このページは、上沼教授の「社会科学基礎演習」のゼミを受講して、私が抱いた感想をまとめ、また授業内容を紹介するページです。
●以上三つの教科書を授業で学んできたが、私が個人的に一番興味深かったのは、最後の「地域通貨を知ろう」である。それは、他の二つが扱っている内容が、外観的枠組みもしくは理論的なことが中心にであるのに対し、地域通貨の内容は、自分にとって現状が抱えている問題の解決手段のひとつとして提示されている点が私にはなじみやすかった。
授業の中心となるのは、教科書の内容をパワーポイントにまとめたものを、授業時に発表するという形である。毎回の授業にて、翌週までに作成すべき課題が与えられる。
授業内容 | |
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4月 | ガイダンス・パワーポイント講習 |
5−7月 | 課題製作@(民族とは何か) |
10−12月 | 課題製作A(構造主義とは何か) |
1−2月 | 課題製作B(地域通貨とは何か)ホームページ作成 |
このゼミでは、発表という場が課題作成の目的として機能していたと思う。課題を作成するために、自然と教科書を熟読することになる。なぜなら、まとめるためには、その内容が自分で理解で来ていることが必要になってくるからである。このことが、考えながら読むという姿勢が私に身についたと思える。また、授業での発表は、各ゼミ生が同一課題を発表するために、自分の作る課題との相違点が見えやすいと思う。それぞれの持つ視点が分かってくる。ただ、一週間という期間で、掘り下げられる範囲には限界を感じた。授業に意欲を持って継続して望むことの難しさを感じた。