facebook
〜プライバシーの視点から〜

社会科学部2年
政策科学研究ゼミナールI
武藤 健太


研究動機

  情報社会といわれている現代 情報を得る上で最も手っとり早い方法はSNSをみることである。facebook,twitter,mixiなどが若者を中心にはやっている。学生にとってはNO SNS NO LIFE  と言っても過言ではない程である。ヒトは外からの情報に影響されるものである。

 そこでそのSNSを通して人はいかに影響されているのか? について研究したいと思いました。

章立て


第一章 facebookの現状

  そもそもSNSとは広義には、社会的ネットワークの構築の出来るサービスやウェブサイトのことをさす。 ソーシャル・ネットワーキング・サービスの主目的は、人と人とのコミュニケーションにある。
友人・知人間のコミュニケーションを促進する手段や場、あるいは趣味や嗜好、居住地域、出身校、「友人の友人」といった自身と直接関係のない他人との繋がりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供している。 ソーシャル・ネットワーキング・サービスのビジネスモデルは大きく分けて「広告収入モデル」「ユーザー課金モデル」「他サイト誘導・連動モデル」が成立している。 SNSは2003年頃アメリカで相次いで誕生し、検索エンジン大手のGoogle社が「Orkut」というSNSを開設したことで話題になった。草分け的存在の「Friendster」や、登録資格を大学生に絞り人気を博した(現在では一般にも開放)「Facebook」、世界最大のSNSに成長した「MySpace」などが有名。日本でも2004年頃からサービスが始まり、日本最初のSNSと言われる「GREE」や、会員数500万人を超え社会現象ともなった「mixi」が有名である。登録資格を絞った特定分野限定のSNSなども数多くあり、最近では自分でSNSを開設できるソフトウェアなども公開されている。 最大の特徴は実名登録を基本としていること。出身地、居住地、生年月日など、ユーザー本人の情報を登録するので、個人情報をネット上にオープンにすることになるのです。  

   

  

 

第二章 個人情報の広がる範囲

  SNSにかける時間 facebookに登録することができる項目は趣味、出身校、住んでいる町、交際している人、など40項目以上にも上ります。 Facebookの友達100人だとすると、友達の友達は10000人です。 その友達の友達に自分の個人情報が「友達かも?」のページで明らかににされるということである。 また、facebookに自分の写真を載せると、本人のしらないうちにその写真と個人情報が流出してしまう。 googleで個人の名前を検索するとその人の写真、住んでいる町などの情報が簡単に検索することで手に入れることができるようになる。

第三章 SNSとビジネス

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まず、商品についての行動でどのメディアを利用するかを複数回答で問いかけている。
行動は、「商品を知る」「商品の内容を理解する」「商品を購入後、その商品について誰かに伝える」の3パターン。メディアは「TV」「雑誌」「新聞」「ラジオ」「ネット広告」「ブログ」「SNS」「それ以外」の8種類になっている。  
「商品を知る」では、「TV」が72%とダントツトップ。次いで「ネット広告」が58%、「雑誌」が58%と高い割合を占めている。「ブログ」は37%、「SNS」は24.7%とそれほど高くはない。  
「商品の内容を理解する」では、「ネット広告」の46.7%、「雑誌」の45.3%が比較的多くなっている。「ブログ」は30.7%、「SNS」は21.3%であり、「商品を知る」よりも割合が低くなっているのだ。  しかし、「商品を購入後、その商品について誰かに伝える」では、「ブログ」が64%、「SNS」が54%と目立って多くなっている。  ブログで商品の情報を知る場合はブログやSNS以外のメディアが使われるが、利用後のリポートとしてはブログ・SNSを積極的に活用していることが分かる。逆に考えれば、利用した結果をブログに書いても、ブログからそのような情報を得ている人は少ないということになり、そのバランスが今後どのようになっていくかが、企業がブログマーケティングを行う際の注目点となるだろう。  調査では最後に、ブログやSNSに掲載されている広告をクリックしたことがあるかどうかが問われ、「よく クリックしている」「たまにクリックしている」「広告は見るが、クリックはたまにする」が合わせてブログで48.7%、SNSで41.3%と半数近くを占めた。ブログとSNSとで比較すると、SNSのほうが「広告自体、ほとんど見ない」の率が、ブログが14%なのに対して22%と高いことが分かる。  広告を配信している企業としては、まずはクリックしてもらうことが重要視されるのであり、今後、どのようにクリック率を上げていくのかが鍵となるかもしれない。

第4章 SNSとプライバシーとその危険性

@銀行口座の「秘密の質問」はFacebookで推測可能 英国の男が、隣人が Facebook に投稿した個人情報からパスワードを推測して、彼らの銀行口座から 35,000 ポンド (約 55,000 ドル) を盗み出すことに成功しました。 (中略) そして Facebook や Friends Reunited (英国大手の SNS) で得たヒントをもとに、記念日、最初に通った学校の名前、母親の旧姓などの本人確認のための質問への答えを推定して入力します。

youtubeより 「facebookの危険性について」:

http://www.youtube.com/watch?v=d6gmWvcJZ1g

 

  

参考文献