地域衰退を克服するために
社会科学部 上沼ゼミ2年
佐藤雄太郎
研究動機
日本では1960年から1970年にかけて高度経済成長が起こり、急速な経済発展を遂げた。
しかし、それと同時に地方の農村などで暮らしていた若者の多くは都市圏に流出し、地方の大幅な人口減少が発生した。それから約50年がたち、人口減少が顕著な地域は過疎地域とも呼ばれ、今後の地域存続も危ぶまれている。
現在日本中でも様々な地域で、人口流出や少子高齢化などによる地域の衰退を食い止めようと多くの活動が行われているようである。
このような地域ではどのような取り組みを行い活性化を図っているのか。
自分は出身地が「地方、田舎」といわれる長野県だということもあり、県内の地域を中心に調査しこれからの地域の活性化について考えていきたい。
章立て
- 第一章 過疎地域とは
- 第二章 国内の地域の取り組み
- 第三章 長野県飯山市の取り組み
- 第四章 長野県小布施町の取り組み(まちづくりの視点から)
- 第五章 地域活性化、存続のための政策提言
研究概要
現在メディア等でもよく耳にする過疎地域とはどのような地域のことであり、
どんな問題が発生しているのか。また過疎地域とまでは言われなくても、地方には若年人口が減少し今後の存続に不安を持つ地域がたくさんある。このような地域の現状を明らかにし、そのうえで活性化のためにどのような取り組みを行っているかを調査する。まず、国内の地域が行っている取り組みをいくつかピックアップし、その次に地元である長野県の地域(飯山市、小布施町)についても調査することでこれからの地域の活性化、存続への手がかりについて考察する。
参考文献
- 山下祐介 『限界集落の真実 過疎の村は消えるか?』 ちくま新書 2012年
- 川向正人 『小布施 まちづくりの奇跡』 新潮新書 2010年
- 過疎問題総合研究所(アクセス:2012/04/14)
- 長野県飯山市HP(アクセス:2012/04/14)
Last Update:2012/4/14
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