定年が間私の祖父母は農業を営んでいたこともあり、私にとって農業とは身近なものであった。しかし私の父は手伝いこそしているものの農業だけでは食えない現実もあり専業農家にはなっていない。このように日本の農業は後継者不足が深刻だ。その結果耕作放棄地も多くなってきている。私は、田んぼや畑に囲まれて育ったこともあり、式によって姿を変えるその風景のよさや、そこで作られたもののおいしさを知っている。これらをなくしたくはないと思った。また政治的問題として、耳にするJAグループ。本当に農家のための組織となっているのか怪しいところがある。しかしそのポテンシャルは相当高く、戦後の農業を支えてきたノウハウもある。この組織が本当の意味で農家のため日本の農業発展のために力を発揮するとなればきっと日本の農業はよくなると思い研究を始めた。
2-1 日本の農業の課題
食糧自給率がカロリーベースにして約39%とほかの先進諸国より著しく低い。また農家の高齢化と後継者不足が深刻でそれに伴い耕作放棄地も増えてきている。また農家の平均年収は他業種に比べて低く、それも農業が弱い原因である。
2-2 JAの問題点
農業部門で大きな赤字がありそれを金融部門でカバーしている状態。昔のままの形態で今の時代への適応に遅れており改革が促されている。
Last Update:2017/3/27
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