコピー用紙を使う。
- ファイルから「印刷」をクリック。
- フルサイズのスライドを選択。
- 6スライド(横)を選択。
- 両面印刷を選択。
- プレビューで設定を確認。
- 先生を含めた16部を印刷し、先生から配る。
先生の説明後、各自、上記の必要事項の確認、補足を行い、その後、プレゼンのサンプルとして、一番バッターの堤君の発表を行った。。
【堤君】
担当箇所:小島廣光「問題・政治・政策の流れと政策の窓」T序
- 目的
- 公共政策の形成と実行のプロセス
- 政策の窓モデルとは
- 政策アジェンダ設定の過程
- 政策アジェンダと政策案の区別
- レーガン政権の事例
質疑応答:
- 新たな言葉、概念の説明が足りない。Ex)アジェンダ、政策原始スープ(良元)
- 省庁の人間は政策専門家なのか。(井上)
- 発表形式について:筆者側からの視点で要約するのか、または自らの意見を反映してまとめるのか。(海津)
- スライドの順番は、説明上、論文と異なってもよいのか。(片矢)
上沼先生から、
- 基本的に、まずは、テキストを忠実に要約。ポイントをつかむ。その上で、自身の疑問や考えを書き、あるいは、調べて補足する。
- 表紙スライドには、課題テキスト名と要約担当箇所を明記する。
- 参考文献のスライドを最後に入れる習慣を。補足情報などの追加情報は出所、出展を必ず明記する。
- 大事なのはスライドの流れ。論理、筋道の展開。従って、目次の書き方は1,2,3、・・・。論文は論理的に書かれており、ストーリーになっている。スライドのつながりを重視。「接続詞」を意識して補う。論理展開を意識する。
- 大学、シンクタンク、研究会などが全体的に政策専門家と呼ばれる。
先生のアドバイスを参考にして、次回以降の発表者は、各自、プレゼン内容を修正してください。
次回の授業では課題論文の輪読の続きを行う予定。5限は、先々週の図書館講習の続き(Ref Works)を614号室で行った。
(遠藤)
2015年5月12日(曇りのち雨)
第5回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
続く5限のゼミは、学部端末室で図書館講習(情報検索)を合同で実施するため、1分間スピーチをこの機会に行う。お題は、「GWをどう過ごしたか」。
- 青木君:サークル活動で国立昭和記念公園にてBBQを行った。
- 石川君:アメフトの早慶戦で敗北した。
- 稲垣さん:サークル活動で佐渡島に行った。
- 井上:「隈飲み」と免許の取得をした。
- 遠藤君:高校の友人と大阪の心斎橋に行った。
- 海津君:サークル活動で九十九里に行った。
- 片矢さん:椿山荘に行き山県有朋のすごさを実感した。
- 木村君:仙台にサッカーチームの応援に行き、また松島にも寄った。
- 堤 君:大阪に帰郷。東京とのちがいを実感した。
- 富山さん:サークル活動で山中湖に行った。
- 中村君:サークル活動で茨城に行った。
- 秀 君:バイトで一生懸命な生徒を応援したいと思った。
- 真壁さん:劇団の贔屓の役者がやめてショックを受けた。
- 柳下君:プールに友人と行ったが、小学生しかいなかった。
- 良元さん:バイトしつつ、テーマパークについて常に考えた。
次に、Ref Worksのアカウント登録をし、先生から、そのすごさを教わる。
続いて、春休みの課題テキストの感想を求められ、石川君、秀君が答える。
どういうテーマを各々がどのように研究していくのか、わが国でNPO法が定められた経緯(小島先生の政策の窓モデルの図を使って)をヒントに教わる。また、NPO法がわが国の政策過程の画期をなす出来事であったと教わる。
特に、自分が抱えている問題がどう人々や社会、あるいは公共の課題であるのか、課題解決のための政策アイデアは、どのように展開しているのか、課題解決の政治は、どのようなプロセスやアクティビストにより行われているのかを調べ、分析することがゼミ論文にもつながるのであり、だから、各自の「ゼミ論研究計画書」を作成する前に、キングダンがゴミ箱モデルを改作した「問題」「政策」「政治」の3つの流れからなるモデルを学ぶ必要がある、との説明を受ける。
最後に、小島先生によるキングダン著書の解説論文を分担し、次々回の授業から発表するという課題をだし、授業を終えた。(発表形式はパワーポイント)
次回の授業は、鴨川セミナーハウスでの合宿。
(井上)
2015年4月28日(晴れ)
第4回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
教室に集合して、出席を確認したのち、2号館の会津八一記念博物館に移動。受付で授業名を記入して、1階ロビーの門扉や陳列作品と、非公開中で覆われた「明暗」の場所を観て、大隈記念室を見学。本学の前身や大隈公関連の資料、書などを味わった。
続いて、2階の資料展示室に行き、ここが以前は大学図書館閲覧室で、高い天井のもと、多数の机と椅子があり、手元照明のもとで学生が読書や勉強をしたものだ、と先生が説明をしてくれた。2階入り口に見つけた荻原守衛の「女」像を囲んで写真を撮った。

その後、教室に戻り、課題として更新した自己紹介スライドのうち、秀君が自己紹介プレゼンのリハーサルを行い、コメントを述べた。
- 世界大戦の写真を載せるとよい。
- 名前の由来を説明して、覚えてもらうのが大切。
- 研究テーマは短く、具体的な副題をつける。
- 研究テーマの入り口は、身近なことから入るのがよい。
- 時間はしっかり5分使うこと。
秀君のを参考に、残り時間でゼミ生全員でパワーポイントの更新をした。
続く、5限で全員の自己紹介を終えた。
(稲垣)
2015年4月21日(曇り)
第3回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
コースナビにて自己紹介スライドの提出(方法)を教員用モード画面で確認した後、時間の関係で、一覧から、名簿一番の青木君のスライドをサンプルに、アニメーションのつけ方やリンクの貼り方、図や表の挿入方法、描画を学習した。
また、授業初日に撮影した集合写真を素材にして、ソフト「ペイント」を使い、サイズの縮小やトリミングについて学習した。
今後、デジカメ画像や公開報告資料などからの画像を利用する機会があるが、ゼミに割り当てられたサイズ量、読み込み必要時間などの観点から、必ず、元画像ではなく、サイズの縮小とトリミングをして、圧縮率の高いjpgで保存するよう、先生から指導があった。
【画像編集の際の注意点】
- 加工編集がブロックがされている場合がある。元の画像のプロパティから「編集のブロックを解除」してから加工する。
- 画像の編集は、スタート→アクセサリ→ペイントを開いて行う。
- 画像のサイズを縮小する際には、トップ左端の↓でメニューを表示し→「開く」で加工したい画像を開く。
次に、「ホーム」タブの「サイズ変更」をクリック→単位をパーセントからピクセルに変更し、水平方向の数値を、例えば30000なら300に変更してみて、OK。必要なら何度か試す。これで、トリミングができるサイズになる。
- トリミングは、「ホーム」タブにある「選択」の↓で「図形の選択」→「四角形選択」をクリックし、画像上でプラスになったカーソルで必要範囲をくくる。
サイズ変更の上にある「トリミング」がアクティブになるので、クリックする。
- 縮小とトリミングの加工をした画像を保存するにはファイルの種類で.jpgを選択し(bmp、gif、pngはサイズが大きいので、これらの画像はjpgに変換する)、適切な名前を付ける(加工前の画像を上書きしない)。
次回前日の4月27日(月)深夜までに、スライドを更新しコースナビのレポート提出機能に従い登録、提出すること。次回の授業では、自己紹介スライドを完成させ、一人5分間のプレゼンのリハーサルを行う予定。
5限は、4年生の先輩方の自己紹介スライドを見学し、自分たちの今後の研究テーマについて考えた。
(石川)
2015年4月14日(雨)
第2回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
当番の仕事を最初からおさらいして確認した。
次に、前回撮影した2年ゼミ生集合写真を、Course N@viからダウンロードし、保存先をデスクトップに変更して、ビューワーで皆で確認する動作手順を学んだ。
また、画像はゼミ活動の記録や新入生募集などを目的に撮影して、その都度、N@viに掲載するが、ダウンロードに際しては個人情報保護規則を守り、2次配布は厳禁ということを学んだ。
次に、パワーポイントの基本的な操作と作成方法をN@vi講義概要に添付された2つのファイルによって学習した。一通り学んだ後、先生と一緒に自己紹介スライドの作成を開始した。
【パワーポイントを作成する上での留意点】
- 初期画面は、3つのペインに分割され、本文、アウトライン、メモ欄で、それぞれの機能がある。
- 最初のスライドには、テーマ、名前、所属を記入。
- 目次を必ず入れるようにし、どういう内容を伝えたいのか流れを明確にする。
- 文字を書く時には、なるべく短く、行数を少なく、大きな文字にする。(箇条書き)
- 後で質問があった時に対応するため、ページ番号を入れておく。メニューの「挿入」の「ヘッダーとフッター」から必要事項をプレビューにて確認しつつ入力。
- メニューのデザインを試して、印象に残る、目に疲れないスライドを作る。デザインやアニメに凝るのではなく、伝えたい内容こそが基本。
- 下線を引く、色付けをする、文字を大きくするなどして、強調したい部分を明らかにする。(ただし、強調のしすぎには注意)
- 最後に自分が伝えたかったことは何なのかを分かってもらうためにも、まとめのスライドを入れる。
- まずは、春休み課題の自己紹介ネタをどんどんスライドに書き足し、後から、流れやプレゼン時間を考えて、並び換えや削除など行う。。
【パワーポイントで自己紹介スライドの作成】
- 上の留意点に沿って、タイトル・スライドを作成した。
- 目次スライドの第一項目は、「名前の由来」とし、必ず研究したいテーマ及び研究動機を入れるよう先生から指示があった。
- スライド番号や日付を入れるために、ツールバーの「挿入」をクリックし、「ヘッダーとフッター」を開き、指示された項目にチェックを入れた。
- 次回前日の4月20日までに、自己紹介スライドをコースナビから提出するよう課題が出された。
次回は、パワーポイント講習の続きで、自己紹介スライドを更新する予定。
5限は、3年の先輩方の自己紹介スライドのプレゼンを観て、今後の研究テーマ選びについて考えた。
(青木)
2015年4月7日(雨)
第1回授業
欠席者:なし
初回ということで、全員でゼミ運営上必要な事務所、ゼミロッカー室、ITセンター14号館マルチメディア支援室など巡回して手続きを確認し、610ゼミ室にてパソコンの利用の方法や約束事の確認を行う。また、雨のため14号館1階の藪野先生「集まり散じて」を背に集合写真(トップ画像)の撮影を行った。
- 610教室に集合。コースナビで出席確認後、貴重品だけ携行して教室を施錠し、3階の事務所〜1階のゼミロッカー室で当番の仕事の説明を受けた。
- その日の当番は、3階の事務所にて学生証を預けて記帳し、1階のゼミロッカー室の鍵を借り、ロッカーからプリンター用紙を取ってくる(きちんと鍵をかける・私物は置かないなど、ロッカーの利用規則に留意)。
- 6階のMM支援室に行き「委任カード」(前回の当番から受け取っておく)を提示して受付ノートに記帳し、教卓の鍵を受け取る。鍵で610教室の教卓上の差込に入れてONにし、教卓右下のパソコン本体の電源スイッチを押して入れる。起動に時間がかかるため。
- 先生が来られる前に、各自、PC・アクセサリー袋を取って起動させる(床の電源コンセント蓋やコード配線に注意)。
- 無線LANの接続を済ませ、TeraPadを起動させておく(当番は日記用メモを、他は備忘メモをとる。ファイル保存は、目立つデスクトップを保存先とし、後でメール添付で自分宛てに送信するか、各自のUSBメモリーを保存先に指定)。
- USBフラッシュメモリは、忘れ物や紛失が多い。個人情報が漏えいすれば個人、大学に対する責任・賠償問題になる。本体(メーカー、色)やパスワードの管理、個人情報の扱いなど、想像力を働かせて、日頃からセキュリティ動作を習慣にすること。個人情報は保存しない。持ち歩かない。USMメモリには、オリジナルではなくコピーを置き、紛失に備える。
- 終了時には、無線LANの切断手続きをし、USBを安全に外し(シャットダウン後でも安全)、シャットダウンする。その後コインでコンセント蓋をきちんと閉じ(躓いたり、蓋を破壊することがないよう)、PCや机イスの片付けをし(職員や次回利用者の便を想像する)、当番は教室内を一巡して点検する。
- 当番は5限のゼミ終了後、「委任カード」を名簿順で次の人に渡し、プリント用紙をゼミロッカー室に戻し、鍵を事務所に返却し学生証をピックする。
- 数日以内に日記案(日付「ゼミ日記」(当番氏名).txt)を2年のメーリスに添付して送信する。
- ポータルから、メールのアドレス帳にゼミML、担任アドレスを登録し、テストメールを送信。受信確認を行う。
- メール送受信の作法(件名、本文での宛先、挨拶、名乗り、用件、終了の挨拶を簡潔に、改行と段落を作り見やすく)に留意。メールの控えCCを(ゼミメーリスではCc不要)。
- 欠席遅刻の事前もしくは事後連絡。無断欠席は厳禁。プライバシーが必要な連絡はメーリスでなく担任宛てメールを使う。
- 課題テキスト第一弾の確認。課題テキストは、政策課題を扱った安価で入手しやすい、各自のゼミ論文の研究方法に役立つ、ことをポイントに選択。
5限の3,4年ゼミでは、年間スケジュール(合宿の日程を含む)や授業の目標や進め方などを確認し、1分間スピーチで先輩たちとの軽い自己紹を行った。
次回から4月28日の3,4年ゼミでの自己紹介プレゼンに向け、パワーポイントの作成講習に入る。
(担任)
[Index of diary]
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