小学校での情報教育の重要性
−高度情報化社会のネットトラブルより−
上沼ゼミI
社学2年 小宮山蓮

「タイトル」出所:いらすとや
章立て
- はじめに
- 高度情報化社会である現在
- 児童のネットトラブルの概要
- 情報教育の実情
- 今後の情報教育の展望
1.はじめに
現在、世界的にインターネットが普及し、今まで見ないほどに情報が世の中に溢れている。そして、そのような現状が加速度的にとても速い速度で進んでいる。このように加速度的に進んでいる情報化によって、インターネットを介したトラブルが年々増え続けている。そのため、このような現状を受け、情報化に対抗するべく情報教育の重要性改めて考える必要がある。
このことから、本稿筆者は、初等教育における基礎的な情報教育に注目し、調べて考察したい、と考えた。
2.高度情報化社会である現在
現在、日本は加速度的に進む情報化によって、社会に大量の情報が溢れている。日常的に情報社会に晒されているのである。そして、このような今までにない情報化という現状を受け、様々なネットトラブルが起きている。
ネットトラブルに収まらず、犯罪へとつながってしまう場合もある。特に、未成年におけるネットトラブルは事犯へとつながってしまうことが多い。
警察庁のホームページによると、SNSに起因する事犯は18歳以下の児童において、年々増加している。つまり、このことから、未成年の人々もSNSをはじめとするインターネットに触れる機会が増えたことがわかるのである。生活とインターネットが切り離すことができなくなってしまっているのである。
このような現状で、日本は情報教育の徹底が必要不可欠となってきている。
総務省の「内閣府の調査*(9歳以下の子供を持つ保護者対象)によると、ケ゛ーム機、スマートフォン、 学習用タフ゛レット、子供用携帯電話のほか、何らかの機器て゛インターネットを利用している子供 は約4割。そのうち、一人て゛操作することか゛ある子供は7割を超えている。
内容は、 動画視聴(85.4%)、ケ゛ーム(65.8%)、知育(30.4%)の順に多く、平均利用時間は60分 程度となっている。インターネットを使わせていると回答した保護者の4人に1人か゛ 「注意してもインターネット をやめない」と答えており、インターネットを巡る問題は低年齢化の一途を辿っているようて゛す。」という。
つまり、インターネットなどの利用が9歳以下、初等教育を受けている児童で増えている。そのため、加速度的に進んでいる情報化の中で、特に初等教育時における基本的な情報教育が必要なのである。
それは、未成年、特にまだ初等教育を受けている児童ですら、SNSなどのインターネットを活用する時代となってしまっているからである。このようなメディアリテラシーの低い児童のSNSなどのインターネットの利用がネットトラブルへとつながってしまうのである。
これを受けて、早急な教育改革が求められているのが現在の状況である。
3.児童のネットトラブルの概要
情報化社会となっている現在、児童のネットトラブルの被害が急増している。特にSNS、ソーシャルネットワーキングサービスに関する問題が多く起きている。
ここでは、具体的な、児童のネットトラブルについて述べる。最も多く起こるトラブルは「ネットいじめ」である。SNS上での誹謗中傷や仲間外れなど、ネット上での友達の間でのトラブルが起きている。顔が見えないというSNSの特徴が気軽な気持ちでのいじめを起こしてしまっている。これが、最悪の場合、人の死にまでつながってしまったケースもある。また、知人の間だけでなく、インターネット上の関係が原因となって、大きな犯罪に巻き込まれてしまう場合もある。例えば、インターネット上で知り合った知人と実際にあったときに、性被害に遭ってしまうというような凶悪な事件も起きてしまっている。
このように、ネットトラブルは、身内間のものから、他人まで及ぶもの大小様々あるが、とてもたくさん起きていて、凶悪なものにまで発展してい舞うことがある。このようなネットトラブルの被害から児童を守るためには、早期からの徹底した情報教育が必要である。特に、初等教育時の教育の基礎をしっかり固める必要がある。
今後の方針
ここまでで、情報教育の必要性が読者に伝えることができたので、今後は、具体的な数値をもとに、どの段階でどのような情報教育が必要であるのか、というような具体的な内容まで踏み込んで行きたい。
文部科学省の教育の方針に関わる資料や総務省のネットトラブルの実情などの資料から具体性の高い研究をしていきたい。情報教育が求められている中で意味のある研究をできるようにしたい。
参考文献
Last Update:2021/01/31
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