Diary 2018

菅平高原ダボスの丘、シュナイダー記念塔にて(2018/06/24)
Always, now under Construction.
この日記は、ゼミナールT(政策科学研究)の活動内容を公開するものです。毎週当番が日記を書いてメーリングリストで担任とゼミ生に送信し、修正を加えてHP上で更新し、次の授業の冒頭で出席者全員で再確認しているものです。
個人情報保護の観点から、欠席者、遅刻・早退者の氏名はHP上では非掲載としています。その日の授業内容を要領よく記述する文章表現の訓練、毎週の授業内容の相互確認、当日欠席者への情報伝達、学部一年生向けのゼミ案内、などを目的としています。(担任・上沼)
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2019年1月15日(晴れ)
第14回授業
欠席者:5名(体調不良)
遅刻者:なし
コースナビにゼミ論提出済み者のページを、スクリーンに写して、ゼミ論の書き方について注意指導を行い、その後、各自が論文ページを書き進めた。
- 副題などに使うハイフォン記号は、半角とすると見え難いので、全角とする。
- 画像(図表を含む)のタイトルがないページが多い。画像のタイトルと出所(略記)を明記し、参考文献欄で出所を詳述。
- 章立て、節の構成とレイアウト 見出し、小見出しタグを利用する。
- 文章の冒頭は全角1字下げ、句読点を使い、文末には改行タグを置く。段落をクリアにする。
- 参考文献・リスト欄の書き方は、学術的記述に則る。
- 更新日を必ず更新する。
- 著作権の取得年は、在学中は不変。
- 著作権の姓は大文字。
次回は、期末教場試験期間に入るので、コースナビによる授業。各自ゼミ論を提出し、付けられたコメントに従い、修正して更新し、再提出を行う。最終期限は、1月31日中。成績評価後も、上記の加筆修正、更新、再提出のサイクルを継続する。
(担任)
2019年1月8日(晴れ)
第13回授業
欠席者:1名
遅刻者:なし
先生が不在(今朝、家族が急病で病院に伴うため)。ゼミ論発表の2巡目に入ったが、最初の荒巻君に続く発表の準備者がいないので、各自、ゼミ論執筆の自習となった。
次回は、ゼミ論ページの書き方指導と実習の予定。
(黒田、担任)
2018年12月18日(晴れ)
第12回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
ゼミ論発表、西田君、荒巻君
【西田 発表】研究テーマ「インバウンド消費拡大に向けて−ナイトタイムエコノミーの促進−」
目次:
- 研究動機(東京オリンピックに向け注目されるナイトタイムエコノミー、自身の海外旅行での経験)
- 問題の所在(訪日観光客の1人当たりの消費額の減少、消費支出額における娯楽サービス割合の低さ、日本のナイトライフへの不満)
- ナイトタイムエコノミーとは(インバウンド消費拡大の新戦略、ナイトタイムエコノミー)
- 日本でのナイトタイムエコノミーへの関心(風営法改正の影響、時間市場創出連盟が発足、観光庁の指摘、日本各地における事例の紹介)
- 海外における先進事例(ロンドンの取り組みを紹介)
- 今後の方針(海外の先進事例を深堀り)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 渋谷ハロウィンにおける多くの問題を参考にする。
- ナイトタイムエコノミーが抱える問題(住民の不満)を考慮する。
- 過去に盛り上がったナイトサファリの指摘。
- ナイトタイムエコノミー中心の発表内容に対して、テーマが不適切である。
- 今後の方針として、日本におけるナイトタイムエコノミーか、地域を限定して調べるかを決定すべき。
- 近隣住民の苦情・不満、夜間における雇用、雇用者の健康や人権などのナイトタイムエコノミーの問題も考慮し、問題の所在を深める。また、それらの問題に対して、アクターがどのように対処しているかを調べる。
【荒巻 発表】研究テーマ「東京の木「多摩産材」利用の促進」
目次:
- 前回までの発表(建築材での利用を考えていく)
- 第六次産業化とは(生産者が加工・流通にも取り組み収入増加)
- TOKYO WOOD普及協会の事例(多摩産材を使用した高付加価値住宅の販売)
- 今後の研究方針(CLT・第六次産業化について調べる)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 林道などを観光に生かすこともできるのではないか。
- 林業全般について書いてある本を読むと良い。
- 「多摩産材」自体についての記述もあったほうが良い。
- 事例内で出てきた評議会などについて、掘り下げたほうが分かりやすい。
- 製材所や木材の写真などがあると、読み手がイメージしやすい。
- 東京オリンピックでの利用についても調べてみてはどうか。
次回も、ゼミ論発表と講評の続きを予定。
(西田、荒巻)
2018年12月11日(曇り)
第11回授業
欠席者:1名(体調不良)
遅刻者:1名(交通遅延)
今回も、出席を確認しながら、各自のゼミ論研究の進捗具合について質疑応答と先生からのアドバイスを行った。
【西川 発表】研究テーマ「教員の労働改善とその課題−中学校、高等学校における分業−」
目次:
- 前回までの発表(教育現場における労働の現状、制度、法律上の問題)
- 給特法導入の背景と問題
- 変形労働時間制
- 部活動対策事例(神奈川県立希望ヶ丘高校)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 事例の「希望ヶ丘高校」は、部活動などの主体性を重んじているが、一般的、代表的事例ではないのでは。本学附属の学院でも、同様に生徒の主体性重視だが。
- 教員の業務の中で何が大きく占めているのかについて、まず調べ、そこから教員の超過労働の原因となっている業務について、と順序・論理をよく考えて展開する。
- 給特法、変形労働時間制など、各政策、制度が歴史的に導入されてきた経緯や事情をきちんと調べる。
- 教職員の労組活動を抑えるために、人件費を抑制してきた。同様に、教職員は一般労働者ではなく、教育に携わる聖職者である、と。
- 過労死など教育現場での数字だけを見るのではなく、他産業の労働状況との比較や、昨今の働き方改革や労働法制のなかでの位置づけを明確にする。
【藤崎 発表】研究テーマ「カーシェアリングによる電気自動車の普及〜「所有」から「利用へ」〜」
目次:
- 前回頂いたご指摘
- 研究の全体像
- 環境問題について(世界の現状)
- 電気自動車にする理由(持続可能な社会づくり)
- 「CASE」とはなにか(自動車社会の大変革)
- 自動車産業の構造変化(「所有」から「利用」へ)
- 東京で普及させるメリット(人口密度、「所有」に対するコスト)
- モデルケース(オランダ、イギリス、ドイツ)
- 今後の課題
- 参考文献
発表に対するコメント:
- どこにでも乗り捨てるのではなく、コンビニやスーパーなどの拠点を中心に考えてみてはどうか。
- ベッドタウンや中規模都市のほうが、普及させやすいのではないか。
- モデルケースで挙げた各国の取り組みが、どのような経緯で採用されたか、そこだけを切り取らずに流れを調べる。
- 個々の事例紹介はそれ自体興味深いが、展開がストーリー性を持つように、政策のイニシアティブの全体的流れを明確にし、そのうえで、テーマに辿り着くロジックを描く。切り口がポイントである。
次回は、今回ドタキャンになった2年生他の発表と講評の予定。
(西川、藤崎)
2018年12月4日(晴れ)
第10回授業
欠席者:2名(1名は体調不良)
遅刻者:なし
今回も、出席を確認しながら、各自のゼミ論研究の進捗具合について質疑応答を行った。
【篠崎 発表】研究テーマ「観光まちづくり−長野県松本市の振興を考える−」
目次:
- 前回の発表(少子高齢化や市からの転出によ る人口減少→就職の受け皿となるような雇用の創 出&住みたいと思える街づくりの必要性、松本の強みは観光)
- 「観光まちづくり」の可能性
- 観光まちづくりの成功例(兵庫県篠山市の取り組み)
- 浅間温泉とその現状(歴史があり、文人ゆかりの地、少子高齢化で衰退)
- 現在行われている取り組みと問題点(空き家活用、外国人向け素泊まり施設→空き家の持ち主との交渉問題)
- 一日中居られる多目的温泉施設の例(高齢者や主婦層向けの日帰り温泉施設)
- まとめ、今後の方針(空き家問題について調べる、市の中心部の取り組みを調べる)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 都心部に出てしまう若者に対して、観光産業の就職説明をするなど、PRをするのが良い。
- 地方創生に必要なのは、土着の企業の存在やブランド力。今回の発表では浅間温泉の持つブランド力を意識できていない。ブランド力を生かした成功例を探すと良いのではないか。
- 浅間温泉に着目したのは研究の前進。ただ、そのアイデアが自分の考えだけなのか、他に先行して考えられていないのか、特に地元の信州大学などによる先行研究や、松本市の行政の施策などを、しっかり調べて、踏まえ、そこに考察を加える。
【田島 発表】研究テーマ「医療費削減と病床数〜超高齢化社会に向けて〜」
目次:
- 前回までの発表(社会的意義付けの弱さなどから研究テーマの変更)
- 研究動機(親族のお見舞いや春休み事前課題から)
- 現在の状況(国民の医療費の増大、今後更なる増大が見込まれている)
- 医療費削減(医療保険制度存続のための医療費適正化計画、)
- 病床数の現状(日本の総病床数は約165万、機能別、開設者別、都道府県別の病床数)
- 病床数削減(2025年までに約16万〜20万削減、自宅や介護施設での治療に切り替え)
- 病床数削減による問題(受け皿の介護サービスの未整備、民間経営の病院の収入減)
- 地域医療構想(地域にふさわしい病床機能に分化、連携を推進)
- 今後の方針(地域医療構想について更に詳しく、病床数以外も問題)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- いま現在、どのくらい病床数が削減されているか?
- 介護サービスの状況について、調べてみては?
- 研究テーマを身近な経験に求めて変更したのは解かるが、なぜ病床数の問題をテーマとしたのか、発表では伝わって来ない。医療費の削減策ならば、他に多数あるのに。
- 医療費削減は、喫緊の課題ではある。当然、これまでに多く研究されており、政策案が提案され、実行に移されて来ている。入院数を制限し、あるいは、自宅で、家族で看るべきだ、という動きもある。病床数を減らす、という政策が進んでいる時に、何をどう考察し、提言しようとするのか。
【塚原 発表】研究テーマ「社会的・職業的自立のためにできること〜高等学校におけるキャリア教育を通じて〜」
目次:
- 前回の発表・コメントから(キャリア教育の必要性や事例を調べるという方向性の提示)
- 今回の発表(上記に沿って行う旨の説明)
- キャリア教育とは?(キャリア教育の定義を説明。キャリア形成において必要な能力とは何か。)
- なぜ高校で必要なのか?(普通科の生徒へ訴求すべき。自己を知るタイミングとして早すぎることはない。)
- キャリア教育の事例(ドリカムプランとCCS。既存の事例との比較検討)
- 今後の方針(ドリカムプランの広まらなかった要因。先行事例の調査。文科省の方針が伝わっていない現状の原因の調査。)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- ドリカムプランに代わるCCSは、生徒の主体性という観点からしたら、後退しているのではないか。
- 日本のキャリア教育は、世界に比べ非常に遅れている。教育制度は異なるものの、ドイツやスウェーデンなどの「キャリア教育先進国」を調べてみるとよい。
- 文科省の政策を唯々諾々と当然として説明し考察するのは、国立ではない私立の大学生として違和感がないか。昔の若者はもっと大人の言葉、政策に反抗的だった。そうは思わないのか。と、昔の学生は、先生達から叱られたもの。
- キャリアの本来の定義論があったが、人の一生の意味というのは棺を閉じてから、ようやく分かるものではないのか。
- キャリア教育を、誰がなぜ、必要としているのか。
- 成熟しない早期の段階に教育しても、効果は少ないのではないか。放っておいた方が良い、という研究や提言はないか。
次回も、ゼミ論研究の発表の予定。
(篠崎、田島、塚原)
2018年11月27日(晴れ)
第9回授業
欠席者:4名(内3名体調不良)
遅刻者:なし
今回の当番は、間違いなく仕事をした。三度目の正直。
いつものように、ゼミ論研究の進捗具合を先生が尋ねながら、出席確認。4名と欠席が多く目立ち残念。また、2枚の使用済みのゼミ用コピーカードが先生に戻されたが、一枚ずつ戻すこと。次の利用者がカードを利用できなくなるので。
【繁本 発表】研究テーマ「小学校におけるいじめをなくす」
目次:
- 前回までの発表(認知件数過去最大、人間関係プログラムなどの取り組み)
- 前回いただいたコメント(小中高絞るべき、ネットだけでなく本で探す、具体的な事例、アプリの活用)
- 今回の発表(認知件数都道府県ランキングで件数の少ない県の取り組みを調べる)
- ケース1〈佐賀県〉(いじめ防止基本方針と県の取り組み概要)
- ケース2〈香川県〉(いじめゼロ子どもサミットの活動)
- 今後の課題(本、ほかの都道府県の取り組みを見る)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 今回調べた2県での取り組みについて、ビフォー/アフターの効果を明確にする。
- 幾つか調べた本にこれといった内容がなかった、ようだが、データベースで「検索」して論文を探してみる。
- いじめの実態(原因等)を表すマクロデータは、フォーカスする事例研究の理解の前提となるので調べておく。
- マクロテータや一般論では、政策提言が難しいので、いじめ対策に特徴のある、成果を挙げている地域に絞る。
- ネットで問題や事例のあたりを付けるのは良いが、必ず1次情報を探す。
- ずっと問題となっているのに、なぜこれまでの方法では解決しないのか?新たなアプローチが必要か。SNSの普及など新たな要因か。
- 報道により大きく事件化した前後の動きに注目するとよい。
- 参考文献スライドで、リンクの貼り方を修正する。
【鈴木 発表】研究テーマ「若者の政治参加を促進するー身近な政治参加を使ってー」
目次:
- 前回の発表(対象を若者にした、制度的な政治参加に終始しない)
- 研究動機(未来を担う若者の政治参加は必須、若者は必ずしも政治的無関心ではない)
- 研究の目的(政治的有効性感覚と政治的関心の向上、身近な政治参加が道具)
- 政治的有効性感覚の創出(社会を変える体験をさせる、ユースカウンシル、給食会議)
- 政治的関心の創出(「意識高い系」は若者に受けない、身近な問題を政治で解決、エリート層との役割分担)
- まとめ(身近な問題の解決→社会に影響する自信+政治システムが関われば関心の向上)
- 今後の方針(ユースカウンシルを調べる、政党の政策を調べる)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 他国の若者の政治的関心と投票率に目を向けたらどうか。例に挙げているスウェーデンでは、若者に限らず関心が高いのは、高い税金負担から使い道に関心を持つという。
- 若者以外も投票率が低く、また政治的有効性感覚があるとはいえないのではないか。あるいは、成長するにつれて、家族が出来たり、社会での責任が出たりする、というライフステージ要因もある。
- ソーシャル・キャピタルの調査からは、日本の有権者の投票率が低いのは政治家や役人に対する不信感を一因に挙げている。
- 参加するという活動面だけではなく、このゼミや政策科学の授業のように、社会課題を自らよく調べ考える場が重要で必要ではないか。
次回も、ゼミ論研究発表の続きの予定。
(繁本、鈴木)
2018年11月20日(晴れ)
第8回授業
欠席者:なし
遅刻者:1名
当番が不在で開始準備に再び手間取る。前回欠席して当番の仕事をしなかった学生さんが、今回に当番することに思い至らず。先生から、前回の合宿の欠席についても言えるが、欠席・早退は発表と講評を聞いて学ぶ機会を逸するだけでなく、公平性の観点から成績評価に繋がるが、それらを「他日に挽回する」ことが、挽回してみせることが大事だと、注意があった。
例によって、ゼミ論の進捗具合の問答をしながら出席を行った。
【木崎 発表】研究テーマ「東京都の水道民営化〜浜松市の水道民営化から考える〜」
目次:
- 前回までの発表(インフラ整備の改善)
- 水道の現状(水道管路の老朽化、水道管の漏水・破裂)
- 東京都の水道の問題点(水道施設費の減少、水道収入の減少、管路工事の低更新率)
- イギリスの水道民営化の経緯(イギリス水道の変遷、非営利事業体によるコントロール)
- 浜松市の水道民営化(水道のコンセッション方式)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 水道民営化に対する批判意見を調査する(フランスでは民営化した後で、再度公営化した)。
- 東京都の民営化の動向も重要だが、市区町村によって実情や対応状況が違うのではないか。
- 上下水道以外の要因、たとえば被災地でのライフラインや防災の観点も検討する。
【黒田 発表】研究テーマ「まちづくりー市民参加」
目次:
- 前回発表の概略(研究テーマ選びの動機、研究を進める上での方針、今後の指針)
- コンパクトシティ福岡(福岡がなぜ人気があり選ばれるのか、福岡市のまちづくりの取り組み、福岡市の行政と市民の関わり)
- 今後の方針(福岡が成功している要因について調べ、他の都市でも実現可能か調べる。またどこに着眼して政策提言するか検討する。)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 福岡市について発表があったが、他の政令指定都市と比べていくと福岡市の事例が分かりやすくなり、政策提言も見つけ易い。
- 最初のタイでの印象にもあったが、新旧の住民がどこに共通点を持ち、連携して街づくりを進めてきた、いるのか、調べることが必要。
- 防災の観点での調べも必要。
- たとえば、視点を転換して、社学OBの後藤さんの地域スポーツクラブを軸に街づくりを調査研究するのも面白いし、意義深い。
-
【小迫 発表】研究テーマ「孤独という病〜社会的孤立の解消へのアプローチ〜」
目次:
- 動機
- 社会的意義(男性のメンタル的問題)
- 前回の発表(賃金低下、疎外感をもたらすメンタル問題、男性避婚化の衝撃)
- まとめ(孤独死の処理コスト、孤独による健康リスク、ソーシャルキャピタル「社会関係資本」が先進国最低)
- 横須賀市の事例(「エンディング・サポート事業」と「わたしの終活登録」)
- 今後の方針(英国の「孤独担当相」に関連する孤独対策)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 行政がお見合い事業を補助したり、ハッピーフライデーで出会いのチャンスをと、いった政策はあったけど、効果があったのか。
- 若者・成年の晩婚化・非婚化は、パラサイトシングル問題が関係しているのではないか。
- 今回の事例では、対処療法的であり、「孤立・孤独」問題の抜本的解決には向かわないのではないか。
次回は、引き続き、ゼミ論研究発表と講評をおこなう予定。
(木崎、黒田、小迫)
2018年11月17・18日(晴れ、曇り)
第7回授業(鴨川セミナーハウス合宿)
欠席者:4名(部活1名、サークル2名、家庭事情1名)
早退者:2名(試験、家庭事情)
合同合宿のため、授業内容は、ゼミU・Vクラスのゼミ日記を参照されたい。
(担任)
2018年11月13日(晴れ)
第6回授業
欠席者:2名(体調不良、通院)
遅刻者:1名(通院)
本日の当番から体調不良による欠席連絡が授業直前であったため、ノートPCの貸与や教室での準備設定に手間取った。欠席は、仲間や先輩の研究発表から学ぶ機会を逸することになるので、日頃から体調管理に留意するのは無論のこと、欠席などの連絡は、特に当番は、授業への影響を少なくするよう、事前に早目に回覧するよう先生から注意があった。
また、先生から、合宿での事故に備えての学生保険制度と学生証・保険証の携帯について説明があり、事務所に提出する最終的な出欠確認を行った。
【岩城 発表】研究テーマ「これからの主権者教育を考える〜教育現場における選挙教育推進政策〜」
目次:
- 前回の発表
- 前回頂いたコメントから(政治教育の歴史を押さえる、研究者の先行研究などの現場レベルから実態や課題を把握する、上沼先生に紹介して頂いた本を参考にする)
- 戦後日本の政治教育の歴史(冷戦・安保闘争・学生運動の激化を受け、政治的教養の尊重が一時保留になり、政治的中立性を推し進めることになった)
- 『教育依存社会アメリカ』より(教育改革が何故上手く行かないのか、何故人は学校改革に執着するのか、それにつける薬について)
- 神奈川県の事例(教育委員会が主体となって公表された、政治教育の指導事例集)
- 今後の方針(主権者(選挙)教育について現場レベルから実態や課題を把握する、先行研究の資料集め、主権者教育を行う主体についての考察)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 本研究の根拠づけ(社会的価値)をはっきりさせる。若者は関心がない、とすると誰が、何のために、この研究を必要とするのか。
- 「政治教育」の歴史的経緯と現在、将来について、研究者や現場教師などによる先行研究を紹介し、自説を補強する。
- なぜ神奈川県でこのようなことが行われたのか、背景を調べてみると良い。
【内田 発表】研究テーマ「食品ロス削減政策ー貧困問題解決へのアプローチー」
目次:
- 概要・前回までの発表(食品ロスの定義・数値、食品ロスになるまでの過程、3分の1ルール)
- 研究テーマ(食品ロス削減政策×貧困撲滅)
- 前回いただいたコメント(食品産業界における対策を調べる、実際に行われている政策を幅広く調べる)
- 食品産業界における対策(食品事業者・リサイクル業者・農業者によるリサイクルループ、3分の1ルールの見直し)
- 先行事例(ロスゼロ、フードサルベージパーティー、TABETE、商品需要予測事業)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 参考文献の記述で、著者(出版年)の順へと修正する。スライドや論文のなかで、著者(出版年)と略記すれば、参考や引用を示すのに便利。
- 食品ロスが生成される、どの段階でのロスが多いのか、データがあると良い。
- 国連のSDGsの中に食品ロスが目標になっているので、詳細を調べる。
- SDGsに対応した議員立法や各省など国レベルの動きを探る。
【荻原 発表】研究テーマ「2020年東京オリンピック開催後の跡地の有効利用」
目次:
- 前回までの発表で頂いたご指摘(先行事例に加え、国や都の見解について詳細な調査が必要)
- ロンドン・オリンピックにおける、主体間の関係(ロンドン市が中心となり広域的な計画を進めた)
- LLDCの概要(LLDCはオリンピックパークの価値創造や、計画の策定主体として、跡地の利用計画の推進を実施)
- LLDCの取り組み(選手村を集合住宅に改修し、競技会場は移設や解体されたものを除き、民間に運営を委託)
- ロンドンのレガシー開発に対する東京都の見解(官民協働に注目し、東京オリンピックにおいても、民間のノウハウを積極的に利用していくという方針)
- 今後の方針(施設ごとの事例及び、都や国の対応についてより詳細に調べる)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 一部参考文献で、開始・終了ページの記入漏れ。
- 今回の発表でも未だに、ロンドン・オリンピックの先行事例の内容が不分明なままだ。都部局による先行研究の概略ではなく、より詳細な分析・発表を行うことで、ロンドンの先行事例の何をどのように学ぶべきか、を明らかにする。
次回は、鴨川セミナーハウスでのゼミU・Vクラスとの合同ゼミ合宿を実施する。また、上級生と同じように、各自のゼミ論ページの提出箱を2年クラスのCourse N@viに開設するので、発表と講評が終わった人からゼミ論ページに書き込み、フォルダを圧縮して提出する。先生のコメントを受けて、更新して再提出を期末まで続けて行く(担任)。
(岩城、内田、荻原)
2018年10月30日(快晴)
第5回授業
欠席者:1名(体調)
遅刻者:なし
今回も出欠確認をしながら、各自のゼミ論研究の進み具合を先生から問われて、各自が応答し、あるいは詰まった。
また、教卓PCの画面とスイッチするゼミ生ノートPCとを接続する、教卓に常備されている「RGBケーブル」が不明となり、先生がポータルオフィスに連絡し、7号館から届けてもらう。ついでに、プロジェクター画面の拡大法を教えてもらった。
今回から、ゼミ論研究発表と講評を始めた。毎回、3名のプレゼンを予定。ゼミ日記は、発表者が、目次とスライド内容のポイント、コメントを箇条書きをして、ゼミメーリスに回覧。
【荒巻 発表】研究テーマ「多摩産材の利用」
目次:
- 前回の発表(林業を「儲かる産業」にすることが必要)
- 森林バンク(放置されている森林を市町村が一括管理可能に)
- 木質バイオマス(再生可能エネルギー・採算取るのが難しい)
- 岡山県真庭市の事例(バイオマス発電・バイオマスリファイナリー・バイオマスツアー・ペレット販売など…成功の理由)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 真庭市は採算が取れているのか?→売電で23億円の売上+エネルギー自給自足による電気代の節約
- 東京都の場合、資源量は確保できるのか?→毎年、利用可能な森林の体積は増加
- 日本の輸入先であるロシア・中国など国内での需要拡大による木材価格の上昇や輸出制限などの環境変化は、起きていないのか?→現状、そこまで大きな価格上昇は起きていない
- スギ・ヒノキは価格が高く、バイオマス利用向きではないので、建築材などとしての利用方法を考えるべきでは
- 「森林バンク」は結局、森林所有者が土地を手放さず、「農地バンク」などと同様の結果になるのではないか
- 真庭市など他地域の事例を研究する際、多摩地域に応用できるのか、を明確にする必要がある。
- たとえば、真庭市の事例は、誰が関心を持ち、研究しているのか。多摩地域の当事者はどのような関心をもって他地域や政策を研究しているのか。
【伊藤 発表】研究テーマ「日本の労働者不足の改善―潜在的労働者と外国人労働者の活用―」
目次:
- 前回の発表
- 潜在的労働力について(企業の女性に対する扱いによる負の連鎖)
- 今後の方針(労働環境、必要な施設の数などの研究)
- 外国人労働者について(選ぶ国から選ばれる国へと変化する必要性)
- 今後の方針(滞在条件のさらなる緩和、他の国との比較)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 年金や選挙権などに関してはどのように扱うのか?
- 外国人労働者を多く受け入れることにより、他の難民に対する扱い方はどうするのか?
- 育児休業の利用率を上げるために、男性に強制的に利用させては?(タイの事例)
- 注目を集めた資生堂での女性の働き方に対する取り組みを調べてみては?
- 言及された課題や事例は、個々でも重要であり研究テーマとするには広すぎる→教科書的な一般論や調べ学習ではなく、「働き方改革」などもっと具体的な事例を調べる
時間切れで今回予定の岩城君は次回に。なお、次週の11月6(火)日は、学部デーに当たり、教室授業では得られないプログラムの実施の予定。ゼミの次回は、11月13日(火)。今回に続いて、3人のプレゼンの予定。
(荒巻、伊藤、担任)
2018年10月23日(晴れ)
第4回授業
欠席者:1名(発熱)
遅刻者:1名(通院)
出欠確認をしながら、各自のゼミ論研究の進み具合を先生から問われた後、ゼミ論HPの最後の講習を行った。今回は、教卓PCの画面とスイッチするゼミ生ノートPC席を黒田君が担当した。
【ゼミ論ページの作成について】
ホームページを編集する際は、最終更新日を忘れずに更新する。別名で名前を付けて、複数のページ(ファイル)を保存していると、混同混乱するので厳禁。
【画像の加工】
ゼミ日記で案内し、各自が用意してきた、ゼミ論ページの象徴的な画像をデスクトップに置く。
- 画像を加工する際は、最初に画像を右クリックして、プロパティを開き「保護のブロック」があるかを確認し、あれば外す(大学の環境ではセキュリティが強い)。これをしないと、最後に保存する際、エラーが出て失敗する。
- リボンからすべてのプログラム→アクセサリ→ペイントを起動する。
- ペイントのメニュー欄にある「サイズ変更」をクリックし、単位を「ピクセル」にする。水平方向の画素数を300見当にする(縦横比を維持するにチェックがあるので、垂直方向の数値は自動で変わる)。
- ツール・メニューの「選択」をクリックし、図形の選択で、「四角形選択」にする。画像の上で、トリミングしたい範囲に左上から右下へドラッグする。選択できたら、メニューにある「トリミング」をクリックし、トリミングが完了する。
- トップ左端の「ファイル」をクリックし、「名前を付けて保存」をする。ファイル名は、半角英数で打ち込み、「figure1」などではなく、どんな画像か分かる英語表記にする。ネットの和英辞典など利用。表記には、アンダーバーも活用。
- ファイルの種類は、最も圧縮率の高いjpgとする(JPGの画像はjpgに直す)。ゼミ用に割り振られた大学サーバーの容量に制限があるため、またサイズが大きいとページの読み込みに時間を要するため、他の拡張子(PNG、BMPなど)をjpgに変換する時にも、この作業を行う。
- 画像をネットへのリンクで記述するのはダメ。ネットはURLなど修正、更新されると「画像の非表示」になるので。
【画像の挿入】
- 画像は、各自の苗字アルファベット名のフォルダの中のjpgフォルダに格納する。
各自のindex.htmlをTeraPadで開き、画像を付けたい場所で、<img src=”jpg/・・・.jpg”><br><br>を入力。画像の下に画像のキャプション(タイトルや出所)を入れるスペースを作るため、改行タグを2つ付ける。
- 画像をインターネットからとってきた場合は、出所にハイパーリンクタグを用いて、必ず出所を明記する。自分で撮影した場合は、「筆者撮影、撮影日」を明記する。前後には段落タグ<p>をつけて、段落を入れる(一行あける、というイメージ)。
- 画像を中央寄せに位置させたい場合は、前後に<center>開始と終了タグを入れる。右寄せや左寄せにする場合は<<img src=”jpg/・・・.jpg” align=right / left>と記述する。
【章立て】
- 水平線タグ<hr>を入れて、順序つき箇条書き(リスト)のタグ<ol><li><li></ol>を書く。中の項目タグ<li>には終了タグなし!
【参考文献の箇条書きとリンク貼り】
- 水平線タグ<hr>を入れて、順序なし箇条書き(リスト)のタグ<ul><li><li></ul>を書く。
- 参照リンクの場合、ウェッブページ設置・運営者<a href="URL">「リンクページ・タイトル」</a>、URL、最終アクセス日:・・年・・月・・日
ホームページの作り方講習は、今回で終了となる。今後は、先輩のホームページを参考にしつつ、ゼミ論発表と並行してホームページの更新をする。期末に成果を提出する。
次回から、ゼミ論発表と講評が再開するので、発表者は準備を進めておく。
(藤崎)
2018年10月16日(曇り)
第3回授業
欠席者:3名(体調不良)
遅刻者:なし
初めに、鈴木君のindex.htmlを用いながら、前回までの講習内容の復習を行った。
その後、画像の加工と名前付け、ページに貼り付ける挿入タグの説明を受けた。その他さまざまなタグを学習し、index.htmlをTeraPadで書いて実習を行った。
今回は、最終更新日と著作権の設定までで終了。ホームページの作り方講習は、次回の授業で終了予定。続いて、順番にゼミ論研究発表をパワポで行うので、今から準備をする。
【画像の加工と名前付け、挿入タグの記述方法】
- コースナビに添付されている4月10日撮影の集合写真を、デスクトップに「名前を付けて保存」。
- 早稲田大学が設置・保有しているパソコンは、強いセキュリティがかけられているため、加工する前に、画像ファイルを右クリックしてプロパティからセキュリティの「ブロックの解除」をクリックし、適応、OKをクリック。
- アクセサリから「ペイント」を起動し、ペイント上でデスクトップに保存した画像ファイルを開く*メニューはホームの左のアイコン(デスクトップでは、ドラッグ&ドロップ)。
- 画像の画素数が大きく、一部しか表示できないので、まず、「サイズ変更」→パーセントではなく、ピクセルを選択して、縦横比を維持して、水平方向の数値を1/10にする。大体、300に変更する。ブラウザ表示のイメージとなるので、ピクセル数を試して、丁度良い数値に。必ず元画像から試行錯誤する。
- 次に、必要ならトリミグ。まず、選択→四角形選択をクリックし、十字カーソルで範囲を選択し、トリミングをクリック。
- ファイルから、名前を付けて保存→ファイルの種類は、jpgを選択し、ファイル名は半角英数モードで、例えば20180410junior_class.jpg。アンダーバーを使う。
- TeraPadに<img src="20180410junior_class.jpg">を記述し、次に<center>開始と終了タグで挟む。
- <img src="20180410junior_class.jpg"><br>画像のキャプション(集合写真20180410)と記述して、上書き保存し、ブラウザを更新。画像とキャプションがくっついているので、<br>タグを追加して間隔を調整。
- 次に、横線で区切るため、水平線タグ<hr>を記述。
【今回学習したタグ】
【次回までの課題】
- 自分の研究テーマ、副題を象徴する画像ファイルを準備し持参する。
- 今回作成した論文ホームページ上の、研究動機、章立て、参考文献に、これまでの自分の研究発表を反映させて記述してくる。
- 授業を休んだ者は、必ず授業に追いつくよう自習し、出席者に教えてもらう。
(西田)
2018年10月9日(晴れ)
第2回授業
欠席者:1名(体調不良)
遅刻者:なし
冒頭で確認メールの返信をしないゼミ生に対して厳しい注意が先生からあった。大学のGmailのスマホなどのアカウントへの転送設定をするなど実行し、読んだら直ぐ必ず返信する。特に、欠席者はゼミ日記により授業内容を確認して、授業進度に遅れないようにする。
続いて、出欠をとりながら、先生からゼミ論研究の進展状況について質問や研究指導があった。その後、前回のHP講習内容を確認し、各自のゼミ論ページ作成の作業を行った。
【フォルダの作成方法】
- フォルダを新規作成
- 名前には英語の苗字(例:nishikawa)
- フォルダを新規作成して、jpgと名前を付ける。画像ファイルは原則として、圧縮率が高く見やすいjpgとし(pngなどはペイントを使い変換)、このjpgフォルダに格納する。
- ゼミ論ページのトップページ名として、nishikawa.index.htmlを作成して、このnishikawaフォルダに入れる。
- このクラスのメンバーは、学年フォルダ→18sに収められて、大学サーバーにアップロードされる。
【ゼミ論ページ作成】
以下の順序で、各自のページをTeraPadでタグを使い記述し、名前(nishikawa.index.html)を付けてデスクトップに保存。htmlファイルをクリックして、全画面を半分にして、TeraPadのタグ付きテキストと並べ比べながら、上書き保存とブラウザの更新を行った。
<html>
<head>
<title>
nishikawa home page
</title>
<style type="text/css">
body { background-color: #33CCFF; text=#CC0000; margin-top: 25pt; margin-bottom: 25pt; margin-left: 70pt;margin-right: 70pt}
</style>
<!−−色見本とRGB値(配色大辞典):https://www.colordic.org/h/−−>
</head>
<body>
<center><h2>ゼミ論タイトル</h2></center>
<center><h3>−副題−</h3></center>
<h3 align="right">上沼ゼミT<br>社学2年 西川・・</h3>
</body>
</html>
【今日学んだタグ】
- <center> </center>→中央寄せ
- <h3 align="right"> </h3>→見出しを右寄せ(""内を変更することで配置指定できる)
【次回までの課題】
- 今回までの学習の確認(メモが必要なら、<!−−メモ−−>で書き込む)
- 上記「配色大辞典」ページをブラウザで立ち上げ、好みの背景色、文字色を選び、記号と数字の組み合わせを、スタイルシートのbackground-color、textの部分に貼り付けをする。
(西川)
2018年10月2日(快晴)
秋学期第1回授業
欠席者:4名(内2名、体調不良)
遅刻者:なし
出席確認後、秋学期授業の全体の流れの確認を行った。
ゼミ論を執筆しウェッブ公開するために、まず、ホームページ作成講習を数回実施する。その後、夏休みに調査研究をした材料を使い、パワポで研究発表と講評を繰り返し、期末にゼミ論ページを完成させることがゴールとなる。
上沼ゼミでは、ゼミ研究論文執筆にウェブページを用い、公開している。これは、即時性、経済性、読まれる範囲の広さ、加筆修正のし易さ、リンクを貼り関連情報を参照できるなどの利点による。
そのイメージを、先輩の石井さんのゼミ論文ページを見ながら、フォーマットやソースを確認した。
【ゼミ論ページのURL:http://www.waseda.jp/sem-hedgehog/memb/17s/ishii/ishii.index.htmlについて】
- / → 階層
- sem-hedgehog →「ゼミナールの略‐ヘッジホッグ(ゼミTクラスの名前)」
- memb →「memberの略」、ゼミ・メンバー一覧
- 17s →「2017年度生」の意味。我々は"18s"となる
- ishii → 石井さんのフォルダ名
- ishii.index.html → .indexは「トップページ」の意味。メンバーは表記を統一する。
【ゼミ論ページのレイアウト】
石井さんのページで、メニューの「表示」から「ソース」をクリック。
論文のタイトル、サブタイトルや象徴的な画像は中央揃え。見出し、サイズを区別。
次に、所属クラス名、氏名を右寄せ。
章立ては左寄せで、順序付けの箇条書き。以下、章ごとに水平線で区切る。
文章は、読者が読みやすく、書き手も論旨が明確になるよう、段落を設けて、文章の文頭は全角1字下げをし、文末は改行する。
参考文献欄を文末に付け、最後に「最終更新日と著作権表示」を行う。
画像や図表を貼り付け、キャプションと出所を明記。引用を明記し、著作権を保護する。学術的文章の書き方に則る。
【ページはタグで書く】
ソースを見ると、タグを用いて書かれていることが分かる。<>が開始タグ、</>が終了タグを示す。改行タグ、段落タグ、箇条書きの各項目タグなど開始タグのみで終了タグが必要ない例外はあるが、基本は、開始タグと終了タグで挟む構造。しかも、入れ子、式。ページの大きな構造は以下の通り。
<html> →ウェッブページを示す。
<head>
ページのタイトル(名前)例:ishii home page
ページ全体をコントロールする「スタイルシート」:上下左右の余白、背景色、文字色を規程。
</head>
<body>
ページの表示される部分
</body>
</html>
となっている。
【タグの一例】英語の頭文字
<style sheet> →背景色と文字色、余白などを決定できる。
<ol> ordered list→1.2.3....などと、順序付け(られた)箇条書き(リスト)
<ul> unordered list→・,・,・など、順序なし箇条書き
<li> list item →箇条書きの項目
【html講習@】
- Course N@viの添付ファイルをダウンロードして、各自のPCのデスクトップに置く。
- html講習.pdfを読みながら、確認の作業を行う。
- 全てのプログラム→ツール→TeraPadを立ち上げてタグを書く。
- html講習.pdfの記述例を実地する。TeraPad(テキストエディタ)に<html>開始タグを書き、右クリックでコピペして、スラッシュを追加して終了タグ</html>を作る。同様にして、その内側に(入れ子)<body>の開始・終了タグを作り、その間に「よっしゃ!」と記述。test.htmlと名前を付けてデスクトップに保存。htmlファイルをクリックするとInternet Explorer(ブラウザ)で記述が反映されている。
- 今後、TeraPadでhtmlを開いて、タグとテキストを記述し、上書き保存をし、ブラウザで更新(リロード)を行う。
【今日学んだタグ】
- <html></html> →Hyper-Text Mark-up Language、冒頭と最後に記載。「これはhtmlですよ」という意味。
- <body> </body> →ページに表示される部分
- <b> →"bold" 文字を太字に指定
- <font color="red"> </font> →タグに挟まれた文字・記号を"赤"に指定
- <title></title> →ページの名前を指定
- <h#></h#> →"headline" 見出し。#に数字(1〜6)を記入。数が大きいほど見出しが小さくなる。
- <p> →"paragraph" 段落。一行開けるを指定
- <br> →"break" 改行。文末に付けて、改行。入れ子にする必要がないので終了タグはない。
【zipファイルについて】
- ファイル名、フォルダ名は必ず「半角英数字」で付ける。名前の間にスペースを入れない。全角ひらがなの名前では大学のサーバーにアップロードできない。
- Course N@viで提出する際、メールに添付する際、フォルダは不可。そこで、フォルダを圧縮する(zipファイルにする)。フォルダを右クリックして圧縮でzipを指定。
【その他】
- TeraPadのメニューの表示で、80行で折り返す。行数を指示して効率的にコメント指導のやり取りができる。
- テキストエディタの中でタグの書き方やコメントなどを注釈タグで記述する。<!--これが注釈タグです。タグの書き方とかコメント、メモなどを他のメディアに書くのではなく、ここに書いて置ける。パワポのメモ欄のよう。ブラウザでは映らない-->
次週以降は、html講習の続きを行う。各自のゼミ論ページを作成しながら、講習を進めるので、作業保存用にUSBメモリなどを忘れずに持ってくる。欠席者は特に、本日の内容を自習し、分からないことは出席者に教えてもらうこと。
(塚原)
2018年7月17日(天気)
第14回授業
欠席者:1名(体調)
遅刻者:1名
本日は、前回の発表でのコメントを受けて、自主的に二度目の発表を行った。発表者は岩城君、田島、西川君であった。
【岩城君 発表】研究テーマ案「主権者教育を考える〜教育現場における選挙教育推進策〜」
目次:
- 研究動機−18歳選挙権、若者の投票率の低さ
- 概要−政治的関心、投票義務感、政治的有効性感覚の低さが原因で投票率が低い
- 問題の所在−政治教育アレルギー
- 社会的意義−政治リテラシーが必要
- ケース−スウェーデンにおける中立性を守った上での主権者教育
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 学校での主権者教育において多様な意見を確保するための具体的な方法とは? →教師は情報提供に徹する。
- 概要のスライドで、前回の内容から深まった。
- 問題の所在で、政治的中立性や69年通達があるが、戦後の民主化の流れのなかで、たとえばホームルームが設置されたりした。そうした学校教育の民主化から今日の18歳選挙権の制度化の背景まで、歴史を押さえる。
- 主権在民の再構築、シルバーデモクラシー、政治的リテラシー向上、とあるが、鵜呑みにするのではなく、理念を先行させるのではなく、教育に従事する教職員の研修発表とか、研究者の先行研究など、現場レベルから実態や課題を把握する。
【田島 発表】研究テーマ案「チケット転売行為を防ぐ〜オリンピックの空席をなくすために〜」
目次:
- 動機−「営利目的での転売を防ぐ」という前回のテーマから、社会的意義を見出す必要があるとの指摘から
- ケース−平昌五輪における空席問題
- 概要−これまでの対策を踏まえ、新たな転売規制対策の必要性
- 意義−多額の税金が投資されている五輪で空席をなくす。
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 社会的意義付けを明確にするために、五輪に支出や投資される都や政府の税金を調べる。
- 組織委員会や都などは、当然、関心をもち、対策など研究しているはず。マーケティングや経済学で先行研究がありそう。
- 転売や空席により、本来行くことができた人が行けなかった事による経済損失についても調べる。
- オリンピックに空席ができて何が悪いのか? →税金をかけて増席などをした意味が失われ、税金の無駄使いになる。
- モモクロのコンサートなどの公式サイトで、転売を防ぐサイトを運営する取り組みなどを参考にすると良い。
【西川君 発表】研究テーマ案「教育現場における働き方改革とその課題」
目次:
- 動機−前回の指摘を踏まえ、教育現場で起こっている問題をテーマに。
- 意義−教員不足の改善、無駄な業務を削ることによる教育の質の向上
- 概要−教育現場における過労問題
- 先行研究・事例−日本の教員は業務が多い。ICT活用による業務効率化
- 今後の方針−日本の教育現場における分業の成功事例
発表に対するコメント:
- 前回の発表より、研究したい内容が具体的になった。
- 部活指導問題が、メディアで大きく取り上げられている。
- 中学校か高校か、公立か私立か、と多様なので、研究のターゲットを絞る。
授業の最後に上沼先生から全員のそれぞれの研究テーマ案に対してコメントをいただいた。
次回の15回目は、試験期間中なので、まとめの期末課題リポートを仕上げてCourse N@viに提出する授業となる。
【レポート提出に関して】
- 提出先 course n@vi
- ファイル名 ゼミ論文研究計画書(姓).pptx
- □テーマ−副題−
- □目次
- 研究動機
- 概要
- 章立て(起承転結)
- 参考文献・リンク
(田島)
2018年7月10日(晴れ)
第13回授業
欠席者:2名(体調不良)
遅刻者:なし
今回も前回に引き続き、ゼミ論研究テーマ案の発表を行った。発表者は、黒田君、田島君、塚原君、西川君、西田君、藤崎君の六名であった。
【黒田君 発表】研究テーマ案「まちづくり−市民参加の実践」
目次:
- 動機-タイで生活した経験から、経済発展と伝統の共存(ビルと屋台)にどのような市民参加があるか関心を持つ。
- 概要−住民参加の程度を調査、住民参加を促進する政策を考察。
- 意義−街作り事業の連携が進み、より住み易い、総合的な視点が得られる。
- 事例@公園への住民参加(公園愛護会)、計画、整備、管理の各段階から住民参加のワークショップ。事例A横浜、豊中市など行政が技術面、資金面で支援。
- 課題−声は出るが具体性なし。市民の声をまとめる専門家の必要性、市民の自主性を行政が支援する形。
発表に対するコメント:
- 卯月先生のコミュニティデザイン論の講義をとるといい。
- 市民参加の先を考える。
- まちづくり協議会の事例
- 近代化と伝統の共存に興味があったようだが、実際はそれは市民参加ではなく利権や住民間の対立の産物という側面では。
- 各地の事例は、本当に住民参加といえるのか、参画の度合いを研究するのも一つ。
- 具体的な問題(迷惑施設の建設計など)や市民参加の事例がないと、漠然とした一般論になる。
- 理念が先行していて、それを具体的に考察し提言する現実に、事例に届いていない。
【田島君 発表】研究テーマ案「営利目的での転売を防ぐ」
目次:
- ケース−高級人形の買い占めと転売事件。外国人の福袋買い占め事件。
- 動機−転売が原因で野球のチケットが買えなかった。ネットで高額転売されていた。
- 概要−インターネットの発達による巧妙化。逮捕例もあるが適用が難しい。転売を容認するサイト。
- 意義−転売の仕組みを調べ、さらなる巧妙化に備える。東京五輪での転売を防ぐ。
発表に対するコメント:
- 意義が弱い(本当に社会的問題なのか)→ NHKクロ現のテーマになっている。→ 番組の議論を参考にとりあげるとよい(USJのネット監視、席をわからなくするなどの事例など)。
- 転売は詐欺でない限りは、個人間の売買で問題ないのでは?
- 会社にとっては損失でも社会的問題とはいえないのでは?
- 市場メカニズムは需給の指標のみで、本来は倫理的問題を問わない。悪意があるからと転売を禁止するのは、市場メカニズムの否定では。
- ネット売買を禁止するのは不可能では。
- 具体的なケースを特定しないと、議論が進まない。深まらない。
- 物の転売は中古品売買との線引きが難しいので、チケットに絞る。
- 過去のオリンピックやWカップなどのチケットに事例に絞る。
【塚原君 発表】研究テーマ案「大学を問い直す−現代の大学は何をできるのか−」(変更の可能性;高校までのキャリア教育?)
目次:
- 動機−大学で何をするか、将来「役に立つ」とは何か。
- 問題−大学は学問の機関⇔学歴・就職のため、とか企業の選考基準、というニーズのずれ、大学に来る目的意識がない。
- 意義−大学生、大学の質の低下、文系学部の縮小の流れ、無気力な若者、教育により学生の意識が改善すれば経済も上向く。
発表に対するコメント:
- 参考文献がない。
- 話が評論的(皆言っていることをまとめただけ)で、研究になじまない。
- 社会の常識や評論を疑う。
- 何に役に立つかわからなくても生きているのが実相。その人にとって何が役に立つか決めるのは不可能で、論じることに意味はないのでは。
- キャリア教育をテーマにしたいなら事例を調べる。
【西川君 発表】研究テーマ案「『選択』と教育−主体性と『できる』を伸ばす教育」
目次:
- 動機−教育ベンチャーでのインターン経験から、将来の夢が書けない、こどもや学生の多さ。テクノロジーの発展により既存の職業の喪失と、専門能力の必要性。
- 概要−主体性、正しい選択力、やるべきこと、できることを伸ばす教育
- ケース−中高の選択授業増加と単位制導入の是非
- 意義−やりたいことができる、若者のレベルの底上げ、社会全体の発展
発表に対するコメント:
- 自由にすると選択に失敗したり、勉強しないことを選択した学生のレベルは下がるのでは。
- 自由な教育や「できる」を重視する教育は多くの先行研究・議論があるので、佐伯胖、宮台真司などを読んでみるといいのでは。
- 海外の若者はやりたいことがある、というなら海外の事例を参考にするといい。
- やりたいことが選べるのは本当にいいことか?(一般に言われていることを鵜呑みにしない)
- 社会問題をなんでも教育で解決しようとする思考法は、アメリカ流だという本がある。教育に期待しすぎ。
- やりたいことがある、できるという海外でも、平和で良い社会とは限らない。
- 現状でも社会は回っているけど、本当に社会的問題か?
【西田君 発表】研究テーマ案「地方創生‐東京圏一極集中の是正‐」
目次:
- ケース−東京転入多い、地方の若者減少
- 動機−ボランティアでの経験、安倍政権の方針、東京オリンピックで集中深刻化の恐れ
- 問題−地方衰退、東京の少子化、首都直下地震など
- 意義−地方衰退を防止、東京の都市問題緩和
- 今後の方針-専門家の研究や政府の政策などを調査
発表に対するコメント:
- 首都集中は高度成長期からずっと続いている重要な問題で、首都機能の移転など様々な対策が提言されてきた。一般論を繰返すのではなく、どういう取組事例に、なぜいま着目するかを発表する。
- なぜ専門家の政策はうまくいかないか、を疑問とし、問題意識を持つ。
- ボランティア活動からの経験や知見は生かせないか?
- 参考リンクは最終アクセス日を書く。
- 新聞記事の場合、署名記事ならば記者の名前を、最初に書く。
【藤崎君 発表】研究テーマ案「電気自動車への転換」(日本国内のEV車のシェアを高める)
目次:
- ケース−英仏などのEV車推進、日本は明確な方針ない。
- 動機−エネルギーに興味があるが、原発は両極端な議論でやりにくい。自動車が好き。
- 概要−EV車は性能弱いが、世界の流れ。ハイブリット車からの転換が必要。
- 意義−温室効果ガスを減らす。自動車産業の強化→輸出力強化。
発表に対するコメント:
- そのテーマで具体的に何をどうやって研究・提言するかが不明瞭。
- EV車や燃料電池車のネックとして、燃料の補給場所があげられる。そういったインフラの面に注目してみるのも一つでは?
- アクセス日は最後に書く。
5限のゼミU、Vでは、前回に引き続き二年生の発表を行い、先輩方からのアドバイスを頂いた。まだ発表を行っていない人は、来週発表するので準備をするように。
また、来週のゼミTでは今回の発表で問題が多かった人の二度目の発表を行う。考え直さなければならない点が多かった人は、来週までに先生やゼミ生からの指摘を踏まえて自分のテーマ案・研究方針を再検討し発表に備えるように、と先生より指示があった。
(鈴木)
2018年7月3日(快晴)
第12回授業
欠席者:1名(部活動)
遅刻者:なし
はじめに、当日にゼミ論研究テーマ案の発表予定者は、プレゼン用ファイルを教卓PCのデスクトップに提出し、直ぐに授業が開始できる準備をするようにと先生からの指示があった。その後、事前に用意した配布資料を配布して、順次発表した。
【岩城君 発表】研究テーマ案「主権者教育を考える〜教育現場における選挙教育推進政策〜」
目次:
- 研究動機(18歳選挙権、若者の投票率の低さ、高校のときに書いた卒業論文)
- 概要(若者の投票率の低さ、その理由、民主政治の基本原理と日本国憲法)
- 問題の所在(政治的中立性→政治教育アレルギー)
- 社会的意義(主権在民の再確認・再構築、シルバーデモクラシー)
- ケース(スウェーデンにおける「学校選挙」)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 若者の低投票率が問題であり、その解決策に主権者教育がある、という論理には飛躍がある。前者と後者とは、どう関連するのか?
- 例えば、なぜ低投票率なのか、に関して通説はどうなっているのか、どういう議論や対策がされてきたのかを、まず明らかにする。
- その通説や、先行研究に対して、どこに疑問や異議を持つのか、が問題の所在。
- 18歳選挙権という制度化には、「政策の流れ」が収斂している。
- 参考文献や出典は、各スライドで略記で示し、参考文献スライドで詳細を明記する。また、スラッシュを使わない。
【木崎君 発表】研究テーマ案「コンパクトシティによる地方都市のインフラ・ライフライン改善」
目次:
- テーマ・概要(公共事業費のコンパクト化により、災害対策のされた生活圏の確立する)
- 動機(地震等の災害対策では耐震性工事の防災対策が進むが、2030年には築後50年経過した社会資本が半数以上になる、公共施設の老朽化に疑問)
- 社会的意義(災害対策と公共施設の老朽化の両方の改善)
- ケース(三重県の都市計画:「三重県まち・ひと・しごと創生総合戦略」)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 避難誘導策が不十分とあったが、避難の際に何を交通の手段にするのかを念頭に置いて誘導方法を考えると研究の道筋が出てくるのでは。
- 三重県と縁があるわけではないというので、説得力に欠ける一般論にならないか。他でもない木崎君がなぜ研究するのか、説得力のあるテーマやケースを再考する方が、研究や考察も深まる。
- 例えば、動機の文章には読点が1つもない。
【小迫君 発表】研究テーマ案「独身男性における社会的疎外について」
目次:
- はじめに(高校時代に貧困問題を研究、「ポリティカル・コレクトネス」や日本型雇用の崩壊の原因や再分配と格差拡大政策のジレンマに興味、性愛格差による社会的承認格差をさらに取り扱いたい)
- 動機(ここ近年で起こっている無差別殺人での共通点が「非モテ」「孤立」。そのような「無差別テロ」のリスクを回避)
- 社会的意義(「2042年問題」、男性のメンタル的問題)
- 概要(未婚化と低賃金化が少子化の最大要因である。旧来の男性像との乖離・疎外感をもたらすメンタル問題。日本の階級化社会、男性非婚化の衝撃。)
- ケース(ノルウェーの事例、北米におけるカップル文化)
- 課題(参考文献及び先行研究のさらなる発見、解決策・政策提言の作成)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 発表の際に主に参考にし、依拠した文献は?
- 確かに、文献が注目し提起する現象は、重要な視点であり意義があるが、ゼミ論では実際にどのようなゴールを設定するのか、どのようなアプローチをとるか。
- いろいろ分析してみた現象の、何を一体問題としなければならないのかが分からない。その文献は、何を政策提言として示しているのか。
- 例えば、独身の人はみんな犯罪を犯すリスクを持っているわけではない。
- スライドでのテキストが長い。
【繁本さん 発表】研究テーマ案「学校におけるいじめをなくすために」
目次:
- テーマ
- ケース(人間関係プログラムによるクラスの雰囲気の改善)
- 研究動機(教育方面に興味、昔から社会的に問題視、身近で考えやすい話題)
- 問題の概要(いじめの定義が広がったことによる、いじめ問題の増加)
- 研究意義(いじめに苦しむ子供たちを救う。ネットとの上手な付き合い方の提案)
- 研究の方向性(学校でのいじめに焦点を当てる。いじめの現状・原因・これまでに行われてきた対策の問題点や成功例を調べる。いじめを未然に防ぐことを重視)
7.参考文献
発表に対するコメント:
- 「いじめ」に関し論じた教職志望者向けの本が沢山発売されているので参考資料として活用する。
- いじめ対策は長年に及び多くの議論や資源が投与されて来ているが、未だに解決されない。具体的な成功例をたくさん調べ、そこから学び、広げる必要がある。
- 様々な担当者や組織の連携が不可欠となる事例。
- 統計数字ばかりの調査では、改善も解決もできないのでは。
【篠ア 発表】研究テーマ案「少子高齢化と観光政策」
目次:
- テーマ
- ケース(長野県松本市の観光政策)
- 動機(出身地が観光地かつ少子高齢化の進む地域。日本は観光政策の改善点が多い。)
- 概要(松本市の少子高齢化の現状、観光入込客数の減少とそれに対する松本市が提唱するスローガン:3ガク都・松本、今後の研究方針)
- 社会的意義(少子高齢化による地域経済の低迷を解決する。過疎地問題の解決。日本の観光立国としてのよりよい成長。)
6.参考文献
発表に対するコメント:
- 松本市は中央線の特急列車の終着点となっているため、行政とのキャンペーンによって解決につながるのではないか。
- 出生数、死亡者数のデータだけではなく、人口流出入のデータなどで論証する。
- 少子高齢化が進む地域では、観光産業のターゲットが高齢者になってしまっている。
- 出身地をケースにしたのは良い。松本市では、行政、住民がどのように課題とし、どんな取り組みがをしてきたのか、をまず調べて、研究のスタートラインにする。
【鈴木君 発表】研究テーマ案「選挙以外の政治参加(主に若者を対象に)」
目次:
- テーマ
- 研究動機
- 現状(若年層の投票率低下、民主主義の破綻、現役世代の参加の重要性?シルバーデモクラシー、若者の投票率を上げることに注目するだけでいいのか?、若者は本当に政治に関心がないのか?)
- 問題の本質(政治に関心のある若者は多いが自分の力で政治を変えられると思っている若者は少ない、選挙以外の政治参加方法を知らない→選挙離れへ)
- 意義(若者が政治に参加すれば現役世代の利益に、民主主義の再形成)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 論理の飛躍については、岩城君のプレゼンと同様。理念が先行している。
- 小さなコミュニティーにおいて、何が行われているのか、理念からではなく、実態を調べる。
- 「遊佐町少年会議」や「NPO法人わかもののまち静岡」など先行研究、事例からまず論文の「問題の所在」を考察する。
- なぜ「現状」に挙げたような事態が起こっているのかについて、理屈ではなく実態を事例を調べる。
次回も、引き続き、残りのゼミ生の発表を行う。
(篠崎)
2018年6月19日(晴れ)
第10回授業
欠席者:3名(体調不良)
遅刻者:なし
はじめに、出席者全員が各自のゼミ論研究テーマ案のパワーポイントを教卓デスクトップに提出した。その後、順次、配布資料を配って発表に入っていった。
【荒巻くん 発表】研究テーマ案「国産材の利用」
目次:
- テーマ・ケース
- 動機(自宅の近隣が奥多摩地域、花粉症)
- 概要(木材自給率が低下している、高齢樹林が増えている、森林放置により土壌流出やCO2吸収量の低下、花粉の飛散量の増加などが起きてしまう→ 東京都では「森づくり推進プラン」を行っている)
- 社会的意義(日本の国土における森林面積は多いため、森林の有効利用による効果は大きい)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 有効利用とあるが、どのように使われるのか。→ 地域の木材を建築などに利用
- 木材建築のニーズがあるのか?耐震性が求められ、国立競技場の例は特別だと注目を集めたのでは。
- 林業の後継ぎがいない、などの問題はどうするのか。
- 「森づくり推進プラン」は、作成・実施時期から前都知事によるプランでは。都知事が代わって、どのように評価されているのかがわからない。都以外の奥多摩など地元のほかの取り組み事例もあげるべき。
- 解決の糸口が見いだせないと研究しづらいのでは。
- 図やグラフを入れるときには、その下に出所を示すこと(参考文献スライドで詳細を書くので、当該スライドでは省略した形で構わない)。
- 参考文献の書き方で箇条書きの頭に「・」。
【伊藤くん 発表】研究テーマ案「日本の労働者不足の改善−外国人労働者と潜在的労働者の活用−」
目次:
- テーマ
- ケース(技術的職業、介護、建設、輸送、サービスの分野で人手不足)
- 動機(バイトでの体験、人手不足のニュース、失業率がなぜ下がらない)
- 概要(労働者不足の原因としては、少子高齢化による生産人口の減少、女性の潜在的労働力と就業率に差があることなど。一方、外国人労働者は拡大傾向にある。)
- 研究の意義(日本人の労働状況の改善に焦点を当てていくことで、日本のGDP増加や経済回復を目指す。日本人の労働者の効率的活用法の発見。)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 既に、外国人労働者の技能研修制度による一時的な受け入れ(若いうちに雇い、保険料負担などを避けるために年を取る前に国へ返す)に対する批判や、外国人労働者に頼るから日本はなかなか成長できない、との意見もある。
- ケースにあるような職種が人手不足なのは、そもそもそれらの職がいわゆるブラックと呼ばれるような厳しい環境の職種であるからではないか。
- 外国人労働者の技能研修制度については、ゼミ先輩が扱っているテーマであり、どこに追加する点があるのか。
- 女性の就業率低下には保育所不足という問題も絡んでくる。
- 最近の動向としては、ロボットやAIが導入され、その影響が出るかもしれない。
- 先行研究が多くあり、あまり目新しくない。
- 図が小さくて見にくいため、PDFで開けるようにするかURLを貼りページを拡大すると見易くなる。
- 配布資料にも、ヘッダーとフッダーをつける。
【内田さん 発表】研究テーマ案「食品ロス問題」
目次:
- 研究動機(アルバイトでの体験、貧困問題への関心、課題テキスト)
- 概要(1)〜(3)(年間646万トンのロス、ロスの原因としては賞味期限ルールや日付後退品問題、欠品ペナルティを避けるため余分に入荷していることなど)
- テーマ(地域×食品ロス削減×貧困撲滅)
- ケース(1)〜(3)(フードバンク、フードドライブ、おてらおやつクラブ
- 参考文献
発表に対するコメント:
- 参考文献の記述では、スラッシュを使わない。ページ名を「」で囲む。スライドでの字のサイズを大きくする、入らなければ2ページにする。
- 貧困問題解決につながり意義はある。
- 流通業界がフードバンクへの輸送を奉仕するなど、変わりつつある。無人駅で郵便局業務を行う、など、社会的課題解決に向けて様々な取り組みが始まっている。
- 海外での取り組みの事例を調べる。
【荻原くん 発表】研究テーマ案「2020年東京オリンピック開催後の跡地の有効利用〜湾岸エリアの再開発の手段として〜」
目次:
- 研究テーマ
- 具体的なケース(2012年ロンドンオリンピックを研究対象に。クイーンエリザベスオリンピックパーク。)
- はじめに:
- 研究動機(少子化とスポーツを関係づけるのが難しく、探した)
- 研究概要(都や国の構想が適切であるか。ロンドン五輪をモデルに。)
- 研究の社会的意義(都市機能の分散、スポーツの体験の場を作り新たな余暇の創出、オリンピックに使われる資金の有効活用)
- 参考文献
発表に対するコメント:
- ロンドンも大会施設を残したのか?→ ロンドンの場合、プールなどの施設は取り壊したが、陸上競技場は国際大会を誘致するなど活用。
- モデルをロンドン・オリンピックにしたのは、面白い。先輩のゼミ論では、フェアトレードを推進したオリンピックとして注目。
- ロンドンオリンピックに関する先行研究をデータベースなどで調べ、発表をしっかりする。
- 参考文献スライドの2ページ目、新聞記事については、執筆記者名があれば最初に記す。新聞紙名は記事タイトルの後で『 』。
次回11回授業は、ゼミU・Vクラスとの合同で菅平SH合宿を行い、12回授業から引き続き、ゼミ論文研究テーマ案の順次発表と講評を行う。
(繁本)
2018年6月12日(曇のち晴)
第9回授業
欠席者:1名(体調不良)
遅刻者:なし
ゼミ日記案について、当番は授業中にパソコン筆記でベタ打ちし、編集して、木曜日までにメーリスで回覧するよう、先生から要望があった。木曜日の夕刻にはアップロード作業をされるため。
また、早稲田大学のPC内にはキーボード練習のソフトが入っているので、ホームポジションが出来ていない、あるいは入力が遅い人は、10分でもタイピング練習を継続して上達し、ゼミ論執筆に活かすよう、先生から指導があった。そして、本日の当番としてタイピングの試技を披露した(右手がキーから浮いて不安定になっている、との講評)。
前回に引き続き、課題テキストの要約発表と質疑応答と講評を行った。
【発表 第6章「評価−効果の測定と活用−」】(担当者:内田・繁本)
質疑応答:
- 評価した後どのように改善されていくのか。→ ロジックから考察するのか、政策デザインから戻って考察するのか、で評価が変わる。
- 政策デザインをするときに、セオリー評価は事前評価とも考えられ、政策実施後でどういうことを狙っているかが具体的になり、また、論理的であるかという点検がプロセス評価で大事。
- どんなデータがあるか、これまでにどういう実施済の政策があるかも、事前事後ともに大事。
- 客観的な評価によって効果を検証できるようになり、次の政策デザインへと繋げられる。
【発表 第7章「公共政策をどのように改善するか」】(担当者:伊藤・藤崎・西田)
質疑応答:
- EEGDとはどんな意味か→ Expertire+Ethnicity+Gender+Geographyの略。
- 参考文献の書き方で、著者の次に(出版年)。
- ここでの政策分析、政策決定、政策実施の各々の改善とは、「inの知識」や「ofの知識」の活用であり、それらが変遷することによって公共政策学が発展する。
- 先輩達の課題テキストでは、暫くの間、わが国のNPO法の成立過程をモデル化した「ゴミ箱モデル」「政策の流れモデル」をテキストとして、政策科学の課題と手法を学んだ。20年前のNPO法成立は、時代背景として、阪神・淡路大震災など自然災害を機に盛んになった市民・住民の力と知恵(現場知)をこれからの社会作りに生かそうという流れがあった。また、低成長経済の下、公共サービスへの資源も限られた。更に、団塊世代が定年を迎えるに伴い、社会活動を通じての生きがいを作るというアイデアもあった。そうした「問題」、「解決案」、「参加者」、「政治」の流れが合流して、NPO法が作られた背景がある。
- 今年の課題テキストの学びが、どんな政策課題を自分の問題としてゼミ論とするのか、なるのか、愉しみである。
次回の授業では、自己紹介時の研究したいテーマの発表へのコメントや、先輩達の研究、そしてこれまでの課題テキストの学びを通じて、各自のゼミ論文研究計画案を、パワーポイントでプレゼンする。配布資料も作成し、用意する。(・テーマ ・ケース ・はじめに〈動機、概要、社会的意義〉・参考文献)
ゼミU・Vでは、前回に引き続き先輩たちの研究テーマ発表が行われた。
(小迫)
2018年6月5日(晴れ、真夏日)
第8回授業
欠席者:2名(両名とも体調不良)
遅刻者:なし
先生から当番の仕事に関し、教卓のパソコンの電源も入れ、映写用のノートPCの起動や切り替え用RGBケーブルの接続も行うよう指示があった。また、プロジェクターの調整も行う。
加えて、課題テキストの要旨発表に関して、課題テキストのプレゼン一巡後の、各自のゼミ論研究発表に生かされなければ意味がない。
【発表 第4章「決定−官僚と政治家の動き−」】(担当者:黒田・鈴木君)
質疑応答:
- 規制改革会議は審議会に分類されるのか。→ 審議会に属するのではなく、内閣が率先して行う会議である。
- 審議会に選ばれるメンバーの公平性が保たれる理由とは。→ 選ばれるメンバーの情報が公開され、世間に知られるため、公平な人選になるから。
- テキストの要旨発表を現在の社会の出来事と重ね合わせて、想像力を働かせ、その意味を考え、まとめていく、ピンダウンする、ことが大切である。
- 日本では、液体ミルクや優生保護法被害の救済など、超党派の議員立法もあるが、殆どが内閣提案や官僚による立法がメインで、与党の専門部会、政調会、総務会などでの法案の事前説明があり、族議員が活躍するところの理由である。
【発表 第5章「実施−霞ヶ関の意図と現場の動き−」】(担当者:西川君・小迫君)
質疑応答:
- 実施のデザインの政令や省令の具体例である、学校教育法施行令はどのような内容であるのか。→ 教科書や各種学校についての規定が記されている。
- 生活保護における組織間関係はどうなっているのか。→ 厚生労働大臣をトップの管理監督として、次に政令指定都市の市長・県知事が続き、最後に福祉事務所となっている。
- 具体的なイメージが持てない、わかない。省略的な説明が目立つ。具体的なイメージが持てるように、まとめる必要がある。
- 例えば、最近のニュースにあった児童虐待事件でも、同様に、現場の第一線職員らが連携をとり、協議して改善に当っている。発表者らは、テキストの事例だけでなく、こういう問題もあわせてまとめるとなお良い。
- テキストを形式的にまとめるだけではなく、身近な話題や事件、事例に関連させて発表することが必要なのである。そうした発表の姿勢が、社会の問題を発見するきっかけになる。
続く、5限のゼミでは、上級生のゼミ論研究についての発表と講評が行われた。
来週のゼミでは、引き続き、発表が行われる予定である。
(黒田)
2018年5月29日(晴れ)
第7回授業
欠席者:1名(体調不良)
遅刻者:なし
前回のプレゼンで受けた質問やコメントを反映し、再提出したパワーポイントについて、十分に改善されていないと先生からの指摘があった。ファイル名、同じタイトルの区別、図解とテキストの統合、参考文献の書き方など、コメントをしっかりとメモし、細かい所まできちんと修正する。
今回は前回に引き続き、課題テキストの要約のプレゼン・質疑応答を行い、テキストの理解を深めた。
【発表 第2章「問題ーいかに発見され、定義されるかー」】(担当者:岩城君・篠崎さん)
質疑応答:
- フレーミングのドメイン拡張など問題領域を拡張した場合、問題の分析も拡張して分析や政策の焦点が拡散するのでは →ドメイン拡張する場合は問題も拡張する。リフレーミングに3つの分類があるため使い分けられているのではないか。
- re+flame 枠組みを作り直す。少産少子問題だとフレーミングすれば、役割の固定化とか、性差別につながる、あるいは実態を捉えていないため、この問題設定であると理解が得られず、また十分な解決策につながらない。そこで、少子化問題にすることで実態に迫り、また支持を得て重大なアジェンダとして扱うことができる。
- このように事態や現象をどう言説・表現するのか・してきたのか、にフォーカスすることで、取り組むべき課題設定を操作し、問題分析・解決へとつなげることができる。
- 各自のゼミ論も、最初の「はじめに」で、問題の所在というが、何が問題なのか、なぜその問題を取り上げるのか、どんな社会的意義があるのか、を記述してファクトやデータなどで証拠立てを行うが、そこではこのフレーミングや言説表現が大変重要になる。
- 参考文献スライドでのリンクページは、設置責任者を明示し、次にページタイトル、URL、最終閲覧日を記載する。
【発表 第3章「設計−解決案を考える−」】(担当者:塚原君・田島君)
質疑応答:
- 本ゼミの卒論は、政策提言することが目標であるが、この章の解決案の設計とはそういう意味である。
- 社会状況の調査の図解で、たとえば「前例調査」は過去の政策や先進事例、「外部機関設置」は、民間シンクタンク、「専門者調査」は大学の先生や専門家、「意識調査」は世論調査やパブリックコメントなど。
- テキスト理解とは、ただまとめることではなく、想像力・思考を働かせて日常世界の事象に結びつけること。
- 問題解決の手段のスライドでは、貨幣量の供給、仮想通貨の影響、学部設置の規制緩和、国有地払い下げ、地震予知からハザードマップへ、などの事象に想像力を働かせる。
- また、ノーベル経済学賞を受賞した「行動経済学」は、人々の心理に働き掛けて政策誘導を図る貢献が評価された。
- 費用便益分析、現在価値の算出、リスク管理などは、「inの知識」。法案の設計・法律の構造は、「ofの知識」。
- スライドでは、文章の記述としない。短文でも、句読点を適切につける。
今回は、第2章と第3章の発表を行った。次回は、第4章以降の発表を行うため、第4章以降の配布資料を用意しておく。
(木崎)
2018年5月22日(晴れ)
第6回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
授業冒頭、教卓下の機材ボックスから不審音がでるトラブルが発生、先生がポータル・オフィスに連絡をし職員の方に対処を依頼した。先生曰く、問題を放置せずに、解決策を考えて行動することは、政策研究学徒にとっての基本姿勢でありルーティン。
今回は、各グループで作成してきたスライドをもとに、課題テキストの要旨プレゼン及び質疑応答を行い、テキストの理解を深めた。
プレゼン開始前に先生より、以下の注意があった。
- Course N@viに添付可能なファイルは、10MBまでなので、ファイルを右クリックしてプロパティでサイズを確認し、提出ファイルはそれ以下にする。
- ファイル名にはスペースではなく、また複数担当者氏名の間にはコンマもしくは中ポチを入れる。
- プレゼンを行ったときには発表者が日記メモをメーリスを流す(質疑応答やコメントを含み、最も理解しなければならないのはプレゼン者だから)。今回は、プレゼン者が複数人いるため、便宜上、当番が日記案を書く。メーリスで配信後、全員で確認する。
【発表 第1章「なぜ公共政策学か」】(担当者:荒巻君・荻原君・木崎君)
質疑応答:
- 規範志向における「価値・規範」の定義が曖昧で、詳しく説明が聞きたい。
→ 公共政策学が民主主義社会に基づいているため、政策の内容自体と形成過程を改善、発展させることが民主主義を促進する規範となる。
- 「inの知識」「ofの知識」 の「in」、「of」の意味と、相互のの関係がよく分からない。
→ そこまで考察が行き届いていなかった。
- 「自動化の選好」の「自動化」の意味は?
→ 調査や評価により政策の効果の分析を行うことにより、政治家の意向や利害を除いて、合理的な政策が自動的に決まると考えられた。
先生からのコメント:
- 同じ見出しのスライドでは、順番の番号などを付けて区別をする。
- 用語だけではなく、その具体例を添えて理解を促す。
- 政策の体系のスライドでは、テキストと図解とで分けたが、ひとつにまとめて図解する方がわかりやすい。
- 今回入っていなかった参考文献や、質疑応答、コメントを踏まえ訂正・改善したファイルを次週に提出し、Course N@viに保存する。
- 「inの知識」「ofの知識」、公共政策の規範志向と民主主義との関係について、戦後5,60年代の有色人種差別の実態と「公民権運動」、貧困撲滅を掲げた「偉大な社会」建設、反ドミノ理論に基づくベトナム戦争と反戦運動、などが背景にあり、そのようなことまで調べ、理解することがテキストの解釈である。
時間の制約上、今回は1グループのみの発表となった。次週は、第2章より発表を続けていく。いま一度、配布資料の印刷手順を確認し、今回レジュメを配布していないグループまでは次週までに用意する。
続く5限のゼミU、Vでは、先週に引き続き図書館職員による情報検索講習を行った。今回は、新聞記事や論文の探し方を教わった。先行研究を探し、研究テーマの「問題の所在」の意義を明確にする際に、また、学術的な参考文献の書き方に役立てていきたい。
(荻原)
2018年5月15日(晴れ)
第5回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
授業冒頭で、欠席した場合は、次の授業までに自習し、出席者に教えてもらうなどして、遅れを取り戻しておくように、との先生からのご指摘があった。シラバス通り、【プレゼン配布資料の印刷】と【輪読・要旨プレゼンの準備】を行った。
【プレゼン配布資料の印刷】
前回の自己紹介スライドのパワポを用いて、一人ずつ教卓のパソコンを使い印刷方法を実習し、1部を先生に提出した。
- メニューから印刷をクリックする
- ”編集を有効にする”バーをクリックする
- 印刷設定画面で、右のプレビュー画面を確認しつつ
- すべてのスライド、配布資料6スライド(横)型、グレースケール、で設定する
- 1ページに収まらない場合は、両面印刷を行う
- タイトルの右に置く(名前)は姓のみで統一する(1など余分な情報を入れない;混乱のもと)
- レジュメの配布資料を16+1(先生)=17部用意する
【輪読・要旨プレゼンの準備】
グループに分かれて、次週からのテキスト要旨プレゼンの打ち合わせと準備を行った。
プレゼンは1回の授業につき2章ずつ進めていくが、公平性を保つために全グループが次週にレジュメを提出する。
レジュメの作成を通して、課題テキスト『入門 公共政策学』を各自のゼミ論研究の進め方の指針とするように。
次週、5月22日第6回の授業からプレゼンを開始する。担当箇所の配布資料を16+1=17部印刷しておくこと。レジュメは、pptxファイルに「入門公共政策学○章要約(担当者姓).pptx」と名前を付けて保存し、当日教卓デスクトップへコピーする。
続く5限のゼミの図書館講習では、RefWorksで図書を探し、参考文献リストを作成して使い方に慣れた。
次週の図書館講習は、雑誌論文、新聞記事など検索するスキルを講習するので、事前に検索するべき雑誌論文や新聞記事など、準備してくる。
(内田)
2018年5月8日(曇りのち雨)
第4回授業
欠席者:1名(怪我通院)
遅刻者:なし
冒頭、コースナビに上がっている図書館ガイド&チュートリアルを受講しておくように先生から注意があった。図書館講習の予習・復習のため、全員視聴するように。済の赤印マークと学習履歴が残る。
今回は、次回の図書館講習の準備としてRefWorksのアカウントの取得を実習した。RefWorksへは早稲田大学ホームページ右上の「データ集」→学術情報検索をクリック→サイト左側の「RefWorks(文献情報管理ツール)」をクリック、といった手順でアクセスした。
RefWorkは卒業後も生涯使用できる文献情報管理ツールだ。RefWorksアカウント取得後、WINE、CiNii Booksそれぞれからの文献情報のエクスポート方法を学んだが、この時数名が正常にエクスポートすることが出来なかった(早稲田大学図書館に要確認)。
数回の試行の後、何とか全員エクスポートすることが出来たので、続いてRefWorksでのフォルダ作成による整理の方法と参考文献の作成方法を学び、実習した。参考文献様式の設定は「社会情報学」にすること。また、RefWorks利用後はログアウトを忘れないこと。
最後に、課題テキスト要旨発表の担当チーム割り当てを行った。方法は、各自が担当したい章を選び、調整した(欠席者についてはこの限りではない)。結果は、以下のとおりである。
【課題テキストプレゼンのアサイン】課題テキスト:秋吉貴雄(2017)『入門 公共政策学』中公新書
- 1章担当:荒巻君、木崎君、荻原君
- 2章担当:岩城、篠崎さん
- 3章担当:田島君、塚原君
- 4章担当:鈴木君、黒田君
- 5章担当:小迫君、西川君
- 6章担当:繁本さん、内田さん
- 7章担当:伊藤君、藤崎君、西田君
プレゼンは、グループワークなので、グループで協力して意見を出し合い、不明な箇所は調べるなどして、よりよい発表を目指すこと。
続く5限のゼミU・Vでは本日出席していた2年生のうち鈴木君までが、自己紹介を行なった。
次回は、プレゼン準備のグループワークの予定である。
(岩城)
2018年4月24日(曇りのち雨)
第3回授業
欠席者:なし
遅刻者:なし
授業冒頭で、当番の仕事を再確認した。
- 当番は、授業当日、6階のMCCに行き、管理ノートに必要事項を記入して、パソコン20台を借り運び入れる。教卓の鍵を回しONにし、右下のパソコン本体の電源スイッチを押す(起動するのに時間が掛かるので)。
- 学生のパソコン画面をスクリーンに映し出すことで、学生の進行状況を先生が確認できるように、学生のパソコン1台を起動して教卓のRGBケーブルに接続する。
次に、先生から、コースナビ上の図書館ガイド&チュートリアルを図書館情報検索講習の前に視聴しておくよう指示があった。ナビの「お知らせ」同様、確認や視聴の履歴が管理保存される。
続いて、3、4年生への自己紹介のためにパワーポイントを用いて自己紹介スライドを作成した。
【スライド作成実習の流れ】
- まず、パワーポイント2010を起動。
- 1枚目:トップタイトル「自己紹介」/内容「早稲田大学社会科学部 上沼ゼミ2年 氏名」
- 2枚目:ページタイトル「目次」
- メニューの挿入タブから「ヘッダーとフッター」を開き、設定画面のプレビューを確認しつつ、日付時刻(日付時刻は4月24日に固定)・スライド番号・フッターにチェックを入れ、「すべてに適用」をクリック。配布資料タブも同様の設定をする。
- 印刷ではカラープリンターがないのでカラー印刷にしないこと、また、白黒だと図中のテキストが潰れて見えないので、グレースケールにする。
- 発表資料の1枚に6スライドが入るように、6スライド(横)を選択。
- 次回授業までに、目次の内容も含め、一通り作成してくる。
- 終了時は上書き保存し、ファイルをUSBに保存、あるいはWaseda-netメールで添付して自分宛てに送信。
先生からのアドバイスとして、目次で全体の流れを示す、サークル等の所属コミュニティに関することをメインに書くのではなく自身の人物像が伝わるような内容を書く、写真や図を有効活用する、色調を聞き手の目に優しいものにする等々の指示があった。
最後に、コースナビ上の春休み事前課題本レポートの提出期限が4月末日なので、提出を完了して、5月の連休を愉しむように注意があった。
続く5限のゼミU、Vでは、前回に続いて3、4年生の自己紹介及び研究テーマの発表、テーマ選びのアドバイスを得た。
次回は、図書館講習のための準備と、課題テキストの要旨(レジュメ)発表担当決めを行う予定。
(伊藤)
2018年4月17日(曇のち雨)
第2回授業
欠席者:なし
遅刻者:1名(定期健康診断受診)
授業の冒頭の出欠確認に際して、4月12日発信のゼミ連絡メールへの確認返信の有無の指摘があり、今後、確認の返信メールを必ず出すよう先生から厳しく注意があった。関連して、欠席、遅刻・早退する場合には、ゼミ授業運営のため(開始時刻、欠席者への配布物・連絡、当番順序など)、メーリスに(プライベートの事情がある場合は、先生宛メールに、Ccに自分のメルアドへ)投稿する。また、メーリスで投稿する際は、欠席者等の名前・事由を明記し、ゼミ日記ページを公開する際は名前は不記載とする。
次に、TeraPadの説明を受けた。TeraPadは、テキスト(文字文章)エディタ・ソフトであり、他のメモ帳やワードパッドなどと違い、目盛や行数、ゼミ論ホームページ作成のタグの色つき表示などの機能がある。メニューの表示から「80字で折り返し」をクリックして使うと、行数を指定してコメントできる。これをゼミの標準ツールとするので、ゼミ日記などに使い、早く慣れるように。また、TeraPadは大学PC(windows7)に標準だが、Windows10などにインストールする際には、vectorのリンクからダウンロードできる(ただし、操作が不明な場合には、分かる人に相談)。
【ゼミ日記の書き方】
- すべてのプログラム→ツール→TeraPadで起動。メニューの表示から、80行で折り返すをクリック。
- メニューのファイル→「ゼミT日記日付(姓).txt」と名前を付けて保存。
- 日付、天気、授業回数、欠席・遅刻・早退者氏名(さん付け)、授業内容ポイント(Course N@viの講義概要をヒントにする)、次回の予定、末尾に( )で当番氏名、を書く。
- ゼミTクラスのメーリスに、メール添付で送信→各自、確認あるいは修正をメーリスに投稿する。
次に、これからの授業の進め方についての確認を行った。
次回からはプレゼンスキルのパワポ講習を兼ねて、自己紹介スライド作りを開始し、GW明けに5限の授業で発表を行う。また、その後の5限の時間ではゼミ論のテーマ選びと研究のための基本を正しく効率よく学習するための図書館講習を行うとの説明もあった。
この説明の際、図書館利用者が少ないことが判明し、急遽、中央図書館に移動。レファレンスコーナーで、職員の稲葉さん、ヤンさんから説明を受けたのち、二人一組でセルフツアーを行い、図書館の設備や使い方について一通り学び、特製クリアーファイルをゲットした。
図書館から教室に戻ったあとは、学術的文章の書き方について説明があった。
【学術的文章の書き方の注意点】
- タイトル、所属氏名など
- 起承転結により、文章を論理的に構成する。
- 段落の最初の文頭は、全角1字スペースを下げる。
- 引用は、カギ括弧「」で示す(しないと盗用だと思われるため)。
- 接続詞を入れる。
- 引用や要約したら、文末に()括弧で出典を表記する。
- 引用や要約する理由を書く。
- 引用箇所のページ数を書く。
- 最後に、参考文献・ウェブページの一覧を書く。
- 参考文献がwebの場合:ページ設置(責任)者名、項目タイトル、URL、アクセス(閲覧した)日付
- 参考文献が本の場合:著者名、『タイトル』(二重カギ括弧)、出版社、刊行年
- →詳細は、授業での図書館講習で学ぶ。
その後は、春休み事前課題レポートについて、
- 一冊につきA4で2枚程度書く
- 締切はGW前
- 一つのファイルにまとめて、後日設けられるコースナビの提出箇所に提出する
などの指示があった。
最後に、次回から自己紹介スライドの作成に入るので、使用したい人は各自USBメモリ等を持ってくると良い、と先生から説明を受けた。
続く5限の時間では、3.4年生の自己紹介や研究テーマ選びのアドバイスを聞いた。その中で、TeraPadが使えないmacを使っている人向けのテキストエディタの紹介もあった。
(荒巻)
2018年4月10日(暖かな快晴)
第1回授業
欠席者:なし
遅刻者:1名(列車遅延)
本日は、初回のオリエンテーション。例年通り、大隈銅像と大隈講堂を背景にして集合写真(日記トップ画像)の撮影をまず行う。荷物を教室において、MCCにて貸与された教室の鍵で教室を施錠して、階段の防災訓練ルートと一時避難場所の14号館前広場を確認しつつ、7号館のポータル・オフィスに寄り、大隈銅像前にて撮影。丁度、以前社学事務所の職員だった方に出会い、シャッターを押してもらえた。その後、全員でゼミ運営上必要な事務所〜ゼミロッカー室〜MCC室など巡回して、ゼミ当番の手続きを確認し、帰室した。その後、610ゼミ室にて大学貸与ノートPCの利用方法や約束事の確認を行った。
- 610教室に集合。コースナビで出席確認後、貴重品だけ携行して教室を施錠し、大隈銅像前で、ゼミT日記のトップ画像用に集合写真を撮影。
- 3階の事務所奥のカウンターでゼミロッカー室の鍵貸借の手続きを教わり、1階のゼミロッカー室でプレゼン資料作成の方法の説明を受けた。
- 資料作成者は、3階の事務所にて学生証を預けて、1階のゼミロッカー「2番」の鍵を借り、ロッカーのゼミ用コピーカードを利用して、室内の2台のプリンターで必要部数(ゼミTは17部)を作成し、コピーカードをロッカーに戻して施錠して、3階事務所にて17時までに返却。きちんと鍵をかける・私物は置かないなど、ロッカーの利用規則に留意。
- 次に6階のMCC室に行き、貸与PCの貸借場所を確認。春学期は、ゼミ前の3限が利用したノートPCを使い、5限終了後に台数を確認してケースに整理整頓し、MCC室に返却。後期は、受付ノートに必要事項を記入し、ノートPC20台を受け取り教室に運ぶ。教卓の卓上の鍵は、今年度から常備されたので、教卓上の鍵をONにし、教卓右下のパソコン本体の電源スイッチを押して入れる。起動に時間がかかるため。
- 4限開始前に、各自、PCを取って起動させる(床の電源コンセント蓋やコード配線に注意)。
- 授業開始まで、各自、メールチェックや、授業・研究に必要な作業を行う。
- 無線LANの接続を済ませ、リボン→すべてのプログラム→ツール→TeraPadを起動させておく(当番は日記用メモを、他のゼミ生は備忘メモをとる。ファイル保存は、目立つデスクトップを保存先とし、タイトルと日付(姓)を付けて保存。後で、メール添付で自分宛てに送信するか、各自のUSBメモリーを保存先に指定)。
- USBフラッシュメモリは、忘れ物や紛失が多い。個人情報が漏えいすれば個人、大学に対する責任・賠償問題になる。本体(メーカー、色)やパスワードの管理、個人情報の扱いなど、紛失リスクの想像力を働かせて、日頃からセキュリティ動作を習慣にすること。個人情報は保存しない。持ち歩かない。USBメモリのコンテンツは必ずバックアップをとり、紛失に備える。紛失に気づいたら、7号館1階のポータル・オフィスに届け出る。
- 終了時には、無線LANの切断手続きをし、USBを安全に外し(シャットダウン後でも安全)、シャットダウンする。その後コインでコンセント蓋をきちんと閉じ(躓いたり、蓋を破壊することがないよう)、PCとアクセサリー袋をケースに整理整頓して、机イスの片付けをし(職員や次回利用者のことを想像する)、当番は教室内を一巡して点検する。
- 当番他は5限のゼミ終了後、借用したノートPCを返却する。
- 数日以内に日記案(「ゼミT日記・日付」(姓).txt)を2年のメーリスに添付して送信する。
- メールのアドレス帳にゼミML、担任アドレスを登録し、テストメールを送信。受信確認を行う。メール画面の左上のアイコンのIがヘルプで電子利用マニュアル。学生版を選択し、例えば、「gmailの他のアカウントへの転送」と検索。
- メール送受信の作法(件名、本文での宛先、挨拶、名乗り、用件、終了の挨拶を簡潔に、改行と段落を作り見やすく)に留意。送信する前に必ず読み直し、推敲する。メールの控えCCをとり、文字化けや送信先、添付などのミスがないかチェックする(ゼミメーリスではCc不要)。
- 欠席遅刻の事前もしくは事後連絡。無断欠席は厳禁。プライバシーが必要な連絡はメーリスでなく担任宛てメールを使う。
- 春休みの事前課題レポートの提出は、4月末を予定。後日詳細。。
5限の3,4年ゼミでは、年間スケジュール(合宿の日程を含む)や授業の目標や進め方などを確認し、1分間スピーチで先輩たちとの軽い自己紹を行った。
次回から3,4年ゼミでの自己紹介プレゼンに向け、パワーポイントの作成実習に入る。
(担任)
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