研究テーマ:農業の会社化
早稲田大学社会科学部2年 糸永 真志
研究動機
近年、日本の食糧安全保障が大きな問題となっている。
このままでは食料危機が起きた時、日本中の食糧が消えてしまうのではないかと危惧される。
現に、中国とでは食糧の争奪戦が始まっている。さらに今後、ロシアやインドなどの新興
国の食糧需要が爆発的に増えることが予測される
日本の食糧自給率がここまで深刻になった原因の1つに、戦後の農地改革がある。確かに
小作人が解放されたことによって封建的な制度はなくなった。しかし、農地が細かく分割
されてしまったことにより農家が零細化してしまったのである。
アメリカのような広大な国土がある国ならばそれでもいいのかもしれない。しかし、日本の
ように国土の小さな国では農家の体力が減っていくだけなのである。
そこで戦前のような大規模農業を行うことができ、かつ非封建的な農業経営を実現するため
に、「農業の会社化」というモデルを思いついたのである。
章立て
- 第一章 農業の法人化
- 第二章 自営農業の限界
- 第三章 農業の株式会社化
- 第四章 農業株式会社化の問題点
- 第五章 農業の会社体系の完成
参考文献リスト
- 神山安雄 『あなたにもできる 農業・企業のしくみ』 日本実業出版社 2006
- 高木 賢 『農地制度 何が問題なのか』 大成出版社 2008
- 岡 光夫 『近世の日本農業』 農山漁村文化協会 1981
Last Update:08/12/15
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