兵庫県伊丹市における地域復興
−副題−
早稲田大学社会科学部2年
上沼ゼミナール
籾 美吹

「たみまる」
(伊丹市マスコットキャラクター )
出所:伊丹市の紹介)
章立て
- はじめに−研究動機と意義
- 伊丹市の現状
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第1章 はじめにー研究動機ー
はじめに、兵庫県の伊丹市を対象として活性化させるために研究を行う動機について述べる。
本稿筆者の出身地である伊丹市は、他の市町村に比べると、現段階では、それほど問題を抱えているようには思えない。しかし、将来を見た時に問題は生じる。
例えば、人口の話を挙げると、平成7年から生産年齢人口がピークを迎えて減少傾向にあり、年少人口は一貫して減少傾向にあるにも関わらず、65歳以上の老年人口は増加を続けている。このままでは、将来人口ピラミッドの形が「つぼ型」となりかねない。
また、伊丹市の「脅威」としては、人口減少の他にも、それに起因する経済市場の縮小や、空>き家の増加、単身世帯の増加、地域の繋がりの希薄化などが挙げられる。
このままでの伊丹市では衰退は仕方がなく、住みにくい街になることが目に見えている。本稿筆者は、自分の故郷である伊丹市を「脅威」から守るために、研究を行うことにした。
研究動機;問題の所在;何を問題とするのか、また、なぜ問題なのか、誰に対してか;研究することの社会的意義など
第2章 伊丹市の現状
伊丹市は、2020年1月1日における総人口は198,518人、面積25,09?と県内では比較的小さな市である。
伊丹市は、兵庫県の南東部に位置し、地形は全体に平坦で、東部に猪名川、西武に武庫川という2つの大きな川が市内を南北に流れている。
また、大阪国際空港(伊丹空港)がある町としても知られる、空に近い町である。その他にも、古くは白く濁った「にごり酒」が造られていたが、伊丹の地で現在の透明な日本酒「清酒」の発祥の地ともなっている。
そんな伊丹市の「弱み」は、生産人口・年少人口の減少、老年人口の増加、自然滅への移行、東京への転出超過、低い市外在住者の認知度、などである。
伊丹市の年齢構成を見ると、第1章にも記載した通り生産年齢人口・年少人口が減少しており、老年人口が増加傾向にある。
そのような「弱み」が原因で「脅威」が生じている。
第3章 今後の研究方針
本稿筆者は、大阪や神戸への交通利便性の高さや空港立地、活発な市民活動などの「強み」を活かして、流入人口の増加をはかり、自然滅による人口減少を防ぐことが重要だと考えている。
そのためには、子供から高齢者まで、全ての市民が安心安全な社会で暮らすことのできる施策が必要である。安心安全な社会とは、高齢になっても健康で生き生きと暮らすことができ、若い世代にとっても未来への安心を感じられるような社会のことである。
これを目指すために現在の課題や先行事例をもとに解決策を考えていきたい。
参考文献
- 伊丹市の紹介「
市制施行80周年オリジナルロゴ」http://www.city.itami.lg.jp/shokai/tamimaru/1564129997239.html
(最終アクセス日:2020/12/23)
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Last Update:2020/12/23
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