このページは、上沼先生の「社会科学基礎演習 公共政策入門」のページです。今年の演習について紹介します。
今年の演習では、「どうして郵貯はいけないの」「日本国の研究」「規制緩和という悪夢」という3冊の本を使用し、レジュメの作成を通して公共政策について学ぶとともに、コンピューターを利用しての発表において必要な技能の習得を目指しました。
この演習の特徴は、何と言っても公共政策というテーマのほかに、コンピューターという大きな柱をもう一つ持っていることでしょう。その基本的な進め方は、
第1週 | 第2週 | 第3週 | 第4週 | |
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4月 | 春休み | 顔合わせ、演習について | 教科書決め、コンピューターの使い方 | みどりの日 |
5月 | 「どうして郵貯がいけないの」1章 | 1章、インターネット | レジュメの作り方、PC文書の書き方 | 図の作り方 |
6月 | 文書の装飾、クリップアート | 2章 | 2章 | 3章 |
7月 | 4章 | 郵貯についてのまとめ | 夏休み開始 | |
9月 | 夏休み終了 | 秋分の日 | 「日本国の研究」1・2章 | |
10月 | スキャナの使い方 | 3章、研究室でお茶 | 創立記念日 | スキャナの使い方、4章 |
11月 | スキャナの使い方、5章 | 6章 | ホームページの作成、「規制緩和という悪夢」1章 | 休講 |
12月 | HPの作成、2章 | 3章、HPの作成 | 4章、HPの作成 | 冬休み |
1月 | 冬休み | HPの作成 | HPの作成 |
まずはレジュメとはどういうものか、その体裁・内容など書き方について学びました。始めはただの文章の要約状態でしたが、それなりにレジュメらしく書くことができるようになったかと思います。公共政策についても、私たちの郵便貯金が財政投融資という形になって、援助あるいは補助金としてどんな影響を与えているのか、規制緩和の是非などについて学びました。
レジュメを書くにあたって必要な文書の書き方を中心に、メール・インターネットの使い方という初歩から、スキャナの使い方、下のようなイメージの作成、そしてこのHPの作成まで幅広くコンピューターを使うことができるようになりました。
登録者がとても少ないため、公共政策について熱く議論する、などということはありませんが、規模の小ささをフルに生かした授業だと思います。すべて基礎からきちんと教えてもらえるだけでなく、試行錯誤しながら実践・挑戦して行く楽しみもある授業です。大変な部分もありますが、いつもの大教室の授業では味わえないものを得られると思います。