Diary 2017




鴨川セミナーハウス春合宿を無事終えてホッ(2017/06/04)

Always, now under Construction.
 この日記は、ゼミナールT(政策科学研究)の活動内容を公開するものです。毎週当番が日記を書いてメーリングリストで担任とゼミ生に送信し、修正を加えてHP上で更新し、次の授業の冒頭で出席者全員で再確認しているものです。
 個人情報保護の観点から、欠席者、遅刻・早退者の氏名はHP上では非掲載としています。その日の授業内容を要領よく記述する文章表現の訓練、毎週の授業内容の相互確認、当日欠席者への情報伝達、学部一年生向けのゼミ案内、などを目的としています。(担任・上沼)


2018年1月16日(晴れ)
第14回授業
欠席者:1名(体調)
遅刻者:なし

 最初に、期末課題のゼミ論ページについて、お知らせでの諸注意とCouse N@viでのレポート提出方法の確認が先生よりあった。

【濱中君 発表】研究テーマ「協同労働の推進」
章立て:

  1. 前回いただいたコメント(前回発表した研究方針(セーフティネットとしての協同労働)に関して頂いたコメント)
  2. 協同組合の目的と意義(持続性の重視、相互扶助、コミュニティの重視など協同組合の持つ特徴)
  3. 労働者協同組合とは(協同組合のなかで労働者協同組合はどう定義されるのか)
  4. 事例
  5. レイドロー報告と今後の方針(協同労働が抱える問題点を認識しつつ、今後の研究に生かす)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 労働者協同組合だけではく、信用組合や信用金庫まで視点を広げる→資本主義とは別の形で、協同組合が地域の雇用を拡大することは出来ないか。信用組合が地域の資金ニーズの御用聞きとなり、事業のお手伝いをして、その結果、地域の雇用拡大に貢献している。
  • 国際協同組合同盟(ICA)のリーマンショック後の動きはどうなっているのか。

【西崎君 発表】研究テーマ「プラスチックごみを減らすために―脱ペットボトル社会を目指す―」
章立て:

  1. 研究動機(なぜプラスチックごみに焦点を当てたか。)
  2. プラごみに関する問題(ごみ処理にかかるコストや環境負荷が大きい。微小プラスチックが問題になっている。)
  3. どこに焦点を当てるか?(消費量が多く、投棄されやすいペットボトルに焦点を当てる)
  4. 目的とするべきものは何か?(ペットボトルの消費量を減らす、また投棄を防ぐ)
  5. 日本のペットボトル消費量(一人当たりの消費量は比較的多い。ミネラルウォーターよりも清涼飲料水の消費の割合が多い)
  6. 日本のペットボトル再生利用(日本のリサイクル率は高いが、リサイクルすればよいという考え方がされる傾向がみられる)
  7. 先行事例(バンダヌーン町のペットボトル飲料水販売禁止令、ドイツのデポジット制度)
  8. 先行研究(マイボトル、マイカップを使ったサービス)
  9. 今後の課題(ペットボトルの消費を減らす方法は?日本でデポジット制を設けるには?特定の地域を考えるべきか?)
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 生分解性プラスチックを用いてペットボトルを作るのはどうか。
  • 企業で環境に良いペットボトルを作っている例なども探していくのはどうか。
  • 日本は行政がペットボトルのゴミ処理を請け負っており、企業にペットボトルの生産量を減らすことを求めるのは、制度上厳しい(どうしても、環境にやさしいペットボトルの生産という方向性になってしまいがち)。
  • 現状高いリサイクル率を実現できているのであれば、わざわざ処理問題や投棄問題を挙げる必要性はないのではないか。
  • 日本国内でのごみ問題を考えるより、海洋ごみなどの国際的な問題に対して、日本がどのように関わっていくべきかを考えてみては?

【井上さん 発表】研究テーマ「日本の観光政策―ゲストハウスのさらなる発展を目指して―」
章立て:

  1. 研究動機(訪日外国人の急増、東京オリンピックにおける宿泊施設の不足、ゲストハウスの利用経験)
  2. 研究のゴール(急増する訪日外国人の受け入れ策としてのゲストハウスの活用と有効性を探る。ゲストハウスの発展の策を講じる。)
  3. 訪日外国人の急増について(現状)
  4. 宿泊施設不足の対応策(ゲストハウスの活用)
  5. ゲストハウスとは(特徴)
  6. ゲストハウスの有効性(ゲストハウスの活用のメリット)
  7. 先行研究(4年井上先輩の研究)
  8. 成功事例(「宿場JAPANモデル」)
  9. 今後の方針
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 発表内容の多くは、既にゼミ4年生の論文と被っている。それを読んで真似たのではない、という話ではなく、先行研究を探して読み、それらをリスペクトして、目指すところのどこが異なるのか、どこを追加しようとするのかクリアにするべきだ。

 次回の15回授業は、期末試験が近く、各自のゼミ論ページの作成とCourse N@viでの登録・提出(〜01/31)を授業内容とします。また、2月3日(土)は、昼休みから18時まで4年生の卒論発表会があり、その後、懇親会が予定されています。

(濱中、西崎、井上) 


2018年1月9日(晴れ)
第13回授業
欠席者:1名
遅刻者:なし

【水永 発表】研究テーマ「和歌山県田辺市における地域振興」−企業連携の観点から−」
章立て:

  1. これまでの研究と問題点
    田辺市と上富田町を比較した際の人口規模の差。市の規模が大きいメリット・デメリット。
  2. 田辺市の現状
    観光資源が多く黒字財政の割に、それを活用していない。そのために第三者(企業)の協力が必要。
  3. 「包括連携協定」について
    企業が地方自治体と連携し、課題解決に貢献する協定。県内、田辺市の締結状況。連携に積極的な企業例。
  4. 今後の方針
    資源活用の重要視、どのような企業が必要か検討。行政の経営マネジメントの必要性も考える。連携協定のデメリット。
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 研究のゴールが、人口増加なのか経済発展なのか、不明。
  • 田辺市の課題が不透明。(例えば、議会選挙において、どのような公約や課題が出ているのか。)
  • 包括連携協定に関する、田辺市の政策決定に至るまでのプロセスの詳細を明らかにする。
  • 同協定は持続可能なものなのか。

【井上 発表】研究テーマ「日本の観光政策―ゲストハウスを用いて―」
章立て:

  1. 研究動機(訪日外国人の急増、東京オリンピックにおける宿泊施設の不足、ゲストハウスの利用経験)
  2. 研究のゴール(急増する訪日外国人の受け入れ策としてのゲストハウスの活用と有効性を探る。)
  3. 訪日外国人の急増について(現状、今後の見込み)
  4. 訪日外国人急増による影響(予想される宿泊施設の不足数)
  5. 宿泊施設不足の対応策(ゲストハウスの活用)
  6. ゲストハウスとは(特徴)
  7. ゲストハウスの有効性(ゲストハウスの活用のメリット)
  8. 課題点(『旅館業法』によるハードルの高さ、近隣トラブル)
  9. 今後の方針
  10. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 4年の井上先輩の研究との違いが見られない。
  • 先行研究を追い、自分で何を付け加えられるか考えて、落とし込むべき。
  • どこが目の付け所なのかが見えてこない。

【岡田 発表】研究テーマ「赤字空港の再建―民営化による稼ぐインフラとしての空港利用―」
章立て:

  1. 研究概要(民営化した空港において赤字を改善し、商業、観光拠点として地域経済の活性化を担う「稼ぐ」空港としての空港の実現)
  2. 空港の分類(日本の空港はその管理主体ごとに、会社管理空港、地方管理空港、国管理空港の3つに分類される)
  3. 現在の状況‐地方空港‐(地方空港は億単位の赤字。赤字は国の税金や他空港の収益で補てんされている)
  4. 現在の状況‐空港の民営化‐(地方空港は2016年の仙台空港を皮切りに民営化へと乗り出している)
  5. 先行研究(民営化によるメリットとデメリット。外部の補てんに頼らないビジネスモデルの成立)
  6. 事例(民営化第一号、仙台空港の事例。ランナーズポート設置による地域との連携。農林水産物の輸出支援による地元農家支援と貨物取扱量の拡大)
  7. 今後の方針(4月に民営化する高松空港の施策。道の駅やSAで類似する地域振興策がないか調べてみる)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 研究動機は何か。どうしてこのテーマを面白いと思ったか。
  • 先行研究は記事を引用するのではなく、記事に出てきた研究者の論文などを調べて、そこから参照や引用をすること。
  • まずは仙台空港でなぜ民営化が行われた経緯、民営化に至るプロセスなど先行事例である仙台空港を掘り下げて研究を進めること。

 次回も、引き続き、ゼミ論の発表の予定。

(水永、井上、岡田) 


2017年12月19日(曇り)
第12回授業
欠席者:2名(体調不良ほか)、1名(留学中)
遅刻者:なし

【信江さん 発表】研究テーマ「シニアの労働」
章立て:

発表に対するコメント:

【森本君 発表】研究テーマ「高齢化するニュータウンの再生〜住環境維持のために〜」
章立て:

  1. 前回頂いたコメント
  2. ニュータウンとは何か(新住宅市街地開発法による、全国に約2000ヵ所存在)
  3. 近隣住区論について(コミュニティ形成方法論、近隣住区論6原則)
  4. ニュータウンの現状(急速な少子高齢化、住宅の更新期到来)
  5. 問題点の整理(少子高齢化と並行できる施策が必要、住宅の建て替えにおける集合住宅と一戸建ての違い)
  6. 今後の方針(近隣住区論を今後の基本とする。海外のニュータウンを調べる。現在の取り組みの評価)
  7. 参考文献
発表に対するコメント:
  • ニュータウンに若い世代が少ない、住まいとして志向しないのには、なにか理由があるのではないか。例えば、次を参照:三浦展(2017)『東京郊外の生存競争が始まった!』光文社新書。
  • 研究テーマの主題と副題の意味合いが重複している、同じことを繰り返しているので再考するべき。ケース事例を特定しない、との論だが、先々に政策提言することも含めて、居住論の一般論を展開するのでなく具体的に課題と取り組みをみるには、徐々にケース事例を特定し、それを副題やテーマとする。
  • なぜ「新住宅市街地開発法」が制定されたのか、その歴史を、「政策過程」をたどると面白い。現在の課題とも対比できる。
  • 日本において「近隣住区論」が採用された例を具体的に提示し、どのくらい有名か、なぜ採用されたか、経緯を調べる。
  • 海外のニュータウンについて調べる際は、その国と日本の気候、風土、文化の違いを考慮に入れるべき。
  • 参考文献の書き方を、図書館職員による講習で学んだ学術的記述の仕方に則る。

 次回、年明けの4限は通常のゼミ論案の発表と講評。5限は、2週に分けて2年生の成果発表の予定。

(信江、森本) 


2017年12月12日(晴れ)
第11回授業
欠席者:2名(体調不良)、1名(忌引き)、1名(留学中)
遅刻者:なし

【濱中君 発表】研究テーマ「協同労働の推進〜労働環境の改善と新たな失業対策」
章立て:

  1. 前回頂いたコメント
  2. 政策提言の目的(政策の目的を「労働環境の改善」「新たな失業対策となること」とする)
  3. 労働環境の現状(長時間労働・賃金の停滞・非正規雇用の拡大が生じている日本の労働環境を説明)
  4. 日本の社会保障と雇用政策(日本の社会保障が1960〜1970年の社会条件を前提にデザインされており社会保障の改革が必要。雇用政策が今後雇用流動化が図られる流れにある。)
  5. セーフティネットとしての協同労働(協同労働は労働者=経営者という特徴上、解雇が起きにくく失業対策になりえる。)
  6. 協同労働の特徴と問題点(協同労働はその特徴から地域密着型のコミュニティに根差した企業形態が向いている。)
  7. 今後の方針と事案例(「協同労働を支援する自治体の政策」を研究対象とし、その具体例として広島市の政策を挙げた。)
  8. 参考文献・資料
発表に対するコメント:
  • 労働環境の改善策として解雇規制の緩和とあるが、協同労働の特徴が解雇しづらいということならば、それに逆行するのではないか。
  • 失業保険によって給付が受けられるならば、協同労働に参加したいという人は少ないのでは。
  • 協同労働が、若者を引き付けるだけの魅力があるとは思えないが。
  • 解雇された人の就職先として、とあるが、解雇された人が集まって企業の経営が可能なのか。
  • 協同労働が労働環境の改善につながることや失業対策となることは、副次的なものであって本来の目的ではないのではないか。資本主義以外の原理が社会の中にあることの意義、また、協同労働が存続していることが可能である理由を押し出していかなければ、意味がない。協同労働を支える理念や実際に協同労働を行っている人がどのように考え、働いているのかを研究するべき。
  • 日本農業新聞(2017)「協同組合の源流と未来−相互扶助の精神を継ぐ」岩波書店、などを参考にしてはどうか。

 次回、引き続き、ゼミ論案の発表と講評の予定。

(濱中) 


2017年12月5日(晴れ)
第10回授業
欠席者:1名(体調不良)、1名(留学中)
遅刻者:1名

【二宮 発表】研究テーマ「女性が働きやすい社会を目指して〜ライフスタイルに合わせた多様な働き方を実現する〜」
章立て:

  1. 前回いただいたコメント(女性にとって働きやすいとは何か)
  2. テーマと副題
  3. 現在の状況(ガラスの壁、ガラスの天井)
  4. 先行研究(女性の総合職が育児休暇を取りにくいのは仕方がないのか)
  5. 育児休暇を取りやすい会社(金融機関が上位にランクインしている)
  6. 事例(三井住友フィナンシャルグループ、第一生命ホールディングス、日本生命)
  7. 今後の方針(政府・自治体の取り組み、他国の事例、エリア総合職について調べる)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 育児休暇を取りやすい会社でランクインしているのは、ほぼ大企業である。日本において大企業の占める割合は1%弱なので、中小企業の取り組みについても調べたほうがよい。
  • 制度よりも、結局はその人(上司)の意識次第なのではないか。
  • 公共事業・サービス系の企業の取り組みも調べたほうがよい。
  • 新聞の参考文献の書き方は、記者名、「記事名」、『新聞名』、年月日。
  • 「現在の状況」のスライドでは、依拠した出典名を明記(略記)する。
  • 先行研究の乙部氏の論文について、参考文献では論文所収機関誌名(『季刊家計経済研究』)を明記する。
  • 未だ副題が曖昧(ライフスタイルとは何のことを指しているのか。ライフイベントとは違う。何を目的とするのか。休職期間の短縮、休職前と復帰後の条件)
  • 総合職の育休取得率が低いことについて調べるなど、研究の焦点を絞る。

 次回、引き続き、ゼミ論研究発表の予定。

(二宮) 


2017年11月28日(晴れ)
第9回授業
欠席者:2名(法事)、1名(留学)
遅刻者:なし

【大島 発表】研究テーマ「日本の英語教育」
章立て:

  1. 前回いただいたコメント(早期の英語教育の必要性がわからない・全員に対して必要なのか・使える英語とは)
  2. 前回までの発表(日本の英語教育の現状・他国との比較・盛んな地域の事例)
  3. 現状の日本の英語(日本はTOEFLの点数が低い)
  4. 小学校の英語教育(他国よりも小学校の開始年齢が遅い・英語教育の変容・小学生への意識調査)
  5. 次回に向けて(研究開発校・中学生と高校生の現状の英語教育・大学入試制度)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 今回の発表では、小学校の英語教育の変遷という形で話が広がり過ぎているので、話せる英語に重きを置いた方が集約できるのではないか。
  • 大学入試が読解・ライティングの問題から変化しない限り、事態は変わらないのではないか。
  • 自分でどう考えるか、は大事だが、まずは先行研究を調べた上で、自分がどう思うかを考える。全て調べ直そうとするのではなく、先行者が調べたものの上に立ち、その高みに立って効率よく研究を進めるべき。
  • なぜ、話す英語教育が重要とされるのか。いつの頃から、どのような背景要因があり、問題が発見され、アジェンダや政策案が議論されるようになったのか。政策過程を調べ、現在の課題や、論点を整理する。早期の英語教育については、論者により賛否両論に分かれている。なぜなのか。
  • 現在のテーマでは、抽象的で分からない。具体的なテーマにして、副題に先進的取り組み事例や政策とする。
  • 必修化と教科化の違い。
  • 図表がスライド上では小さく不鮮明になるので、別にダウンロードして提示して拡大するなどプレゼンに工夫する。

【高林 発表】研究テーマ「働きやすい世の中にするためには〜ITを使った労働改革〜」
章立て:

  1. 研究概要(なぜこのテーマを選んだか)
  2. ITについて(言葉の意味、労働市場で使う際の例)
  3. 現代の労働環境(残業への取り組み)
  4. 業種別調査(インフラ業界では、残業時間が増加している。情報通信業では、比較的残業時間が減りつつある)
  5. 今後の方針(課題を探る、事例研究)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • なぜ労働改革のためにITを使う必要性があるのかが、わかりにくい。
  • ITを使って効率化を図っても、労働時間の短縮につながるとは限らないのではないか。却って、労働強化に繋がるのではないか。
  • 労働環境が比較的良いとされる、外資系企業も見てみるとよいのではないか。
  • 何をもって「働きやすい世の中」とするのかを、はっきりさせたほうがよい。労働時間短縮が目的地なのか。嘗て、IT化により遠隔地や家庭からでも業務ができる、と期待されたが。
  • ITを使い成果を挙げている事例を探して、そこからアプローチするほうがよい。
  • 参考文献の参照リンクは、最終アクセス日を付ける。

 次回、引き続き、ゼミ論研究発表の予定。

(大島、高林) 


2017年11月21日(小春日和)
第8回授業
欠席者:1名(体調)、1名(留学中)
遅刻者:なし

【岡田 発表】研究テーマ「地域消滅を阻止する―若者が安心して暮らせる街づくり―」
章立て:

  1. テーマの変更について(地域ラジオ放送の研究は、先行研究が少なく広がりが困難)
  2. 地域消滅(地域消滅、消滅可能性都市の定義)
  3. 消滅可能性都市(地方と都市において地域消滅になるメカニズム)
  4. 地域消滅の対策(地域消滅を阻止するには、若者が安心して暮らせる地方を作ることが必要と考察)
  5. 愛知県岡崎市(出身地である愛知県岡崎市を事例として扱う根拠)
  6. 岡崎市の施策(「岡崎市まち・ひと・しごと創成総合戦略」、5つの基本目標)
  7. 今後の方針(岡崎市の他の施策、高い出生率の要因)
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • テーマと副題のタイトルで、しっかり何を研究したいのか示す。
  • 実際に消滅しそうな都市を取り上げて、岡崎市からヒントを得ながら政策提言していく形にしてどうか。
  • 名古屋市に隣接する岡崎市は、第二次産業に恵まれた環境のもとで「しごと戦略」を打ち出しているが、岡崎市を事例とした場合、何も産業のない都市や地域に議論を適応することはできるのか。
  • 岡崎市の抱える課題も調べてみてはどうか。何が取り組むべき問題であるのか、論文の「はじめに」の「問題の所在」が分からない。
  • 「消滅可能性都市」について増田さん達の予言に反論する文献が直ぐに出たが、それについて言及がないのは何故?。反論や検証などの文献を調べてみてはどうか。
  • 地方だけでなく都心部(豊島区など)が人口減少で消滅可能だというが、東京郊外の人口減少と都心の人口増加、特に若者が移動しているという観察がある(三浦展(2017)『東京郊外の生存競争が始まった!』光文社新書)。
  • 参考文献でリンクページ名を書くときは、最初に内閣府などページ設置責任者名を示す。

【久木元 発表】研究テーマ「公共交通を用いたまちの活性化―千葉市の中心市街活性化に向けて」
章立て:

  1. 研究動機(幼少時より鉄道に興味、衰退した駅前商店街の観察、富山市のコンパクトシティへの関心、課題テキスト)
  2. 計画書に対する指摘(なぜ富山市や海外都市の事例の考察が必要か不分明)
  3. 千葉市の現状(中心市街地の衰退:大型商業施設(パルコ、三越)の閉店)
  4. 中心市街地衰退の問題点(市長、商工会議所の声と市内在住者の声)
  5. 交通まちづくりの可能性(発達した既存の公共交通インフラをいかした)
  6. 今後の展開(千葉市と同様な事例、千葉市の取り組み)
  7. 参考文献・資料
発表に対するコメント:
  • 「まち」がなぜひらがななのか、漢字との違いは?
  • 大型商業施設の閉店がなぜ問題なのか。時代のニーズに対応できなかった、だけではないのか。主婦のように東京に買い物に行くので困らないという声がある。どう中心市街地の衰退と結びつくのか。
  • 取り組むべき「公共的な問題」はいったい何なのか。公共交通インフラが発達しているなら、何が問題となるのか。
  • 具体的にどのような施策を考えているのか。
  • そもそも論文の「問題の所在」はどこにあるのか。
  • 新聞記事を引用するとき、記者名の署名があれば名前を著者欄に書く。

【斎藤 発表】研究テーマ「高齢化社会における都市開発−越谷レイクタウンをもとに−」
章立て:

  1. 研究動機(数値化しやすく社会問題として捉えやすい;研究の需要がある;地元)
  2. 前回からの変更(「十年後の住居」のテーマは、具体的過ぎて、現在考察するのが困難)
  3. 越谷レイクタウンとは(日本初の湖と一体となった都市開発計画;大型商業施設併設地区;年間5,000万人の来客;シャワー効果と噴水効果;観光へ繋げる計画)
  4. 今後の展開(イオンレイクタウンの沿革、都市開発機構、人口流入と昼夜間人口)
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 今回の研究発表が、「高齢化社会における都市開発」という研究のゴールへと繋がっていない。
  • レイクタウンの何が問題なのか。
  • 参考文献に先行研究が見当たらない。越谷レイクタウンを事例とするなら、先行研究を調べることにより、自らの研究をどう進めていくかが見えてくるはず。

 次回は、ゼミ論発表の続きです。

(岡田、久木元、斎藤) 


2017年10月31日(曇り)
第5回授業
欠席者:2名(1名留学、1名体調)
遅刻者:なし

【石井 発表】研究テーマ「日本の貧困問題を考える―母子家庭の視点から―」
章立て:

  1. 前回いただいた指摘(テーマと副題、今後の方針)
  2. 日本の貧困状況(内閣府の調査)
  3. 現在の離婚状況(厚生労働省の調査)
  4. 養育費の状況(取り決め、受給状況)
  5. 国による支援制度(経済的支援の具体例)
  6. 自治体による支援制度(事例)
  7. 今後の方針
  8. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 目次には番号をふること。
  • 「貧困問題」と「母子家庭」だと距離がありすぎるので、テーマは「子供の貧困」に戻したほうがよい。
  • グラフ画像を貼るのは小さくて分かりにくいため、pdfを貼り拡大したほうが良い。
  • スライドの中で逐一、出所の略記を書き、最後の参考文献スライドで詳細に、正確に記述する。
  • シングルマザーが働いているときに、誰が面倒をみるのか考えたほうが良い。学童、保育園などを調べてみては。
  • 結婚して子供がいる人とシングルマザーでは、会社が選ぶのは前者だと思われる。経済状況という数字だけ見るのではなく、働き方を調べてみては。
  • シングルマザーは都市部に多いのではないか。色々な自治体を調べるよりも絞ったほうが良い。
  • 離婚した人の子育ては、日本社会では当事者本人の問題にしてしまっている。このような当事者たちにどう介入していくか考えるべき。

【井上 発表】研究テーマ「地域交流の活性化―コミュニティカフェを用いて―」
章立て:

  1. 現代社会のコミュニケーション(現代の若者)
  2. コミュニティカフェとは(定義、目的、開設数、時代背景、増加原因、設置運営主体、サービス内容)
  3. コミュニティカフェ事例(手遊びカフェFika。地域食堂)
  4. コミュニティカフェの現状(高齢者メイン、若者の利用者が少ない)
  5. 若者のためのコミュニティカフェ(若者向けのコミュニティカフェの提案)
  6. 今後の方針(若者の興味、関心事を調べる。コミュニティカフェの事例を調べる。)
発表に対するコメント:
  • コミュニケーション能力がなくて何がいけないのか。問題点が見えてこない。
  • 何を解決したいのか、誰のために解決したいのかが不明確。
  • 根拠が弱く、説得力がない。
  • なぜコミュニティカフェが注目されてきているのかを掘り下げるべき。
  • コミュニケーション能力がない人は、コミュニティカフェに進んで足を運ばないのではないか。
  • 若者向けのコミュニティカフェには、ニーズがあるのか疑問。既に存在している可能性もある。
  • 地域を具体的に指定すると、研究を進めやすいかもしれない。
  • コミュニティカフェの認知度が低いのは、マーケティング力がないからかもしれない。ビジネス的な視点から研究を掘り下げるのはどうか。

 次回はゼミ合宿(合宿に伴い、第6回、7回のゼミは振替)の予定。
 合宿日記は、上級生の日記ページの項を参照。

(石井、井上) 


2017年10月24日(晴れ)
第4回授業
欠席者:2名(1名体調不良)
遅刻者:なし

 出欠確認の後、ゼミ論HPの講習を行った。今回は、教卓PCの画面とスイッチするゼミ生ノートPC席を久木元君が担当した。

【ゼミ論ページの作成について】

  • 第1章は、これまで「研究動機」としていたが、「はじめに」と名前を変える。ここでは、研究テーマや副題の意味、何のために、なぜ研究するのか、どのようなアプローチで研究を進めるか、を書く。
  • ホームページを編集する際は、最終更新日を忘れずに更新する。別名で名前を付けて、複数のページ(ファイル)を保存していると、混同混乱する。
【画像の加工】
  • ゼミ日記で案内し用意してきた、ゼミ論ページの象徴的な画像を確認。
  • 画像を加工する際は、最初に画像を右クリックして、プロパティを開き「保護のブロック」があるかを確認し、あれば外す。これをしないと、最後に保存する際、エラーが出て失敗する。
  • リボンからすべてのプログラム→アクセサリ→ペイントを起動する。
  • トップ左端のアイコンの↓で画像を開く→画素数が大きく、画像のほんの一部しか判別できない→ツールメニューの「サイズ変更」をクリック。
  • サイズ変更と傾斜のダイヤグラムで、単位を「ピクセル」に選択(画素数)する。 水平方向の画素数を約1/10にする:大体300前後(縦横比を維持するにチェックがあるので、垂直方向の数値は自動で変わる)。
  • 次に、ツールメニューの「選択」をクリックし、図形の選択で、「四角形選択」にする。画像上のカーソルが+表示になる。画像の上で、トリミングしたい範囲に左上から右下へドラッグ(うまく選択できない場合は、メニュー上のやり直し矢印をクリック)。選択できたら、メニューにある「トリミング」をクリックでトリミング完了。
  • 最後に、トップ左端のアイコン↓で「名前を付けて保存」をする。ファイル名は、半角英数の名前。「figure1」などではなく、どんな画像か分かる英語表記にする。
  • ファイルの種類は、最も圧縮率の高いJPEGとすること。他の拡張子(PNG、BMPなど)をJPGに変換する時にも、この作業を行う。ゼミ用に割り振られた大学サーバーの容量に制限があり、また、サイズが大きいとページの読み込みに時間を要する。
【画像の挿入】】
  • 画像は、各自の苗字アルファベット名のフォルダの中のjpgフォルダに格納する。
  • 各自のindex.htmlをTeraPadで開いて、画像を付けたい場所で、<img src="jpg/・・・.jpg"><br><br>を入力。改行タグを2つ付つけるのは、画像の下に画像のキャプション(タイトルや出所)を少し隙間を入れて付けるため。
  • 画像をインターネットからとってきた場合は、出所にハイパーリンクタグを用いて、必ず出所を明記する。自分で撮影した場合は、「筆者撮影、撮影日」を明記すること。前後には<p>をつけて、段落を入れる。
  • 画像を中央寄せに位置させたい時は、前後に<center>開始と終了タグを入れ子式に挟む。右寄せや左寄せにする場合は<align=right or left>と入力する。
【参考文献の箇条書き】
  • 水平線タグ<>を入れて、順序なし箇条書き(リスト)のタグ<ul><li><li></ul>を書く。
  • 画像の出所のリンクや、本文での参照や引用は、その都度、簡易表記をして、詳細表記を参考文献欄に、直ぐ記入する習慣を身に付ける。別なところにメモしたり、あとから参照する、などとしない。
 ホームページの作り方講習は、今回でひとまずお終い。今後は、先輩のホームページを参考にしつつ、ゼミ論発表と並行してホームページの更新もする。期末に成果の提出。

 次回から、ゼミ論発表と講評が再開するので、発表者は準備を進めておく。

(岡田) 


2017年10月17日(雨)
第3回授業
欠席者:3名(内1名は留学、1名は忌引)
遅刻者:なし

 講習の理解度を把握するため、先生の教卓PCとゼミ生から1名(今回は岡田君)のノートPCとをスイッチで交互にスクリーンに映して、講習を進行することになった。
 また、ゼミ日記では、タグを全角で書いてタグの効果が働かないようにする注意が先生からあった。

【前回の講習の復習】

 講習お手本のkaminuma.zipをCourse N@viからダウンロードして解凍。フォルダのなかのkaminuma.index.htmlをTeraPadで開き&ブラウザ表示とをデスクトップに並べて、比較しながら復習をした。
 また、お手本のタグ表記を別途メモ帳で一時的にコピーして、各自のTeraPadに貼り付ける、開始タグを選択コピーして貼り付け、スラッシュを加えて終了タグとする、など、手早い記述方法を学んだ。

【スタイルシートの記述】
<head></head>セクションにページのデザインを設定する。今回は、ページの余白設定と、背景色・文字色の設定のみ。

  • 上下左右の余白
    余白margin-○○(上:top、下:bottom、左:left、右:right)の後ろの数値でそれぞれの余白の幅が決定される。数値はpointのptの前に。(例:25pt)
  • 背景色と文字色
    色見本ページのURL(kaminuma.index.htmlの29行目)をコピーして、ブラウザで表示→背景色、文字色をサンプル表示して、読者のことを考えて色を決めて、メモ帳に各RGB値をコピペ(TeraPadで開くと混同してしまう可能性があるため。)
    →kaminuma.index.htmlのスタイルシートの記述を選択して、コピー。自分のhtmlにペーストする。
    背景色;background-colorのコロン(:)の後にメモ帳にコピペしておいたRGB値を打ち込む。(上書き保存した後、htmlを再読み込みすると正常に変更されてあることが確認できる。)
  • 文字色;textのイコール(=)の後のRGB値を変える。
【さあ、各自のゼミ論ページを書き始めよう】
  1. 見出し(headline)
    h1〜6まであり、数字が大きくになるにつれ、文字は逆に小さくなる。必ず、終了タグ(hの前に/スラッシュ)を付ける。忘れると、以下の記述が全て見出しの大きさとなってしまう。
  2. ゼミ論テーマを、見出しタグで挟む。
    それを更に中央寄せタグ<center>の開始タグ・終了タグで入れ子式に挟む。
    副題は、テーマより見出しのサイズを小さくし、前後にハイフォンを付け、同様に中央寄せタグを付ける。
  3. 学部クラス名学年氏名を副題より1つ小さなサイズの見出しタグで挟み、見出しの開始タグの中の記述を<h4 align=right>と右寄せにする。学年と氏名の間を改行タグを入れて区切る。
  4. 水平線(horizontal rule)
    <hr>と書き込む。終了タグで閉じる必要はない。
  5. 水平線を書き、その下に「章立て」、各「章」、「参考文献」「最終更新・著作権欄」と区切りを入れて、レイアウトを整え、視覚的にも読み易くする。
  6. 章立てを見出しタグで挟み、その下に、順序付きの箇条書き(ordered list)タグ<ol>で記述する。<ol><li>はじめに<li>・・・<li>参考文献</ol> ここで<li>は、項目(list item)
  7. 順序付きでなく並列列挙の箇条書きタグは、unordered listの略で<ul>と記述する。
  8. 章立ての次に、水平線で区切る。次から、「・第一章 はじめに」を見出しとして、 研究動機やテーマや副題の概要、アプローチの順序など記述する。
  9. 記述に際しては、文頭の全角1字下げ、文末に改行タグを付ける、改行したら、段落タグ<p>を入れる。
  10. 改行(break)タグ<br>と書き込む。終了タグで閉じる必要はない。
  11. 段落(paragraph)タグ<p> 文章のまとまりを段落タグで囲むにはこの<p>タグを用いる。段落間に1行分のスペースが空く。
  12. 水平線を書き、ページ文末に、「最終更新日・著作権」を表示する。
    kaminuma.index.htmlの「最終更新日・著作権」の記述を選択して(218行から224行目)、自分のhtmlにコピペ。最終更新日、著作権の年、名前を変更する。
 本日の講習の最後に、先輩のHPの記述を参考に閲覧した。
http://www.waseda.jp/sem-fox/memb/index.htmlをIEで開き、3年生役員のページの表示して、表示メニューのソースをクリック。

 宿題として「第一章のはじめに」に書くべき研究動機やテーマ、副題の意味・意義、アプローチの順序、方法など、読者に説得的に示せる内容、及び「章立て」とを考えてくること。また、次回は画像の加工と挿入、リンクの貼り方などを講習実習する。
 尚、再来週からは、ゼミ論のパワポによる研究発表と講評に進む予定。各自、準備をする。

(大島) 


2017年10月10日(天気)
第2回授業
欠席者:3名(1名留学、1名家庭事情)
遅刻者:なし

 出席確認の後、当番の仕事について、ゼミロッカーの鍵の借用・返却は不要となった経緯の再確認があった(プレゼンなど配布資料を担当者が事前に用意する方式となり、鍵も担当者が行う)。

 配布資料をもとに、前回のホームページの作り方講習の続きを行った。以下は、配布資料のp8〜40の内容である。

【おさらい】
 前回の復習で、「新しいフォルダ」の作り方と名前の付け方の説明を受けた。提出する際はzipフォルダにする。
 また、HTML文書はTeraPadでつくる。なぜなら、TeraPadは、タグに彩色され、行の番号が付き、80行で折り返しを共通とすれば、先生との修正のコメントのやり取りが分かり易い。TeraPadがない場合は、Vector、または「窓の杜」で検索して、OSなど確認して、各自の責任にてダウンロードし、インストールする。

【HTMLとは】

  • Hyper Text Markup Languageの頭文字の略。
  • HTMLでは<>でくくられた命令を記述することでWebページを作る。この命令をタグと呼ぶ。
  • 開始タグと終了タグは、対になっているが、終了タグがいらないものもある。
  • タグは半角英数字で書くこと。基本は、小文字で大文字で書かない。いちいち大文字にするのは非効率。
  • emとは、emphasis(強調)の最初の二文字。このように、原語の英語で覚える。
  • タグの中にさらにタグを指定することを「入れ子」と呼ぶ。
  • HTML文書はHEADとBODYの2つのセクションからなる。タイトルやスタイルシートの情報はHEADに、ページの内容はBODYに書く。入れ子構造になっている。
  • スタイルシートとは、ページのデザインを設定するための言語のことである。
  • デザインとして、ページの背景色、文字色、ページの余白を設定する。
  • 画像を入れる場合は、<img src="jpg/画像の名前.jpg">と記述する。この時画像の名前は、半角英数にする。htmlから画像を参照する道順を記述する「jpg/・・・.jpg」のことを「パス」(経路)という。
  • ハイパーリンクの設定は、<a href="URL">リンクページ</a>と記述する。リンクタグはanchorの頭文字のaで、hrefはhyper referenceの略。属性は=“ ”引用符記号で書く。

【HTMLを入力する】

  1. リボン→ツールからTeraPadを開く。
  2. 半角で<html>と入力する。
  3. 選択して右クリックでコピーし、改行して貼り付ける。前に/を入れる。
  4. <html>と</html>の間にHEADとBODYのセクションを入れる。前者には、<head></head>、後者は、<body></body>
  5. HEADセクションの中にホームページのタイトル<title></title>を入れる。今回は「苗字(半角英数) home page」にする。
  6. ファイルの名前を付けて保存で、「苗字(半角英数で).index.html」と入力し保存する。indexは、トップページの意味。

【文字を強調する】

  • 文字列を斜体にする場合→<em></em> emphasis
  • 文字列を太字にする場合→<strong></storong>
  • 文字列を太字にする場合→<b></b> bold
  • 文字列を斜体にする場合→<i></i> italic
  • 文字列に下線を引く場合→<u></u> underline

【特殊文字を表示する】

  • 著作権マーク→© 記号と数字の組み合わせ &#169
  • 著作権マークのあとの年は、ずっと変えないこと。つまり、2017のままにしておく。最終更新日だけ、必ず更新する。
  • 特殊文字の入力方法は、キーワード入力と番号の組み合わせ入力の2種類あるが、どちらでも書ける。

【コメントを入力する】

  • コメントあるいは注釈は、Webページに表示しないメモ書きを残せる。活用すると便利。
  • <!--と-->の間に、メモなど記述する。

【上付き文字・下付き文字を表示する】

  • 上付きにしたい文字列 例:km<sup>2</sup> 平方キロメートル
  • 下付きにしたい文字列 例:CO<sub>2</sub> 二酸化炭素

 これ以降のところは、予習する。

 この説明を受けた後、TeraPad起動させ、実際に実習した。次回はこの続きを行う。各自配布資料の予習復習をする。

(石井) 


2017年10月2日(曇り)
秋学期 第1回授業
欠席者:2名(1名は留学中)
遅刻者:1名(交通機関遅延)

 まず、出席確認をした後に、春学期に提出したゼミ論文研究計画書に対する、先生のコメントへの返信の少なさに対して、注意があった。ゼミ日記の更新メールに確認のメールを送信するのと同じく、返信することは礼儀であるため、怠らないように。
 また、ゼミ論研究テーマ未確定者は、早めにパワポを完成させ、プレゼンしコメント・講評を受けるようにとの伝達があった。

 次に、「ゼミロッカーの鍵」の「借り方」に変更点があるので確認を行った。
 鍵を借りる場所が3階事務所の手前のカウンターから奥のカウンターになった他、ゼミの終了後など「返却」が事務所の開室時間(17時)に間に合わないので、先生に手渡しで返却するか、手渡しができない場合には10階の先生の研究室のドアポケットに入れて、ノックをするように。
 加えて、当番の仕事にも変更点があり、パソコンを借りる際に「委任カード」が不要となった。上沼ゼミの者である旨を伝え、受付ノートに必要事項を記入すれば大丈夫とのこと。

 続いて、秋学期の学習計画を確認し、早速webページ作成に必要なスキルとしてタグの種類、表記の仕方についての学習し、テキストエディタのTeraPadを起動して、フォルダの作成や、名前の付け方、タグ付き記述の実習を行った。

 次週までに、コースナビに添付されたhtml講習PDFや、zipフォルダを解凍した資料などを読んで、本日の講習・実習の内容を復習すること。次週からは保存するためのUSBメモリを忘れないように。

 次回からゼミ論文のホームページの作成に取り掛かる。記述に必要な情報を持参すること。

(森本) 


2017年7月18日(曇りのち雨)
第14回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし

 本日の授業は、春学期において、ゼミ教室で行う最後の授業であったが、欠席者もなく、学期末課題提出に向け各自作業を進めた。授業内容については以下の通り。

 はじめに、出欠確認の後、ゼミ論文計画書案の更新状況を確認した。ゼミ論文計画書案の更新については、7月25日までならコースナビ上で常時更新できる。

 次に、5限のゼミUVでの発表準備として、発表予定者の配布資料を一人分ずつにまとめた。続いて、配布資料の仕分けが終わり次第、各自のゼミ論文研究計画書案の修正を行った。特に、計画書案の作成に行き詰っているゼミ生に関しては、上沼先生より個別にアドバイスを頂いた。

 また、ゼミUVの日記案提出確認において、これまでのゼミ日記案の書き方について、先生より個別に注意があった。具体的には、次の通り。

  • 添付ファイル名の、日付や作成者の名前の付け忘れ。
  • 章立てには、スライドの目次の項目だけでなく、発表内容を簡単に要約したものを付け加える。それによって、質問やコメントとの対応関係が明らかになる。
 以上を踏まえ、日記案の作成は、読者への配慮を怠らず、詳しく見やすいように作成すること。

 次回、第15回ゼミは、コースナビ上での課題提出となる。

(水永) 


2017年7月11日(晴れ)
第13回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし

【井上さん 発表】研究テーマ「少子高齢化を食い止めよ〜恋愛学を用いて〜」
目次:

  1. 少子高齢化が社会問題
  2. 若者の恋愛離れ←恋愛学(人間の恋愛を科学的に研究する学問)で解決?
  3. 事例:森川教授「恋愛学入門」→カップル成立の確率を高めて結婚に導く→少子化対策
  4. 研究概要
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 「恋愛」と「結婚・出産」は異なるものなのでは?
  • 教えられて恋愛は増えるものなのか?
  • 未婚率の上昇の原因は、恋愛離れだけでなく所得なども関わってくると思うが、そこはどうするのか?
  • それで、その講義を履修した学生の間で、結構率や出産率が上昇しているの?
  • 「出会いの場がない」ことは昔から問題とされ、対策もあれこれと講じられてきた。政府や自治体が、出会いが増えるよう旗を振っても、実際に結婚が増えていないのでは。

【信江さん 発表】研究テーマ「女性のライフコース−労働と家庭の両立−」
目次:

  1. 女性が家庭と仕事を両立して行ける政策はないのか。
  2. 日本人の意識として「出産→退職」は、仕方のない流れなのか。
  3. 出産、育児と出世の関係
  4. 女性の管理職を増やせば
発表に対するコメント:
  • 子育てをしつつキャリアを積めるよう環境を整えることを目指すのか?←そうです
  • まず、一般職、総合職の区別が差別ではないか?
  • 子育て、育児に時間を取られない分、男性のほうがキャリアを積むのに有利
  • 男性を家庭に入れる方向で考えるほうが、いいのではないか?
  • 女性のポストを増やす方向なのか、女性の育休後復帰を容易にするのか←前者
  • 家庭と仕事の両立というテーマと、女性の管理職ポストを増やす政策とは、どうつながるのか。
  • 総合職のあり方についても変えたい(限定的な総合職など)→そのような先進的な取り組みをしている事例の考察から始めては。
  • 総合職を希望する女性が少ないのは、家庭を顧みないで仕事することを嫌うから?
  • スライド番号、配布資料のヘッダーをきちんと入れる。

【濱中 発表】研究テーマ「新しい労働のかたち〜協同労働の推進〜」
目次:

  1. 研究動機:
    • アルバイト先での経験(講師の先生方の不満を聞いて)
    • 日本の労働時間(長時間労働の未改善)
    • サラリーマンの年収(現在下がっている。先進国では日本だけ)
    • 労働状況(仕事に対するやりがい・満足度の低下、会社に対する信頼度の低下:日本は最下位)
    • 安心して自ら能動的に働ける方法が必要→協同労働という働き方
  2. 研究概要:
    • 労働者協同組合(状況の中で自分で選ぶ。自分が経営者にもなりうるので自分の働き方も考えられる)
    • 成功事例:モンドラゴン共同組合企業(概要、10原則)
  3. 章立て
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 年収が低下している原因は?→経営者側は選べる。条件が厳しくても日本で就職するしかなく、年収が下がっていても甘んじるしかない。
  • 協同労働では、1人の有能な人が引っ張っていくのではないので、意見や意志、計画がまとまらないのでは?→モンドラゴンの事例では、経営に携わる人もいれば、関わらない人もいる。ただ全員の投票あり。経営は専門職がやっているので問題はない。総会で計画が修正されたりする。
  • 同一労働同一賃金ということ?→経営者と労働者の賃金は、総会で決定される。モンドラゴンは、協同組合の複合体だが、内部では賃金比率は大体同じ。
  • 投票機関を経営側に任せると不正になる可能性があるので、第3者機関を作るとかしたほうがいいのでは?→経営者層を罷免できる権利を持つ。株主総会を入れると10原則に当てはまらない。
  • 日本の年収や労働時間を示したスライドのなかで、根拠となる統計データの出所が明記されてない。参考文献一覧とは別に、スライドで略記。
  • 労働の満足度調査について。国や地域によって、労働の考え方や背景の違いなどがあるので、単純比較はできない。
  • 労働者協同組合の話は、有名。日本でも展開されているが、まだ小さく広がりがない。生協も同じ労働組合。ないわけではなく広がらないという点が課題なのに、モンドラゴンを引っ張ってきても、分析的でも政策論でもないのでは。日本の労働者労働組合の実態と課題を、まず、紹介し、考察する。

【水永くん 発表】研究テーマ「地域活性化〜巻き込み型モデル〜」
目次:

  1. 研究動機(出身地元の人口減少と経済衰退と、近隣の町の人口増加)
  2. 事例:和歌山県富田町:産官学民が一体となった「巻き込み型」戦略
  3. 研究計画:
    1. 上富田町をモデルに「巻き込み型モデル」の分析
    2. 具体的な地域問題の把握
    3. 多様な地域にも対応できるシステムの提言
発表に対するコメント:
  • 面白い研究だ。既に「巻き込み型モデル」と命名されて研究されているようだが、先行研究以外に、このモデルをどう膨らませられるのか。応用できるのか。
  • 近隣の町同士で、同じ地域で、なぜ人口減と人口増の差が出るのか。比較研究も面白い。それにしても、バレンシアオレンジの産地とは。

【箕輪くん 発表】研究テーマ「高齢者の過ごしやすい街づくり〜日本版CCRC構想は成功するのか」
目次:

  1. 研究動機:高齢化社会において、高齢者は金と時間があり、もっと遊びたいのでは?
  2. 研究概要:高齢者向けテーマパーク(メリット、デメリット)、日本版CCRCは失敗するのではないか?それに代わるものを考える
発表に対するコメント:
  • 日本版CCRCが失敗することを論証するのではなく、テーマに近づく街づくりを考察する計画書を発表する。
  • 現状は、都市部自治体が、費用が比較的かからない関東県などに、特養など高齢者施設を建設し、送り出している。
  • スライドの番号、配布資料のヘッダーフッターを入れる。
  • 参考文献スライドがない。

【森本くん 発表】研究テーマ「高齢化するニュータウンの再生〜オールドタウンにならないために〜」
目次:

  1. 研究動機:兵庫県三田市はじめ大規模ニュータウン開発地区(特定の年代人口が多く、集団的な高齢化が起きる懸念→空家の増加や自治会の担い手が不足=住環境の維持が困難に)
  2. 研究概要:ニュータウンの住環境の維持、再生に必要な施策を考える
  3. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 地図やリンクで、スライドのなかで現状を見せれば説得力が増す。
  • オールドタウン化=空洞化ということか→ニュータウンとの対比。先行研究で使用。
  • オールドタウン化を改善する策は。取り壊しや、リノベーションが報道されるようになった。

【吉見さん 発表】研究テーマ「教育格差〜地域に開かれた教育を目指して」
目次:

  1. 教育格差→教育機会(経済要因、家庭環境)の格差と教育意識(文化資本と学力資本)の格差
  2. 子どもの「能力」や「努力」は、属性(環境)に影響される
  3. 現状は教育が各家庭にゆだねられている→教育意識格差を地域でフォローする
  4. 事例:がんばらナイト(葛飾区葛美中の夜間補充教室)、すまいるスクール(品川区第二延山小の区民協力教室)
  5. 研究概要
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • (全員に共通するが)研究は事例から入り、理論ではなく現実のレベルから研究を行うべき。現実の事例に着目して調べ、その途上で理論や説明が必要になる。理論があって、それを証明するために現実があるのではない。現実の事例を調べて、現実にどういう問題があるのか、なぜそういう現実なのか、ということを考える。

 次回は、

  • プレゼンの配布資料を、一人分ずつ仕分けして5限にすぐ配布できるよう準備
  • 不十分であったり、迷走している計画書案のサポート
を行い、5限には未発表者の発表。

(濱中) 


2017年7月4日(曇り)
第12回授業
欠席者:1名(体調不良)
遅刻者:なし

 期末課題の「ゼミ論文研究計画書案(姓).pptx」ファイルの、Course N@viでのレポート機能による提出・登録状況を確認し、ファイル名などの修正や旧ファイルの削除などを行なった。その後、前回に続いて、順番にプレゼンをし、配布資料をもとに質疑応答を行った。講評を受けて、修正を行い、上級生の前でプレゼンをする予定。

【久木元くん 発表】研究テーマ「コンパクトシティの実現−公共交通を活かしたコンパクトなまちづくり−」
目次:

  1. 研究動機:鉄道好き、コンパクトシティへの関心、課題テキスト
  2. 研究概要:コンパクトシティの定義と議論、富山市の例(富山ライトレール、市内電車環状線)
  3. 欧米やアジアの他国での取り組みとの比較
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • テーマと副題が、ほぼ同じ。都市と交通の軸2つ。テーマとケースの関係性を整理する。副題は具体的なものにする。
  • 高じる→嵩じる(?)
  • モビリティの話題が唐突。
  • 富山市の実例は、先行研究が多い。先行研究を調べ、整理するだけか。先行研究の課題を引き受けるのか、別なケースを研究するのか。
  • 参考文献の書き方の修正。筆者(出版年)『書名』出版社、の順にする。筆者(出版年)を文中で略記してリファーし、参考文献でフル表記する。

【斎藤くん 発表】研究テーマ「都市開発」
目次:

  1. 研究動機:都市開発は、目視できる資産についての問題→社会問題として認知され、数値化されて、取り上げやすい。
  2. 現状把握:内閣府、国交省のページからも、人口減少している中で住宅総数は増加している。
  3. 先行研究事例:都市計画研究室の分析と提言
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • テーマが大きく漠然としている。副題により、具体的に示す。
  • 研究動機について、認識を改める。目に見えない問題も数値化はされているし、問題として認知されている。身近な話題は重要だが、必要なのは、前回学んだ、「セルフ・私の物語」の価値観を相手と共有する「アス・私たちの物語」、共感。
  • 参考文献で、参照したページのタイトルを明記する。
  • 現状把握と先行研究をまとめたものは、レポートであって論文ではない。何を研究するのか。

【高林さん 発表】研究テーマ「働きやすい世の中にするためには」
目次:

  1. 研究動機:ブラック企業、過労死。少子高齢化。働きやすい労働環境を作るには。
  2. 研究パターン@労働環境に焦点をあてる→働き方改革の成功事例
  3. 研究パターンA新たな労働力を参入させるための法整備を中心に(女性や高齢者、外国人等)
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • スライドのデザイン(配色)を落ち着いたものに変える。
  • 働き方改革は、政府主導で進むが、これまでのところ成果が乏しいし、無理がある。パターン@はあまり実現可能性が低いかも。
  • 民間の問題解決への取り組みに焦点を絞ったほうが良いのでは(パターンA)。
  • 参考文献の書き方:ページの設置責任者、「ページのタイトル(記事名)」URL、 最終アクセス日、の順に書く。

【西アくん 発表】研究テーマ「小規模農業社会の実現−環境問題と格差社会を関連づけて考える−」
目次:

  1. 研究動機:プランテーションと格差社会、自然農法、環境問題、土壌・不耕作農法、長野県小諸市・・・など、高校での卒論の関心:農業と環境と格差
  2. 国内での農村部と都市部の地域格差;先進国と途上国の格差を解決する、小規模な地産地消の循環する農業
  3. 課題:研究対象を、海外にするか国内にするか
  4. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 同期→動機
  • 高校の世界史では、南北問題、一次産品経済、緑の革命、など学ぶが、地産地消の農業がどの程度で可能なのか。たとえば、ソ連崩壊後、支援が途絶えたキューバは、都市部でも農地を作って食糧自給を目指したが。
  • 地産地消が、国内の格差の問題解決にどう結びつくのか。
  • 先輩達が、日本の農業問題にどうアプローチしているのか、もう一度考えたほうがいい。
  • 参考文献の書き方の修正。筆者(出版年)『書名』出版社、の順にする。筆者(出版年)を文中で略記してリファーし、参考文献でフル表記する。

【二宮さん 発表】研究テーマ「女性が働きやすいしゃかいを目指して」
目次:

  1. 大学の講義で興味をもった。
  2. 日本には性別役割分業の考え方が根付いている。
  3. M字型就労構造:日本における女性の年齢階級別労働力率をグラフ化した際の曲線で、スウェーデンは逆U字型
  4. 潜在的就業率によると、働きたいと思っている母親は8割。非正規から正規への移行と、一般職とを希望。
  5. 事例:日本政策金融公庫(ワークライフマネジメントの実践と女性管理職の積極的登用)
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • M字型就労構造について、意識の高低や良し悪しではなく、背景要因を探るべき
  • 法律ができて30年経ってもなお改善されない。意識が低い、制度が悪い、のか。
  • 課題解決に取り組む民間の企業や自治体などの事例を調べて、実態や障壁から、政策提言の糸口、ヒントを探る方がいい。

 次回は、未発表者のプレゼンと講評。今後の予定として、来週と再来週の5限のゼミUVにて、恒例の2年生研究テーマ案の発表。配布資料は、44部作り用意すること。先輩のコメントを受け、また、「里親」を決めていく予定。再来週のゼミ後に、懇親会開催予定。

(信江) 


2017年6月27日(曇り)
第11回授業
欠席者:2名(体調不良)
遅刻者:なし

 最初に、ビデオ(NHKクローズアップ現代「シリーズ未来をひらく2“物語”の力が社会を変える」2014年1月7日放送、29分)を視聴した。
 映像は、日本全国で活躍するNPOの代表者が集まった勉強会の様子を取材したものだった。なかなか活動が広がらないという悩みを、最初に数名が自分の経験とともに語り始める。
 勉強会の講師として招かれた米国ハーバード大学のガンツ博士は、長年、公民権運動など草の根の活動に携わり、オバマ政権誕生にも貢献した人物である。ガンツ博士によると、良きリーダーは、一人で何でも抱え込むのではなく、他人の感情を惹き付ける物語を語ることが出来る人だ、として、物語には3つの要素があるという。
 自分がなぜこの活動をしているのかを語る「セルフ・私の物語」、その価値観を相手と共有する「アス・私たちの物語」、そして、なぜ今行動に移さなければいけないのかを語る「ナウ・今の物語」。
 先生によれば、これは、ゼミ論文の「研究動機」を語ることにつながる。なぜ自分にとって大事なテーマなのか、そして、自分だけでなく社会にとっても重要なテーマか、を研究動機で提示する。「研究概要」では、そのテーマや事例について、先行研究について、初めての読者にも分かるように語る。続いて、テーマをどのような切り口でアプローチし、考察を展開し、ナウの政策提言に至るのか、を「章立て」にし、参考資料や先行研究を最後の「参考文献」スライドにする。
 映像は、ショット画像とテキストで再現したページを、Course N@viにリンクしたので、復習し確認すること。

 次に、「ゼミ論文研究計画書案」の課題について説明があった。ファイル名は「ゼミ論文研究計画書案(姓).pptx」、ヘッダーとフッターの日付は、提出日で「固定」、5分間のプレゼンでは配布資料を用意する。何度かプレゼンし、コメントや講評を経て、更新したファイルを、随時Course N@viのレポート提出箱に登録し、期末のレポートとする。  説明のあと、全員でファイルの登録の操作を行い、確認をした(未登録者と欠席者は、至急、登録すること)。

 以下は、各自の論文テーマ案と、コメントの概略。

【石井さん 発表】研究テーマ「日本の子供の貧困問題を考える〜1人親を救うために〜」
目次:

  1. 6人に1人が貧困
  2. 1人親を救いたい
  3. 相対的貧困に焦点
  4. フィンランドの事例:ベイビーボックス
  5. 参考文献
発表に対するコメント:
  • なぜ1人親なのか?両親のいない子ども、ではなく
  • 自分自身の話(セルフ)と社会との関わり(アス)の視点が定まっていない。助けてあげたい?
  • なぜフィンランドの子育て政策を取り上げるのか、それが日本では実現できるのか(→テレビ番組の特集で取り上げた話題を研究に取り入れたい)
  • 参考文献の記述では、リンクテキストにリンクを貼り、続くURLには貼らない。

【大島君 発表】研究テーマ「日本の外国語教育〜グローバル化に伴う学力の向上〜」
目次:

  1. 日本の若者は「使える英語」ができない
  2. 予備校アルバイトでの体験
  3. 日本の外国語教育の現状について
  4. 事例(学校法人「ぐんま国際アカデミー」、鹿屋市「かのや英語大好き特区」、行田市「のびのび英語教育特区」、大垣市「水都っ子わくわく英語プラン特区」)
  5. 学生が教育機会の有無に関わらず、自発的な学習が可能な政策提言をしたい
  6. 参考文献
発表に対するコメント:
  • 自分がアルバイトしている学習塾は研究事例に取り入れないのか(→研究対象を定めてから考える)
  • 事例について、「特区」という制度が問題なのか、問題とするのか
  • 参考文献の最終アクセス日はURLの最後に入れる

【岡田君 発表】研究テーマ「コミュニティメディアの存続〜市民参加型コミュニティを目指して〜」
目次:

  1. 大学のメディア論の講義で興味を持った
  2. 子供の頃からメディアと大きい関わりがある
  3. 株式会社中海テレビ放送(鳥取県米子市)の事例:一般市民がメディアに参加し、情報を発信する、地域における存在感・信頼感を獲得
  4. コミュニティメディアにはデメリットもある
  5. コミュニティメディアの存続を目指した政策提言をしたい
発表に対するコメント:
  • 先行事例が多くあるようだが、さらに研究する余地があるのか
  • 先行事例が残している課題、あるいは、米子市とは違う事例を研究するか
  • 参考文献の書き方修正する(本は『』、論文や記事は「論文タイトル」所収本・誌『タイトル』出版社、該当ページ)

 次回は、発表の続きを行う。

(二宮) 


2017年6月20日(晴れ)
第10回授業
欠席者:4名
遅刻者:1名

 授業の冒頭で、先生から、前回にひき続きメールの返信をしていない人がいるので、毎回忘れないよう注意を受けた。また、欠席者が多い、と注意を受けた(欠席理由の「私用」とはどういう意味だろうか?)。

 今回は、天気も良かったため、毎年恒例の大学周辺の散策を行った。大学周辺の歴史にゆかりのある地をいろいろ見てまわった。

  1. 水稲荷神社
     西早稲田交差点の寿司屋前の案内板にも、入った路地にも、昔この地に馬場が広がっていたと。神社の門を入ると、「高田馬場の決闘」で名をはせた堀部安兵衛の助太刀の場所との碑がある。各々の時代に利用された逸話だとも。
     神社本殿前に、太田道灌の駒繋ぎの木があり、裏手には大隈先生が拝礼していた北野神社、戸塚の地名の由来とされる富塚古墳がある。
  2. 甘泉園
     神社の参道脇の入口から甘泉園に降りる。都心とは思えない緑豊かで静かな庭園。先生が学生だった頃は、授業が休講だった時によく訪れる憩いの場だった。
  3. 山吹の里の碑
     甘泉園から新目白通りを進み、道路と都電線路を渡ると神田川。「面影橋」を渡り、工事中の旧オリジン電気の敷地入口に、碑がある。太田道灌が狩りの途中に雨に降られ、農家で蓑を借りようとした際、家から出てきた少女に一輪の山吹を渡された。少女は、古い歌に託して、「山吹は花をつけても実がならない→実(蓑)がない→蓑もないほど貧しい」というメッセージを伝えた。しかし、道灌はその歌について知らず、のちにこの意味を知り、己の無学を恥じ、学びに励んだ。この話が「山吹の里」の由来となっている。
  4. 東京染ものがたり博物館
     江戸幕府に出仕する武士の裃の小紋染めの地場産業を今日まで継承している富田さんの敷地。工房と隣の地階に博物館がある。昔は染物をする際に川を利用していた。同様に、目白台の大手出版会社の下請けの製紙会社や印刷所が、川沿いに多い。
  5. 肥後細川庭園(文京区新江戸公園)
     神田川桜並木を進んで、新江戸川公園を見学した。この辺りは、文京区、豊島区、新宿区の境目にある。坂を上った奥には、永青文庫という美術館があり、元総理大臣の細川護煕が館長を務めている。一帯は、肥後熊本の細川藩下屋敷であった。
  6. 芭蕉庵
     庭園から神田川沿いに歩くと、胸突き坂があり、角地は、松尾芭蕉が神田上水工事のため一時住んだという芭蕉庵。その先並びには椿山荘・フォーシーズンズがある。神田川を渡り、路地を抜けて、新目白通りに出て、都営アパートと大隈会館の間を通って戻った。

 ゼミ教室に戻ってから、先生から、今回のコースナビの添付ファイルにある、「ごみ箱モデル」のまとめの3つのファイルについて、説明と解説があった。

  • ゴミ箱モデルの特徴:「組織化された無秩序」の3つの要素
    1. 問題のある選好
    2. 問題のある技術
    3. 流動的な参加
  • 遠田雄志先生の図解
  • 小島廣光先生のNPO法成立過程への応用(図解)

 来週は、各自のゼミ論研究計画書案のプレゼンを行う。各自、パワーポイントで発表の用意をしておくこと。

(西崎) 


2017年6月13日(雨)
第9回授業
欠席者:1名
遅刻者:なし

 発表に取り掛かる前に、先生からゼミのメーリス・メールへの返信が少ないとの注意を受けた。特に、今回の合宿のゼミ日記には、3年生のゼミ論研究の発表とコメントが記載されていて、2年生のゼミ論研究計画案に大変参考になる。メールは必ず確認して、返信を忘れないよう各々気をつける。

 今回は、合宿前の授業に引き続き、課題テキスト要旨の発表を行った。

【発表 3班:井上、岡田、斎藤、吉見】「4節 政策の窓と流れの合流」(p.〜p.)

  • このキングダンのモデルの射程は、従来、等閑に付されてきた政策決定過程の「前半」部分。決定と実行の後半部分は、カバーしていない。
  • 基になったゴミ箱モデルは、「問題」と「解」と「参加者」と「選択機会(ゴミ箱)」の各流れが、「偶然に」合流する、あるいは出会わない、という論理。偶然性では、説明したことにならない、というので、偶然ではなくそこに「一定のパターン」がある、というのが政策の窓モデル。
  • 5番目のスライドの「政策の窓」のイラストは、ミスリーディング。この際の「窓」というのは、ロケット発射のタイミングのイメージ(テキストに注釈あり)なので注意。
  • 同様に、ボトルネックを砂時計のイラストで表現した説明も、本来は隘路という意味。課題の圧力が、幾つかのカテゴリー化によって専門に分かれて、処理し易くなる、という図解は、上手い表現である。
  • カーター政権の規制緩和策を成功例として引用しているが、その前の文では「危うくする」とあるので、両者に矛盾が生じている。前の文の例示として挙げるならば、そこは揃えないとわかりにくくなってしまう。
  • 隣接問題への波及の説明は、具体例が端折られている。政策企業家についてのスライドについても同様。発表の際は、テキストにある具体例を用いると理解がしすくなる。もしテキストに具体例がなかったとしても、自分で具体例を付け足すくらいの想像力を働かせて書くと良い。

【発表 4班:大島、二宮、濱中】「5節 結び」(p.〜p.)

  • 配布資料のヘッダーを入れるのを忘れないように。
  • 英語で頭文字の略称を書く場合は、正式の綴り、日本語訳を書き(略記号)と書く。
  • 13番目のスライドで2つの要因の内、最初の要因の記述があり、2つ目の要因が離れて20番目のスライドに出ている。同じテーマなのに(1)と(2)が飛びすぎているので工夫をする。13番目のスライドで(1)と(2)を書いて、(2)はグレーにしておくなどして、わかりやすくするとよい。

これにて、課題テキストの要旨発表は、終了となった。次回は、各班とも、コメントを受けた部分を加筆修正した版を、提出する。再来週から、ゼミ論研究計画案の発表にかかるので、各々準備を怠らぬように。パワポのスライドの目次事項は、

  • 研究テーマと副題
  • 研究動機
  • 研究概要
  • 章立て
  • 参考文献・資料

(高林) 


2017年6月3-4日(快晴)
第8回授業(鴨川セミナーハウス春合宿)
欠席者:1名(サークル)
遅刻者:なし

 上級生と一緒に、千葉県鴨川市の本学セミナーハウスで、春合宿を実施した。残念なことに1名がサークル活動参加で欠席。大学スポーツは、学業を優先すべきもの。

 合宿の詳細は、上級生の日記の6月3−4日の項を参照。

 次回は、課題テキストの後半部のプレゼンです。前半部のプレゼン・ファイルの修正・改良版を担当班は提出のこと。

(担任) 


2017年5月30日快晴(真夏日)
第7回授業
欠席者:なし
遅刻者:2名

 課題テキストのグループ発表に続き、ゼミ論研究計画の個人発表に移ったら、、当日発表した者が日記を書きゼミメーリスに配信する。発表に対して、同期生や先生からの質問や助言、コメントを発表者本人がしっかりと了解し、次の発表に繋げるため。現時点ではグループ活動をしているため、日記を数名の責任で纏めて記述するのが手間なので、当番担当者が日記を書く。以上、冒頭に先生から指示があった。

 今回の授業では、課題テキストの発表が行われました。時間的制約により、1,2班のみの発表となりました。先生からのコメントと質問への回答により、発表者を含めた我々の理解が深まりました。

 又、パワポ画面の左下に、カーソルを合わせると、スライドの進み・戻り、ペン書き、注意を促せるマーカー、終了などのツール類があるので、今度から効果的に使っていきたい。

【発表 1班:高林、水永、箕輪、西ア】「序・参加者とプロセス」(p.31〜p.47)

  • 質問@:スライド5の「これまでは不明確であった疑問点」について
  • 回答@:そもそもかつて、問題がなぜ問題であったかという根本的なことを問う、ということは行われていなかった。スライド16を参照。しかし、ゴミ箱モデルは、問題、解、参加者のそれぞれの生成変化を描き、選択機会というゴミ箱で合流する、というプロセスで、これまで等閑に付されていた側面に光を当て、根本から見直した。
  • 質問A:スライド11の図において、3本の流れが結局1本には交わっていない。また、時間がズレて、各流れが遅れて始まるように図解したのは何故か。
  • 回答A:政策・政治・問題というのは、問題→政策→政治になっているわけではなく、基本は、それぞれが別個に浮かんでは沈む流れである。そのため、さまざまに結びつきうるのだ。結びつかなければ、先送りされる。これがごみ箱モデルの大枠でもある。
  • 先生からのコメント:質問やコメントを次回までに訂正、修正したファイルを再提出すること。

【発表 2班:石井、久木元、信江、森本】「三つの流れ」(p.48〜p.59)

  • 先生からのコメント:項目だけが羅列してあり、具体例がなく、理解の深まりを促せないので、具体例を追加すること。例がなければ、自分達でこうだろうと具体例を挙げること。
  • スライド8の理解を、もう少し深める。
  • 参考文献の書き方で、リンクだけでなく、リンクテキストを書く。要修正。
  • 時間が足りなくなり、質疑応答はありませんでした。

 今週末にゼミ合宿(6/3,4)があるので、体調管理をしっかりとして、臨むこと。 因みに6/6(火)は振替休業です、間違えないように。

(斎藤) 


2017年5月23日(晴れ)
第6回授業
欠席者:なし
遅刻者:1名

 冒頭、回線の不具合のためかインターネットに繋がらないというトラブルがあった。サポート職員の方曰く、インターネット・エクスプローラーが不調であったようで、代わりにグーグル・クロームかファイファー・フォックスを使うようアドバイスがあった。
 今回の講義では、課題テキストの輪読と発表の準備として、グループごとに作業を行なった。
 先生から、スライドを作成する上で何点がアドバイスがあった。

  • グループで1つのファイルを作成→配布資料のヘッダー・フッターに必要事項記入
  • スライドのサイズは、1ファイルあたり10MBが上限。ファイルにカーソルを当て、右クリックするとプロパティにサイズが表示。
  • ここだけは外せない要旨に煮詰める。
  • 要旨を具体例で補足し、理解を促す。
  • メモ欄に調べ学習など記入。メモ欄(ペイン)の活用。
  • 読んで分からない点をお互いに教えあい、調べる。
  • 漢字の読みは正確に。
  • 調べた概念、用語、事例など、参考文献スライドに書く、リンクを貼る。
  • スライド配布資料:16部、両面、ホッチキス止め。

 次回、第7回授業では、1・2班が発表。残りの班は、ゼミ合宿後の第9回で発表する。

(久木元) 


2017年5月16日(晴れ)
第5回授業
欠席者:なし
遅刻者:1名

 冒頭、先生からゼミ活動に関わり撮影された画像は、すべてコースナビで掲示するとの案内があった。最新のものとして、新ゼミ生歓迎懇親会の画像が、ゼミU・Vのコースナビ上にアップされているので、確認しておくように。また、本学の個人情報の保護規則により、画像の第三者への配布や2次利用は禁じられているので、厳守するように、注意があった。

 今回は、6月のゼミTで行われるプレゼン発表の準備として、発表に必要な知識やスキルを身に付けた。

 まず、輪読課題テキストへの理解を深めるため、「ゴミ箱」モデルと「政策の窓」モデルを使って政策決定プロセスを分析する意義について考えた。
 従来は、目標→政策案→決定が、順序を追い段階的に行われているとして分析されたが、ゴミ箱モデルは、問題、政策案・解、参加者が同時並行的に流れて、ゴミ箱と名づけられた選択機会において、それらが結合、合流することで決定に至り、合流しなければ先送りされる。
 このゴミ箱モデルを、自治体や国の政策決定へと拡張して、問題、政策、政治の3つの流れに修正したのが政策の窓モデルであり、更に修正を加えたのが小島廣光の「改訂:政策の窓」モデルである。続いて、このモデルがわが国のNPO法制定を6つのフェーズで説明する概略を確認した。
 先生から、課題テキストを、小島廣光(2001)「問題・政策・政治の流れと政策の窓 NPO法の立法過程の分析にむけて」『経済学研究』51(3)_P31-84とする意義は、以下の通りであると説明があった。

  • 政策科学の「課題と方法」とを具体的に学び、ゼミ生の共通の理解とする。
  • NPO法の成立過程は、長年、政治・政策はお上の仕事、とされてきた日本社会で、内外の環境変化を受けて、市民・住民・国民が政策を考え、参加して担う時代への画期的出来事であることを認識する。
  • ゼミ生各自のゼミ論研究テーマを探求し、考察し、政策提言するに際して、ヒントとなる。
  • どんなに良い政策案でも、なぜ政策過程に乗らないのか、を考える。
 続いて、現3年の矢部さんが、昨年同じテキストを使って作成したスライドを手本とし、スライドの作り方を学習した。テキストはみなが読んでおり、内容は把握しているため、テキストの丸写しではなく、内容をまとめてスライドを作成することがコツである。その際、図解やアニメーションを用いて要約し、わかりやすくまとめること。分からない概念や出来事は、本日5限で講習する情報検索の仕方を活用して調べ、スライドの参考文献に挙げること。

 その後、輪読のグループ決めを行った。昨年は名簿順で決めたようだが、今年はドキドキ感を求め、あみだくじでグループ分けを行った。結果は以下のとおりである。

【課題輪読プレゼンのアサイン】

  1. P32〜47担当:高林、西崎、水永、箕輪
  2. P48〜59担当:石井、久木元、信江、森本、
  3. P59〜73担当:井上、岡田、斎藤、吉見、
  4. P74〜84担当:大島、二宮、濱中
 プレゼンは、グループワークなので、グループで協力して意見を出し合い、よりよい発表を目指すこと。

 次回は、プレゼン準備のグループワークの予定である。

(岡田) 


2017年5月9日(晴れ)
第4回授業
欠席者:1名(体調)
遅刻者:なし

 冒頭で、先生から、来週からの2回の図書館講習(2週間)の間に、2年生の間で分担グループを決めたうえで、、課題テキスト:小島廣光(2001)「問題・政策・政治の流れと政策の窓 NPO法の立法過程の分析にむけて」『経済学研究』51(3)_P31-84の、レジュメ(要旨)プレゼンのスライドを協働して作成するように、との課題が提示された。

 続いて、課題テキストのダウンロードのため、北海道大学のeprintsの説明(http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/32236)があった後、3年生の矢部さんの資料「パワーポイント資料のススメ」pptxを参照しながら、以下の配布資料の印刷方法についての講習があった。

【スライドの配布資料の印刷方法】

  • 今後、課題テキストやゼミ論研究の発表に際しては、パワポの配布資料を、原則として、14号館1階のゼミロッカー室のコピー機で印刷してくる。
  • メニュー「挿入」タブから、ヘッダー・フッターを設定。設定ごとに、プレビューの変化を確認する。
  • 日付は発表日が決まっている場合は固定。
  • ヘッダーには課題テキストの分担の章/節などのタイトルをつけ、開始ページから終了ページまでを記入。
  • フッターには担当者の姓名を記入。
  • 配布資料のページ番号。
  • 最後に、すべてに適用をクリック。
  • 印刷ではカラープリンターがないのでカラー印刷にしないこと、また、白黒だと図中のテキストが潰れて見えないので、グレースケールにする。
  • 1枚に6スライド入るように、6スライド(横)を選択。
  • 用紙節約のため、両面印刷するように。部数は、15名+先生1名の計16部。
 また、このテキストを輪読する意義の一つとして、各自のゼミ論文の研究テーマがなぜ研究に値するか、を考え説明する際の、アジェンダ・セッティング(課題設定)や「問題の所在」と重なることを確認した。

【RefWorksのアカウント取得の講習】

 続いて、RefWorksの説明があり、次回の図書館講習受講の準備として、アカウントの取得を実習した。詳しい説明は、次回、図書館の職員の方が行ってくださる。

 最後に、前回自己紹介のプレゼンをしていない学生が発表を行った。続く5限のゼミU・Vでは、本日出席している2年生全員が、自己紹介を行う。

(大島) 


2017年4月25日(晴れ)
第3回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし

 授業開始後、このゼミ日記のトップ画像とするため、大隈銅像前(後ろ?)にて集合写真の撮影を行った。上沼先生がコースナビ上に写真を添付してくださっているので、各自、確認をするように。写真を撮る際、先生から合図がなかったため目をつぶっている者も多いが、それはそれで面白味があり、思い出の一枚になった。

 その後、教室へ戻って、春休み課題レポートの提出について説明を受けた。以下が詳しい内容になっているので、これを確認したうえで、指示通り課題に取り組むこと。

【春休み課題レポート提出について】

  • 『コピペと言われないレポートの書き方』をもとに、リーディングリストをまとめて、1冊に対して約A4で2枚程度で印象深い点を軸に感想を書くこと。
  • 提出ファイルの名前は、ゼミ春休み課題レポート(姓)にすること。
  • 提出期限は5月8日23:59
  • レポート作成にあたって不正行為はしないこと。

 続いて、1人5分以内で自己紹介スライドの発表練習を行った。
 先生からのアドバイスとして、サークル等の所属コミュニティに関することをメインに書くのではなく、自身の人物像が伝わるような内容を書くように指示があった。例えば、座右の銘や好きな言葉とその理由、そして涙したことなどを書くとよいとのこと。
 発表者は今回の発表に対する先生からのアドバイスをもとに、時間がなく未発表となった者は発表者のものを参考にしながら、スライドを作り直してくるように指示があった。次回、ゼミU・Vの時間に、2年生全員の自己紹介スライドのプレゼンを行う。

 続く5限のゼミU・Vでは、引き続き3、4年生の先輩方に自己紹介及び研究テーマのプレゼンをしていただいた。また、ゼミ長の斎藤さんから『テーマ決定の指針と探求のアイディア』というテーマ決定に関するプレゼンをしていただいた。非常に役立つ内容であったため、2年生は研究テーマを決める際参考にするとよい。

(井上) 


2017年4月18日(雨のち晴れ)
第2回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし

 授業の冒頭で、ゼミ連絡メールには、確認の返信メールを必ず出すよう先生から注意があった。関連して、欠席、遅刻・早退する場合には、ゼミ授業運営のため(開始時刻、欠席者への配布物・連絡、当番順序など)、メーリスに(プライベートの事情がある場合は、先生宛メールに)流すように指示があった。また、メーリスで流す際は、欠席者の名前を明記し、ゼミ日記ページを公開する際は名前は不記載(プライバシーの関係で)。
 次に、TeraPadの説明を受けた。TeraPadは、テキスト(文字文章)エディタ・ソフトであり、他のメモ帳やワードパッドなどと違い、目盛や行数、ゼミ論ホームページ作成のタグの色つき表示などの機能がある。メニューの表示から「80字で折り返し」をクリックして使うと、行数を指定してコメントできる。これをゼミの標準ツールとするので、ゼミ日記などに使い、早く慣れるように。また、TeraPadは大学PC(windows7)に標準だが、Windows10などにインストールする際には、今日のCourse N@viの講義概要に記載があるvectorのリンクからダウンロードできる(ただし、操作が不明な場合には、分かる人に相談)。

【当番の仕事変更についての注意点】

  • プレゼン配布資料や参考資料は、14号館1階のゼミロッカー室のコピー機を使う。
  • コピーカードはゼミロッカー室のゼミロッカー内にある。
  • ゼミロッカー室の鍵は、事務所で学生証と引き換えに借りる。
  • コピー用の原紙は各自用意し、コピー用紙は、原則として、コピー機の付近の棚にある学部事務所が備えた用紙を使う(ない場合には事務所に連絡)。
  • コピー後、カードをロッカーに戻して施錠し、鍵を事務所に返却する。
  • 上記でのコピーが間に合わないときは、自費にてコピーする。
  • 当番は、授業当日、6階のMCCに行き委任カードを示して、管理ノートに必要事項(日付、時刻、使用教室(610)、氏名、連絡先)を記入して、教卓の鍵とパソコン20台を借り運び入れる。教卓の鍵を回しONにし、右下のパソコン本体の電源スイッチを押す(起動するのに時間が掛かるので)。
  • 授業が終わり、パソコン(整理整頓して収納)と鍵をMCCに返し、次の当番に委任カードを渡す。
【ゼミ日記の書き方】
  1. すべてのプログラム→ツール→TeraPadで起動。メニューの表示から、80行で折り返すをクリック。
  2. メニューのファイル→名前を付けて保存→デスクトップに保存「ゼミT日記日付(姓).txt」
  3. 日付、天気、授業回数、欠席・遅刻・早退者氏名、授業内容ポイント(Course N@viの講義概要をヒントにする)を書く。
  4. クラスのメーリスに、メール添付で送信→各自、確認あるいは修正をメーリスに投稿 する。
【学術的文章の書き方の注意点】
  • タイトル、所属氏名など
  • 起承転結により、文章を論理的に構成する。
  • 段落の最初の文頭は、全角1字スペースを下げる。
  • 引用は、カギ括弧「」で示す(しないと盗用だと思われるため)。
  • 接続詞を入れる。
  • 引用や要約したら、文末に()括弧で出典を表記する。
  • 引用や要約する理由を書く。
  • 引用箇所のページ数を書く。
  • 最後に、参考文献・ウェブページの一覧を書く。
  • 参考文献がwebの場合:ページ設置(責任)者名、項目タイトル、URL、アクセス(閲覧した)日付
  • 参考文献が本の場合:著者名、『タイトル』(二重カギ括弧)、出版社、刊行年
  • →詳細は、授業での図書館講習で学ぶ。
【本日のスライド作成実習の流れ】
  1. まず、パワーポイント2010を起動し、新規作成のファイルを「名前を付けて保存」する(ファイル保存先はデスクトップ)。→「タイトル(姓).pptx」の形で保存する(今回の場合タイトルは「自己紹介」)。
  2. 1枚目:トップタイトル「自己紹介」/内容「早稲田大学社会科学部 上沼ゼミ2年 氏名」
  3. 2枚目:ページタイトル「目次」
  4. メニューの挿入タブから「ヘッダーとフッター」を開き、設定画面のプレビューを確認しつつ、日付時刻(自動更新のまま)・スライド番号・フッターにチェックを入れ、「すべてに適用」をクリック。
  5. 目次の内容も含め、一通りつくってくることが次回授業までの宿題。
  6. 終了時は上書き保存し、ファイルをUSBに保存あるいはWaseda-netメールで添付して自分宛てに送信。
 次回は、作ってきたスライドをもとに発表し、講評し合い、修正していく。

 続く5限のゼミU・Vでは、3、4年生の先輩方の自己紹介および研究テーマのプレゼンを観て、各自プレゼンの方法およびスライド作成の上での参考を得た。さらに、研究テーマ選びに関するアドバイスを得た。

(石井) 


2017年4月11日(冷たい風雨)
第1回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし

 前日は、晴れ。準備の確認もあり、教室の14号館6階のMN支援室に挨拶・・・すると、ドアに同支援室がこの2月に廃止され、代わってMCC室になった、との掲示が。カウンター職員も一変。初耳。ギョエ!?
 昨年度まで、607教室と610教室のゼミ室が配当されてきたが、今年度は、まとめて610教室のみ。昨年度まで、ノートPCのネット接続や教室のプリンター不具合、などなど困った時には直ぐ飛んできて、対応してくれたMN支援室の職員の方。今後は、「委任カード」の申請、発行も含めて、7号館ポータルオフィスにサポートを依頼するようにと説明があった。ゼミ室に集合して、一時、学内の事務所やセンターなどを実習のため訪ねるために、教室の前後のドアを施錠、開錠するサービスも、施設警備担当に電話して来てもらうことに、なろうかと。それでは、時間のロスになるからと対応の検討を依頼し、このサービス低下の窮状を、事務所担当者にもメールした。
 昨年、アンケートをして、プリンター、スキャナーを使っているのは上沼先生だけだと、それらの除却を通知してきた本部担当者に、抵抗したのを思い出す。嗚呼、そういうことね。政府の政策案へのインヴォルブメント、っていう仕掛けだと同じだね。
 仕方なく、その足で、7号館ポータルオフィスに赴き、事情を説明し、委任カードを作成発行してもらった。
 また、学生のMyWaseda画面が見ることができず、説明に難儀していたが、学生のノートを教卓のRGBケーブルに接続して、スクリーンに教卓のパソコンと学生のパソコンの画面を切換て表示することを思いつき、授業開始直前に動作確認のサポートをポータルオフィスに依頼し、対応してもらえた。

 さて、本日は、初回のオリエンテーション。例年通り、大隈銅像と大隈講堂を背景にして集合写真(日記トップ画像)の撮影を行う予定が、時ならぬ風雨で延期した。そして、荷物を教室において、MCCにて貸与された教室の鍵で教室を施錠して、全員でゼミ運営上必要な事務所〜ゼミロッカー室〜MCC室など巡回して、ゼミ当番の手続きを確認し、帰室した。その後、「二人一組となって動作を確認しサポートし合い」ながら、610ゼミ室にて大学貸与ノートPCの利用方法や約束事の確認を行った。

  1. 610教室に集合。コースナビで出席確認後、貴重品だけ携行して教室を施錠し、3階の事務所〜1階のゼミロッカー室で当番の仕事の説明を受けた。
  2. その日の当番は、3階の事務所にて学生証を預けて記帳し、1階のゼミロッカー室の鍵を借り、ロッカーからプリンター用紙を取ってくる(きちんと鍵をかける・私物は置かないなど、ロッカーの利用規則に留意)。→事務所が17時終了となり、この項は変更となる
  3. 6階のMCC室に行き「委任カード」(前回の当番から引継ぎ、受け取っておく)を提示して、受付ノートに必要事項を記入し、教卓の鍵とノートPC20台を受け取る。鍵で610教室の教卓上の差込に入れてONにし、教卓右下のパソコン本体の電源スイッチを押して入れる。起動に時間がかかるため。
  4. 先生が来られる前に、各自、PC・アクセサリー袋を取って起動させる(床の電源コンセント蓋やコード配線に注意)。
  5. 授業開始まで、各自、メールチェックや、授業・研究に必要な作業を行う。
  6. 無線LANの接続を済ませ、リボン→すべてのプログラム→ツール→TeraPadを起動させておく(当番は日記用メモを、他は備忘メモをとる。ファイル保存は、目立つデスクトップを保存先とし、タイトルと日付(姓)を付けて保存。後で、メール添付で自分宛てに送信するか、各自のUSBメモリーを保存先に指定)。
  7. USBフラッシュメモリは、忘れ物や紛失が多い。個人情報が漏えいすれば個人、大学に対する責任・賠償問題になる。本体(メーカー、色)やパスワードの管理、個人情報の扱いなど、想像力を働かせて、日頃からセキュリティ動作を習慣にすること。個人情報は保存しない。持ち歩かない。USBメモリには、オリジナルではなくコピーを置き、紛失に備える。紛失に気づいたら、7号館1階のポータルオフィスに届け出る。
  8. 終了時には、無線LANの切断手続きをし、USBを安全に外し(シャットダウン後でも安全)、シャットダウンする。その後コインでコンセント蓋をきちんと閉じ(躓いたり、蓋を破壊することがないよう)、PCとアクセサリー袋をケースに整理整頓して、机イスの片付けをし(職員や次回利用者のことを想像する)、当番は教室内を一巡して点検する。
  9. 当番は5限のゼミ終了後、借用した鍵とPCを返却し、「委任カード」を名簿順で次の人に渡す。
  10. 数日以内に日記案(「ゼミT日記・日付」(姓).txt)を2年のメーリスに添付して送信する。
  11. メールのアドレス帳にゼミML、担任アドレスを登録し、テストメールを送信。受信確認を行う。メール画面の左上のアイコンのIがヘルプで電子利用マニュアル。学生版を選択し、例えば、「メールの転送」と検索。
  12. メール送受信の作法(件名、本文での宛先、挨拶、名乗り、用件、終了の挨拶を簡潔に、改行と段落を作り見やすく)に留意。送信する前に必ず読み直し、推敲する。メールの控えCCをとり、文字化けや送信先、添付などのミスがないかチェックする(ゼミメーリスではCc不要)。
  13. 欠席遅刻の事前もしくは事後連絡。無断欠席は厳禁。プライバシーが必要な連絡はメーリスでなく担任宛てメールを使う。
  14. 春休みの事前課題の課題テキストは、政策課題を扱った安価で入手しやすい、各自のゼミ論文の研究方法に役立つ、ことをポイントに選択した。

 5限の3,4年ゼミでは、年間スケジュール(合宿の日程を含む)や授業の目標や進め方などを確認し、1分間スピーチで先輩たちとの軽い自己紹を行った。
 次回から3,4年ゼミでの自己紹介プレゼンに向け、パワーポイントの作成実習に入る。

(担任) 


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