章立て
- 第一章 市町村合併の現実
- 第二章 地域の実例
- 第三章 合併特例法においての問題点
- 第四章 地域政策
- 第五章 まとめ
第一章 市町村合併の現実
市町村合併とは
市町村の分割・分立・合体・編入をいう。地方分権に対応して基礎自治体の財政力の
強化や住民の生活範囲の広域に対応している。
●賛同点●
- 住民の利便性の向上
- サービスの高度化・多様化
- 重点的な投資による基盤整備の促進
- 広域的観点に立ったまづくりと施策展開
- 行財政の効率化
- 地域のイメージアップと総合的な活力の強化
小さい村に多額の地方交付税が使われている。都市の住民の税金が非効率的に使われ、都市住民の暮らしを圧迫している。だから、市町村合併をすすめる必要がある。
●批判点●
- 住民発議で合併に誘導する制度はあても、合併の是非を問う住民投票が制度化されていない。
- 財政難ゆえの合併にもかかわらず、合併後の議員の給与が上がっているところもある。
- 合併後の市町村の名称が歴史的な地名を無視したものになっている。
- 県の面積に匹敵した巨大な市が次々と作られている。
- 各市町村の思惑が絡まりあい、いびつな飛地が多数発生している。
まるでジグソーパズルを組み合わせるように、県が合併の組み合わせモデルを提案しています。県内の大半の自治体では、首長が「合併ありき」「合併はやむをえない」と十分な検討もされずに進められようとしています。
参考文献
Last Update:09/1/27
miho tanaka